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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Going back to Hanoi'18 ①

さて、今週のご紹介は予告通り、二週間のスキップののち、3/21から24まで二年ぶりに出掛けていたハノイから、新相棒のLeica M(TIPO240)とこれまでの主力機X-Pro2による街の様子や出会いを二週に亘ってお送りします。
まず、簡単な行程紹介ですが、3/21(水)の10時成田国際空港発のベトナム航空機で14時半過ぎにハノイ郊外のノイバイ国際空港に入り、そこから欧米のバックパッカー達の間では既に有名になった"86番"バスで市内に移動、しかるのち、地図上では今回の宿に最も近い筈のメリアホテル前のバス停でげ下車し、簡単な地図と今回で4回目ということもあって、旧市街地の土地勘はそこそこありますから、えいやっと見当を付けて歩くこと30分弱で、何とか無事に宿に着き、チェッキンし、荷物置いてから、日暮れまで旧市街をスナップして歩いたのが初日。
そして翌日は、ホテルで出される朝飯食べたあと、滞在三日目に予定していたハイフォン往復のための鉄道キップ購入のため、ロンビエン駅まで歩きながらスナップ、お昼をまたホテルそばの何回か使ったことあるローカルレストランで食べてから、旧市街地と新市街地の境目辺りにある、戦争博物館を久々に見学したかったので、途中、線路沿いに暮らす人達の様子をスナップしながら博物館まで歩いて移動、見学後、隣接する史跡も見たかったので、どんどん北上するも入場ゲート見つからず、仕方なく、東西を走る幹線道路との交差点に建つアーミーホテルでお茶して、いったん宿に戻り、一休みしてから、ば晩飯兼ねて夜景スナップに出掛けたのが二日目、といったところです。
では、当日の行程に沿って実写結果を見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズは1~9枚目がVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph. classic、10~17枚目が、Leitz Elmarit28mmf2.8三代目、撮影条件は全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、空港からのバスを降りて、だいたいの方角の検討をつけて歩き出し、たぶん前の常宿の在ったエリアだろうと、北へ抜ける道を探していたら、つい最近出来たであろう、歩行者オンリーの散歩道の両側に本屋が建ち並ぶ、なかなか雰囲気のイイ小径を発見、そこを通り抜けようと思ったら、あちこちに据え付けられたベンチで若い人々や家族連れが歓談に打ち興じていたので、宿についてから撮影開始のつもりだったのを、すぐにカメラを取り出し、手近な女子大生コンビと交渉してモデルさんになって貰ったもの。

Hanoi18_002.jpg
二枚目のカットですが、書店街?を通り抜け、北西方向に進んで行くと見慣れたホエンキエム湖~ハノイ大聖堂周辺の雑多なエリアに近づいたことを思い出し、急に懐かしさと、安堵感がこみ上げ、速足だったのが、だいぶ、周囲を見渡す余裕も出来、通りに面した食堂の軒先のテーブルで細工物に夢中の兄妹が目に留まったので、傍らの主婦連?で歓談に打ち興じていたオモニに声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、さて、宿に無事チェッキンし、荷物を置き、カメラ一台と財布、パスポート、スマホンだけという超軽装備で旧市街のスナップに出掛けて早々、これまでの常宿と今回の宿とは100m程度しか離れていないので、路地の隅々まで知り尽したエリアですから、撮影ポイントは熟知しているので、白人旅行客がたむろする安宿街を流していたら、路上で寛いでいたうちのサングラスお男が目ざとくライカに反応して、ヘイ!みミスター!とか声かけてきたので、なーに!?と返事したら、二人撮っておくれよ!ということだったのので、ぢゃいくよ、と一枚戴いたもの。

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四枚目のカットですが、まさに連鎖反応とはこのことで、二人と軽くジョークのジャブをかまし合い、お勧めの安レストランの情報交換なんかして別れたら、その斜め向かいのカフェで一部始終を見ていた白人カポーの兄ちゃんの方が、日本から写真撮りに来たカメラマンなら、我も撮っておくれよ、といいうことで、奥からなかなか眉目麗しい恋人を呼び出し、二人で決めポーズとって貰い、1枚撮ってみみたもの。

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五枚目のカットですが、路地から抜け、大聖堂に面したそこそこ通行量の多い通りを、まずは夕暮れのロンビエン鉄橋を撮る目的で、市場通りを抜けながらそこも撮ろうと考えて、ホアンキエム湖方面へと北東に歩き出したのですが、何せ二年ぶりのハノイ、同じようなバイクの量でも、上海、北京、そして台北では曲がりなりにも信号は機能し、交通整理の警官も居て、更には交通マナーという概念はそこそこ根付いていますが、ここではそんな甘っちょろい枠組みなどはなから存在せず、弱肉強食、早い者勝ちの交通戦争を動体視力と反射神経、そして動物的な勘で乗り越えないと道路の向こうのコンビニに水買いに行くのにも半日かかってしまいそうな状況なので、なかなかリズムに乗れず、ただ茫然と行き交うバイクの群れを撮ってみたもの。

Hanoi18_006.jpg
六枚目のカットですが、やっと道を渡る間合いを掴み、時には先を行く現地人や白人バックパッカー達と臨時の護送船団を組んで渡ったり、或いは大胆にも家族を渡らせようと体を張って流れを停めようとしている家族連れ白人の父親の横を堂々とすり抜けたりと、臨機応変、融通無碍に道を歩くすべをた体得し、辿り着いたのがホアンキエム湖の周回道路、ふと、とある木陰に目をやると、桃井かをりの若い頃みたいな雰囲気のローカル小姐が店舗前の樹に繋がれたままの食用犬?チャウチャウの頭を撫でながら、何か話しかけていたので、卒爾ながら、と声かけて横から一枚撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、撮影に協力してくれたお礼にスマホンの中にしまってある故愛犬のチョコラブの写真なんか見せて上げて、ぢゃね~日本に来たら、寿司屋くらい連れてって上げるからね、とか調子良いこと言って別れ、また北東方向に向かって歩いていたら、何と店舗の店頭の台みたいなとこところにコッカスパニエルの老犬が所在なく横たわっていて、通りを眺めていたので、近づいてみたら、尻尾を振って喜ぶでなし、一瞥してまた目を伏せてしまったので、そのどことなく厭世的な哲学者みたいな様子を至近距離で一枚戴いたもの。

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八枚目のカットですが、やっとホアンキエム湖が木立越しに見える辺りまで来て、売店前の木陰のベンチに若いオモニがいたいけな赤子とともに座っていて、マンゴーかなんかの皮剥いたヤツを食べさせていたので、え!凄い離乳食だな・・・とか思いガン見していたら目が合ってしまったので、バツが悪いこともあり、笑顔で写真撮らせてねとか声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、ホアンキエム湖の周回道路から、ロンビエン駅に向かうには北へ登らねばならならないのですが、これもルートは多数ありましたが、職人街である「36通り」を縦貫する通りをめメインに面白そうな横道があればそこを適宜覗いて撮ろうと思い、湖北のロータリーから渡って早々、如何にも夕暮れのハノイらしい景色が目の前に広がったので、思わず足を止め、一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、翌3/22の木曜日、まずはロンビエン駅に切符買いに行かねばならないので、手作り感満載、心尽くしの朝食を宿で戴いてから、大聖堂の横まで来てみると、白人バックパッカー達が手に手にカメラを持って小走りに聖堂正面に向かって駆けて行くので何事かと思えば、その日は大安吉日ででもあったのか、朝っぱらから結婚式なんかやってて、古めかしい大聖堂と背の高いしん新郎新婦の組み合わせがなかなか画になるようで、みんな記念に写真を撮りに来ていたらしく、混ぜて貰って一枚戴いたもの。

Hanoi18_011.jpg
十一枚目のカットですが、新郎新婦への祝辞への街からの返礼なのか、教会から湖の周回道路へ繋がる通りに出たとたん、戸田恵梨香の若いころそっくりのいたいけなローカル小姐が、いかにも若いころは聞かん気だったかのようなスピッツの老犬を大事そうに抱えて歩いていたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

Hanoi18_012.jpg
十二枚目のカットですが、ホアンキエム湖の周回道路の更に内側にある、歩行者専用の遊歩道でモデルさんを探してフラフラと歩いていたら、なんとLeica M9や日本製のフィルムカメラを提げた4~5名のカメ女子連に遭遇、工房主のM(TIPO240)を目ざとく見つけ話し掛けてきたリーダー格の小姐とお互いに撮りっこしたこちら側のカット。

Hanoi18_013.jpg
十三枚目のカットですが、湖の北側ロータリーを抜け、「36通り」からドンスアン市場周辺の路上まーマーケットを過ぎて、ロンビエン駅のすぐ近くまで来た辺りの商店の店頭で、菅笠を被り、肩天秤を担いだ行商のオモニが商店の店番ないしオーナーのオモニと野菜を売り買いするでなし、ピーチクパーチクと鳥の囀るようなベトナム語で歓談しているところを声かけて横から一枚撮らして貰ったもの。

Hanoi18_014.jpg
十四枚目のカットですが、これもロンビエン駅のすぐ近くの商店街のような通りの交差点で、中学生くらいの度の強い眼鏡の小姐二人が、スクーターに跨ったまま、交差点に停まったままスマホン画面に食い入るように眺めている様子が面白かったので通りざまに一枚戴いたもの。

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十五枚目のカットですが、駅で切符を無事買い求めて、ぢゃ、ランチ行くっぺか♪とまたホアンキエム湖方面に歩き出してすぐ、路上マーケットから「36通り」に入る辺りで、商店街をずいぶんと肩で風切った白人カポーが歩いてくるのが目に留まったので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

Hanoi18_016.jpg
十六枚目のカットですが、せっかくこの辺りまで来たので、また踵を返し、ロンビエン駅からハノイ駅方面に伸びる、一日数本しか列車が通らない鉄道線が載った高架下の路上マーケットまで戻って、いかにもハノイというカットを撮ろうと待ち構えていたら、これ見よがしの派手なベトナム語の看板を掲げた商店の前の路上を菅笠に自転車という配達途中のアヂュモニが通りがかったので、しめしめと一枚戴いたもの。

Hanoi18_017.jpg
十七枚目のカットですが、ランチ後、戦争博物館を見学し、しかるのち、陸軍経営というアーミーホテル一階ロビーでお茶とスウィ-ツなどを戴き、寛ぎながらも、博物館の入場料、そこでのお土産の購入代金、そしてここでのお茶とケーキ・・・いったい、今日はいくらベトナム軍に上納したんだ?とか冷静になり、お茶後、また職人街の西側をかすめて大聖堂方面に戻ろうと歩き出してすぐに遭遇した気の良い白人観光客のグループにモデルさんになって貰ったもの。

さて次週は、3/20のハノイからハイフォンまでの100km強の鉄道の旅によるハイフォン市内のスナップ、そして最終日、3/24の夜行便に乗るまでの間のハノイ市内のスナップをお送り致します、乞うごご期待!!
  1. 2018/04/01(日) 23:43:05|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

お久しぶりです。ライカのフルサイズデジとは羨ましい次第です。

ライカの調子が良い様で、夕刻でもm8時代の色への心配がなくなったとうのがよく見てとれました。

コシナとの組み合わせではもっと柔らかい感じを予測していたので、新・ウルトロンのガッシリとした描写に意外感がありました。
むしろ、エルマリット三代目の背景ボケが軟らかい感じです。
とはいっても、16枚目のカットなどはマグナム辺りでみられるような硬質な再現だと思えます。でも、トーンのよさそうな三代目にしてはコントラストが高くてシャドーの落ち込みが激しいのですね。(エルマリートでは若干エッジが高い気もしました…。)

今回は、デジライカのよい参考にいたします。(m8は、色再現が難しい様です…。)
  1. 2018/04/02(月) 00:15:11 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
有難うございます。
もうすっかりM(TIPO240)は完全な相棒と化して、少なくともM8と同等以上には遣えるようになりました。
で、Elmarit28mmf2.8三代目の描写傾向ですが、コントラスト、彩度、シャープネスがやや高めに見えるのは今回のDNGからの現像パラメータが好みの彩度M+1、コントラストM+1、シャープネスM+1で行っているのと、そもそもカメラの設定をビビッドカラーのシャープネスHとしているのと、このレンズ個体自体を川崎某所のスペシャルチューンで内面反射を極力減らし、コントラストが上がる(≒経年劣化を排除した出荷時の状態)よう手が入っているからだと思います。
  1. 2018/04/02(月) 08:06:57 |
  2. URL |
  3. Charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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