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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

星港旅情'17~ Singapore Photographic Tour'17~③

さて、今週は三週に亘ってお送りする10月初旬のシンガポール旅行からのハイライト、最終回をお送り致します。

まず恒例の行程のご紹介ですが、9日の深夜1時50分発の日航機で帰国することになっていたので、実質的最終日である8日は少し早めに起き、宿自体のチェックアウトは12時とのことだったのですが、10時半前にはチェックアウトし、荷物まで夕方まで預かって貰うこととし、最後にオーチャード通りの「翡翠小厨房」でランチを食べた時に気になっていた「松發肉骨茶」を食べてから、撮れるだけ撮ろうと考え、まずはMRTでオーチャード通りに向かい、そこでランチ挟みで1.5時間強くらい滞在し、しかるのち、またMRTでチャイナタウンに向かい、ここで、途中雨宿りも含め2時間くらい滞在し、ちゃっかりこんと職場や実家への土産なんかも買い込んで、撮るだけ撮って、まだ日暮れまでには気が遠くなるくらいの時間があったので、雨上がりのマーライオン公園で、この国の守護神に永の暇乞いでもしようと、地図でみたら案外近い、マーライオンまでチャイナタウンから歩いて行って、周辺で記念撮影に勤しむ世界各国からの老若男女の様子などをスナップし、前日寄ったローカルの茶店があいにく閉まっていたので、スタバでお茶しながら時間調整し、宿のあるゲイランにいったん戻って、荷物を受け取り、MRTでチャンギ空港に離陸から6時間以上も前に入って薄ら寒いラウンジで時間潰してから夜行便乗って帰って来た、という次第。

ではさっそく、当日の行動に沿って、逐次実写結果を見て参りましょう。

カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り優先AEでの全コマ開放撮影です。

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まず一枚目のカットですが、当日は朝早くから断続的に雨が降っていたようで、宿を出た時はたまたま上がっていたのですが、第一目的地であるオーチャード通りに着いてみると、ここでは直前まで降っていたようで、歩道の至る所が濡れて、ところどころに水たまりのようなものも出来ていましたが、それでも地元民各位はそんなの慣れっこで、慌ただしい日常の中の休日を精一杯楽しもうと、通りを闊達に行き交っていたので、その様子を特徴的なショーウィンドあるデパ前で一枚撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、流行の最先端のように形容されることも多い、ここオーチャード通りですが、何とその真ん中辺り、地価も東南アジアでは一番高そうなエリアに、二階建てのプラナカン建築様式のみが建ち並ぶ通りがあるのは、到着二日目にレポ-トした通りですが、その時は、奥まで行ってみようとは思わず、入り口から100mかそこらの店舗が多いエリアで何枚か撮っただけで撤収してしまったのですが、何せ最終日は夜中の1時50分の二時間前、即ち11時50分までは何とか時間潰さなければならず、またその一方、三日目午後遅くのマーライオンパークでの降雨、そして当日も空模様が怪しい状態だったので、撮れる時に枚数を稼いでおきたいと思い、奥まで歩きながらかなり入念に撮ったのですが、店舗が無くなり、住宅だけのゾーンに入ってすぐの個人宅前に咲いた熱帯植物の様子を一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、中国文化圏固有の建築様式らしく、台湾の老街でも、上海の水郷でも良く見られる、家と家の軒下を繋いでしまい、あたかも道側が開放された軒下の長い廊下のようになっている長い長い通路を奥へと向かって歩きながら、各戸の特徴的な玄関回りや、そこから見える道の反対側の景色などを撮っていたら、既に奥まで行き着いて戻ってきたのか、鼻歌加減の白人一家が、器量良しの小々姐を先頭にこちらに向かって歩いてきたので、立ち止まって一枚戴き、挨拶などして別れた時のもの。

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四枚目のカットですが、プラナカン建築通りのだいぶ奥地に来た頃、一軒の家の前の植栽と軒の間に目をやると、苔むした古木の枝から、おそらくは竹と思われる木製の筒に、元はカラフルな幾何学模様が施された風鈴或いは呼子みたいな物体が吊り下げられており、それが、長い時間、南国の太陽や雨風に晒されて、イイ案配に色も褪せたカンジが心惹かれるものがあったので、プラナカン建築の軒先をバックに至近距離で一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、奥まで辿り着き、また反対側から長廊下みたいな軒下の様子をところどころ撮りながらオーチャード通りの方に向かって歩いて行ったら、10月初旬とはいえ、さすが南国の太陽、透水性のタイルの水分は殆ど消失し、白っぽい色調に変わっていましたが、また新たなお客さんとして、ゲコゲコ聞こえる中国語、おそらくは広東省辺りからの観光客と思しき若い小姐を交えた一家が賑やかにやってきたのですれ違いざまに一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、オーチャード通りのMRT駅からチャイナタウンに向かい、地上に出たは良いが、またしてもスコールに捕まってしまい、駅から商店街に出るところにある高くて巨大なアーケードの屋根の下の石の階段の隅に腰掛け、行き交う人々を眺めながら30分以上も時間を潰し、やっと上がってきたので、まずはアーケードのすぐ近くのお店で土産物を買い揃え、しかるのち、カメラをバッグから出して通りに出てから、雨上がりの商店街の街並みをバックに行き交う人々の様子を撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、後から分かったことなのですが、当日は、中華街奥のシンガポール最大級のヒンズー教寺院で、裸祭りみたいな行事が行われていて、それを観たり、応援したりするため、中華街があたかもインド人街であるリトルインディアに乗っ取られちゃったみたいな状況になってて、それでも雨で客が全然来ないよりはマシという雰囲気の華僑たちの店の前で親子で腕自撮りやってるインド人親子の姿が目に留まったので、声かけて、シャッター押して上げる代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、雨上がりでまだ人通りもイマイチの中華街で、白人観光客にしてはかなり珍しく、一人で自撮り棒なんか片手に、あちこちで立ち止まっては記念撮影し、おそらくはツイッターかインスタかなんかにリアルタイムに上げてるという面白い小姐を見かけたので、目の前で自撮りしてからSNSに上げるのを待って、声かけて中華街の街並みをバックに何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

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九枚目のカットですが、ブギスのアラブストリートでも、リトルインディアでも気づいたのですが、ここシンガポールのエスニック地区は、目抜き通りからちょっと入ったところの建物の壁面に、かなり洒脱な落書きというか、今風の壁画が描かれているところが結構な数あって、それも、欧米のガイドブック、ないし、ネットの旅行記で紹介されているのか、記念撮影スポットと化しているのですが、ここでは珍しく人気が無かったので、奥で一服する兄ちゃんを借景に一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、中華街奥のヒンズー寺院のイベントは男性だけが演者のようで、妻子はその間、無聊を託つほかないようで、買う気があるか否かは推し量るよりありませんが、かなりの数のインド系の女子供が華僑の営む土産物屋とかヂューススタンドの店先にたむろしていて、目の前でも軒から吊るされた色とりどりのキッチュな品物の数々を手に取って熱心に物色していたので、その様子を横から一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、せっかくのチャイナタウンではありますが、日本では大きなヒンズー寺院などなく、仮にあったとしても、宗教的行事は異教徒にはオープンにはしていないでしょうから、奥の寺院でどんな行事が行われているのか、帰る当日と云うこともあり、好奇心はムクムクとアンダマン海上の積乱雲の如く心の中に沸き起こり、あわよくば写真でも撮らせて貰おうと思った時にはすでに歩き出しており、程なく人混みでごった返す寺院の前に着いたら、既に先客の中国系観光客やら白人の一家が思い思いのカメラで殆ど裸ん坊のインド人男性の群れをニコニコ笑いながら撮っており、それでも一応、近くの整理員と思しきご婦人に撮っても良いのか?と聞いたら撮りたいのか?と反問され、イエスと云ったら、腕を引っ張られて至近距離で好きなだけ撮れ、と連れて来られた入り口付近の画。

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十二枚目のカットですが、それでもやはりチャイナタウン、それも世界に名高いシンガポールの中華街にやってきたのですから、野次馬精神剥き出しで、当たるを幸いにインド人ばっかり撮っていたら、この街を築いた華僑各位に失礼に失礼に当たると思い、何か特徴的なものを、と思い、前回同様、中華街の遥か彼方にそびえる真っ黄っ黄の薄型高層中華風味ビルをバックに異国情緒たっぷりのヒンズー修行者のコスプレを愉しむインド人男性が歩いてくるところを撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、チャイナタウンにも何故か、大陸からの観光客が回遊するようで、きれいな北京語をしゃべる麦わら帽子の小姐とその愉快なお友達と思しき、お揃いの人民解放軍払下げみたいな国防色のTシャツを着込んだ二人組がいきなり視界に現れ、何も言わず目の前で同じ建物を撮り始めたので、おいおいどういうメンタリティーしてんだ、コイツらは?とか思いながら、中華街に真正中国小姐二名登場、しめしめという思いには勝てず、後ろからそっと一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、中華街ではもうゲップが出るくらいに撮ったので、実は歩いて行ける距離にあるマーライオンパークでも最後に訪問しようと、方向を見当付けて歩き出したのですが、とにかく、この小さな都市国家の何処にこれだけのインド人、しかもヲッサン達が居たのかと思うくらい大量のインド人男性が歩道上に溢れ返り、それがお揃いの黄色ないし、オレンジがかった色の衣装を身に纏っているのですから、ブキミなポケモン大集合にも見えないことはないと思い、その一種異様な通りの様子を撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、チャイナタウンからマーライオン公園のあるラッフルズプレイス界隈までは直線距離で1キロ程度なのですが、そこはそれ、見るもの全てが物珍しいシンガポールの通りをテクテク歩いての移動ですから、いつもの大手町やら丸ノ内、有楽町界隈の1キロとは所要時間は全然別物で、何のかんの、見たり撮ったりで30分以上も掛かっての移動となり、文明化博物館近くのビルの谷間にこれまた面白げなオブジェが向かい合って建てられていたので、そのお見合いみたいな状態を一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、博物館の周りを通って、マーライオン公園に隣接するフラートンホテルの前まで来たら、何故か英国植民地の高級ホテルではお約束になっているかの感アリアリのロールスロイスがエントランス前にこれ見よがしに置かれており、その前で通りすがりにしっかりちゃっかり借景記念撮影しているインド人一家が居たので、これまたちゃっかり横から一枚戴いたもの。

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十七枚目のカットですが、今滞在三回目のマーライオンとのご対面を果たすべく、当日最後の訪問エリアとしてやって来ましたが、世界三大がっかりから脱却して以降、あいも変わらず、世界各国の老若男女に取り囲まれ、飽きもせず、24時間、各人思い思いの記念撮影に付き合って上げている、心優しいシンガポールの守護神の前で、嬉しそうに嬌声を上げてポーズに余念がない、韓国からの小姐達を入れての一枚。

今回の感想でしたが、うーん、シンガポールは遠いですが、それでも楽しい・・・しかも、お金があれば有るなりに、もちろん、お金をそれほどかけずにも、コンパクトな観光名所を回り、好きなだけ撮って、安くて旨いフードコートで満腹し、安くても快適で利便な宿で心地良く惰眠を貪ることが出来る・・・また来年も訪問したいですね。

さて、次週はまたしても修行に出掛けるため一週スキップ、その翌週は驚異の新レンズ開発レポートか旅レポ行きます、乞うご期待!!
  1. 2017/10/29(日) 19:56:49|
  2. 旅写真
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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