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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Gorgeous,flamboyant but well perform~Gold Sonnar 52mmf2.8~

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さて、今週のご紹介は予告通り、まさに秘宝館ノコレクションの名に相応しい、ロシアから愛を込めてならぬ、疑惑を込めて、という風情のゴーヂャス感とパチモン感満載の黄金色レンズ"Sonnar 52mmf2.8"となります。
このレンズ、偽物、ブランド侵害にはこと厳格な管理をしているはずの電子湾で釣り上げたもので、釣ったつもりが、まんまと釣られた感ありありの謎のレンズでしたが、届いてから仔細に検分してみれば、中身はロシアの中堅レンジファインダ用L39レンズ、インダスターL61L/Dと思われます。
何とならば、絞り羽根がフラット形状ののものが第一群の凸レンズと二群の凸の間に位置しており、ゾナーでその構成上、一群と三枚貼り合わせ形状の二群とのギャップは極めて狭く、きつめのカーブの円弧状の断面ですから物理的に配置出来ないし、そもそもゾナーは二群と三群の間に置くのがビネッティングも起こりづらいし、そもそも絞り機構が小径に出来るので、どう考えてもエルマー型と思いました、しかもバックフォーカス短いゾナーだとこんな長い鏡胴にはなりませんし・・・
ま、何かの縁でせっかく極東の地の江戸は深川に届いたこのパチモン感満載の金色の玉、今回はなんとLeica M(TIPO240)で以て試写したので、その結果を逐次眺めて参りましょう。
全コマ開放による絞り優先AE撮影、ロケ地は9/7(土)夕刻の浅草です。

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まず一枚目のカットですが、いつもの浅草テスト同様、まず一枚目のカットは被写体うようよの雷門前広場から始めますが、当日は曇り加減の午後遅くの時間だったためか、また台風接近のためか、名物の松下電器寄贈の巨大赤提灯も畳みかけていたこともあって、遥か彼方の宝蔵門の屋根がくっきりと見えたので、その荘厳なチタン屋根の姿でも撮ろうとしたら、お手々繋いだ仲睦まじいカポーがやってきたので、特別出演して貰ったもの。

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二枚目のカットですが、雷門前広場を過ぎ、仲見世通りをに入ってすぐの、第二の定点観測スポットである、「美人茶屋あづま」さんの店頭で、当日は比較的空いていて、製造販売を手掛ける、工房主の奉公先の用語で云えば、多能工の小姐が健気に働いていたので、その精勤ぶりを斜め前から一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、第三の定点観測スポットである仲見世通り一本西の道路との交差点に建つ扇屋さんの店頭の大和絵団扇を撮りに行こうと店頭を後にし、店の横を通ったら、海外からのゲストが仲睦まじく、きび団子とアイス緑茶などを堪能していたので、その後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、途中、ちょっとばかし寄り道はしたものの、殆どレギュラー化している、ほぼ最短距離での店頭の大和絵団扇の撮影を行うため、裏通りの扇屋さんの店頭に立ち寄り、素材としては秀逸なのですが、盛りを過ぎ、艶やかなオrンヂ色がしぼみつつあるほうづきの植木鉢が吊るしてあるのは今回も見送って、いつも通り、団扇上のひょっとこの目にピンを合わせて撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、無事、三番目の札所を過ぎ、宝蔵門方面を目指し、再び仲見世通りに戻って、歩き出して程なく、横を通り過ぎたなかなかカッケェ雰囲気のアメリカからのゲストが目に留まったので、小走りに追い縋り、趣旨を説明したら、おぃおぃライカに黄金レンズか?インドのマハラヂャか、それともタイの王族か?とか冗談で切替され、交渉成立、写真を送って上げる条件でモデルさんになって貰ったもの。

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六枚目のカットですが、無事、一発目の声かけ撮影に成功し、やっといつものリズムを取り戻し、大船に乗った気持ちで仲見世通りを再び歩き出すと、アイスクリンを売ってる店の横の側道上で、如何にもアメコミから抜け出て来ましたよ♪感ありありの髭もぢゃの偉丈夫がきな粉入りのアイスクリンの舌鼓を打って、目を白黒させていたので、思わず声かけ、モデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、気のいいヒゲの大男とアイスクリン舐めながら、ライカについての使い心地やら、フジのX系列とどっちがイイとか、やれ今回の金のレンズはホント電子湾でこんなの売ってんのか?とか一通り雑談してから、また歩き出して数秒、可愛いシバを抱えたお兄さんがやって来たので、声かけたら快諾してくれたので、シャッター切った瞬間にワン公があくびしたもの。

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八枚目のカットですが、仲見世通りを歩いていて、伝法院通りとの交差点手前の梅園の本店がある通りの入り口の日本料理屋の佇まいをかなり本格的な装備のα7で撮ろうとしていた、中国からのスタイル抜群の小姐の後ろ姿が目に留まったので、お店もろとも一緒に撮らせて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、このところ、伝法院通りとの交差点を六区方面に道草することが多く、なかなか良い画も撮れることがあるので、曲がろうと思った刹那、左を振り返ってみれば、仲見世通りの暗めの朱色に統一された棟割長屋みたいな建物の裏側の通りが午後の傾きかけた陽射しを浴びて、得も言われぬ質感を醸し出していたので、ノー天気にアニメ主題歌かなんかを歌いながらやってくる小姐一個分隊にエキストラ出演して貰って、一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、伝法院通りを六区というか浅草ビューホテル方面に向けて流しながら、モデルさんになってくれそうな、気のいい外国人、ないし日本人の浴衣姿の小姐グループを物色していたら、麦わら帽子にブロンズ編み下げポニテがバッチシのカノジョを連れた、ちょいヲタクっぽい兄さんがやってきたので、声かけて趣旨を説明し、面白そうだ!ということでモデルさんになって貰ったもの

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十一枚目のカットですが、真っ黒い天丼で名高い大黒屋さん向かいの店舗前で、いたいけな小姐二人組がアイスか何かを旨そうに食べながら器用に手自撮りなんかやってたので、真後ろからだと警戒されることが多いので、一回、前に出て、換わったレンズの試写やってるんで人柱になってよ、と冗談交じりに交渉したら、斜め後ろからなら喜んで協力しましょう、ということで、条件付きながらモデルさんになって貰ったもの

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十二枚目のカットですが、真っ直ぐ脇目も振らずに歩けば、5分足らずの雷門、宝蔵門間をゆに30分以上もかけて撮り歩き、やっと宝蔵門前のちょっとした広場に辿り着けば、居ました、居ました、お口の上手なカメ爺と気のイイ浴衣小姐の組み合わせが・・・ということで、注文の多い料理店ならぬ注文と撮影枚数の多いアマチュアカメラマンの撮影が一段落したのを待ち構え、こちらも出演交渉、一発で決めてみたもの。

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十三枚目のカットですが、宝蔵門下をくぐらず、境内に入ってすぐの定点観測スポット、手漕ぎポンプのところにいたいけな童子と明らかに中華圏かとおぼしきゲストの親御さんが、御幼少のみぎりから衛生観念を徹底させるためか、厳しく手洗い励行をしつけていたので、その鬼気迫るシーンを横から一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、境内第二の定点観測スポットであるお御籤売場は浴衣の参拝客もなく、珍しく閑散としていたので、往きはパスし、次のスポットである手水場へ足を運べば、ちょっと時間が遅かったのか、或いは、いつものX-Pro2のようにリアルタイムの露出補正が出来ないためか、東側から西方向に何枚か撮ってはみたものの、シルエットロマンスになってしまい、これがまともなうちの一枚。

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十五枚目のカットですが、今回も本堂にお参りすることとし、手水場で手、口を清め、チタン屋根、チタン手摺を装備した本堂の階段を上がって、無事お参りを済ませ、さて、戻ろうかと思った矢先、なんと本堂軒下テラスで、m3/4のミラーレスなんか使って記念撮影の撮りっこしてる小姐二人組が居るぢゃあーりませんか!?ということで、この天祐を活かし、声かけたら、えぇ!?ライカで撮ってくれるんですか?見たい見たい♪ということで、ノリノリでモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、結局、小姐達のカメラでも何枚か撮って上げて、しっかり、ライカで撮ったという証拠写真もスマホンで撮られ、別れを告げて、階段降りる際、参拝する世界各国からの善男善女のお姿を傍らから一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、また浅草で寄る所があったので、あまり遅くなるのもなんなので仲見世に比べ、遥かに空いている、東側の側道を南に向けて歩き、程なく、伝法院通りとの交差点、早田カメラ店の並びの著名洋食屋のミラー仕上げのガラスにおぼろげに書かれた当日のスペシャルメヌーのすき間の鏡面に道行く人々の姿が映って面白いので、いたいけな小姐二名組がやってくるのを待ち構えてシャッター切ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、見た目のドぎつさとパチモン感とは裏腹にエレメント自体はとてもきれいな状態だし、バラしてこそは検分しませんでしたが、前後の開口部から眺めた限りでは内面反射対策も、当工房と同等レベルの加工を施していたので、もしや、と思い、撮影のスムーズさも考え、M(TIPO240)で試写に連れ出したのですが、予想以上の素晴らしい結果で単なるドレスアップレンズではなく、写りの性能にも十分心を配った、真面目な製品だと思いました。

さて次回は久々の旅写真、進駐軍横田基地他へ神出鬼没のレポートをお送りします、乞うご期待!!
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  1. 2019/09/08(日) 19:16:05|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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