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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Going back to Grand Espana~BCN Tour’18①~

さて、今週のご紹介は予告通りにGWを利用しての約1年半ぶりのスペイン旅行から、3回に亘り、ハイライトをご紹介するうちの第一回めをお送り致します。

まずは恒例の行程紹介から。

出発は4月27日の夕刻19:30の成田発の中国国際航空でまず上海は浦東国際空港に飛び、しかるのち、上海-バルセロナ直行便で現地入りしたのは翌28日の朝8時前、そのまま空港から鉄道を乗り継ぎ、世界遺産のサンパウ病院裏に建つホテルへ向かい、荷物を預けて、世界遺産の病院からスナップを始め、ランチ後、暫し散策、それから宿にチェッキンし、夕刻、またハイスピードレンズを付けたカメラ一台持ってランプラス通りに出撃し、撮影後、晩飯食べてその日はお仕舞い。
翌29日はそこそこ早く起きられたので、かねてから訪問する予定地のうち、比較的アクセス性が良い、ジローナという古都に向かい、雨にたたられながらも何とか夕刻まで撮って、電車でまたバルセロナの宿に戻って、晩飯食べに出てお仕舞い。
ここまでが今回の行程のあらましとなります。
では足跡を辿りつつ実写結果を見て参りましょう。

BCN_001.jpg
まず一枚目のカットですが、空港からのRENFE(スペイン国鉄)列車をサンツ駅でメトロ5号線に乗り継ぎ、6番目の駅が最寄りになりますが、駅出口から地上に上がり、自分をはじめ、日本人は病院というとあまり好ましいイメージを持っていないと思いますが、そんなちっぽけな先入観など踏み潰すが如き、壮大な煉瓦造りの建造物群が敷地内に整然と建ち並び、目を奪われてしまったので、宿に荷物を預かって貰ってすぐに観覧すべくエントランスに向かう時撮った一枚。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_002.jpg
二枚目のカットですが、さっそく13ユーロもする入場券を買い求め、中に入ってみると、エントランスから続く、天井がかまぼこ状の長い廊下のライティングが絶妙だったので、前を歩く二人組にシルエットで登場願い、その黄色と黒のコントラストで一枚撮ってみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_003.jpg
三枚目のカットですが、重厚かつ荘厳な建造物の中を次々巡り、棟間の移動は中庭を通ることになるのですが、その庭先にも、季節の花々が咲き誇り、その彼方には春の陽射しを浴びながら、歴史を超えて来た建物達の存在の重みに圧倒されたか、ため息をつきながら辺りを眺める家族連れが居たので、画面に収まって貰ったもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_004.jpg
四枚目のカットですが、エントランスの在る、一番高い建物にて、各室や廊下の装飾など見ながら上った三階の廊下の大きな窓から外に視線をは走らせると、何とかのサクラダファミリア教会が1キロほど先にくっきり見え、前回は駅真上のホテルに泊まり、しかも12時前に入って、9時半前に発つというスケジュールのため、一目たりともその姿を見ることが出来なかったこの教会と、不用意に初対面した驚きもあって、窓から一枚撮ってみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_005.jpg
五枚目のカットですが、病院内の同じ建物の三階廊下の階段手前の部屋の入口で、その手前に立入りせ制限の規制線が張られているのに何故か、その先の部屋の前に職員と思しき男女が入口を挟んで立って、何かしら楽し気に語らい合っていたので、とても微笑ましく思い、通りざまに1枚戴いてみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_006.jpg
六枚目のカットですが、エントランスのある建物内は殆ど全て見終えたので、次なる建物に向かうべく、中庭に出てみると、ちょうど、いたいけな現地人と思しく若いカポーが自撮り結果を確認すべく、肩寄せ合ってスマホの画面なんか眺めて微笑んでいたので、背景の荘厳な建造物との対比も面白く、1枚戴いてみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_007.jpg
七枚目のカットですが、病院を13時過ぎまで掛かって見終えて、ようやくランチの時刻とするため、お店がありそうな地下鉄駅までの道のりを辿りながらも抜け目なく被写体を探して歩いていたら、いいかにも話好き然とした、現地のお年寄りが二人並んでベンチに座り、大声の巻舌のスペイン語で、時折、身振り手振りのジェスチェも交えて楽し気に語らい合っていたので、通りざまにその様子を1枚戴いてみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_008.jpg
八枚目のカットですが、病院からまっすぐ南西方向に伸びる道は真ん中が歩道というか自動車禁止ゾーンとなっていて、その両側に車両が一台ずつ通れる道が有って、またその両側に両脇の商店に面した歩道が設けられている、という何とも贅沢な道路構成になっていて、車両通行帯以外にはそこそこ大き目の街路樹が植栽されており、その緑の木陰の下を幸せそうな現地の家族連れが歩いて来たので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_009.jpg
九枚目のカットですが、ランチ後、周囲の状況を探る目的も兼ね、とりあえず、病院から伸びる道路の終点に位置するサクラダファミリア教会まで歩いてみることとし、時折、シャッター切りながら歩いても10分そこそこで教会下まで着いたので、教会の建物を見上げながら、辺りを歩いていたら、正面い入口前のフェンス越しに中国語で何か話ながら教会入口付近を眺めていた二人組小姐が居たので、ここれ幸いにと真後ろから1枚戴いてみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5Lによる開放撮影となります。

BCN_010.jpg
十枚目のカットですが、翌29日はサンツ駅から11時前発のRENFE近郊電車に乗って1時間半程度の北西の街、ジローナを訪問したのですが、あいにくこの日は曇天で、最寄り駅から旧市街に歩いて辿り着いた時には相当空模様が怪しくなってきて、それでもまだ降り出すまでは余裕ありそうだったので、新市街と旧市街を別け隔てる川に掛かる橋を渡ってから、観光案内なのかキオスクなのかよく判らない建物前を幼子の手を引く若いオモニが通りがかったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

BCN_011.jpg
十一枚目のカットですが、旧市街へ足を踏み入れて間もなく、断続的にスコールを弱くしたような、い如何にも低い雨雲が風に煽られて上空を通り過ぎるたびにシャワーを浴びせるような雨が断続的に降るようになり、ただ西の方は空が明るいのと降っても大した量でもなさそうなので、適宜、建物の下に入ってやり過ごしながら、街並みを撮り歩いていたのですが、石畳と木陰とカフェがなかなか決まったシーンに出くわしたので、小雨も上がった僥倖もこれあり、さっそく一枚撮ってみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

BCN_012.jpg
十二枚目のカットですが、いつもの倣いで、事前に観光ガイドを読むこともせず、またWifiで現地情報を取るのも面倒なので、勘と遠方視力のみを頼りに旧市街を徘徊し、ここぞ!と思うシーンをひたすら撮りまくったののでしたが、建物の間の細い路地にも注意を払って歩いていたら、何と建物の一階部分の刳り貫き通路の先に軽量鉄骨を組み合わせて作ったような鳥籠みたいな赤い橋が有ったので、ささっそく近寄り、色々なアングルで撮ったうちの一枚。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

BCN_013.jpg
十三枚目のカットですが、赤い橋の上から眺めると、河の両岸に立ち並ぶ、渋い色使いながらカラフルな店舗兼住宅群が雨で湿っていたこともあり、より鮮明に色遣いが判るようなシーンだったので、川面に映る建物が晴天に比べればやや鮮明さには劣りますが、これはこれで味わいあったので、何枚か撮ったうちの一枚。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

BCN_014.jpg
十四枚目のカットですが、旧市街の中心部?の建物に囲まれたちょっとした広場のようなところで、一階コリドー部の軒先にまたくすんだ橙色のようなパラソルが立て並べられ、それが雲越しの弱い陽光を照り返し、建物の黄色と不思議な対比だったところに観光客が通りがかったので、頃合い良く一枚撮ってみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

BCN_015.jpg
十五枚目のカットですが、また雨が降り出したので、目の前の黄色い建物のコリドー部で雨宿りさせて貰おうと足を踏み入れ、目の前に広がる整然とした造形、計算し尽くされたかの如き配色の美しさに目を奪われ、広角レンズの威力を発揮させるべく、人が通りがかるのを待って一枚撮ってみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

BCN_016.jpg
十六枚目のカットですが、街に辿り着いてから1時間も経つ頃には、すっかり、雨雲も文字通り雲散霧消し、地中海にありがちな澄んだ高い空と柔らかげな白い浮雲の空模様になったので、旧市街の高みを目指すべく、どこの街でも一番高いところに位置する聖堂へと向かい、その街を一望出来るテラスから、もう一か所の教会の尖塔を撮ろうとしたら、アメリカ人のカポーが目前で記念撮影なんか始めちゃったので、有難くエクストラ参加頂いたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

BCN_017.jpg
十七枚目のカットですが、まだ明るかったですが、かなりの枚数を撮り、疲れてしまったこともあり、17時半前には街を後にすることとし、橋を渡って、旧市街からREFFEのジローナ駅の有る新市街へとまた歩いて戻る時、古い病院か何かを改装した市の文化センター前でカラフルなオブジェが夕方の陽光を浴びてイイカンジだったので、半逆光気味に一枚撮ってみたもの。
カメラはM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

さて次回は二回目、滞在三日目のタラゴナ、四日目のシッチェス編お送り致します。
果たしてどんな景色、出会いが待っていたのか、乞うご期待!!
  1. 2018/05/06(日) 19:57:34|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

海外旅行ということで、なによりも無事に帰国されたことがよかったですね。

今回は、ライカのデジタルと純正レンズということで、とても楽めました。

ところで標準レンズでは、ズマリットとデータにありました。以前、ハロが殆ど無いズマリットの画像は拝見してはいたと思いましたが、ここでも、まるで最初期型のズミルクスとしか思い様が無い映像に驚いています。

レンズ構成は殆ど同じという事だそうですが、試作のズミクロンということではないのでしょうか…。
  1. 2018/05/09(水) 20:54:55 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

28㎜レンズで展開される景色

再びの訪問で、失礼いたします。

今回はスペイン旅行ということで、知り合いからは、うわさに聞いていた「目を射すばかりの光陰のつよさ」という印象記がありましたが、それはスペインの絵画上での出来事というしかないような、今回の旅行記の、半分程度はどんよりとした天候での雰囲気に驚いています。

標準レンズでの映像に比べて、広角の28mmではライツのレンズは重厚で重たげシャープな映像ですが、市松模様の敷石写真・15枚目など目を引きました。


また、全体的に、東南アジア特有といってよいのか、広告が乱立する風景が殆ど見られないのが少なからずの驚きで、こうした雰囲気を東京で過ごす時間と対比してしまうばかりでした。

  1. 2018/05/13(日) 06:40:57 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
ご無沙汰いたしております。
コメント有難うございます。
まずSummilux50mmf1.5Lの描写ですが、これは川崎某所のメニューのひとつで、自分の好みを知り尽くした技術者の方が最終的なチューニングやってて、限りなく、CanonL50mmf1.2に近い味で撮れるように味付けしてあるようです。
それから三代目Elmarit28mmf2.8の描写ですが、確かに到着二日目と三日目は若干雨に降り祟られましたが、今回アップ予定のタラゴナ、シッチェスはまさにピーカンで、それをコシナと京セラオプトの35mmがそれぞれどのような描写で切り取ってきたのか、お楽しみ頂けると思います。
  1. 2018/05/13(日) 17:34:51 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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