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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Going back to extreamely gorgeous festival from Edo-era~Kawagoe Festival'18~

さて、今週のご紹介は、予告をするのをすっかり放念上人してしまいましたが、そこはそれ実家が浄土宗ということで、笑ってお許し戴くこととして、鹿沼祭り以降、すっかり日本の山車祭りモードにスイッチが入ってしまいましたので、熱狂と興奮の佐原祭りに引き続き、その翌週10/10(土)に行われた川越祭りにも余勢を駆って出掛けてきましたので、当日、午後遅くの俄か豪雨までに辛うじて撮った中から、そこそこのレヴェルのものを選ってお送り致したと思います。
カメラは久々のLeica M8、レンズは初組み合わせのVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での全コマ絞り開放によるAEモードとなります。
では、当日の行動に沿って実写結果を見て参りましょう。

Kawagoe18_001.jpg
まず一枚目のカットですが、今回は家を時間が少々遅かったので、いつもの西武線の本川越経由ではなく、駅こそ少々遠いのですが、電車に乗っている時間はレッドアロー以外であれば確実に早い東京メトロ+東上線のリレーで東武川越駅に入り、着いて直後、駅ビルで丸ノ内より高い中華のランチを食べて、少々後味悪い気分で街に出ながらも、佐原でも散々聞いて耳に残る「大杉あんば」のお囃子が聞こえる方向に歩いて行ったら、町会の旅所でライブやってたので、話をつけて最前列で撮らせて貰った一枚。

Kawagoe18_002.jpg
二枚目のカットですが、どうしても先入観で、川越は佐原や鹿沼、そして栃木と違って都会だから、写真撮らせて貰うのが難しいと思い込んで駅に降り立ったのですが、町会の方々と今年は石岡は失礼したが、鹿沼かからずっと撮り歩いて、来月は栃木祭りの本祭りまで撮りに行く、とか話をしたら、それならじゃんじゃん撮って宣伝して下さいよ、ということで、旅所周りの風景を何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

Kawagoe18_003.jpg
三枚目のカットですが、本川越の前から札ノ辻方面に抜けるメインストリートは14時半過ぎにはもはや竹下通りの込み具合を軽く超え、歳末のアメ横か、明治神宮の元旦の初詣で賑わう参道入り口付近くらいにはたっ達してきたので、こんなの付き合ってらんないとばかり、「蔵造りの街への抜け道」の立て看板を頼みに東側の側道へ抜け、そこでも結構、山車を中心とした町会の一座で賑わっていたので、いたいけな子供たちにも「背負ってるとこ撮らしてね♪」とか軽快に声掛けながら撮り歩いた時の一枚。

Kawagoe18_004.jpg
四枚目のカットですが、これも蔵造りの街への抜け道と称するメインストリートの二本ほど東の側道を札ノ辻方面へ歩きながら被写体を探していたら、ちょうど、山車を綱で曳いてきた町会の一座と遭遇したので、遥か後方の山車を背景に、まだお若いのに疲労困憊のご様子のいたいけな曳き手の童子達の姿を撮ってみたもの。

Kawagoe18_005.jpg
五枚目のカットですが、大正浪漫通りの入り口に接する東西の通りに出て、そこからメインストリートへ向か途中、お祭りには付きものの、露天商各位の仕事場である屋台、露店の類いがそこここに出ていて、そのひとつ、確か風船釣りだったかと思いますが、連雀町という「太田道灌」を山車のメインキャラクターとする町会の老若男女がたむろしていたので、その中でもhときわ目を惹く美形の小姐が顔を上げた刹那シャッターを切ってみたもの。

Kawagoe18_006.jpg
六枚目のカットですが、メインストリートに出てみると、山車の上しかお囃子を奏でない他所のお祭りと異なり、ここ川越では町会ごとに特設ステージみたいなものを通りに面した高いところにしつらえており、一番先にめ目に留まったのですが、やや年配ながら、おかめの面を被った小姐がかなり上手に神楽を舞っていたので、ここでも町会の人に声かけてフロントローに通して貰い、真下から何枚か撮った一枚。

Kawagoe18_007.jpg
七枚目のカットですが、当日はやや雲が多かったこともあり、15時も近くになるとだいぶ陽が傾き、色温度も低くなってきたカンジで、その夕方のオレンジがかった陽射しを背中に浴びながら、パパに肩車されたいたいけな極小姐の赤い祭り半纏の色がとても印象的だったので、後ろをつけて一枚戴いてみたもの

Kawagoe18_008.jpg
八枚目のカットですが、確か蔵造通りに入ってすぐ、埼玉銀行のドーム建築が遠くに見えるか見えないかの辺りで、町会の旅所に設けられた小休止用の仮設ベンチみたいなところに腰掛けて、仲睦まじく肩寄せ合って、スマホンで自撮りなんか試みていた西洋人のカポーが目に留まったので、おもむろに歩み寄り、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

Kawagoe18_009.jpg
九枚目のカットですが、西欧人カポーに気を取られ、肝心の町会の特設ステージ上のアトラクションが後回しになってしまったのですが、こちらでは、お正月でもないのに、獅子舞がシングルで繰り広げられており、その縁起にあやかろうと、いたいけな我が子の頭をパックンチョして貰おうと幼子を抱えた若い親が近寄って来たので、その前に勇壮に姿を一枚戴いてみたもの。

Kawagoe18_010.jpg
十枚目のカットですが、なかなか撮り易くて面白いと思いながら、蔵造通りを札ノ辻方面に更に進んで行くと、居ました、居ました、佐原では居なかった先導の手古舞社中のいたいけな極小姐各位の姿が目に留まったのでさっそく嬉しくなってダッシュし、外国人観光客やカメ爺、カメ婆に混じって、そのいたいけながらも華麗な祭り装束を一枚撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、同じ町会の先導の手古舞社中の保護者にお礼言ってから、山車の方向に向き直ってみれば、手古舞すぐ後ろの綱の曳き手は、ここでもいたいけな童子小隊がその重責を担っており、おつかれのご様子ながら、なかなか良い表情を見せてくれていたので、近寄りざまに数枚撮らせて貰ったうちの一枚。

Kawagoe18_012.jpg
十二枚目のカットですが、このメインストリート上ではスケジュール上、元からそうなっているのか、或いは想定外の人出で身動き取れず、不本意ながら停車待機しているのか、判別のしようもありませんが、至る所に山車が停車し、周囲には町会の老若男女がたむろし、思い思いに時間を潰していましたが、江戸時代になぞらえた祭り装束に因んでではないでしょうが、スマホンではなく、唄と手を使ったゲームみたいなことをやって暇つぶししていたグループがあったので近寄って一枚撮らせて貰ったもの。

Kawagoe18_013.jpg
十三枚目のカットですが、あまりひとつの町会の山車で時間を費やすのも本意ではなかったので、適当に切切り上げ、また札ノ辻方面に歩き出すと50mもいかない辺りでゆっくり動きだした次の山車に遭遇したのですが、何と佐原でも数年前の夏に見掛けた「本河岸」地区の祭神、おかめこと「天之鈿女」の像ではないですか、ということで思わず懐かしくなって、立ち止まり、山車全体像を撮ってみたもの。

Kawagoe18_014.jpg
十四枚目のカットですが、札ノ辻の手前まで歩いて行った辺りで、暗雲垂れ込め、空模様がそろそろヤヴァくなってきたので、元来た道を引き返し、その途中、埼玉銀行ドームの反対側辺りに位置する、大正辺りのモダンな色使いの木造モルタル長屋の辺りを撮ろうかとしたら、ちょうど、ヂモティと思しき童子が前を横切ったので、たタイミング合わせてシャッター切ってみたもの。

Kawagoe18_015.jpg
十五枚目のカットですが、木造モルタル長屋の反対側の埼玉銀行ドーム方面に目を向けると、ちょうど、台風の到来時のような黒く低い雲が見る見るうちに渦巻いて濃さを増して来たので、ドームの建物の白い壁自体は夕陽を浴びてオレンジに輝いてはいたのですが、駅方面を目指し、戻れるところまでは戻っておこうと踵を返す直前に撮ったもの。

Kawagoe18_016.jpg
十六枚目のカットですが、駅まで速足で戻る途中の蔵造通りの路上で、先ほど、「おかめ」と遭遇したからではなないですが、見事なひょっとこの神楽を披露し、道行く人々を愉しませている町会の特設ステージが目に留まったので、少しぐらいならと、ステージの下に通して貰って、眺めながら2~3枚撮ったうちのベストショット。

Kawagoe18_017.jpg
十七枚目のカットですが、戻る途中の商店の軒先、包丁などの刃物が整然と並べられたショーウインドーを熱心に眺める西洋人の小姐の姿が目に留まったので、横顔でも撮ろうかと思い、そっとシャッターを切った刹那、気配を感じてこっちを向き直ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、川越祭りは「混む」「撮りづらい」「食事・お茶出来ない」というイメージ先行でななかなか足が向かなかったのですが、今回は夕方から俄か雨が降るという天気予報のためか、或いは他の鹿沼も佐原も人出が多く、相対的に著しく混んでいるとも思えなくなったのか、前回ほど大変な思いはせず、心地良く短時間で結構な枚数が稼げたと思いました。

さて、次回はまた新作レンズの試写結果でもお送り致しましょうかね、乞うご期待!!
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  1. 2018/10/28(日) 17:57:54|
  2. 旅写真
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コメント

毎回、情熱的な各所参入で頭が下がる思いです。

今回は久しぶりのm8ということで、35㎜が47㎜相当の標準レンズ画角ということを当初は忘れて拝見していました。

若干Y色が強めな気がしましたが、フォクトレンダーブランドの若干渋めな色を際立たせているかもしれません。
また、この程度の掲載でのサイズではm240と比べてもシャープさは遜色無く見えました。

35㎜f1,7自体はとりたてて気にしていない色再現も、15枚目のようないつもと違う空気感の場面になり濃い目な再現に成ると、迫力と空気感を感じます。
また、最後のカットは他とは違った緊張感があって、こうした人間同士の瞬間的な感触こそスナップの醍醐味と感じる向きにはたまらない場面に仕上がっていると思いました。

全体に見てもまだまだ実用的なM8で、一部ではクラシックな描写を際立たせるマニアもいる中で、これが10万円台で手に入るとみると、最近見られる海外ブランドやコストダウン機種への参入よりも、これからのライカ社の新規参入者への幅広く時間を掛けたアフターサービスをm8というデジタルライカ記念碑的な機種に期待したいものです。
  1. 2018/10/29(月) 21:28:13 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

treizieme ordreさん
ありがとうございます。
亀レス申し訳ありませんでした。
確かに暖色系の色合いが全編を通じ貫かれているとも言えますが、貴兄もご記憶かと思いますが、先のバルセロナでのロケによった写真展でも、このレンズを用いたM240のカットも相当暖色系に寄っていましたから、カメラ本体の描写傾向というよりむしろ、コシナによる”クラッシック”レンズの解釈なのかも知れません。
なお、このM8自体も前にお話しした通り、一昨年の秋に近代化大改修を行っていますので、どちらかと云えば、線が細めであっさりこんとした初期型のM8というよりは、太目の線でこってりと描くM-Eに近い絵作りに寄せられているので、その延長線にあるM240ともそれほど違和感ない描写とカンジられたのではないでしょうか。それにしても、貴兄おっしゃられる通り、一番最後のカットみたいに、横顔撮ろうとした刹那、向き直られて、おもむろに「美人に撮れたか?」とか問いただされ、モニター見せたら、オケーと破顔してカンベンして貰ったというエピソードは案外、スナップには国境はないのかも知れないと思ったものでした。
  1. 2018/10/31(水) 22:43:53 |
  2. URL |
  3. Charley944 #zdvXpt9s
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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