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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

星港旅情'17~ Singapore Photographic Tour'17~②

さて、今週も前週に引き続き10月初旬のシンガポール旅行からのハイライト、二回目をお送り致します。

まず恒例の行程のご紹介ですが、到着二日目、10/6の晩は、いったん宿に戻って装備を置き、このところ夜間専用と化している感無きにしも非ずのX-Pro2にF1.2のハイスピード玉を付けて、MRTで宿の在るアルジュニード駅からクラークキー駅に向かい、そこで散策しながら、週末のお祭り騒ぎと云うか、無国籍的などんちゃん騒ぎを野次馬目線で撮影し、再びMRTで最寄り駅まで戻って、駅前の地元民各位御用達の旨くて安いフードコートで晩飯を戴き、宿に戻り、翌10/7はまたブランチを食べる都合も有ったので、いったんオーチャード通りに出て、写真も撮らず高級飲茶「翡翠小厨房」で豪華ランチを戴いてから、当日の撮影エリアその壱、アラブストリ-トに向かうべくMRT経由、ブギス駅へと移動、そこで残暑?もものかわ、1時間半近くも粘り強く撮影し、しかるのち、昼間のマーライオンにまだ挨拶してなかったっけな?とかふと思い、ラッフルズプレイス駅経由、マーライオン公園まで移動し、スコールに中断されるまで撮り続け、雨が小降りになってから、雀のお宿ならぬ、マーライオンのお宿ことフラートンホテル近くのカフェお茶して日暮れ前に宿に戻った、というのがその日の行動。では二日に亘る行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、6年前に初めて来た時とはルートが若干異なった上、このエリアのイルミネーションも前にも増して大がかりかつどぎつくなっていたので、若干戸惑いましたが、M8と銀塩機しか持ってこなかった前回に比べ、今回はX-Pro2という夜景には滅法強い相棒と一緒でしたから、風景を撮るにはあまり向いていない50mmクラスのハイスピードレンズで場所を色々変えたり、構図を工夫したりして、何とかクラークキーの入り口の夜の艶やかさを表現しようと苦心した一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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二枚目のカットですが、さっそく少々毒々しい色使いでライトアップされた橋を渡り、クラークキーのレストランなどが所狭しと軒を並べる通りに足を踏み入れてみると、まさに老若男女、様々な人種・国籍の人々が、それこそ灯りに誘われる昆虫の如く、それほど広くはないアーケードの真ん中に広げられた屋台のような物販店などを冷やかしたりして、飛び交うあまたの言語を耳にしていると、まさに"異国の夜の夢"という実感を得たので、目の前の様子を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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三枚目のカットですが、橋を渡る前から、法令に厳しく秩序維持第一の厳格法治国家とは思えないようなPAの凄まじい音量で流れてくる、ドイツ民謡?のような調べを耳にしたので、人の流れとも合致する、音源の方に歩いて行ったら、広場のようになったアーケードの集合点みたいなところに特設ステージが設けられ、そこで、オクトーバーフェストと思しきイベントで、ステージ上のチロルの民族衣装みたいなコスプレしてた芸人さん達が、ノリノリで歌舞音曲の類いを演じていたので、警備スタッフに話つけてステージ袖から何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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四枚目のカットですが、同じく、クラークキーのオクトーバーフェストみたいなイベントで、ステージを撮り終えて、警備スタッフにお礼を述べて帰ろうかと思った矢先、ステージ下の各客席テーブルの間を、ミュンヘン辺りの飲み屋の小姐みたいなコスプレした中華系の小姐が精一杯の笑顔で酔客の好き勝手な繰り言聞きながら健気に営業活動やってる様子が目に付いたので、警備スタッフに会場で写真撮ってもイイかと聞いたら、止めたってみんな云うこと聞かないよ、と二つ返事でオケー貰ったので、客席とドリンクをサーブする通路脇をキープして何枚か撮った内の一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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五枚目のカットですが、同じくオクトーバーフェストみたいなイベント会場から、警備スタッフとフロアマネージャみたいな黒服前掛けの兄ちゃんが話してたので、一応、お礼だけ述べて立ち去ろうとして、ふと横向いたら、なかなかポロシャツにジーンズ、そしてお揃いの前掛けが決まっている、ポニーテールの白人の女給さんのきれいな横顔が目に付いたので、出がけの駄賃に一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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六枚目のカットですが、夜が更ける毎にテンションも益々上がっていって、シラフではとても気恥ずかしいようなオクt-バーフェストの会場を後にする時、客席の後ろを静々と歩いて立ち去ろうとしていた刹那、ステージ方向を眺めてみれば、後ろに近い客席の白人の小姐が相当出来上がっちゃったみたいで、ステージやテーブルの上のジョッキなどをスマホンで撮りまくり、ツイッターかなんかで現場中継宜しく上げていたので、その様子を通りすがりに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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七枚目のカットですが、クラークキーの一帯で心行くまで写真が撮れた、というより、プラプラと写真撮りながらほっつき歩き回っていたら、時間も21時近くにもなってしまったため、晩飯の心配も出て来たので、そろそろ安くて旨いフードコートがあまた位置する最寄り駅に戻るべく、それでもそのまま来た駅から帰ってしまうのも芸が無いので、心地良い夜風に吹かれながら河岸伝いに下流のラッフルズプレイス駅までは写真撮りながら歩こうと思い、河岸のベンチで対岸の灯りを横顔に受けた、いたいけな若者達の姿を撮ったうちの一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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八枚目のカットですが、翌朝は冒頭述べた通り、ブランチするだけ、と硬く心に決め、つい撮影に夢中になって昼時を過ぎて人気レストランに入れなくなるのを予防した結果、途中出会ったシャッターチャンスを何回も見逃しても、「翡翠小厨房」にて、香港と比してもそれほど高いとは思われない点心類を戴いてから、そそくさとMRTに乗り、その日の最初の撮影エリア、ブギスのアラブストリートに向かったのですが、アラブストリートと云いながら、ざっと見て、インド人が半分弱、中華系が三分の1程度、残りがマレーシアないしインドネシアムスリムにパキスタンかバングラのイスラム教徒というカンジで、如何にも中東から来ました的な人間には遭遇しなかったのですが、ヒンズー寺院と道教の廟みたいな施設が立ち並ぶ付近の屋台の花屋の小姐店員さんがカンジ良かったので斜め後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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九枚目のカットですが、同じくブギスのアラブストリート奥のヒンズー寺院前の歩行者天国みたいなエリアに立ち並ぶ献花用の花を商う屋台の花屋には、概して信心深いのが相場である年寄り連中ばかりでもなく、それこそ、セントーサ島のウニバーサルスタヂオ辺りにカポーで遊びに行った帰りのような風情の若い人々も、極自然な雰囲気で立ち寄って花束やら線香を買い求め、しかるのち、ヒンズー寺院かその隣にある道教の廟みたいなところのどちらかに入って行って、その宗派の決めた様式に則って参拝していくのですが、そのうちの一名の小姐のお姿を収めてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、この日というかちょうど彼の地に滞在していた期間中、何某かのヒンズーの祭礼期間だったらしく、この翌日、出発前に立ち寄ったチャイナタウン奥の大きなヒンズー寺院でも盛大な行事を目にしたのですが、ここアラブストリート奥の寺院付近でも、広場にテーブルを沢山並べた無料のランチお振る舞いみたいな会場が有って、順番を待っていた老若男女の列に、如何にも人の良さそうな家族連れの若いヲヤヂさんの姿を認めたため、声かけて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

Spore17_028.jpg
十一枚目のカットですが、よくよく考えてみれば、日本国内は勿論、国際都市と呼ばれる香港でも上海でも、釜山、ハノイでも、民族衣装に身を包んだインド人を頻繁に見かけることはあまりなく、記憶をたどれば、バンコク駐在時代にインド人街が有って、そこに民族衣装来たインド人店員さんがあちこちに居たので、休みのたびに写真を撮りに行ったのを思い出したくらいで、実はなかなか珍しい光景ですから、集団ランチが終わって、気分も開放的になったのか、路端会議の傍ら、ハイテンションで電話などをかけまくるインド人婦人連のお姿を近くから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

Spore17_029.jpg
十二枚目のカットですが、寺院通りでのスナップもそろそろ飽きてきたので、まさにカオスの形容詞がぴったりのアラブストリートのブギス駅方面へのアーケード内でも撮ろうかいな、とか思い、駅方面へ歩いていたら、かなりカラフルな色彩の人力車。それも上海やバンコクやハノイ辺りでよく目にする自転車と荷台というか搭乗台が一体化した三輪タイプのリキシャではなく、何とサイドカータイプの変わったヤツで、しかも後ろに気の利いたセリフなんか書きなぐってあったので、面白半分に一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、寺院のあるエリアから大通りを挟んで反対側のビルの間を縫うように設けられたアーケードは、かつての上野のアメ横とか、那覇の平和通りの奥の方みたいなカンジで、何故か薄暗い照明になっており、それとは正反対に個々の店舗は店内と云わず、商品と云わず、思い思いの照明方法で煌々とライトアップしており、スナップをするには、必ず何処かの商店の灯りが届く範囲でないと、ストロボでも焚かない限り不可能に近いので、注意深くシャッターチャンスを探りながら歩いていたら、練り物屋の店頭で、かなり美形のインド人小姐がいかにも頑固そうな中華系のヲヤヂに根切交渉なんか始めちゃったので、これ幸いにと人垣から顔出して一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、薄暗くて人混みでごった返すアラブストリートのアーケードを通り抜け、反対側のビルの袂にあるMRTの入り口に向かおうとしていたら、地図も見ず、前を向いて足早に歩く工房主を地元民と見間違えたか、さっき写真撮ってたヒンズー寺院と道教の廟みたいな施設が立ち並ぶエリアへの道を聞いてきたので、彼らの地図をもとに親切に教えて上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、ブギス駅から程近いラッフルズプレイス駅でMRTを降り、前回と合わせれば、10回ではきかないマーライオンパークへの道を辿る・・・つもりだったのですが、出口を点対称で180度間違えてしまい、アジア文明化博物館の入口前の出口に上がってしまい、ぐるっと回ってマーライオンに逢いに歩いて行こうとしたのですが、今回も怪我の功名、健気にも時間があるたびに顔を出す日本からの観光客に気を使ってくれたのでしょうか、結婚式の記念撮影をしている一行に遭遇し、カメラマンの機材点検の合間に一、二枚撮らせて貰ってイイか?と聞いたら快諾して貰えたので、ポーズ撮って貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、博物館の敷地を出て、フラートンホテルの前の河岸沿いの道を通ればマリーナベイに繋がる幹線道路に当たり、その下をくぐる河岸沿い歩道経由、マーライオンの背後に出られるのですが、橋の下は昼なお薄暗く、潮風が心地良いため、いつでも2~3組の若いカポーが石造りの柵というか低い塀みたいなところにちょこんと並んで座り、所在なさげにぷらぷらと足を揺らしたりしながら、時の移ろいを愉しんでいるのですが、今回は一組ぼっちでこれが背後の赤い花の咲いた緑の植栽をバックになかなかイイ画になったので、通りざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

Spore17_034.jpg
十七枚目のカットですが、この日は撮影途中でスコールが来て、結局、先ほどの橋の下の歩道の柵と云うか塀みたいなところに一時間以上も座ってやり過ごし、また降られても困るので、陽が暮れる前に帰ってしまったとは、最初に述べた通りなのですが、着いてすぐの時は陽射しも良く、世界各国からの老若男女の観光客が今や「世界三大がっかり」から町ぐるみの尽力で脱し、今やアジア屈指の観光ランドマークへと飛躍したマーライオンの前後左右で写真を撮っていて、広東省辺りからやってきた小姐軍団が自撮り棒や手を駆使して記念撮影しているさまを傍から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

さて、次回は最終回、出発前日というか、夜行便の出発前の昼間にせっせと枚数稼いだ、オーチャード通りのプラナカン建築通りから、今回、実は昼間は訪れるのを忘れるとこるだった中華街からのレポートをお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/10/22(日) 16:28:33|
  2. 旅写真
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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