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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

The true charm of handmade optics~Fukagawa 9th Anastigmat 45mmf1.8~

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さて、今週のご紹介は、予定変更、金曜日の晩に軽く飲んで帰ってきてから、手元のジャンク機を分解して取り出した国産コンパクトカメラの前後アッセンブリをいじくり回していたら、突如、インスピレーションが降りてきてしまったので、土曜の朝から旋盤回してぐりぐりと加工し、コリメータ見ては修正し、ということででっち上げたオリヂナル光学系のご紹介となります。
メインパーツはCanonL50mmf1.8Iを使用し、その中の光学エレメントを一切取り払ったどんがらとし、そこに、jかねてからジャンク機を分解して取り出してストックしていたエレメントを組み合わせて標準域の焦点距離をも持つ光学系を作り出したということです。
何故、土曜の朝からちゃっちゃっとやって、日曜には試写出来るくらいのスピードで開発、製造出来たかというと、実は元々、HEXANON45mmf2.0のコンプリートが一式揃っていて、そのリマウントを行おうとパーツを作り込んでいたのですが、最後群、即ちL6にカビ跡やコーティングムラこそあれ、キャノンの内鏡胴に無加工で押し込める後群アッセンブリを発見し、それがCOLOR YASHINON DX45mmf1.7で、せっかくなので、L6はまマミヤかリコーから取り出したちょうど寸法の合う凸玉に入れ替えて三社連合の光学系とした次第。
しかも、今回のチャレンジは光学系をでっち上げたことよりも、今までは薄塗りと白文字入れが困難だったので、絞り環の黒塗り化は諦めていたのですが、今回、たまたまペイントブラシ並みに吐出量コントロール出来るスプレーを発見し、それを使い塗装後、焼付けし、水性リキテックス使って文字入れした次第。
では、さっそく、その実力のほどを確かめて参りましょう。
ロケ地は原宿から表参道、カメラはFuji X-Pro2、全コマ絞り開放によるAE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、木場から地下鉄に乗り、移動した先は明治神宮前/原宿の駅でそこから竹下通りに向かうと、浅草の仲見世や新宿歌舞伎町の目抜き通りをも凌ぐ雑踏で、しかもその中ほどに立ち止まって、自撮りなんか敢行する外国人観光客が後を絶ちませんから、シャッターチャンスがあちこちに落ちているのも同様、有難く中国産小姐の自撮り模範演技を横から1枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、行き交う人の間を縫って、被写体探しながら竹下通の中を進んでいくと、結構、カメラやレンズには興味を持つ人も居るようなので、すれ違いざま、工房主のカメラとレンズに一瞥をくれた中東系の殿方と白人のご婦人のかカポーに声を掛け、趣旨を説明の上、栄えある本日第一号のモデルさんになってもらったもの。

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三枚目のカットですが、竹下通りの原宿側入口から200mかそこら中に入ったところにある、七色のウンコ型綿菓子を商う店の二階店舗への階段踊り場で、赤い髪の毛の白人小姐が流暢な日本語でテキパキと客をさ捌いていたので、下から撮ってイイ?と声掛けたら、うんうんと不承不承頷いてくれたので、有難く1枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、階段上の赤毛の小姐にお礼を述べて、また竹下通りを表参道方面に進んで行くと、ままたしても、撮らせてくれそうオーラを発しているハーフの殿方と白人小姐のカポーに遭遇、さっそく、出演交交渉し、竹下通りの雑踏を背景に二人揃って一枚撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、二人組を撮り終え、例を云って、歩き出して直後、MARVELLとDCの映画キャラのコスプレ混成軍みたいな白人男女の集団が歩いて来て、これはしめしめ、とか思い、たまたま目が合った、スーサイドスクワットに出て来た「ハーレィクィン」のカッコしてる小姐に「Buenasu Tardes,Harey Queen!」とか声掛けたら、如何にも判って貰えて嬉しいとばかり破顔したので、モデルさんになって貰ったもの。

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六枚目のカットですが、ここ竹下通りは人通りもお店も多いですが、長さ自体は大したことないので、写真撮りながらでも15分も歩けば、表参道側の出口に到達してしまい、ただ、この出口の門の辺りからは比較的見晴らしが良いので、後から後から歩い来る人間を撮るのには好都合なので、ゲート下に佇み、個性的な白人小姐が来たのを見計らってシャッター切ってみたもの。

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七枚目のカットですが、竹下通りを出て、反対側の原宿通り経由、表参道まで移動しようと、明治通りに面した交差点で信号待ちしていたら、赤い大柄チェックの長袖シャツを粋に着こなしたザンギリ頭の東南アジア系小姐が、おもむろに自撮りなんか始めたので、その様子を通りざまに1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、同じ明治通り沿いの交差点で、右手方向を向けば、これまた若い外国人観光客が、マドリッドやパリぢゃあるまいし、真昼間から背中に手なんか回しちゃって、仲睦まじさを最大限発信しちゃってくれてましたから、それぢゃ遠慮なく、と有難く後ろから一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、明治通りを横断し、原宿通りに入って100mも行かないうちに浴衣の小姐発見、何処か適当なところで追い縋って出演交渉しようと思い、まずは風情有る通りの中で後ろ姿でも、とか歩きながら撮っていたら、あらら、店舗の中に入っちゃって、これきりのカットになってしまったという残念なもの。

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十枚目のカットですが、ここも浅草仲見世の扇屋さん店頭の大和絵団扇同様、定点観測スポット化しつつありますが、一階がファミマ、地下が確か美容室とかなっている店舗兼住宅の地下に降りる階段入り口になかなかイイ経年変化した木の椅子とその上にランプ風オブジェが置かれていたので、背景に適度に観光客も入れて撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、ここ原宿通りも竹下通り以上に短い通りで、すぐどん詰まりに行き当たってしまい、奥のコンクリート防護壁伝いに北へ曲がるか、手前を南へ曲がって表参道のメインストリートに出るよりないので、その手前の南へ曲がる角にあった時計屋さんのセール看板にピンを置き、背景に観光客を入れて撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、原宿通りから表参道へ抜ける道の途中にもアパレルから小物の物販店、そしてび美容室等々、なかなか趣向を凝らした店舗等が立ち並んでいますが、その中でも配色やモチーフが秀逸とお思った店舗側面の壁画の前を、今風の装束に身を包んだいたいけな小姐二人組が過ぎて行こうとしたので、とっさに一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、同じく表参道へ抜ける裏通りに面した半地下店舗の店頭に、紫の色も鮮やかな、このシーズンの象徴の如き、紫陽花の株が植えられていたので、店頭壁面に描かれたお店のロゴをバックに最短距離で一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、そろそろ表参道との境界であるPolo by Ralph Laurenの重厚なビルが見えてきそうな辺りの店舗の店先でタンクにCFRPのテクスチャのシールを貼り付けた黒い大型バイクが停められていたので、華やかなこの通りにはやや異質な存在が却って作画的には面白く、ローアングルから一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、被写体を物色しながら歩いていくと、程なく、Polo by Ralph Laurenの煉瓦張りの、大学と見まがうが如き重厚な建物の近くまで到達し、今回の標準域の焦点距離では、ポジション的に建物の全体像は獲れないので、適当な通行人を入れて、特徴的な部分のみ撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、表参道へ上がるスロープ状の通路上にはちょっとした広場のようなところがあって、いつも国内外の観光客がたむろして賑わっていますが、今回もタイ人と思しき若いカポーが、もぐもぐタイムで一休みしているところを戴こうかと思ったら、子連れ狼拝一刀宜しく、険しい目つきの白人男性が携帯で話しながら乳母車を押してきたので、役者揃ったところでシャッター切ったもの。

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十七枚目のカットですが、表参道に出たらもうそんなに被写体はないだろうなぁとか逡巡しながら、青山通りこ交差点目指して出してすぐ、この産まれたばかりのレンズの初陣を祝福するが如き珍客が路上に現れたので、すかさず人混みを縫って車道際まで撮って、その光輝く黒い車体を撮らせて頂いたもの。

今回の感想ですが、うーん、こういうレンズが好みという人が居る話を聞いていなかったら、作り直しをしていいそう(笑)
但し、絞り環の黒塗り焼き付け+白文字入れの技術をほぼ確立したので、次回以降の製造技術アップにはお大幅に役立ったようです。

さて次回は田舎に帰省予定につき一週スキップ、今度こそLeica M(TIPO240)による古玉再発見でもやりましょう、乞うご期待!!
  1. 2018/06/24(日) 22:23:29|
  2. その他Lマウント改造レンズ
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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