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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A tiny but funky jewely from Paris~Boyer Topaz2"f3.5 mod.L39 by F.G.W.G.~

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さて、一週飛ばしての今週の更新は、またしても工房謹製の改造レンズのご紹介となります。
というのも、7月に入って以降、どうも電子湾の漁場に異変が起こったらしく、これまでは眺めるだけだった、中くらいの珍品レンズが想定外のお手頃価格で面白いように釣り上げられ、しかもそれがすぐに届いてしまうので、先にご紹介したダルマヤのペツバー
ルレンズ以降、実は3本も改造してあり、まだ未改造のレンズヘッドも3本ほどあるという状態なのです。
思うに、これまでトロール漁船よろしく、まさに電子湾を底引き網で根こそぎ浚っていった中国勢が、トランプ爺の関税攻勢により輸出がままらず、輸出で大儲けし、更に趣味と実益を兼ねてビンテーヂレンズを買い漁っていた中富裕層が青息吐息で、レンズどころではなくなっているのかも知れません(笑)
とヨタ話はさておき、このレンズの氏素性ですが、生まれは1939年のフランスで、このBoyer社の数学者上がりの女性設計士の趣味なのか、全てのラインナップに宝石の名称がつけられたうちの、このトパーズシリーズは撮影、引伸ばし兼用の万能レンズとして設計されたトリプレットとのことで、何故か当時としては最新のテクノロジーであるコーティングが施されています。
ではさっそくこの令和の世にライカマウントとして蘇った、昭和初期の舶来玉の写りを逐次眺めて参りましょう。
ロケーションは今日の夕方の浅草、カメラはX-Pro2、全コマ開放での絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、木場から浅草に地下鉄経由移動する際、必ずその前を通ることになる雷門は、ここでの第一定点観測スポットでもあるのですが、今日も、世界各国から老若男女のゲストが所せましと記念撮影を繰り広げていたので、さっそく目に付いた手近かな小姐二名組の撮影を目の前から一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、同じく雷門前、もう少し大提灯の方へ歩いて行ってみれば、中国人グループのうち、小姐がよほど浴衣が気に入ったのか、同行の男女に色々と注文付けながら自分でも様々なポーズ付けて、赤提灯の親玉とのツーショット写真を楽しんでおられるご様子だったので、男性カメラマンの横に並んで一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、そろそろ陽が傾いてくる前に境内で何枚か撮りたいと思い、雷門を後にして次なる撮影スポットである、美人茶屋あづまさん、そして扇屋さん店頭の大和画団扇と撮り歩きに向かおうとした刹那、金髪ベリーショートながら、なかなか小粋に浴衣を着崩した小姐がその友人らしき小姐と共に横をスタスタと通り過ぎようとしていたので、ただちに追い縋って、暮れかかる仲見世通りをバックに一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、無事、金髪小姐の小粋な後ろ姿の撮影に成功し、次なる定点観測スポットである、美人茶屋あづまさんの店頭に向かうと、今日も観光客相手に、着物姿のいたいけな女給さん各位が八面六臂の大活躍ぶりで、100円、200円の小商いにも拘わらず、笑顔でハキハキと商売に励んでおられたので、少しでも宣伝の足しになれば、との思いを込めて、店頭から、その精勤ぶりを一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、美人茶屋あづまさんの店頭でかいがいしく働く小姐各位に心の中でお礼と声援を送りつつ、店頭を後にし、距離にすれば10mも離れていない裏通りの角に佇む、扇屋さん店頭に飾られている、大和画の団扇の群れの前に立ち、今日も、ちらっと店内から目線を走らせた女将さんと思しき妙齢のアヂョシに目礼し、ひょっとこの鼻先にピンを合わせて背景に暖簾を入れて一枚撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、所定のルーチンにも近い、団扇撮影を終え、再び、美人茶屋あづまさんの横を通って、仲見世通りい出たら、今日も、浴衣姿の日本勢が数の上では健闘していて、あづまさんのすぐ斜め前のアイス屋さんの店頭でも、大阪弁か京言葉なのか、ちょっと判別つかないような関西言葉でけたたましく会話しながら、順番を待つ、金髪、カラコンの小姐とその愉快な仲間たちの姿が目に付いたので、通りざまに一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、仲見世通りを被写体探しながら宝蔵門方面を目指して歩くと、雷門からでも5分かそこらで伝法院通りに到達してしまうので、ちょいと横道にそれることとして、伝法院通りを西に向かって少し歩き、良いモデルさんでも来ないものかと手薬煉引いてお待ち申し上げていたら、ほどなく、お揃いの花の髪飾りも艶やかな浴衣姿の小姐二名組が夕陽に向かってそろりそろりと歩いて来たので、数メーター追い縋って、後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、今度は同じ伝法院通りでもスカイツリーをバックに浴衣姿の小姐でも撮りたいと思い、仲見世通りとの交差点まで戻ってみたら、中国人のヲタクっぽい兄ちゃんがα7系列のハンドグリップくっつけたごついカメラでいかにも日本人の浴衣姿の小姐に頼み込んで撮らせて貰っているようなシーンに遭遇したので、終わり次第声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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九枚目のカットですが、撮影に協力して貰った国産小姐二名に撮影結果をお見せし、後でメールでお送りする約束してから、再び仲見世通りを宝蔵門目指して歩き出したら、ほどなく、人形焼きの店頭実演販売やってるお店の店頭で、かぶり付いて、その作業風景をじっと見入っている、いたいけな肥満児の姿が目に留まったので、食に対する探究心に敬服し、横から一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、人形焼のお店の店頭から宝蔵門の下までは1分もかからない距離なので、その門の手前のちょっとした広場で被写体を待ち構えていたら、中国人小姐が相棒が携帯でがなり出し、記念撮影タイムが中絶し、無聊を託ちながらスマホンなんかいじっていたので、哀愁帯びたその後ろ姿を有り難く一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、宝蔵門をくぐらず、まずは境内一番目の定点観測スポットである手漕ぎポンプのところに向かってみれば、たかっている童子の姿もなく、それどころか周囲の地面が濡れた後すら見えなかったので、仕方なく諦め、第二の定点観測スポットであるお御籤売り場に向かおうと歩き出した刹那、境内に立って、マニアックなカメラを下げた人間を眼で追っている浴衣姿の小姐二名組が目に留まったので、こちらから歩み寄り、シャッター押そうか?と聞いたら、顔に困惑の色が浮かんだので、中国語、英語で話しかけてみたら、やっと通じて、X-T2のシャッター押してくれる人を探していたのだけど、フジを使っている人がなかなか来なくて・・・ということで、まさにビンゴ!!交渉成立で、何枚か撮って上げる代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、境内での幸先良いスタートを観音様に心の中で手を合わせて感謝し、次なる定点観測スポットである手水場に向かう途中、もう時間で売り場を締めていた線香売場のカウンタの片隅で、スマホンでお土産の戦利品を撮影していた中国産小姐二名組の姿が目に留まったので、手水場の入り口、線香売場カウンタの反対側から一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、やっと打率の高い定点観測スポット、手水場の屋根の下まで来て、被写体を物色していたら、建物丑寅の方角、ちょうど、本堂サイドに涼し気な浴衣を小粋に着こなした色白の小姐が慣れた手つきで手水を使いこなしていたので、反対側から人垣超しにその優雅なお姿を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、同じく本堂前の手水場の屋根の下、東側に移動し、ちょうど逆光に近い撮影ポジションで、人物の輪郭が光って浮かび上がる効果を狙い、ちょうど良い被写体がやって来るのを待ち構えていたら、金髪でお団子を結った妙齢の白人小姐がやってきて、如何にも米国からの裕福な観光客ですよ感を発散する相方に右手方面からの撮影を頼んで、ちょっと緊張している面持ちを、傾いた夕方の陽射しを背景に一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、久しぶりにお参りでもして行こうと思い、自分も手水を使って、本堂に参拝したのち、お茶とスイーツでも楽しんでから深川に戻ろうと考え、それでも先ほど、混み合っていた割にはそれほど良い画が撮れそうになかったため、パスしたお御籤売り場を覗いてみたら、ちょうど欧米からの観光客ご一行様が籤引き体験を楽しまれていたので、黒い瞳が魅力的な小姐の斜め後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、宝蔵門をくぐって、再び仲見世通りに繋がる広場に出てみれば、何組か海外からのゲストと思しき小集団が記念撮影などしていたので、ちょうどハローキティのショルダ-バックをいとおしそうに抱えて宝蔵門をバックに記念撮影していた小姐二名組が居たので、その会話からタイ語と見当付け、話し掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、前回のダルマヤのペツバールのテストの際、弁天堂前の道を雷門方面に歩き出したとたん、石段に座る、ファンキーなカポ-に遭遇、快くモデルさんになって貰った経緯もあるため、柳の下の泥鰌宜しく、またもこのルートを選択してみれば、さすがに今日は石段に腰掛けてオヤツを愉しむ海外からのカポーは見当たらなかったのですが、伝法院通りとの交差点の手前のコアラか何かの人形焼きのタレ幕広告の前のベンチに腰掛けていた曰くありげなカポーと目が合ったため、声かけてみたら、古いレンズのッテストか、面白い!ということで快くモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、今は2019年ですから、御年80歳ちょうどの古玉、しかもコンピュータもない時代の3枚玉が、当時では想定もしなかったデジタルカメラで撮ってもこんなに良く写るのですから、ホントビックリしました。
こういう感動があるからこそ、家の台所を工作機械が占拠していても満足できるのでしょう(笑)

さて、次回も立て続けに加工を行った工房製の改造レンズのレポートいきましょかね、乞うご期待!!
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  1. 2019/08/25(日) 19:56:57|
  2. その他Lマウント改造レンズ
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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