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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Land of further discovery~ Hong Kong photographic tour'18 summer~①

さて、今週のご紹介は、一週スキップし、かねてから予定していた夏の連休を利用した香港ツアー'18から、二週連続でハイライトをご紹介していきたいと思います。
まずは簡単な行程紹介ですが、7/13(金)の奉公先を休み、朝9時45分成田空港発の「香港航空」便で香港入り、15時には税関も抜けられたので、空港内で軽く腹ごしらえしてから、空港快速電車で終点「香港駅」迄移動し、そこから勝手知ったるではないですが、アイランドラインのMRTに乗り換え、何と中環駅から二つ目の西営盤駅前に聳え立つ「Western Best Hotel Harber View」にチェッキン、即座にLeica M(TIPO240)にレンズ二本のみ持って、いつもの撮影ポイント北角駅周辺の路上マーケットに出掛け、そこで日暮れまで撮り、ししかるのち、また中環からMRTを乗り換え、油麻地まで移動、本来はそこから尖沙咀まで歩きながら街撮り
する予定だったのが、方向を180度間違え、太子駅方面へ向かってしまった上、雨が降り出したので、おとなしくMRT乗って、途中、上環で翌日のマカオ行水中翼船の切符を買ってから、宿に戻ったというのが到着日。
そしてその翌日は、宿を9時前に出て、水中翼船のターミナルがある信徳中心で軽く朝飯を済まし、しかるのち、マカオ入りし、初め埋立地エリアのカジノホテルでランチし、しかるのち、半島部の世界遺産地区で夕方まで街撮りして、日暮れ前の水中翼船で出発したのとは反対の九龍側ターミナルに移動、そこからまた尖沙咀のスターフェリー埠頭界隈まで撮り歩き、またしても雨に祟られたので、おとなしく晩飯食べて宿に戻ったというのが到着二日目の行動でした。
では、さっそく、この二日間の行動に沿って、逐次、実写結果を見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズは各カットで書き記します。

HK18_001.jpg
まず一枚目のカットですが、カメラを持って最初に向かったのは、もはや定点観測地区と化している「北角」の路上マーケットで、その間を通り抜ける二階建てトラムはもはや、世界的なインスタスポットと化しているようなので、もしかすると、先に撮影禁止となってしまった太古駅近くの「モンスターマンション」こと、「益発大厦」の如く、いつ撮影制限がかかるか判らないので、撮れるうちに撮っておきたいと思い、昂る気持ちを抑え、東側の外れからアプローチし、ちょうど停車していたトラムを下から撮ってみたもの。
レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_002.jpg
二枚目のカットですが、北角路上マーケット東端の直角コーナーの手前でトラムの通過を待ち構えていたら、なかなか目に鮮やかなショッキンピンクの衣装を身に纏ったインド系の妙齢のご婦人が買い物帰りの様子で前を通りがかったので、ゴミゴミとした如何にもアジアのマーケットですよ、という背景と相俟って、なかなか素晴らしい画になりそうだったので、とっさに目の前を通り過ぎる刹那、シャッター切ったもの。
レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_003.jpg
三枚目のカットですが、待つこと15分強、やっと待望のトラムは来たのですが、その前を太刀持ち・露払い宜し宜しく、小汚い貨物車が船頭する格好になっていて、これは画的にはNGですが、トラムの車体のラッピンじ自体はとても魅力的なので、どうしたものかと考えあぐねていたら、牛歩並みのとろとろ走行のトラムの傍らにこれまた派手なショッキンピンクのフィリピン系の妙齢の女性が現れたので、ちょうど並んだ頃合いを見計らってシャッター切ってみたもの。
レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_004.jpg
四枚目のカットですが、北角周辺は思う存分撮ったのと、日暮れ時間までの逆算の勝負ですから、早々に次なる撮影ポイントである、ネイサンロードの上の方のエリア、即ち、油麻地や、旺角の辺りに移動しなければならず、早々に引き上げてMRT経由、油麻地に降り立ったのですが、陽はもう暮れかけている上に、昼から天候は全然好転せず、厚い雨雲がかかっていて、いつも以上に暗くなっていましたから、夜型スナップモードに変更、時折降り出す雨を避けながら、ネイサンロードから一本入ったところにある、ペットショップ街で、いいたいけな仔猫をマックシェイクかなんか呑みながら、冷徹な眼差しで観察するローカル小姐の姿を通りざまに一閃浴びせたもの。
レンズはCanonL50mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_005.jpg
五枚目のカットですが、翌7月14日は10時15分香港上環発のターボジェット連絡船に乗り、マカオには12時前に入ったものの、ここでもやはり、雨模様の基調は変わらず、降ったり止んだりの繰り返しではありましたが、まずは腹ごしらえが肝心とばかり、屋内で何らかのカットが撮れることもまたこれあり、まずはフェリーターミナル前の無料バス乗り場から埋立地エリアのヴェネチアンリゾートホテルに向かい、そこで、勘案辛苦の挙句、何とか名物のエビ入り餡かけ焼きそばなどを戴き、しかるのち、半島部に戻る前、無料バス乗り場付近の屋内オブジェを撮ってみたもの。

HK18_006.jpg
六枚目のカットですが、メシさえ食ってしまえば、カジノみたいなおぞましいもんには全く用など無いワケで、そ早々にまた元の出発地である、フェリーターミナル前の無料バス乗り場に舞戻り、そして、今度は旧市街地ち中心部に位置するカジノ、リスボアホテルへの無料バスに乗り換え、旧市街に戻り、帰りのタダ券をちゃっかり貰ってから、至近距離にあるセナド広場へ向かい、そこでお登りさんよろしくキョロキョロしていた白人観光客の小姐二名に言葉巧みに近づき、モデルさんになって貰ったもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_007.jpg
七枚目のカットですが、毎回様子が変わっている、議事堂前の噴水池ですが、今回は季節を考慮したのか、オーソドックスに蓮の植栽を持ってきたらしく、水が吹き上げる池の周辺を蓮の葉が覆い、その合間に蓮の白い花が見え隠れしていたので、蓮は西洋人には珍しいのか、結構な数の観光客がスマホンやら思い思いのデヂカメで撮影していたので、その様子を一枚撮ってみたもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_008.jpg
八枚目のカットですが、これ見よがしにライカなんか首から提げて、腕組んで仁王立ちして、広場を眺めていいたら、後ろから、中国人特有のアクセントで声かけてきた小姐が居たので、いかにも日本人英語ですよと云わんばかりに返事したら、要は小姐の愛機である、日本ブランドのオリムパスのミラーレスで必殺ショットをな何カットか撮って欲しいとのことだったので、こちらのお願いも聞いてくれたらイイよ、と条件交渉し、モデルさんになって貰ったもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_009.jpg
九枚目のカットですが、次なる撮影ポイントである、聖ポール天主堂遺構へ移動すべく、案内標識に沿って、観光客でゴッタ返す石畳の道を、鵜の目鷹の目で獲物を探しながら歩いていたら、広場から左手の道に入ってまもなく、店舗の廂がせり出し、昼なお暗い裏通りと交差するところがあって、その狭くて薄暗い石畳の道を相合傘で歩いて行くアジア人の小姐二名組の後ろ姿がなかなか画になったので、立ち止まって一枚撮ってみたもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_010.jpg
十枚目のカットですが、また聖ポール天主堂遺構方面のメインストリートに戻って、竹下通り並みの通行人数にかて加え、台湾の九份份基山街を上回る密度感で以て土産物屋が所狭しと軒を並べる細い通りを歩いていいたら、ふと人通りの密度が低下した開けた箇所があったので、その傍らに佇み、通り掛かる観光客の様子を撮ってみたもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_011.jpg
十一枚目のカットですが、同じく聖ポール天主堂遺構へ向かう途中、やはりメインストリートと交差する緩い坂道の細い裏道が目に留まり、ここも他の通り同様、店舗の看板が何の遠慮会釈無しに路上へとせり出してき来ていたのですが、地味な色彩の裏通りには不似合いな、ブラジル国旗をモチーフとしたブラジル料理屋の看板の下を体格の良い韓国アガシ二名が大股で通り過ぎて行ったので、その対比が面白く、一枚撮ってみたもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_012.jpg
十二枚目のカットですが、途中で道草を食ったものの、何とか観光客でゴッタ返すメインストリートを通り抜け、やっとマカオ随一の観光ランドマーク、聖ポール大聖堂遺構の聳える丘の麓の広場まで到達、さて、何をどうやって撮るんべぇか、とかまたしても腕を組んで仁王立ちしたていたら、スマホンを差し出し、シャッター押してくれません、日本の方ですよね?とか妙に愛想が良いというか馴れ馴れしい白人小姐の二人組に声掛けられ、常套手段のバーターで以てモデルさんになって貰ったもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_013.jpg
十三枚目のカットですが、先の二人組にやれもっとくっつけとか、笑いはもっと自然にせえよ、とかいちおう、注文つけながら、相手のスマホンやら、自分のライカで撮っていたら、ハィさよならとか云って立ち去ろうとした直前、別の独り旅という白人小姐に我も我もとか即席観光地記念写真屋さん役を頼まれ、ぢゃ、モデルさんになってね、とお願いしたら、良いけど、よく撮れてたら、そっちのをGmailで送ってねとかカウンターされ、交渉成立、モデルさんになって貰ったもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_014.jpg
十四枚目のカットですが、このままだと、次から次へとインド人から中国人から声かけてきて、イイ鴨になりそうな悪い予感がしてきたので、本堂までは到達せず、次なる目標、旧市街の古建築密集地「快艇巷」付近へ移動しようと思い、天主堂遺構左下の側道を西に向かって歩き出してすぐ、楽しそうなお買い物帰りの地元民の親子を発見し、しばらく後を付け、背景が開けた辺りで1枚戴いてみたもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_015.jpg
十五枚目のカットですが、ここもかなり有名なインスタスポットと化している、天主堂遺構が背景に見える南欧風の石畳の坂道で、何組かの小姐グループは相互にモデル役とカメラマン役を演じ分けて記念撮影に励んでいたのですが、一組だけ、本土の何処かの都市の演劇学校の生徒さんとかいう小姐が友人の女性を専らカメラマン役として引き連れ、様々なポーズなんかしながら、相手に指示して撮影させていたので、小休止の時に声かけて、後で送るからと約束し、モデルさんになって貰ったもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_016.jpg
十六枚目のカットですが、ここマカオ半島部旧市街の世界遺産地区はその街並み自体も素晴らしいですが、時折、中国本土や台湾でも考えられないようなシーンに出くわすことが有って、くすんだ街並みの中、目がい痛いような鮮やかな色使いの大胆なデザインの車が道の傍らに停められているという、まさに先のカタロニアの観光地シッチェスやらタナゴナの石畳の古い街並みで見たのとそっくりのシーン出くわし、嬉しくなって、一枚撮ってみたもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

HK18_017.jpg
十七枚目のカットですが、旧市街の最もコアなエリアでの撮影も終え、そろそろ陽が暮れてしまう前に香港行きの水中翼船に乗りたいと考え、無料バスが出発するグランドリスボアホテルに戻る道を辿り始めてすぐ、とある店舗兼住宅のアパート街の中庭に設けられたちょっとした商店街の中の洒落たブティックの店員さんが自店のショーウィンドを背景に電話に打ち興じていたので、その様子を通りざまに1枚戴いてみたもの。
レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

さて次回は、マカオのフェリーターミナルからまた水中翼船に乗って、九龍サイドに上陸し、尖沙咀のスターフェリーターミナル周辺を撮ったところから、翌15日にこれまでで一回も訪問したことがなかった、新界地区は「屏山文物古径」を雨もものかわ散策し、その後、初初日に雨で中断した油麻地から尖沙咀まで撮り歩いた成果をお披露目致しましょう、乞うご期待!!!

テーマ:旅の写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/07/22(日) 18:07:09|
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  1. 2018/07/31(火) 15:04:07 |
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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