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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Hong Kong winter photographic tour'18~②

さて、今宵のご紹介は、先週からの香港・澳門ツア'18冬の後編をお送りしたいと思います。
今回は全行程を通じ、そこそこ天気には恵まれたのですが、滞在三日目に市街地から遠出することとなった大墺(タイオー)では撮影途中からあいにく雨に祟られ、いつもの二台使い分けというわけにも行かず、防水性能に優れるX-Pro2のみでの撮影となってしまったのが残念で、その反面、最終日は空港には12時過ぎに着けば良かったため、出発前に北角のホテル周辺を小一時間ほどスナップして回る時間があったのには助かりました。
では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を逐次見て参りましょう。
機材は、1~11枚目はFuji X-Pro2にLeitz Elmarit28mmf2.8、12~17枚目はLeica M(TIPO240)にVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による全コマ開放での絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、宿の位置する北角から当日の撮影目的地「大墺」へは、まず港島線のMRTで中環に移動し、そこから、ランタオ島へ向かう空港快速線と平行して走る東涌線に乗り換え、終点の東涌駅で降り、そこから徒歩3分程度のバスターミナルに移動し、大墺行きバスに乗って、小一時間のドライヴののち、やっと到着した終点、大墺バスターミナルから老街へ移動する途中の堤防上から見た風景を撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、バスターミナルに到着して、大墺の目抜き通りに出るには、ミニ勝鬨橋みたいな、ブルーのペイントも色鮮やかな可動吊り橋を渡ることになるのですが、その橋の根本には、ちゃっかり、観光船の受付と勧誘の人々が待ち構えていて、気の弱そうな観光客を言葉巧みに釣り上げ、周辺を遊覧する舟に乗せるですが、その橋に続く、建物のような回廊の入り口を一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、ミニ勝鬨橋を渡り切ると、すぐそこは台湾や釜山、或いはアユタヤの水上マーケットににも通じるような、アジア固有の、店舗でありながら、限りなく、露店や屋台に近い非日常感のテイストを前面に出し、右も左も判らないような、いたいけな観光客各位にお金を落として貰おうと渾身の努力が窺われるのですが、その中でも、脱力系のお店も少なからずあるもので、猫に店番任せ、店主のようなアヂュモニはあくびしながらぼぉっと生きてるカンジだったので、その様子を店先から一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、まずは老街を通り抜け、昼飯前の一仕事とばかり、集落奥、右手方向のどん詰まりに在る船着き場迄、撮りながら集落を散策しようと思い、なんか、10月に出掛けた鞆の浦にそこはかとなく雰囲気似てなくもないな、などと取り留めもないことを考えながら歩いていたら、この日は小雨模様だったにも関わらず、年に数回の低潮位の日だったとのことで、砂浜というか、泥の干潟に座礁したドラゴンボートの威容が目に留まったため、至近距離まで降りて行って、一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、撮ったあとに石の上ですってんころりと転げ、不幸中の幸いでポケットにハンケチを入れていた右側のお尻で、尖った岩に着地したので、名誉?の負傷は避けられたのですが、またて堤防の上の通りに戻り、船着き場を目指して歩いていたら、いつも目に付く、シルバーメタリックに塗りつぶされた未来的ながら、そこはかとなくチープでキッチュなカンジの住宅群を間の通路から撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、集落奥の船着き場迄の浜沿いの一本道を歩いていくと、そこここで、日除けパラソルやら、イベント用テントやらを軒先に並べて、プランクトンの回遊を待ち構えている腔腸動物よろしく、観光客のそぞろ歩きを狙い、"特産物"と称する手作り系の土産物などを商魂逞しく商っていたのですが、そこはそれ、中華系のゲストも値切りには一家言有りますから、丁々発止で値切り合戦しているさ最中に利敵行為とも取れるような、あれ欲しい、これ欲しいとの収拾着かないカオスショッピンの様子を裏から笑顔で撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、船着き場へ続く集落の一本道沿いには、なかなか風情のある民家もあちらこちらで目に付き、理由は不明ですが、こんな海沿いというか、半分近く家屋が水上に迫り出したような強腐食環境で総金属(トタン?)張りの住宅に好き好んで住んでいて、概して銀色なのですが、たまには、ネイチャー志向なのか、緑に塗ってみたり、たまにはカモフラーヂュ柄にでもしてみたかったのか、禿げたままにしていたりと、なかなか面白い美的感覚を見せて貰えるので、感心して一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですがこの道に面して建てられている住戸は何もヨド物置の親類みたいな、武骨で無機的な四角形の箱型メタリック建築という訳でもなく、概してヨド物置系は海側に多いのですが、たまには、庭付き一戸建て4LDKみたいな、堅気の勤め人にマイホームみたいなのがあって、そういう家の人間は概して日本ファンが多いらしく、庭の植栽の異物に目を凝らしてみれば、何とドラエモンのフィギュアが百舌のはやにえの如く木の枝に飾られていたので、面白がって一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、庭付き一戸建ての住戸は船着き場方面に何戸か建っていて、その並びが切れる辺りで、何故か、干し蝦の加工広場が有り、その番犬ならぬ、鳶除けの任務を負わされたと思しき猫が人恋しいのか、みゃぁとか啼いて、逃げもしないので、至近距離でその緩い雰囲気ごと捉えてみたもの。

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十枚目のカットですが、通りの起点に相当するフリーマーケット場みたいな場所から、そぞろ歩きすること約20分ばかしで一番奥に位置し、徒歩ないし、軽車両で到達可能な場所である船着き場迄辿り着き、そこでは撮るものもなさそうだったので、スマホンで到着の証拠写真のみ撮って、また元来た道を辿りながら歩いていたら、道の両側に物販コーナーが建ち並ぶ辺りで、なかなか軽い足取りで前を歩くロコガールが目に付いたので、速足で追いつき、後ろ姿モデルさんになって貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、そろそろ、雨足も強くなってきたのと、夕方に近づくと、東湧への唯一のこ交通手段であるバス待ちの行列が信じ難いほどに成長し、前回などはGWに来てしまったがために、ラマ島の饅頭レースの殺人的混雑を避けようとした行楽難民各位とバッティングし、1時間以上の行列でバスを待たねばならなかったため、集落を一回りして撮るだけ撮ったら、長居は無用とばかり、バスターミナルに向かう途中、水上住居の佇まいを対岸から撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、そもそも香港は日本と1時間の時差があるため、ふだん、物ぐさこいて、休みの日は9時過ぎに起きるような体内時計を持っていても、こちらでは8時過ぎに目が覚めることになり、15時発のフライトでは12時台に空港に着けば、ラウンジでランチ戴いて寛げるので、12時チェックアウトといということもあり、11時前迄に宿戻りゃイイんぢゃね、とすぐ裏の北角のマーケットプレイスに足を運んだ時、目に付いたフェラーリレッドのトラムを撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、基本的に香港の市井の人々、特に中高年の庶民は観光気分の外国人に写真なんか撮られることを極度に嫌いますから、ここ北角でも、トラムが高層アパート谷間のマーケットプレイスを進んで行く画は撮り放題でも、両側の商店ではカメラなんか向けようもんなら、あっち行け!とばかりにしっしっと手払いされてしまうので、遠慮がちに店頭の色鮮やかなバナナなど撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、不用意に店の中にカメラなんか向けようもんなら、それこそ反日デモでも起こさんばかりの鬼気迫る表情で追っ払われますが、意外と、通り上で写真撮ってても、通行人のアジュモニやら、オモニなど、嫌がる風でなく、笑顔で談笑しながら歩いてきて、あたかも街路樹の傍らを通り過ぎるが如く、すれ違っていくので、結構、自然なカンジのストリートスナップが撮れますよ、との物証的一枚。

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十五枚目のカットですが、同じく北角マーケットの路上で、なかなか楽し気な雰囲気で語らい合いながらすれ違っていった親子連れが居たので、後ろ姿なら、当事者は勿論のこと、誰も文句の言いようがないでしょう、とばかりに足早に追い縋ってビルの谷間を背景に撮ってみた一枚。

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十六枚目のカットですが、そうこうしているうちに時間も迫ってきて、朝飯代わりに、着いた時から気になっていた"オマールロブスタ入りお粥"を食べねばならないので、早々に切り上げようと、カメラを仕舞いかけた丁度その時、ピンク基調のカラフルなトラムがマンションの谷間をそろりそろりとチンチン警報を時折鳴らしながら近づいてきたので、暫し空腹も忘れ、間合いを測って撮った必殺ショット。

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十七枚目のカットですが、北角のマーケットプレイスから、目抜き通りであるキングスロードを挟んで反対側に位置する「海皇粥店」へと向かう途上、ふと名残を惜しみ、トラム停車場を横切る形で設置された、横断歩道の途中に立ち止まって、香港の朝って、ホント、みんなせわしそうに歩いているんだねぇ・・・とか妙に感心しながら、その往来の様子を一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、3泊4日の中二日コースでしたが、到着時も、帰国日も有効に撮影に使えたので、そこそこ枚数も伸び、思う存分とは言えないものの、旨いものもそれなりに食べることが出来たので、格安航空券+激安ホテルによるお手軽ツアーも悪くはないと思った次第。何せ、出張の時の3分の1以下のコストでの渡航でも滞在時の満足度は遥かに高いですからね・・・

さて、次回は遅れがってになっていますが、工房製国産旧レンズと巡った川越の街の新年の様子をお送りしたいと思います、乞うご期待!!

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  1. 2019/01/27(日) 19:04:04|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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