FC2ブログ

深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A statue of passion ~Narita-san Gion Festibal '19 ~

さて、今週のご紹介は予告通り、土曜日に出掛けた、年一回の心躍る「成田山祇園祭り'19」からのレポートとなります。
この、お寺なのに神社みたいなお祭りは、そもそも成田山奥の院に祭られる大日如来に対し、五穀豊穣や無病息災などを祈願することから始まり、次第にこれが門前町の成田宿の町祭りと渾然一体化し、今の形に至ったそうで、300年ほどの歴史を持つとのことで、工房主の故郷太田市の世良田の祇園祭りの400年超の歴史には及ばないものの、お囃子が神田囃子と佐原囃子、山車とj鉾が競演する、お祭り好きにはたまらないてんこ盛りの催しで、天候にもよりますが、交通の便の良さも相俟って40~50万人の人出があるそうです。
なお、余談ながら、一度、佐原の夏祭りと同日程で開催されたことがありましたが、これはこれで電車で40分弱の距離ですが、文化的には江戸文化
のDNAの濃い両地区のお祭りですから、往復して楽しむにはもってこいでした。
では、当日の行程に沿って実写結果を眺めて参りましょう。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL28mmf.8による全コマ絞り開放AE撮影になります。

成田19_001
まず一枚目のカットですが、この祇園祭りの面白いところは、山車や鉾主体のお祭りが祇園祭りのスタンダードスタイルだというのに、異例の神輿、しかも白装束の修験者スタイルの壮丁がワッショイ、ワッショイ♪といった類いの喚声も上げず、黙々と神輿を担いで成田山の門前町の坂道を駆け巡るという、江戸の町祭りを見慣れた目からは不可思議な行事なのですが、とりあえず、世話役の方に同伴して撮っても宜しい旨了解得たので、一緒に小走りで移動し、終点近くでやっと普通の神輿担ぎのように停まって揉んでいるところを下から撮らせて貰ったもの。

成田19_002
>
二枚目のカットですが、神輿が終点まで渡御したのに付き合って、山門の先の通り迄歩き、そこからあた耳を澄ませば、元来た山門前のだらだら坂の道を佐原囃子を奏でながら一台の山車が下ってくるのが目に留まったので、再び、祭りの人波をかき分け、その山車の近くに近寄り、町会の世話役に挨拶してから、山車に付き添って歩く若衆に混じって一緒になって移動し、ここぞという時にシャッターを切ったのですが、ちょうど、お囃子を担当する下座連の横笛が眉目麗しい小姐に交代して奏で始めたところを狙って斜め下から一枚撮らせて貰ったもの。

成田19_003
三枚目のカットですが、その山車に付き添って暫く一緒に歩いていたら、町会の方が、山車の前方には可愛い金棒曳きの小学生が乗って熱演しているから、是非、その姿も撮っていって!との嬉しいお声がけもあったので、お言葉に甘え、前に移動し、沿道のカメ爺、カメ婆を尻目に特等席から撮らせて貰ったうちの一枚。

成田19_004
四枚目のカットですが、上町の山車が旅所というか、停泊地に到着し、暫し休憩と演者交代をするので巡行を休むということだったので、関係者各位にお礼を述べ、お神酒は辞退し、次なるターゲットを探していたら、ちょうど、山門前の道より一本北の山の周囲をぐるっと回り込む恰好の道路を巡行してきた別の町会の山車の先導役である金棒曳きの小姐隊がチャリーン、チャリーンとやって来たので、まずは沿道のインターセプトポイントを探し、そこでしゃがみ込んで、隊の到来を待ち、ちょうど目の前に来た辺りでローアングルから撮った何枚かのうち一枚。

成田19_005
五枚目のカットですが、せっかく金棒曳きの到来に間に合ったので、山車本体まで延々と続く町会、並びにその係累のゲスト牽引綱役の隊列を撮ろうと思い、暫し、そのインターセプトポイントに踏みとどまって、延々と綱を曳きながら歩いてくる老若男女の姿を眺め、別のところで見かけたフェイスペイントの眼鏡っこに率いられた小姐三人組がやってきたので、ここぞとばかり一枚戴いてみたもの。

成田19_006
六枚目のカットですが、そうこうするうちにほどなく、賑やかな佐原囃子の音曲とともに屋根の上に大工役を載せた山車本体がやってきて、ちょうど山門の前辺りに停車し、いつも佐原で耳にする懐かしい佐原囃子のメドレー始めて、それに合わせて、屋根の上のバイオリン弾きならぬ大工方の男衆もお囃子に併せて扇を振って踊りを披露していたので、いつものことながら、佐原とはまた違う表現方法に改めて感心し、下から一枚戴いてみたもの。

成田19_007
七枚目のカットですが、実はいつも部屋でBGM代わりに佐原囃子のCDをかけていて、それなりに演奏の巧拙は聞き分けられるようになってきてはいるのですが、この幸町の下座連もスタジオで録音された佐原囃子には及ばないものの、本家、佐原の街をこのまま屋根に大工方を載せたまま巡行しても違和感ないくらい上手に演奏していたので、下座連の方に敬意を表し、下から一枚戴いてみたもの。

成田19_008
八枚目のカットですが、お囃子があるところまでくると、次は手踊りに入るのが本家、佐原でのお祭りの流儀ですが、ここでも同様に、「大杉あんば」という曲から、歌詞付きで歌いながら踊り始め、「うちの頭はイイ男」、そして「佐原小唄」の替え歌「成田小唄」と男女曳き手が山門真下で総踊り状態で、初めは遠慮がちに端で撮っていたら、笑顔の町会の方々にお尻を推され、いつの間にか踊りの真ん前に押し出されてしまったので、後ろの観客の邪魔にならないようしゃがみ込んでローアングルから撮った何枚かのうちベストショット。

成田19_009
九枚目のカットですが、曲の途中ですが、しゃがみ込んでの撮影は結構しんどいので、お囃子の途中ながら傍らの町会の方に礼を述べて移動しようとしたら、後ろ、後ろ、後ろも撮ってって、後ろは女踊りやってるから!と笑顔で云われたので山車を通り越し、後ろに回ってみれば、確かに男衆とは異なった振り付けでいたいけな小姐各位が熱演していたので、一番の美形と思しき小姐前に貼り付きで何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

成田19_010
十枚目のカットですが、そろそろ喉も乾いてきたので帰りの電車の時間も考え、いったん駅方面へ移動しようかと山門前のだらだら坂を上りかけたら、また大会警備員が「山車が来るので道を空けてください、左側通行にご協力お願いします」とメガホンで叫び出したので、暫し、路傍で待っていたら、後ろから、いたいけな小々姐、極小姐が長い曳き綱を曳きながら、時折、立ち止まっては仲間内でくっちゃべっては歩き、通称、鰻屋ストリートまでやってきたので、特徴的な建造物である大野屋旅館を背景にしたインターセプトポイントで待ち構え、隊列が到達次第、一枚撮ってみたもの。

成田19_011
十一枚目のカットですが、15時台の電車で都内に戻るつもりだったので、駅前のサイゼリヤでのお茶は諦め、空模様と相談しながら、だらだら坂の入り口の三つ又交差点辺りまで戻り、そこでやって来た山車とそのご一行様を撮らせてもらう作戦に切り替えたのですが、ちょうど、当日、初めて見掛けた、巨大な扇型の旗印を高く掲げ、なかなかダンディに決まったレトロモダンチュックな衣装の世話役が隊列を率いる町会を見かけたので、その佇まいを一枚戴いてみたもの。

成田19_012
十二枚目のカットですが、時計とにらめっこしましょあっぷっぷ状態ではありましたが、程なく、先導役の金棒曳きの小姐隊が到着し、世話役の前で一旦小休止、そこで世話役の一人りから、労いの言葉と共に演じる上での注意事項などを申し渡され、やや緊張した面持ちで聞き入っていたので、その様子を傍らから一枚戴いてみたもの。

成田19_013
十三枚目のカットですが、世話役からの訓示が終わってほどなく、本隊がやっと追いついたようで、隊列を整え直し、再出発、こちらはその動きと逆行し、山車本体の方へ近づきながら、時折、路傍で立ち止まり、これはと思う曳き綱役を撮っていたのですが、毎年、元気な参加者を送り込んでくる、成田ならではの国際関連の専門学校の生徒さん達が来たのを見計らって、その溌溂とした姿を一枚戴いてみたもの。

成田19_014
十四枚目のカットですが、この町会には何故か空港で働いておられる筈の「鉄の軍団」ならぬ「鶴丸軍団」も老若男女問わず参加しており、先ほど、別のところで、美形の方が一名目に留まったので、もしやと思い、待ち構えていたら、やはりイイ笑顔でやって来てくれたので、路傍から一枚戴いてみたもの。

成田19_015
十五枚目のカットですが、鶴丸美女の笑顔を画面に収められたことで、達成感と幸福感に浸っていたら、程なく山車本体が見えてきて、その一番本体に近い位置の曳き綱役は「絆心」のお揃いの法被を着込んで、抜群のチームワークで綱さばきをこなしていたので、一番カッコ良く見えそうなアングルで撮れそうな位置に通して貰い、そこから一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、事前の天気予報では天気はボロボロ、一日雨降り続きでとてもお祭りどころぢゃないような話しでしたが、そこはそれ、ハイパー晴れ男の神通力を信じ、今回は傘も持たず現地入りし、結局、3本のレンズで3時間半弱の滞在で300枚弱撮れ、いつぞやの雨で撮影中止、鰻屋の二階からビニールかけた山車見て、後は駅前のサイゼリヤでお茶してサヨウナラという成り行きに比べれば、遥かに上出来の一日でした。

さて、次回は海外遠征で一週スキップ、その翌週の成田山祇園祭でシェイクダウンテストした工房附設秘宝館新入荷レンズのレポートをお送り致します、乞うご期待!!
関連記事
  1. 2019/07/07(日) 19:26:55|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<Excellent wide view for onlooker of a festival~W-Nikkor35mmf2.5S~ | ホーム | Tragedic but impressive optics~LeononS 5cmf2.0~>>

コメント

深川精密工房さん、おはようございます!

以前から 面白いブログだなぁと ちょくちょく見せてもらっています。

コメント
1ページにアップしておられる記事が多すぎます。
そのため ブログを開いてから 画像が現れるまで
相当な時間がかかります。
ときには いつまで経っても見れないときがあります。
対処法は、1ページの記事数を 二つ三つに減らすことです。
  1. 2019/07/08(月) 09:00:14 |
  2. URL |
  3. nakajimaakira #-
  4. [ 編集]

ブログの設定

nakajimaakiraさま
コメント有難うございます。
云われてみるまで全然気にしたこともなく、設定を開けてみたら、1頁当たり15件表示というデフォルトのままになっていました・・・スマホンでは一件単位だったので全く気づきもしなかったのですが(汗)・・・
3件/頁に直しましたので、少しは良くなったかと思います。
これからも、どうぞご贔屓に!!
  1. 2019/07/09(火) 00:23:36 |
  2. URL |
  3. charley944 #zdvXpt9s
  4. [ 編集]

深川精密工房さん、おはようございます!

ブログが軽くなり、瞬時に 画像が現れるようになりました。 ♬ ♪♪♪

  1. 2019/07/09(火) 10:10:44 |
  2. URL |
  3. nakajimaakira #-
  4. [ 編集]

nakajimaakira さん
おはようございます。
良かった・・・
おかげさまで大幅な改良が出来たようです。
これからもどうぞご贔屓に♪
  1. 2019/07/10(水) 08:11:20 |
  2. URL |
  3. charley944 #zdvXpt9s
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/616-41fcc110
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる