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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Prompt like wind, silent like forests and aggressive like fire, stable like mountaines~信玄公祭'18~

さて、今週のご紹介は予告通り、今年のお祭りシーズンの嚆矢、しかもお祭り撮影だけぢゃなく、温泉と旨いものとお酒もついてくるという、工房主にとっては、まさに春の到来にも近いイベントで、ここ6~7年間、毎年通っている「甲府市 信玄公祭り2018」からのレポートをお送り致します。
まずは初めに今回の行程のあらましから。
イベント自体は4/6~8の金、土、日の三日間開催されているのですが、やはり見せ場は中日であるど土曜日のギネス記録にも載っているという世界最大級の武者行列で、武者行列は日本しかないから、に日本一が世界一ぢゃね!?とかいう無粋な突っ込みは無しにして、今回も"風林火山"のそれぞれの文字に因んだ6組の武将の組+湖衣姫隊、三条夫人隊、大井夫人隊と30組近い戦国時代の衣装を身に纏った人々が目の前を通り過ぎていくさまは、もはや感動以外の何物でもなく、心から喝采を送りたい気持ちになります。
現地には、土曜のお昼過ぎに着くバスで甲府駅に到着、まず帰りのバスの切符を押さえてから、恒例の「奥藤本店」で「鳥もつ煮」と「手打ち蕎麦」、そして「たらの芽の天婦羅」を戴き、しかるのち、駅北口徒歩2分と謳う目の前の宿にチェッキンし、機材を持ってお祭りで賑やかな駅周辺まで出かけ、北口のイベント広場で何枚か撮ったあと、パレード前の屯所が点在する大通り方面に出掛け、写真撮りながら、振る舞い酒なんか貰って、15時半過ぎまで撮り続け、いったんお茶タイムを挟み、盆地のことですから、陽が傾き出すと暗くなるのも釣瓶落としなので、玉をf1.2クラスのハイスピードのものに換装し、そのままパレードの最後まで撮り続けたのが土曜日。
翌日曜日には、宿に荷物を預かって貰って10時前にチェッカウトし、しかるのち、昨日は14時からへ閉鎖されていた甲府城址に北口お祭り広場経由向かい、そこで出番待ちではしゃいでいたいたいけな童子侍、極小姐腰元各位の姿を撮って歩き、適当なところで切り上げてランチ、14時かっきりのバスでまた新宿に戻ったというのが二日目の行程。
では、二日間の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、レンズは1~8枚目までがM-Rokkor40mmf2.0、9~15枚目までがEBC-Fujinon50mmf1.2、16~17枚目がTessar35mmf3.5改Mによる全コマ開放、絞り優先AE撮影となります。

Shingen18_001.jpg
まず一枚目のカットですが、北口に面した宿から駅に向かおうとして広場に目をやると、居た、居た、居ました・・・コスプレ、もとい戦国時代の衣装に身を固めた集団が賑やかに場を盛り上げているのがて手に取るように判ったので、はやる心を抑え、ダッシュで駆け寄ると、どうやら、ゲストでやって来ていた仙台観光協会の回し者?「伊達おもてなし隊」の面々だったらしく、今日最初の撮影だよ、とか云ったら、信玄公のお祭りなのに申し訳ないですなぁ・・・とか云いながら快くモデルさんになってくれたもの。

Shingen18_002.jpg
二枚目のカットですが、遠来の政宗様ご一行に鄭重にお礼を述べ辞して直後、あろうことか、鎧兜に身を固めた異人の偉丈夫が退屈そうに伸びをしたあと、あくびなんかしてたので、なんじゃこのヲッサンとか思って近寄ってみれば、同僚?の白人女性も足軽の恰好であくびなんかしてるので、ここは一計、二人して表に引っ張り出して、注文つけて2カットばかり撮ったら、通りがかりのシャイな観光客やら、亀爺、亀婆があたかも生者を見つけたアンデッドの群れのように集まってきて、我も我もと撮影を始めてしまい、退屈しのぎをさせて上げましたという一枚。

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三枚目のカットですが、今年も幸先良いスタートを切れたので、いつも通り、甲府城址の廓内でパレード前のお侍さんやら腰元衆でも撮らせて貰おうと足を運んだら、たった5分の差で、パレード準備のたため、「城郭内関係者以外立入り禁止」になっていて、仕方なく、県庁裏経由、市役所方面の屯所を回ろうと作戦変更し、県庁の敷地に近づいたところで、これまた異人さんのお侍二名を発見、交渉して県庁をバックに一枚撮らせて貰ったもの。

Shingen18_004.jpg
四枚目のカットですが、県庁裏のちょっとした広場では幾つかのグループが宵の口からのパレードに向けて、準備やらブリーフィングやら色々とやっていたので、その合間を縫って、これは!と思うモデルさんを物色していたら、本来ならブリーチしたウルフカットに金属製のトゲトゲとかチェーンの着いた黒レザーの衣装の方が似合いそうな、なかなかクールビューティーの白人にいきなり鉢合わせししたので、交渉の末、モデルさんになって貰ったもの。

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五枚目のカットですが、同じく県庁裏の広場でヲヤヂさんはお侍様、娘さんは、腰元衆の衣装に身をか固めていて、なかなか雰囲気が出ていたので、卒爾ながらと声をかけ、怪しいもんぢゃないので、ブログやFacebookでこのイベント紹介するからお二人一緒に撮らせて、とお願いしたところ、一瞬、怪訝そうな顔をされたので、路上でFacebookの自己紹介ページ見て貰い、やっと納得してモデルさんになっても貰ったもの。

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六枚目のカットですが、思わぬ成果に気を良くし、県庁裏を後にして、次なる目的地である市役所建物下のオープンスペースに向かってみると、これまたラッキーなことに今年は、ミス信玄公祭りでもある「湖衣姫」役の小姐がお付きの小姐二名と共に写真撮影を前提とした屯所の床几に腰掛けていたので、ウケを狙い「深川から来たしがない瓦版屋でさぁ♪」とか冗談交じりで撮影の申し入れしたら、一瞬驚いたような表情の後、破顔して快諾、お付きの方を従えての華やかながら堂々の一枚となったもの。

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七枚目のカットですが、同じく市役所下の吹き抜けのスペースには富士通さんを始め、毎年、複数の武将隊が文字通り陣取っていたので色々と物色していたら、甲府市役所隊に属するという白人女性二名が目に留まったので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、同じく市役所の周辺の路上にも各武将のグループが何となく集結しているところが幾つか在って、パナソニック隊に属するらしい、いたいけな小姐足軽、今風に云えば「足ガール」の面々が出発前の寸暇を惜しんで井戸端会議ならぬ、まさに足ガールズトークに没頭していたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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九枚目のカットですが、駅至近のジョナサンでのお茶&糖分補給の後、レンズを明るいものに換えて、週始めまではかなりの高確率での降雨が予想されていたこともあり、例年に比べ人出が今ひとつの感有りの沿道の見物の列に加わることとし、武者行列本番前のアトラクションとして供された小渕沢乗馬クラブの有志による騎馬パレードで回ってきた小姐騎馬武者の姿を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、陽が暮れかけ、気温が急に下がりつつある路上で待つこと1時間弱、やっと武者行列の開始、初めに近い、"風"の何番隊だったか忘れましたが、年端もいかないいたいけな白人少年が背をピンと伸ばし、やや緊張した面持ちで異国の古のお祭りの栄えある騎手を務めている姿に感じ入って1枚戴いたもの。

Shingen18_011.jpg
十一枚目のカットですが、写真的には一番見栄えがして、コンテスト等にも一番応募件数が多いという、三条夫人隊のお女中衆の衣装に身を包んだ小姐達の一行がやって来たので、先ほどまでは雑談にうち興じていた左右の亀爺、亀婆達も臨戦モードにシフトし、やたらシャッター切る音やフラッシュが焚かれる中で撮った数枚のうちの一枚。

Shingen18_012.jpg
十二枚目のカットですが、武者行列の合間に各有名女性達の華やかなパレードがお口直し代わり?に行われるようなのですが、今回の見せ場のひとつは、三条夫人隊の直後を固めていたのは、勇壮な鎧胴装束に鉢巻姿の女性武者の一群で、先頭女性の凛々しい表情に惹かれるものがあり、女中姿の撮影結果の確認もそこそこに慌ててカメラを構え直して撮ったもの。

Shingen18_013.jpg
十三枚目のカットですが、この武者行列の凄いところは、徒歩のみならず、隊の親分である有名武将役の人間は、役人であろうと、堅気のサラリーマンであろうと、乗馬しての参加を求められ、轡取りは、万が一の時の収拾役も兼ねた乗馬クラブの係員諸氏が行ったようですが、なかなか堂々とした騎乗の武者ぶりで、この付け髭の武将役もどこぞやの会社の部長さんだそうですが、余裕こいて手なんか降ってたので、感心して一枚撮ってみたもの。

Shingen18_014.jpg
十四枚目のカットですが、時代考証という観点からは完全にアウトですが、武者行列のメンバーにはひ昼間、屯所で写真撮らせて貰ったように、小姐の鎧胴姿の武者もかなりの数が参加しており、それが、きちんと髷を結うでなく、ポニーテールやひっつめ髪のまま行進していくので、首を振るたびに髪が揺れる様がなかなか趣きあったので、通り過ぎざまに一枚撮ってみたもの。

Shingen18_015.jpg
十五枚目のカットですが、翌日曜日も朝から天気は快晴、やっぱり日頃の行いは大切なんだな・・・とか殆ど雨に祟られた昨年末の台北旅行はさておき、すっかり"ハイパー晴れ男"の面目躍如のキブンで、宿を後にし、まず向かったのが昨日同様、駅の北口広場で、そこでは見るべきものもなく、次に駅の北側に復興、再建された大手門の遺構に足を運び、今まで中に入ったことも無かったのですが、また4月から奉公先の会社の仕事がそっち系になったので、城郭建築に関する勉強でもしようと思い、大手門二階のミニ展示場に足を踏み入れたら、係のヲヂサンに「展望台から外眺めると綺麗だよ」と教えて貰ったので、初めてテラスに登って、大手門下でまだ残っていた太白桜も入れ、鐘撞堂、稲荷櫓方面を撮ってみたもの。

Shingen18_016.jpg
十六枚目のカットですが、大手門を後にして、係員のヲジサンお勧め、という夢小路経由、甲府城址の城郭に足を踏み入れたら、枝垂れ桜や、八重桜が咲き誇る中、芝生の上でいたいけな武者姿の童子達が、無邪気にチャンバラごっこなんか楽しんでいたので、ちょうど、塀をバックに高いところで、迫真の演武をやっている童子達がいたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

Shingen18_017.jpg
十七枚目のカットですが、チャンバラごっこの童子達に礼を述べて別れ、次なるモデルさんを探してほ本の丸下の自由広場を訪れてみたら、時間も時間、ちょうどお昼時に差し掛かっていたので、まさに「「腹が減ったら戦は出来ぬ!」ではないですが、芝生の上のあちこちでお弁当遣っていたグループがめ目に留まったので、鷹揚そうな保護者の見守る座に足を運び、お昼食べてるとこ、一枚撮らしてね♪と声かけたら、「ハィ撮ってくれるんだから、ちゃんとカメラの方見てね」とか親御さんが後は仕切ってくれたので、有難く撮らせて戴いたもの。

今回の感想ですが、いやはや、甲府は良いところです、今年も益々そう感じました。確かに新宿からで電車やバスで2時間はかかりますが、旨いもの、温泉、富士山をはじめとした佳き景色、そして何よりも街の老若男女各位がそれぞれの立場で、おもてなしというものを良く判っていらっしゃる・・・来年も万障繰り合わせてお邪魔致します(笑)

さて、次回のご紹介は、これまた時代物でゲップ出そうですが、昨日、浅草は吉原周辺で行われた「浅草裏一葉桜まつり」の花魁行列とその周辺を、時空を歪ませるが如きクセ玉で撮影して来ましたのでレポートしたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2018/04/15(日) 17:28:59|
  2. 旅写真
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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