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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Soul of Seoul tour '18 ①

さて、一週スキップしての今週のご紹介は、先の連休を利用して約2年ぶりに渡航したソウルからのレポートを二回に分けてお送りしたいと思います。
まずは恒例の行程紹介から。
9/21(金)午後1時半の便で成田から発ち、16時前にソウルは仁川空港に到着、久々のソウルということで、何の勘違いか、空港からの高速鉄道「AEX」の乗り継ぎを金浦空港駅でやってしまったので、20分は余計にかかってしまい、西大門前の宿に入れたのは18時前になってしまい、宿のオヤジに永の無沙汰のお詫びと挨拶代わりに成田で買い求めた「貉祭3割9分」を渡してからX-Pro2にCanonL50mmf1.2のみをお供に好条件の両替が明洞にあるというので、宿から歩いていく途上で撮影し、無事両替をた後、タッカルビの名店「ユガネ」で美味しい晩飯を戴き、しかるのち、また歩いて戻る途中、宿の近くにある韓流カフェ「五嘉茶(オガダ)」で美味しスィーツとお茶を戴いてから戻ったのが初日の行動。
翌9/22(土)は少々寝坊したので、着いた当初はぼんやりと遠出しようかと思っていたのをあっさりこんとギブアップ、西大門から一駅乗って光化門駅で降り、目の前の「景福宮」周辺で韓服の人々撮りながら、国立民族博物館と撮りながら移動、安国駅周辺までいったん降りて、駅近くの地元民各位御用達の格安食堂で美味しいローカルランチを戴いてから、再び北上、北村韓屋村を撮り歩いてから、安国駅まで戻って、鐘路三街駅まで移動し、その北側に広がる「育善洞韓屋村」を初訪問、陽が傾くまで撮ってから、いったん、オガダでお茶してから宿に戻り、ひと休みしてから、また晩飯のため、X-Pro2とUltron35mmf1.7をお供に明洞まで出掛けたのが行動のあらまし。
では、久々のソウルでの大冒険、前編行ってみましょう。
カメラは1~3枚目までがFujiX-Pro2、4~17枚目がLeicaM(TIPO240)、レンズは1~3枚目までがCanonL50mmf1.2、4~17枚目がVoigtlaender Ultron28mmf2.0による全コマ開放、絞り優先AEモードでの撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、着いた日、宿にチェッキンし、荷物を部屋に置いてから徳寿宮経由、市庁舎前から明洞に出るルートで両替と晩飯済ませてしまおうと宿を後にして、とっぷり暮れた街の、梨花女子大附設高校と徳寿宮の間の道を歩き出して程なく、ほんのりと暖かな色で下からライトアップされた徳寿宮の石塀の傍らを通り過ぎる人々の姿がとても平和に見えたので、思わず立ち止まって撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、市庁舎方面から明洞へ歩くと、ロッテデパートの新館前から大きな通りを渡り、明洞にあアプローチすることになるのですが、ここ韓国でも見慣れた台湾の夜市同様、煌々と照らされた歩行者天国状況の路上に所狭しと屋台、露店の類いが立ち並び、ヂモティも観光客も仲良く混じって、明らかに日本オリヂンと思えるフードにあちこちで舌鼓を打っていたので、その典型例を一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、着いた当日は金曜日ということで、ただでさえ、夜は年がら年中賑わう明洞に於いて、観光客のみならず、ヂモティ各位もお金が掛からない上、意中の異性と連れ立って歩くには格好のエリアですから、あちらこちらの路地ではいたいけなジモティの若者カポーがいそいそと連れ立って歩く姿が目に付いたので、見た目良さげな路地ですれ違った二人の後ろ姿をすれ違いざまに一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、翌22日の10時半過ぎに宿を出て、11時前から光化門前周辺で撮影を始めたのですが、特に出発前に調べた訳でもなかったのですが、ちょうど「仲秋」という祝日に当たっていて、そのためか、いつもになく韓服の男女が多く、声を掛けて撮らせて貰う立場の人間としては選り取り見取りで嬉しい限りだったのですが、たまたま声をかけた一組目が中国からの正真正銘「小姐」の一団だったので、モデルさんになって貰ったお返しに全員のアイポン、デヂカメで記念撮影お当番をして差し上げたという貴重な経験を物語る一枚。

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五枚目のカットですが、小姐各位と英語と中国語のチャンポンで話はそこそこ弾んではいたのですが、実は、目線はもはや、門の下で一日何回か行われる衛兵交替の儀式に移っていて、11時から開始された儀式がそんなに長い時間続くはずもないので、気が気でなかったのですが、ダッシュで門の下まで移動し、駆け込みセーフで最後の3分間のハイライトを撮れたもの。

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六枚目のカットですが、景福宮の無料エリアである光化門内の広場で何組かに声かけて、それらはまたいつの日にかの写真展ネタとして取っておくとして、次なる目的地である国立民族博物館とその附設公園・民家園のエリアには景福宮の入場券買っていないので、いったん、塀の外の東側の通路を通らねばならないのですが、景福宮の東側の通用門から出ようとしたところ、いたいけな韓服の幼い兄妹に遭遇したため、傍らのオモニに交渉してモデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、国立民族博物館への道すがら、色々な人々とすれ違いますが、その中で目を惹いたのが、目鼻立ちの整った白人カポーのうち、アガシのみきちっと韓服を着こなし、オッパーの方は、ラッパーとか、そんなラフな欧米のカッコで仲睦まじげに歩いていたのですから、撮りたいと思わない方がどうかしているので、当然、声かけて、出演交渉したのですが、北欧かと思いきや、何とコスタリカからやってきたとのことで、この前の週はと東京に寄ってたというお二方にモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、敷地東側の通路から、祝日は入場料無料の国立民族博物館の敷地に足を踏み入れてみれば、それこそ安東河廻村とか、良洞民族村辺りからそのまま切り取って持ってきたような、イ・サンとかとトンイの活躍した時代の、庶民から郷士レベルの民家が再現され、中に入ったり、それらの前で記念撮影したりできるようになっているのですが、たまたま中学校のクラスの仲間が連れ立って韓服着て遊びに来ていたのを捕まえ、韓屋前でモデルさんになって貰ったもの。

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九枚目のカットですが、同じく博物館敷地内の民家園で韓服に身を固めているのは韓国人と日本人観光客だだけでなく、上海から来たと云う、中国産アガシ二名とそのご両親の家族旅行で、ヲヤヂさんが晴れの?衣装に身を包んだ、ご自慢の娘さんを韓屋前で記念撮影しているところに交渉して混ぜて貰ったもの。

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十枚目のカットですが、同じく民家園で何か面白げなシーンはないものかとほっつき歩いていたら、その一角に珍しいことにひまわり畑みたいになっていたエリアがあり、国内では今年は全然ひまわりが撮れなかったといううっ憤も手伝って、韓屋裏というロケーションによる、背景にも恵まれたことから、上機嫌で撮った一枚。

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十一枚目のカットですが、民家園から離れ、観光客でいつも賑わう、李朝時代の十二支日時計を再現したおオブヂエが設置された博物館西側の公園エリアに足を運んでみれば、これまで冬しか来たことがなかったので、
目にすることがなかった緑化トンネルのような趣向の蔓植物を張り巡らせたアーチがあり、その中を眉目麗しいか韓服のアガシがいそいそと歩いて来たので、有難く1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、次なる目的地、北村韓屋村での撮影は長丁場になり、かつ坂道が多いエリアなので、食事できる場所も少ないことも考慮し、いったん、安国駅付近まで下り、駅周辺で見つけた、地元の中高生で賑わう食堂で、「キムパブ」という海苔巻と「ピビンクグス」という真っ赤っかな冷麺みたいなものを美味しく頂き、再び気力充実し、北村とは道路一本隔てて東側のエリアから北上し、しかるべき緯度で道を渡り、韓屋村へ入ろうと歩き出した矢先に目に留まった、いかにも韓国の路地裏的な風景。

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十三枚目のカットですが、安国駅の東側のエリアを北上して、そろそろ西側の大通りを渡り、北村韓屋村エリアに入ろうかいな、とか思った矢先、幾つか点在していた、それでも人が住んで、キチンと手入れをされている韓屋の軒下に通り過ぎる人達の目を愉しませようとさりげなく季節の花が活けられたプランターが置かれていたので、その心根に感じ入って一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ほどなく北村韓屋村の観光客で賑わう中心エリア、いわゆる「例の坂」と云われる、「冬ソナ」や「天国の階段」などでもれなく登場する、ソウル中心部が見通せる緩くて長い坂も含まれる一帯を撮り歩いていたら、前に来た時にはまず見かけなかったのですが、地元住民の静謐に暮らしたいとの意向と観光資源の活用との折り合いをつけるべく登場したであろう「お静かに!」プラカードのアガシ二名が目に付いたので、労をねぎらいがてら調子こいてモデルさんになって貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、いわゆる「例の坂」を下りながら辺りを撮影し、安国駅へと向かう大通りに出る直前の辺りには、観光客にも開放された韓国文化を学べるミニカルチャスクールのような韓屋もあるのですが、そのうちのひとつがなかなか良い佇まいだったので、断って中に入れて貰い、庭先から撮らせて貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、安国駅から地下鉄に乗って、鐘路三街駅まで移動、その駅の北側に広がる、いわゆる再開発エリアの韓屋村「育善洞」は、今やいたいけな地元のアガシ、オッパーで賑わう最先端のオッサレーなファッション、飲食街として知られており、今回、その話を聞いて初めて訪問し、イケてるカフェの前をおデートするヂモティかカポーを見かけたので、後ろ姿でモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、これが韓屋村の中でも、色遣い、オブヂェの配置などの観点から頭ひとつ抜け出たカンヂで、それこそ、原宿は言うまでもなく、バルセロナやミラノ辺りでも善戦しそうな店構えのカフェが目に留まったのので、店の前の客引きのオッパーに店の前でモデルになってよ、とか頼んだら、はにかんだ笑顔で恥かしがって店の中に逃げ込んぢゃったので、仕方なく、店構えだけ撮らせて貰ったもの。
さて、次週はソウル旅行での後編、長距離バスでの艱難辛苦の挙句辿り着いた、群山「線路村」での出会い等をお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2018/09/30(日) 19:14:00|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

倭国といわれていた時代にさかのぼるような、「いまの」韓国の雰囲気にのまれるかのような風光が面白かったです。

写真には多国言語も一気に現前してしまうので、街並みの多くの文字を見るのも楽しいものです。

キャノンの大口径とAPS-cカメラの組み合わせは、郷愁を感じるような柔らかい雰囲気が良かったです。また、レポート的で眼差しの自然なライカと35㎜レンズの組み合わせを基本に据えているのも、安心感のある眼差しのための適切な選択だと思いました。

これからますます国際化が進み、対外的な民族の交流が加速するでしょうから、逆にこれらの写真の様に、国内古典文化への求心力が強くなるのかも知れませんね。

自分たちが居なくなる近い将来を予感させるような、そんな「未来」を予見させるような旅行記にもみえてきました。

次回作も楽しみにしています。
  1. 2018/10/10(水) 11:22:46 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
ありがとうございます。
そうですね。
反日国家と云われ、渡航するのは、一部の、情報操作手段とも云われる韓流ドラマやK-POPに洗脳された?情弱の人々、と紋切り型のセリフで斬って棄ててしまおうという向きもないではないですが、それでも実際に現地に訪問してみれば、純粋にアジアの先進国である日本人の実物に関心を持つ若い世代や、同じ世代の似たような民族の人間が隣国で事実どんな暮らしをしているのかじかに話をしてみたいと思う中年以上の人々も居ますし、かたや商売人には中国人も日本人も白人も関係ないですし、違う国に来ているという最小限の意識され心の底に留めておけば、案外、居心地良いものです。百聞は一見にしかず・・・お気に入りのカメラを持ってこの国を旅されることを是非ともお勧め致します。
  1. 2018/10/11(木) 23:45:35 |
  2. URL |
  3. Charley944 #zdvXpt9s
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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