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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

The centre of people's love and ovation~Itako Iris Festival’19~

さて、一週スキップして今週のご紹介はちょうど今週末を以て終了の、潮来あやめ祭り'19から、工房のツァイス兄弟しかも両極端の一番長い玉と一番短い玉を使っての撮影結果をお送りしたいと思います。
まずは恒例の行程紹介から。
あやめ祭り'19に出掛けたのが、6/8(土)、木場駅から10時過ぎの東西線に乗って、東葉高速鉄道、京成本線、そして成田線、鹿島線と乗り換え、艱難辛苦の挙句、潮来駅についたのが、12時半少し前、まずは園内の様子を確認しながら何枚か撮って、14時からの嫁入り舟ご一行様撮影の前に腹ごしらえをしておくため、13時過ぎにに潮来駅前の街食堂の星「長崎屋」さんで絶品の銚子漁港で上がったまぐろの漬け丼などを頂き、15分くらい前に前もって見当つけておいたインターセプトポイントに到着し、ご一行様が妙なる調べとともに現れるのを待ち、行列が始まり次第、目の前を通り過ぎるまで、無心でシャッター切り、しかるのちダッシュで第二のインターセプトポイントである橋の上に移動h、船が通り過ぎるや否や、アイレベルで川の中を進む舟を取るべく、次のインターセプトポイントへ移動し、そこで何枚か撮って、最後のポジションである前川水門上に移動し、そこから北利根へと抜ける嫁入り舟を真上から撮り、到着後は鬼神の速さで超広角レンズに交換し、船から人力車に乗り換えた花嫁・花婿の姿を捉えるべく、なかば顔見知りの観光協会の世話役の方に人力車の向こう正面に入れて頂き、ローアングルから出発前、発車直後と撮って行ったwけです。
では、当日の行程に沿って、実写結果を逐一眺めて参りましょう。

潮来あやめ19_001
まず一枚目のカットですが、135mmの玉をAPS-Cフォルマットの富士X-Pro2に装着すると、画角的には200mm相当なので、ポートレートを撮るのも一苦労、上半身を上手いこと入れようと、夢中になって後ずさりしていたら、あやめ畑に転落し、どう猛なアメリカザリガニの餌食になってしまうところでしたが、かろうじて踏みとどまり、何とかそれなりのカットになったもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_002
二枚目のカットですが、あやめ祭りに来て、真面目にあやめを撮らないのも変な話しですし、この望遠レンズで最短距離を撮ったことが無かったことも思いだしたので、ざっぱ舟乗り場に繋がるアーケード下から北部に伸びたあやめ畑に視線を走らせ、2m以内くらいで、どアップに耐え得る萎れていない花をスキャンしたら、ちょうどイイのが目についたので、じっくりとEVFで狙いを定め、一枚撮ってみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_003
三枚目のカットですが、あやめ園の横は「前川あやめ園」というだけあって、川が流れていて、そこには潮来市の貴重な観光資源であるザッパ舟が行き交っており、当然のことながら、この直後に出発することになっている嫁入り舟もこの河岸に繋がれていて、一行の行列があやめ畑の真ん中の道を通って船着き場に到着次第、腕利きの船頭さんの櫓さばきによって、北尾根を目指していくのですが、着いてすぐはまだ嫁入り舟の船体も到着しておらず、観光ザッパ舟の老獪な船頭さんが黙々と愛舟の手入れをしていたのみだったので、柱の陰からその様子を一枚戴いてみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_004
四枚目のカットですが、華やかなあやめ祭りを横目に黙々と仕事をこなす老船頭のところに、おもむろにあやめ色の上着に赤白の絞りの手ぬぐいを首に巻いた、正真正銘100%純正の娘船頭さんがやって来て、二言三言、老船頭から、今日の出来事+今後の段取りに関する申し送りを受けてから、笑顔で船の手入れ系の力仕事なんかを手伝い始めたので、立ち上がった瞬間を狙って一枚戴いてみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_005
五枚目のカットですが、そうそう、ここ潮来に来て、この偶像を撮るのを忘れてはなりませんね、ということで老若船頭さん達の菅笠を見て思いだしましたが、演歌御三家の一角、故橋幸夫氏をモデルにしたとも云われている潮来のイ太郎像を下から見上げる格好で一枚戴いてみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_006
六枚目のカットですが、そうこうするうちにあっという間に14時が到来し、妙なる調べに乗って、園の東側の土手上から、長持ちを負った二人組の若衆の船頭であやめ畑の中を通る道を、あたかもキャンプ場でのキャンプファイアで「遠き山に陽は落ちて」で出てくる山の神様のお使いみたいな一歩足を踏み出しては立ち止まり、また一歩踏み出しては立ち止まる、といういかにも写真撮影に便宜を図ったようなポーズ付きのスロー歩行で歩み出したので、ストレート部に出てきたあたりでまず一枚撮ってみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_007
七枚目のカットですが、同じくあやめ畑の中の一本道、を花嫁さんご一行様が皆、ゆるりゆるりと歩んできて、ちょうど自分のインターセプトポイントからの最短距離である、目の前を通り過ぎようとする瞬間を何とかEVFでピントブラケット併用の連写で捉えてみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_008
八枚目のカットですが、嫁入り舟イベントでの二番目のインターセプトポイント、前川をまたぐ橋の上で出航したばかりの嫁入り舟を待ち構えていたら、来ました、来ました、「潮来花嫁さん」の曲に合わせ、手練れの船頭さんが軽やかに漕ぎだす木造船に付き添いの花婿さんのご両親に一緒に乗って、花婿さんの待つワイワイファンタジアなる臨時船着き場を目指し進んで行くところを橋の上から望遠で狙ったもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_009
九枚目のカットですが、橋の上で何枚か撮って、船が下を潜るか否かのタイミングで第三のインターセプトポイントへと駆け足で移動し、川伝いのコンクリート製の擬木沿いに、それこそ往年の「電線音頭」の雀よろしく、過去最高クラスの美形の花嫁さんとの前評判を受けてか、大勢の観客がすき間なく貼り付いていたので、背の低そうな人々で比較的密度の行くそうな辺りを見つけて、すき間から人垣越しに水路を進む嫁入り舟を撮ってみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Sonnar135mmf2.8AEJとなります。

潮来あやめ19_010
十枚目のカットですが、あやめ畑のゆったりとした行列とは大違いで、船での移動はことのほか早く、漕ぎ出してから15分もしないで、船は前川水門を潜り抜け、北利根の広大な川面に浮かんで、90度向きを変え、花婿さんが首を長くしながらも、照れながら待つワイワイファンタジアの臨時船着き場に着岸し、まずは親族、関係者で記念撮影後、観光協会の誂えた人力車であやめ園周辺を回るコースでセレモニーを行う旧家へ向かうことになっていたのですが、今年は某AKBの山本某そっくりの木遣りを歌う小姐が付き添いで回ることになっていたので、さっそく話をつけ、モデルさんになって貰ったもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

潮来あやめ’19_011
十一枚目のカットですが、ほどなく、観光協会の誂えた、腕利きのベテラン車夫さんの曳く人力車二台に花嫁・花婿組と花婿の両親とで分乗し、スタート前の記念撮影ということで、毎年参加している強みで、世話役の方に話をつけて、親族の次の順番で真っ正面から超広角のパースを活かすべく、可能な限りのローアングルから二台を画面に収め、撮ってみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

潮来あやめ19_012
十二枚目のカットですが、二台揃い踏みでの記念撮影会の後、ほどなく、幸せいっぱいの"新婚さん行ってらっしゃい"ムードの現場から人力車が観客の惜しみない声援と割れんばかりの拍手に送られ、前川水門前の高台の道路から比較的傾斜の大きい坂道
を下って予め定められたコースに従って二台仲良く進んでいくのですが、その幸せ一杯の出発風景を一枚戴いてみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

潮来あやめ19_013
十三枚目のカットですが、無事、嫁入り舟イベントのクライマックスである人力車での道行きを送り出した後、帰りのバス迄はまだ一時間近く時間もあったし、ブログの写真構成上、嫁入り舟だけというのも何だかなぁ・・・という後ろめたい気持ちも若干ながら無きにしも非ずだったので、いつもの周遊コースである長勝寺へ回ることとし、あやめ園からは徒歩で10分も掛からず着いた山門前で涼しげながらも凛とした空気の張り詰めた景色を捉えてみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

潮来あやめ19_014
十四枚目のカットですが、真っ赤な朱塗りの重文だったかの山門をくぐり、境内へと進んで行くと木立の切れ間から、ちょうど、昔の「まんが日本昔話」辺りに出て来そうな山寺の和尚さんが腕白な小僧さんと住んでそうな、傾斜のきつい茅葺屋根の本堂が目の前に屹立しているので、ちょうどその前に大きさを比較するのにちょうどイイ家族連れが記念撮影しているのを借景しながら一枚戴いてみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

潮来あやめ19_015
十五枚目のカットですが、本堂に一礼してから庫裏の方へ向かうと、庫裏の縁側に面した長廊下にこの地方独特の風習らしい、吊るし鄙が飾ってあり、なかなか風情のある景色だったので、庭から至近距離に歩み寄ってシャッター切ろうとした刹那、静かな庫裏の長廊下を奇声を上げたいたいけな極小姐がすたすた歩いてきて画面に入り込んじゃったので、後から追い掛けてきた若い両親は平謝り、いえいえ、全然大丈夫ですからと採用したもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

潮来あやめ19_016
十六枚目のカットですが、ちょうどあやめ祭りのシーズンとあじさいのシーズンはラップしているらしく、ここ長勝寺の閑静で瀟洒な庫裏の庭でもあちこちに紫色の可憐な花を咲かせており、これが木立の合間から覗く曇り空をバックにとても優美に見えたので、ローアングルから一枚撮ってみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

潮来あやめ19_017
十七枚目のカットですが、そろそろ電車の時間も気にして、駅の近辺に戻った方が良そうな頃合いになって来たので、長勝寺を後にし、家と家の間の人と自転車がすれ違うのもやっとというカンジの近道を縫って、再びあやめ祭り会場である前川あやめ園まで戻ってきて、そういえば、広角で会場の全体図を撮ってなかったとふと思いだし、一番高い太鼓橋の上から北方向のあやめ園の全景を撮ってみたもの。
カメラは富士XPRO2、レンズはCarl Zeiss Distagon18mmf4.5AEGとなります。

今回の感想ですが、135mmと18mmという、APS-C換算画角でそれぞれ200mmと27mmという長短両極端のレンズでの撮影となりましたが、そこはそれ、今回のようなシチュエーションでは何とか用が足りたのかな、と思いました。それにしても、製造中止から21年以上経過している京セラヤシカ製、ないしドイツ製のレンズですが、こうして、デヂタルカメラとのコンビでしっかりと撮影出来るということに改めて感心した次第。

さて、次回はこの潮来あやめ祭り'19で並行テストした秘宝館の隠し玉、国産物故メーカーの希少標準レンズのレポートをお送り致します、乞うご期待!!
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  1. 2019/06/16(日) 20:46:02|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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