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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Nostalgic tour around Setouchi Area '18~①

さて、今週のご紹介は予告通り、11月下旬の連休を利用して約2年ぶり訪れた鞆の浦~尾道、姫路の街の様子を二回に亘ってお送りするうちの初回、鞆の浦編をレポート致します。

まずは、恒例の行程紹介ですが、11/22(木)にたまたま奉公先の関西地区の工場への出張が入り、これが三連休の前日であったことから、関西地区の何処かに宿を取ってあちこち見て回ろうと考えたのですが、今日び、世の中、そんなに甘かろうはずもなく、結局、まともな宿が手頃なお値段で取れたのが、姫路駅前の新しい、JR西日本系列のホテル、ここを拠点として、在来線で移動可能な範囲を見て回ることとし、その結果、滞在二日目の11/23は終日、鞆の浦、尾道、11/24はお昼過ぎ迄、姫路城内をくまなく見て回ることとしたのです。
では、さっそく、前編として、鞆の浦の何処か懐かしい街の様子を逐次見て参りましょう。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはCine-Xenon28mmf2.0mod.M by F.G.W.G、撮影条件は全コマ開放による絞り優先AEモードとなります。

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まず一枚目のカットですが、行きは撮影を早く開始し、超人気店で名代の鯛めしを食べたかったので、堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、豪華にも福山まで新幹線で移動し、そこから、鞆鉄道バスで終点の鞆港まで移動し、降りた目の前の漁港に浮かぶ、まだ新しく白い船体の漁船群を、遠くの空に浮かぶ雲として背景に撮ってみたもの。

Kansai18_002.jpg
二枚目のカットですが、鞆港から、街のシンボル兼観光のランドマークともなっている石造りの常夜灯迄は、いったん、蔵造の旧家の間の軒下のような狭い通路を潜り抜け、石畳の通りを通らねばならないのですが、さすが街の方々も、観光客の目を意識してか、古めかしい木造の旧家のあちらこちらに季節の花々を植えていて、とてもその心根を素晴らしく思い、また木造の家並みの通りとマッチししていると思い、至近距離で菊の植栽を撮ってみたもの

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三枚目のカットですが、ここ鞆の浦は瀬戸内の押しも押されぬ著名観光地であることは疑いようもないのですが、それ以外にも名産品というか、明治時代くらいまでは街の主要産業となっていた「保命酒」という薬用酒を調整・販売する蔵元が複数所在していて、それらが皆揃って旧家であり、街並みの景観保護に多大なる貢献をしているとのことで、いたいけな観光客の小姐二名組が通り掛かるのを狙いすまして店先の様子撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、鞆港からところどころで写真を撮りながら歩くこと約10分弱で港の目の前に見えていた昔の灯台である石造りの常夜灯の真下に到着すると、先客の親子連れが、あまりお行儀良いとも言えないですが、いたいけな童子の兄弟を常夜灯の台座の部分に座らせて記念撮影なんかやっていたので、大きさを判り易くするにも好都合だったので、28mmのAPS-C換算42mm相当の画角で常夜灯の全貌が収まる位置まで下がって、空に浮かぶ雲などを背景に撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、お昼の時間を意識して行動しなければならなかったため、常夜灯の周辺であまり時間を潰すわけにもいかず、これまで行ったことがない、”鞆”の名の示す通り、円弧状になっている、鞆港右手方向の山手にあるお社方面に歩き出した直後に通りがかった保命酒の蔵元の一つの佇まいを通りから撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、これも何処か地中海沿岸の都市の旧市街を思わせるような、鞆の街の迷路の如き路地に足を踏み入れた時に丁度、背の高い白壁の土蔵に囲まれた一角に差し掛かったので、スペインのマラガやバルセロナ旧市街の白い壁の裏通りみを思い出し、似せた構図で撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、これも裏通りの保命酒の蔵元の勝手口というか、商売を行っている店頭の反対側の漆喰作りに瓦が載せられた塀に繋がった玄関の角の部分に載せられた、瓦と同じ材質の大黒様の像を発見、その福々しい表情に魅せられ、最短距離で一枚撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、円弧上の湾の一方の端の小高い丘の上にある神社の石段を上る途中で、樹々の枝葉の間から、何故か青い施釉瓦を葺いてある家の屋根越しに鞆港の鏡の如く静まった水面に浮かぶ小舟数隻が見え、それが何処となく、地中海沿いの港町のような佇まいだったため、足を止めて一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、丘の上の神社の賽銭箱に些少ながらお賽銭を上げ、形に則った参拝ののち、ランチタイムが迫っているため、足早にもと来た道を戻ることとし、鞆の古い街並みを歩いていたら、往きでは完全に見落としていた、元床屋の土産物屋みたいな店舗兼住宅の店頭のガラス窓の木枠細工がとても魅力的に思え、ここでも足を止めて一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、お目当てのお店は、観光客が目当てに並ぶ超人気店であり、ランチタイムとはいえ、人気メニューは実質限定商品みたいなものなので、鞆港の細い道経由お店に向かうと時間がかかってしまうため、往きとは違う、海岸線より一本山際のショートカットの道路を通って移動する際、ここでも保命酒の蔵元の立派な土蔵が道を挟んで建ち並んでいたので、立ち止まり、路傍から一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、ここも山際の道沿いでは結構有名なお店らしく、何となく、同じ江戸時代の街並みを残す、長浜の黒塀スクェア辺りからそのまま切り取って持ってきたんぢゃまいかと見まがうようなベンガラ塗りの木造店舗兼住宅が街道辻に建っていたので、これも有り難く一枚頂戴したもの。

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十二枚目のカットですが、これも山際の道から一本脇にそれた裏通りの風景で、まさに粋な黒塀、み見越しの松に婀娜な姿の洗い髪♪とかお富さんが風呂桶抱えてそこらから出てきそうな雰囲気の、神楽坂とはまた違った雰囲気の通りだったので、急く心を抑え、立ち止まって一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、先の黒塀を巡らせた旧家が立ち並ぶ一帯で、元は清酒の造り酒屋だったのでしょうか、うちの母方の実家にもあったような磁器製の、ご当地銘柄入りの通い酒樽が元店舗の店頭脇にひっそりと季節の菊の花の生け花と一緒に飾られていたのがとてもイイ雰囲気を醸し出していたので、今は亡き、故郷の造り酒屋へのノスタルジーも込めて一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、これもお目当ての鯛料理専門店まで目と鼻の先まで来た辺りで、そろそろ海岸通りに下ろうかなという頃合いに通りに面して建てられていた荘厳な木造の店舗兼住宅の、凝った細工の窓桟や、屋根下の壁面の漆喰細工がとても見事であったため、ランチタイムもそっちのけで、ため息つきながら眺め、シャッター切った内の一枚。

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十五枚目のカットですが、いざ海岸沿いの道路へと動きだした刹那、改造マフラーからの野太いエクゾーストノートと太いラヂアルタイヤが石畳の道をそこそこの速度で走る時に奏でる独特なトレッド音を立てながら、今は流行らない、ハの字シャコタンの初代ユーノスロードスターが古い街並みの中を走って来たので、振り返りざま一閃浴びせたもの。
Kansai18_016.jpg
十六枚目のカットですが、何とか12時ちょい過ぎにお店には辿り着き、先客が居て席が塞がっていいたので、外で待つこと5分強、ヲヤヂさん自らが引き戸を開けて店の中に招き入れてくれ、何と最後の一人前の「鯛めしデラックス」にありつくことが出来、ヲヤヂさんに再会を約し、店を出て、福山行のバス時刻までは15分少々あったので、バス停周辺でも撮ろうと思い、仙酔島が一望出来る展望スペースに登る途上、かの坂本龍馬の「いろは丸」を模した連絡船が出航するところだったので、岸から一枚撮ってみたもの。

Kansai18_017.jpg
十七枚目のカットですが、確か船着き場の背後の小高い丘の上にも展望台があって、そこから鞆の浦の湾が一望出来たっけかなとか思いだし、石段を登って行ったら、丘の周囲はいつのまにか、日暮里の夕焼けだ段々みたいに野良猫のサンクチュアリと化し、そこそこ手入れされたような野良猫が人間を恐れる様子もなく、悠々自適に暮らしていたので、音も無く近寄り、寛いでいる様子を至近距離で一枚撮ってみたもの。

さて、次回は、福山駅から山陽本線で至近の尾道に移動し、そこで日暮れまで撮った街の様子と、翌日、帰京前に隅から隅まで検分した姫路城界隈の様子をお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2018/12/09(日) 19:40:32|
  2. 旅写真
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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