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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Amazing British antique~Dallmeyer Projection2" mod.M~

Dallmeyer_Pro_b.jpg
さて、お盆休み前のラストスパート的更新ですが、今週のご紹介は予告通り、久々の工房改造の大型希少rンズ、英国はダルマヤ製のプロジェクション用レンズ2"となります。
このレンズ、製造メーカーと用途、そして構成が判るだけで、いつぐらいのものなのか、どれくらい作られたものなのかは一切判りません・・・何せ開放値すら表示ないですから。
まず構成ですがとても不可思議な構成で、一群は二枚貼りり合わせで+のパワーを出していて、二群である三枚目はかなり曲率の大きい、それこそピンポン玉を二つに割ったような凸が一群方向に凸局面を向けていて、最終群の四枚目はそこそこ度数の大きい凹ンズになっているようでした。
これってペッツバールと呼んでよいものなのかどうか迷いながらも改造したのですが、成約前に3本持っているうちの一本を手放すという売主とメールでやりとりしていたら、どうやら彼もMマウント改造に成功していたらしかったので、こちらもそれに倣った次第。
ではさっそく、驚異の実写結果を眺めて参りましょう。
ロケ地は浅草、カメラはFuji X-ro2、当然のことながら全コマ開放による絞り優先AE撮影となります。:

Dallmeyer_Pro_001.jpg
まず一枚目のカットですが、工房最寄りの駅、木場から東西線、銀座線経由、浅草に着くと、まず訪問するのが、第一の定点撮影スポットである雷門周辺で、ちょうど、自撮り棒がないため、二人して腕をありったけ伸ばして記念撮影している小姐二名組を発見したので、スマホンでの記念撮影のシャッター押して上げる代わりにその腕自撮り棒を再現して貰ったもの。

Dallmeyer_Pro_002.jpg
二枚目のカットですが、記念撮影して上げた二名組、写真にも興味あるそうなので、只ならぬ佇まいのこのレンズに気づき、説明なんかして上げてたら、ちょうど、中国人のカポーが雷門真下の松下提灯の傍らで記念撮影なんか始めたので、失礼!と断ってその場を辞し、小走りに傍ら迄駆け寄り、斜め後ろから、一枚戴いてみたもの。

Dallmeyer_Pro_003.jpg
三枚目のカットですが、ここも浅草エリアでの定点観測スポットである、仲見世通り入口に近い、美人茶屋あづまさんの横を西に曲がったところに在る扇子屋さんの店頭に並べられた大和絵柄の団扇のうち、俵屋宗達の原画による風神の図の目にピンを合わせて一枚撮ってみたもの。

Dallmeyer_Pro_004.jpg
四枚目のカットですが、定点観測スポットNo.2の扇子屋さんの前から、再び観光客で賑わう仲見世通りに戻り、いつもの通り、まずは遥か遠方に聳え立つのが見える宝蔵門を目指して歩きながら撮ることとし、何か面白いシーンはないかと、このペッツバールタイプ?のレンズの周辺+距離を置いた背景のグルグルをイメージして被写体を探して歩いていたら、メロンパン屋の行列の先頭が、素朴な麦わら帽子を被った中国産カポ-片割れの小姐だったので、その帽子にピンを合わせ、背景となる雷門のデフォルメ状態を見ようと一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、再び向き直って、宝蔵門方面を目指して歩き出して程なく、聞き慣れたスペイン語の巻き舌でリズムの小気味良い会話をしながら、ひとつのかき氷をアーンちてとばかり仲良く分け合いながら、ラブラブ状態で歩いてくるカポーが目に留まったので、いったんすれ違ってから、スペイン語で話し掛け、モデルさんになって貰ったもの。

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六枚目のカットですが、5分も歩くと、やがて宝蔵門前のちょっとした広場に到達し、そこから宝蔵門を潜らずに、浅草神社方面に藤棚の西側を目指して歩くと、おそらくは防災用途も兼ねて設けられたのであろう手漕ぎポンプの前に出て、今回の何という僥倖か、神風特攻隊みたいな鉢巻を撒いた、ソバカス顔のいたいけな白人童子が一心不乱にポンプを漕いでいたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、浅草寺境内は宝蔵門の北東部、お御籤売り場の手前にちょっとした休憩所があるのですが、そこで、如何にも、観光はもう飽きた、退屈だ、と云わんばかりに中国産の小姐二名がベンチに並んで腰かけ、大欠伸なんかしながら、スマホン操作に没頭していたので、隙アリ!とばかり通りざまに一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、この時間は浅草に来る前に深川で昼飯食べてから出て来たので、午後の太陽も西に傾き出し、西側に開けたお御籤売場にもちょうどまろやかな暖かい陽光が斜めから射し込み、お御籤を収納した抽斗前で慣れない日本語表記に四苦八苦しながら、引き当てた棒と同じ抽斗を探していた白人観光客お様子を斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、浅草に来るのがいつも午後の遅めの時間になるのは、或る意味、この手水場の光の射し込み加減を計算してということもありますが、ちょうど、西側から境内の建物屋根越しに射し込む午後の暖かい陽光を背景に、見様見真似で手水を使おうとしている中国産小姐の姿を一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、いつもは会心の必殺ショットが一枚撮れれば、満足して手水場を後にしてしまうのですが、先の中国人小姐のカットを背面液晶でチラッと見たら、予想以上に逆光に強く、それどころか、輪郭光って、余計に背景から浮き立つことが見てとれたので、すかさず人工泉の反対側で手水を使っていた中国人一家のいたいけな童子達の様子を一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、やや説明が前後しますが、当日は何故か、日本人でも浴衣姿の男女が多く、比率で云うと、いつもの倍くらいは出没していたのではないかと思うのですが、その浴衣姿の若者各位が本堂前の巨大な焼香場でも半ばふざけ加減で、線香も買わず、まさに他人の褌状態で煙を浴びながら、記念撮影なんかしてたので、それならばこちらもと、便乗して横から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、当日はハヤタカメララボに寄ってから、東陽町の写真展に顔出さなければならなかったので、早々に踵を返し、また宝蔵門方面へと向かったのですが、宝蔵門の前でスマホンで撮った記念撮影なんか確認していた中国産小姐二名組の姿が目に留まったので、ちょうど、ペッツバールタイプらしい、至近距離の合焦と遠めの線パターンを含んだl背景・・・という如何にもグルグルが爆発しそうなシーンだったので、後ろからそっと一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、宝蔵門の下でロシア産のちょっと年輩の中姐二名組が、本堂を背景に交替で各々のスマホンで記念撮影なんかしていたので、もしや何かお困りでは?とか優しく声を掛け、いえいえ大丈夫ですとか笑ってやり過ごそうとしていたので、いえいえ、遠い異国から日本にわざわざ来られて、なかなかそうも来られるもんでなし、お二方一緒に記念に一枚撮られてはと説き伏せたら、確かにそうね、お願いしましょうか?ということで、後で送る約束で二枚撮らせて貰ったうちの一枚。

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十四枚目のカットですが、宝蔵門前の広場で如何にも着飾って大好きな日本の観光地にやって来ましたという風情の上海産小姐二名が自らのデヂカメの背面液晶なんか眺めながら、心ここにあらずとばかりに語らい合っていたので、声掛け前に一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、宝蔵門の二人組、黄色い方の小姐はなかなか勘が良いみたいで、撮られたことい気づいて目が合ったら、にっこりとほほ笑んでくれたので、よっしゃとばかりに歩み寄り、中国語で一枚撮らせてよと声かけ、次いで英語で、遠景でも素敵だけど、クローズアップで一枚撮りたいと云ったら、後で送ってくれるのならとの条件で、快くモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、仲見世をそのまま歩くと、ハヤタカメララボまでは結構時間掛かってしまうので、ショートカットである、弁天堂前の道経由行こうと歩き出してすぐにお堂の前の階段に腰掛けてメロンパンとアイスクリームなんかを仲良く食べていた、白人のカポーの姿が目に留まったので、階段を登り、レンズの説明をしたら、面白半分にモデルさんになって貰ったもの。

Dallmeyer_Pro_017.jpg
十七枚目のカットですが、その裏道を南に向かって歩くと程なく、昔の「暮六つ」という屋号のちょいと洒落た仕舞屋風の小さな料亭があって、その前で浴衣を着た香港からという若者数名が記念撮影をしていて、ちょうど出待ちをしていた小姐と目が合ったので、後から送って上げる約束で一枚撮らせて貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや・・・このレンズは掘り出しものでした。ダルマヤのペッツバールタイプと云えば、今や、電子湾でも3000ドル下らないであろうというキネマトグラフを優に超える描写性能ではないかとさえ思いました。

さて、来週は帰省で一週間スキップ、その次はまた別の工房製新作レンズの試写結果行きます、乞うご期待!!
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  1. 2019/08/12(月) 13:26:19|
  2. Mマウント改造レンズ
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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