FC2ブログ

深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Nice to meet you again, Folmosa~Taiwan Phographic Tour ’19 Autumn②~

さて、今宵のご紹介は予告通り、9月の連休を利用して出掛けた台湾旅行の後半戦、到着三日目の老街巡りの旅からお送り致します。
この日は前日とは異なり、高速鉄道ではなく在来線経由、新竹駅の手前の「港口駅」迄出掛け、そこからバスは期待出来ないことが前回の失敗で判っていたので、駅前にたむろするタクシーに「湖口老街へ行きたい」と云ったら、150NT$とか即座に返してきたので、おぃおぃ、世界最高の親日国家でタクシーがボッタか?とかちょっとがっかりした気分で「メーターで行って、メーターで!!」ときつめに申し付け、乗ってから15分弱ほどで老街の入り口に140NT$かっきりで着き、そこで1時間ほど撮り歩き、それほど広く、見どころの有る老街でもないので、早々に引き上げ、さて、どうやって湖口駅まで戻ろうかいなとか思い、幹線道路に出りゃバスかタクシーのどちらかには乗れるだろうとか500mほど市街地寄りのコンビニ前のバス停に移動してみたら、運行時間がアバウトで全然アテにならず、30分弱待っていたら、流しのタクシーが来たので、それに乗って駅まで戻り、ちょうどやって来た自強号(特急)に立見席で乗って、1時間ほどで台北に戻り、駅の二階食堂街で何故か空いてた客家料理を食べ、なんで駅で客家料理食べてんだ?とか我に返りながら賞味し、しかるのち、地下鉄というか高架鉄道経由、木柵駅まで移動し、そこからバスに乗り、深坑老街へ向かい、30分程度で着いたので、テータイムと晩飯の時間から逆算して16時過ぎ迄撮ったというのがその日の行動。
ではさっそく当日の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。

Taipei19autumn_018.jpg
まず一枚目のカットですが、湖口老街の入り口で降ろされ、自動車禁止の歩行者天国状態のメインストリートを歩いていくと、程なく、両側に台湾の老街のお約束であるアーチ状の開口部を持った、家の屋根が歩道に張り出し、それがまた街全体で繋がっていて、あたかもアーケードのような「騎楼」構造の煉瓦造の街並みが見えてきたので、手っ取り早く中に入って、灯りが点いてはいないですが、それなりに雰囲気のある赤い布製の提灯みたいなものにピンを合わせて、騎楼の内部を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_019.jpg
二枚目のカットですが、騎楼の外に出て、いちおう石畳になっているメインストリートの全体像を撮ろうと、誰か通らないものかと待ち構えていたら。いかにもヂモテーという雰囲気を纏った家族連れが傍らを通り過ぎて、天気もそこそこで気分も良かったのか、上機嫌で話も弾みながら通り過ぎていったので、後ろ姿でエキストラ出演して貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_020.jpg
三枚目のカットですが、老街のメインストリートを注意深く散策しながら、何か面白い被写体は無いものか索敵していたら、居ました、居ました、東南アジアから東アジアにかけての路上の風物詩、暑さにへたって、警戒心ゼロ状態でコの字型になって寝込んでいる路上の犬、しかも大好物のこげ茶色のヤツです、これを撮らない手はないので、背後に近寄り目を覚まさないよう注意しながら撮った渾身の一枚。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_021.jpg
四枚目のカットですが、またしても騎楼の内部ですが、先ほどの薄暗くて開店休業状態の店舗兼住宅とは違い、こちらの方は、なかなか人通りも多く、また商っているものが時流に乗っているのか、そこそこ観光客が足を止めて、品物を物色していたりしたので、画になると思い、ちょいと引いたところから一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_022.jpg
五枚目のカットですが、入口からどん詰まりまで300mほどのコンパクトな老街でほかの大渓や、鹿港、三渓のようにメインストリートのみならず、複数の通りに騎楼やら古い煉瓦ないし石造りの街並みが広がっているわけでもなかったので、入り口から目に見えるどん詰まりまで撮りながら歩くと、とりあえずはひと通りは何処に何があるのか把握出来てしまうので、いきおい、建物や街並みだけではなく、そこに居る人々やら通りがかりの人々にお願いしてモデルさんになって貰う必要が出てくるのですが、どん詰まり手前の店舗店頭で椅子に腰かけて、孫と日なたぼっこしていたご老人に声かけたら、全然相手にされず、仕方なく別を当たろうとしたら、親切な台湾人のジェントルマンがメイアイヘルプユーと云うや否や、おそらくは客家語で趣旨を説明したら、ご老人は笑顔で立ち上がってカメラを指さし、そして自分達を指さし、交渉成立、無事撮影となったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_023.jpg
六枚目のカットですが、老街どん詰まりまで歩き切ったら、そこには、これまた台湾の老街のお約束の道教系の廟が建てられていて、その前のちょっとした広場では、休みの日ということもあってか、台湾島津々浦々、どの廟境内でもやっていそうな景品系遊戯をやってて、これはおそらく巨大な輪投げ的なゲームで、輪を通した景品を貰えるといったシンプルなルールで、それでもなかなか取れず、小さなバケツ一杯の輪を目くら滅法放り投げて、運試しをしているかのような様子が面白く、斜め後ろから係員の小姐もろとも一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_024.jpg
七枚目のカットですが、メインストリートのどん詰まりまで着いてしまった以上、こんどは目線を変える意味もあって、入り口方面を目指して歩きながら撮ろうと思い、歩き出す前にメインストリートの両側路上に並ぶ露店、屋台の類いも入れて全景を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_025.jpg
八枚目のカットですが、メインストリートの全体像を撮ってから歩き出して、数十秒、利発そうな小姐と目が合ったので、傍らのオモニに二人一緒に写真撮らせてよ、とか云ったら、娘さんと二人で撮りたいのかと、笑顔で有り得ないことを聞き返してきたので、そうじゃなくて、お母さんと一緒、と云ったら、OK、OKと笑い、娘さんを抱き寄せて笑顔を見せてくれたのですが、別れ際に「多謝、再見!!」と云ったら驚くべきことにこんな年端もいかない小々姐が「うん有難う、さよなら!」ときれいな日本語で返してきたという驚きの一枚。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。


Taipei19autumn_026.jpg
九枚目のカットですが、ゆっくりめに歩きながら撮ったつもりなのですが、300mそこそこのコンパクトで一直線の老街では入り口までは30分もかかろうはずもなく、あっと云う間に着いた時には団体客2~3組に記念撮影用背景として占拠されていた、老街唯一の娯楽施設であった映画館の切符売り場の遺構が珍しく辺りに人っ子一人居なかったので、至近距離で一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_027.jpg
十枚目のカットですが、ところ変わって、こんどは台北市近郊の老街である「深坑老街」、市内中心部からでも1時間圏内という地の利を生かしてか、翌日は、会社や学校という日曜日の夕方でこの人出で、寂れて、何処かうらぶれたカンジが老街の最高の演出であるにも関わらず、台湾最高(知名度という点で・・・)の観光地である九份や、淡水もかくやあらんばかりの人出で、先ほどの交通不便で日本からの観光客にもまず見向きもされないような過疎老街とは異って、流行っている飲食、物販店舗もかなりあるという流行っている老街入り口のようすを撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_028.jpg
十一枚目のカットですが、ここも人出が多いとは言え、広さから云えば、先ほどの湖口老街とは文字通り五十歩百歩で、人が閑散としていたら、入り口からどん詰まりまでせいぜい400mかそこらで脇道があるとは言え、そもそも川の河岸段丘上に作られた街なので、店舗の間を抜けてちょっとした広場みたいなところに出てもすぐ河原に降りる階段が見えるという案配で、戻ろうとしたら、目が合った孫連れヂモティのヲヂサンにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_029.jpg
十二枚目のカットですが、ヂモティのヲヂサンに背面液晶の撮影結果を見て貰ってお礼を述べてから別れ、またメインストリートに貰って、被写体を探していたら、ちょうど、人通りが少ない辺りで、蛍光色のフード付きトレーナもオシャレな若いヲヤヂさんが、人混みに疲れ果てたのか、胸にしがみついたまま眠りこけている極小姐を抱えたまま傍らを通り過ぎていったので、すぐに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_030.jpg
十三枚目のカットですが、紹介が遅れましたが、食事を済ませてから来たので、全然気にも留めていなかったのですが、ここ深坑老街は「臭豆腐」なる、くさやや鮒すし、或いはノルウエイの腐敗缶詰シュルストレーミンに比べればまだ可愛げがあるのですが、相当きつい臭いを発するという発酵食品が有名ということで、常設店舗は云うに及ばず、屋台、露店の類いでも自家薬籠中のレシピでこさえた自慢の臭豆腐を商う店が立ち並んでいて、いたいけな若者が贖うところを一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_031.jpg
十四枚目のカットですが、陽も傾き、曇天気味だったので、現地時間で16時前というのに重厚な佇まいの煉瓦造りの店舗内部は電球色の暖かい灯りで煌々と照らされ、その前を今風のファッションに身を固めた、いたいけな若者各位があちこち眺めながら物見遊山で通り過ぎて行く様子を路上観察的に一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_032.jpg
十五枚目のカットですが、と或るローカルスウィーツを商う煉瓦造りの店舗の店頭で、おそらくは買い物中のオモニかアヂュモニの戻りを待っていたであろう、温厚な眼差しの爺さまとその上で利発そうな目線で通りを行き交う人々を観察していた、色白でふっくらした極小姐の姿が目に留まったので、声をかけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_033.jpg
十六枚目のカットですが、どん詰まりまで行ってまた折り返す途中、入り口から100mも離れていない辺りの騎楼の廊下というか通路というか、テーブルが置かれていたので、テラスとも言えそうなところで、お茶とスィーツで寛ぎながら談笑していた、北京からという一家が目に留まったので、声をかけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

Taipei19autumn_034.jpg
十七枚目のカットですが、老街入り口が見えてくる辺りの確か、お茶屋さんの店先で、赤い紐で首に鈴をつけられた小奇麗な猫が足元に寄ってきたので、店番というかのんびり道行く人々を眺めているだけといった風情のご老人に撮ってもイイ?と聞いたら、どうぞどうぞということで、超ローアングルから撮ったら、なんと暖かげな笑顔でその様子を見守るご老人の姿も写っていたというラッキーショット。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による開放、絞り優先AE撮影となります。

今回の感想ですが、いやはや、新開発のレンズのシャイクダウンテストも兼ねての旅でしたが、去年は10月の台北行が、京成電鉄のバカヤロのおかげで飛行機に乗り損ね、結局今年の1月にずれ込んでしまったこともあり、今年最後の秋の台湾旅行が楽しめたことは感無量でした。

さて、次回は、台湾編①で登場した謎のペッツバールタイプの正体が明かされるか・・・それとも別の新作になるのか?夏休みの工作で未発表のものが数本あるので、そのどれか行きます、乞うご期待!!
関連記事
  1. 2019/10/06(日) 22:32:42|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Pleasant guest from France~Boyer Saphir5cmf3.5 mod.L39 by F.G.W.G. | ホーム | Nice to meet you again, Folmosa~Taiwan Phographic Tour ’19 Autumn①~ >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/626-1adb6d15
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる