FC2ブログ

深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

一個在友邦國家釋放思緒的旅程~Taiwan Photographic Tour '19.Jan.~①

さて、今宵のご紹介は、先週の予告通り、年明け早々渡航した3泊4日の台湾の旅から、二週に亘り紹介するうちの前編、高雄~台南編をお送りしたいと思います。

まずは恒例の行程レヴューですが、1/11の午後のキャセイ便で台北に入り、宿に着いたのが19時近くになっていて、翌日は台湾新幹線で遠出する予定だったので、そのまま晩飯だけ駅ビルまで食べに行っておしまい、翌12日は10時過ぎの新幹線で左営(高雄市)駅迄移動、そこでランチ後、台湾国鉄に一駅だけ乗って、蓮池潬という大きな池というか小さな湖の周りに仏教関連建造物が立つ、極楽浄土のテーマパークみたいなところに徒歩で移動、そこで1時間半ほど滞在してから、また徒歩と台湾国鉄で左営駅迄移動し、そこから新幹線で30分もかからない距離の台南駅まで移動し、また台湾国鉄経由、台南の市内へ移動し、バスで神農街へ行こうと30分以上も来ないし、来たバスには乗車拒否され、仕方なく、タクシーの言い値で神農街へ移動し、日暮れ迄撮って、バスと在来線、そそして台湾新幹線乗り継いで台北へ戻った、というのが今回ご紹介する二日目の行動のあらまし。

では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズが1~7枚目迄がLeitz Elmarit21mmf2.8、8~17枚目迄がVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による全コマ絞り開放での絞り優先AE撮影。

Taipei19_01_001.jpg
まず一枚目のカットですが、ここ高雄の蓮池潬エリアはJTBなど旅行会社の世界の風景選のカレンダーのグラビアに選ばれるほどの有名観光地らしく、同じ職場で、台湾に放牧されていたという先輩社員からも、何十回も台湾飛んでいて、行ったことがないのは片手落ちとまで言われ、却って依怙地になってスルーしていたこともあるのですが、実家の仏間に掛かったカレンダーの龍虎の塔の図柄がな何となく心に留まっていたので、不意に行く気になり、肝心のツインタワー前でご自慢のElmarit21mmf2.8で撮ったはイイが、周辺がボロボロになり、落ち込みかけた一枚。

Taipei19_01_002.jpg
二枚目のカットですが、無限だとイメージサークルも縮まりますから、では至近距離ではどうか、とまずは龍の頭に近寄り、ネバーエンディンストーリーのカット宜しく、片側からかろうじて塔のてっぺんまでが収まる構図で撮ってみたのですが、やはり周辺のブラックアウトとそこから中央方面に伸びるマゼンタ変色が気になり、あぁ、こんなことならデヂタル対応しているとアナウンスされていいるVoigtlaender のSW-Heliar15mmf4.5asph.をX-Pro2につけてきた方が数倍マシマシだったという残念な一枚。

Taipei19_01_003.jpg
三枚目のカットですが、SW-Heliar15mmf4.5asph.をカバンに潜ませてこなかったことを薄々後悔しながらも、まさか家まで取りに帰るわけにも、宿の前の福倫達台湾総代理店に買いに行くわけにもいかないのので、だましだまし使うことにして、龍のお頭の反対側に位置する虎の頭でも撮ろうかいな、とか池の上の桟橋を渡っていたら、いたいけな童子達のはしゃぐ声が聞こえてきたので、出待ちして撮ったもの。

Taipei19_01_004.jpg
四枚目のカットですが、頼りの21mmで念願の?龍虎ツインタワー全貌写真が見るも無残な結果に終わり、スマホン写真と五十歩百歩の暗澹たる出来映えとなってしまったので、落ち込むキブンを何とか奮い立たせ、お隣の湖上?オブヂェへ向かい、ここなら、周辺落っこちても、高い建物無いし、構図的には問題ないだろうと、桟橋の手前から砂上ならぬ、湖上の楼閣の姿をターヂマハル的に撮ってみたもの。

Taipei19_01_005.jpg
五枚目のカットですが、湖上のターヂマハルは先端まで行ってみても、周囲がぬるそうな水面に囲まれていて、面白くも何ともないので、早々に引き返し、また湖岸を徒歩で移動し、お隣の龍と観音様と巨大な鯉みたいな淡水魚が渾然一体化した極彩色のコンクリート建造物へ向かい、さて、この俗悪なオブヂェをどうやって撮ろうかいなとかキョロキョロしていたら、いかにも気の強そうな色黒の小姐二名がちょろちょろこちらをチラ見して、何か話し合っているようすなので、こういうカッコの人種には関わらない方が良いと目を合わせないようにしていたのですが、何と、そのカメラはライカですか?とかたどたどしい日本語で聞いてきて、写真撮って送ってくれませんか、ということだったので、何枚か撮ってあげたうちの一枚。

Taipei19_01_006.jpg
六枚目のカットですが、先の小姐二名組と連絡先を交換後、人は見掛けに寄らないもんだねぇ・・・とか独りごちて、隣といっても100mは離れている巨大神像を中心にしたミニテーマパークみたいなところまで歩いていくと、よく、都内でも、真昼間から、ナンバープレートを曲げて、上に向け、ブィンコブィーンコブィーンココココ♪とかアクセル吹かして走り回るスクーターの暴走族まがいの連中が居ますが、あろうことか、子連れで、そんなカンジの騒々しい走り方でやってきた、若いアボシがすぐ近くにスクータを停めたので、声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

Taipei19_01_007.jpg
七枚目のカットですが、工房主には実は不治の持病が有って、それは、こげ茶色の四つ足の動物を見ると、無意識に近寄って、触りたくなってしまうという、見方によっちゃ、危険極まりない宿痾なのですが、湖を時計回りに回って、対岸からそのまま左営の駅まで徒歩で戻ろうと歩き出し、ちょうど、10と2時の位置を結ぶ橋があったので、そこを渡ってすぐの茶屋みたいなカンジのカフェの前でますマスコットドッグ二頭がひねもす、プラスチック製の骨みたいなのをかじっていたので、目測でピンを合わせ、目いっぱいしゃがみ込んで撮ってみたもの。

Taipei19_01_008.jpg
八枚目のカットですが、隣に位置する自治体なのに、高雄から台南市内への移動は結構時間が掛かってしまい、神農街へ到着したのは、もうすぐ陽もくれよう、という時刻で、考えようによっては、日暮れ前の通りの質素な佇まいと日暮れ後の商業ベースの賑わいの両モード撮れたので、結果的にはべストの時間帯に到着したと云えば云えなくもないのでしたが、まずは入り口付近で通りの様子を撮ってみたもの。

Taipei19_01_009.jpg
九枚目のカットですが、ここ神農街は商業地区であることは疑いようもないのですが、その観光資源としての通りのすぐ隣には、下町の人々の暮らし、しかも日本統治時代からの歴史が連綿と息づいていて、一本メインストリートを曲がれば、マカオの旧市街のような古めかしい煉瓦造りの住居兼家内制手工業の工場が佇んでいるという様子を撮ってみたもの。

Taipei19_01_010.jpg
十枚目のカットですが、神農街は或る意味、鉄道が開通した時、その駅からは2キロ以上も離れていいて、駅中心の商業ベースの再開発やら、街の人達の買い物の動線からは完全に外れてしまい、その結果、開発から取り残されたことがタイムカプセル的な効果となって観光資源としての古い街並みが残った九份やら鹿港と同じように、懐かしい建物が建ち並び、日暮れまでは人通りもそれほどではなないので、風情有る建物の前を行き交う人々の様子を撮ってみたもの。

Taipei19_01_011.jpg
十一枚目のカットですが、通りの入り口から100mもいかない辺りに色褪せたエメラルドグリーンみたいな塗装の扉周りが特徴的な店舗兼住宅が在って、その前で、ムービー撮ってた、香港からという学生達のグループが居たので、話し掛けて、横からスチルを撮らせて貰ったもの。

Taipei19_01_012.jpg
十二枚目のカットですが、たまたま偶然にいつもの勘働きに任せ、横道へ入ってみたら、いきなりののび太が霊幻道士のコスプレしているみたいなオッパーに遭遇し、興味半分で話し掛けて、写真撮らせて貰ったら、せっかく日本から写真撮りに来たのなら、うちのお社の祭りを観て行って!というこことで案内され、町会というか、社中の祭り会場入口付近で撮ったドラゴンダンス青年団のもの。

Taipei19_01_013.jpg
十三枚目のカットですが、霊幻道士こと呉さんの案内で、裏通りに位置しながらも、地元の方々の篤い信心を集め続けていることが一目で判るような、建物も敷地もきれいに清められた「金勝宮」といういかにも有難いお名前の廟の周囲に設けられた、旧正月の前のお祭りに急遽ゲストとして招かれ、そのVIP席から撮った、道教の神々の着ぐるみの入場する雄姿。

Taipei19_01_014.jpg
十四枚目のカットですが、その「金勝宮」のお祭りのVIP席のVIP席たる所以は、一連のイベントのクライマックスである、少年少女による龍の舞の時に良く判り、廟の中に鎮座増します神々に献納すするダイナミックな踊りが、この廟右手前のスペースが全て手に取るように見えるので、呉さんが、ここで見ててくれ、という意味が判った一枚。

Taipei19_01_015.jpg
十五枚目のカットですが、同じく「金勝宮」の龍の舞の一シーンで、陽も暮れかけてきた、裏通りのお宮の敷地では、刻一刻と暗くなり、シャッター速度が稼げなくなって、その一方でクライマックスに向け、動きが一層早く、激しくなってきた踊りを捉えるのも一筋縄ではいかず、こういう時は、家で万年お留守番のEOS1DsMKIIに50mmf1.2でもつけて持ってきていたら、と思ったものの、意外とピンが来ていてブレていないのもあったので、その中で良さげなカットを選んだもの。

Taipei19_01_016.jpg
十六枚目のカットですが、ご招待された有難いお名前の「金勝宮」のお祭りが完全にはねてから、また神農街のメインストリートに戻ろうと、別の路地を散策していたら、大通りに面した神農街入り口の看板代わりの提灯のオブジェに灯が点り、先ほど来た時の煤けた表情とは打って変わって、風情有る様子に変わっていたので、観光客に混じって、下から一枚撮ってみたもの。

Taipei19_01_017.jpg
十七枚目のカットですが、すっかり陽もくれた「神農街」の入り口に佇み、先ほどの質素で閑散とした通りとは打って変わって、艶めいた蠱惑的な表情を見せ、如何にもアジアの都市の夕暮れの通りという雰囲気に変わったため、遠くからちょうど良いカポーがやってくるのを待って、一枚撮ってみたもの。

さて、次回は、台湾ツアー’19年1月の後編、十分、九份ハシゴ、その帰り、台北への直通バスの停留所からほど近い、迪化街の夕暮れの佇まいをお送りしたいと思います、乞うご期待!!

  1. 2019/02/10(日) 19:49:11|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<一個在友邦國家釋放思緒的旅程~Taiwan Photographic Tour '19.Jan.~② | ホーム | A peaceful holiday of new year in Kawagoe with Petri.>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/596-bfcaca38
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる