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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Discovery my home area~Fukagawa Photograhic Walk+α~

まずは、心ならずも、不意の西国行脚が入ってしまったために一週スキップしてしまいました、申し訳ございませんでした。
さて、今週のご紹介ですが、本来は江戸情緒に富んだ、佐原秋の大祭をレポートしたいと考えていたのですが、10月12日からの連休は、ご存じ関東地方は台風19号の猛威により交通網が寸断、12日は実質的戒厳令で家に引きこもり、レンズ加工をしていて、さて、13日、台風一過、気分良く、佐原に出掛けようかいな♪と思い、少々早めに起きて交通手段をネットで調べたところ、まず成田までの京成、JRとも時間がアテにならない以上に成田から先の成田線鹿島方面が運行見合わせ、再開未定になっていて、艱難辛苦の果て、成田まで辿り着けても、最悪、そこで足止め、祭りには辿り着けず、という極めてしょっぱい結末が容易に予想されたため、特段、運行停止等のアナウンスが見当たらなかったバスで行くこととし、東京駅に定刻の10:40より10分以上早く着き、JR・関鉄バスの窓口にキップ買いに並んだら「15:50発から運行再開予定です」とか云われ、ぢゃ間に合ってます、と売り場を後にし、奥の手の京成バス乗り場がある、八重洲の東京建物ビル下のバス停に急いで向かったら、まだ行列はそれほど長くなく、10:50発のバスに間に合いそうだったので、暫く並んで待っていたら、10:50もとうに過ぎた頃、「本日は佐原方面運行停止」という目を疑うような電光掲示が出され、そういえば、朝飯も摂らずに出てきたことを思い出し、仕方なく、日本橋の某野鳥系ファミレスでも寄って、何か食べてから身の振り方はゆっくり考えようと思い歩いて訪ねてみれば、ここも臨時休業、やけになって、もうどーでもイイやと門仲駅まで東西線で戻って、たぶん何処か空いてると思い、いったん地上に上がって、ミスドを訪ねてみれば、平常通り営業、そこでチーズドックと変わり自由のロイアルミルクテーなぞ戴き、人心地着いてから、身の振り方を考えているうちに12時も回って、お腹も空いてきたので、そうだ!家族経営の店なら開いてるぢゃまいか?と閃き、撮影のフル装備を持って出たこともあり、森下に移動し、「みや古」でランチ戴いてから、その周辺、清澄白河辺りを撮ろうと思い、都営地下鉄1日フリーキップを買い求め、大江戸線経由、まずは森下まで移動したもの。
では当日の行動に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4SCによる全コマ絞り開放AE撮影となります。

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まずは一枚目のカットですが、森下の老舗料亭「みや古」さんの葦簀張りの大広間で、いつもながらの深川せいろ飯を戴き、身も心もすっかり満たされたキブンでこの辺りの大親分、マツオ芭蕉さんにご挨拶でも、と思い、隅田川の堤防と同じ高さに盛り土されたちょっとした公園に設置されている芭蕉像に面会しに歩いている途中の貸自転車屋さんのカラフルな貸自転車を撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、無事、台風の後もご健勝であらせられた芭蕉像と涙の再会を果たし、何枚か、ベストアングルが逆光という過酷な条件にも拘わらず、顔本用にスマホン写真を撮ってから、一礼し、公園を辞し、しかるのち、安藤広重の浮世絵、名所江戸百景で有名な深川萬年橋でも撮ろうと思い、徒歩で1分少々の橋のたもとまでやってきたら、いつもは橋の中ほどに路駐し、撮影には大いに邪魔なタクシーもおらず、犬の散歩の老夫妻がやっていたので、ここぞとばかりに一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、萬年橋を渡り、次なる目的地は工房の所在地、木場からも程近い、清澄白河の駅付近の清澄庭園、モダン長屋商店街の辺りを撮ろうと思っていつものルートと違う裏通り経由、清澄公園沿いの道を歩いていたら、いままで、ついぞ気付かなかった、カフェと思しき店舗の通りに面した木枠のガラス窓が手作り感満載のステンドガラスだったので、思わず足を止めて一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、萬年橋からは10分少々も歩くと清澄庭園の入り口まで到着しますが、当日は、中にそれほどお客もおらず、お裾分け的スナップも撮らせて貰えそうな雰囲気ではなかったので、入り口横の柵越しに紅葉前の濃い緑も目に鮮やかな木陰に佇み、案内板かなんかを読んでいるいたいけなおかっぱ頭の清楚な小姐の後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、入場を見送った清澄庭園をあとにし、次なる撮影スポットであるモダン長屋商店街に向かい、まずは清澄白河駅に近い入り口?方向から、商店街の前を歩く、ないし自転車でやってくる人々の姿でもシルエットで撮ろうと待ち構えていたのですが、人通りが殆どなく、また、人の気配がしたと思っても、すぐ横の横断歩道を渡り江戸深川資料館方面へ渡って歩いていってしまうので、仕方なく、一番遠くにある、白い店構えが素晴らしいブティックかなんかの前に来たら、ちょうど人通りが増えてきたので、お店をバックに数枚撮ったうちののベストショット。

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六枚目のカットですが、長屋前で張っていて、結構、江戸深川資料館方面への人通りが多いことが気になっていたので、どうせ予定は未定の気ままブラパチ!道中、ちょっとくらいの道草は大勢に影響皆無なので、信号が青になるのを待って、清澄通りを渡って、資料館の在る通りに足を踏み入れてみると、同じ深川でも空襲で焼け野原になってしまった永代通り沿いとは大違いで、結構、古い佇まいの店舗兼住宅がそこかしこに残っていて、鬱蒼と茂る街路樹と相俟ってなかなか良い雰囲気を醸し出していたので、適当なエキストラの方々が通るのを待ち構えて一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、しかしながらこの資料館の建つノスタルジックな通りも無限に続くわけではなく、それこそ先月の台湾の老街ではないですが、長くてもせいぜい500mかそこらで、横切る通りを仕切りに、ふつうの街並みに変わってしまうのが常で、ここもそうだったので、そろそろ駅方面に戻ろうかと思い、いつも通ったことがない、清澄通りと交差する大通り、清州橋通りを西に向かって歩いてほどなく「昭和のアパート」と称する「清州寮」という一階店舗、二階以上が住宅兼オフィスという、どことなく、今は亡き同潤会アパートを彷彿とさせる建物があったので、アングルを工夫して一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、清澄白河駅から大江戸線に乗って、北上し、今度は両国駅で下車、本所・深川では名所として必ず名前の挙がる柳橋エリアを訪問すべく、江戸東京博物館の北側通路を通って、国技館前、そしてJR両国駅の前まで来た時、そのレトロでどことなく懐かしい佇まいに惹かれ、その前で歓談する今風のオッパー、アガシのシルエットを借景として一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、何とはなしにいつも人通りの多い両国駅前を過ぎ、柳橋をめざすには、大川を横切る両国橋を渡らねばなりませんが駅から目の前の大通り沿いを歩いてそのまま橋の上を通って、日本橋馬喰町側に出てしまうのも白くないので、駅の前の大通りを渡って、そのまま堤防を越え、大川沿いの遊歩道を歩いて両国橋を目指す際、下を潜ったた総武線の両国鉄橋を、嵐の翌日に荒れ狂う濁流と共に下から撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、両国橋を渡ってしまえば、日本橋川の大川への河口い掛かる可愛い鉄橋である柳橋は1分もかからない位置に架けられており、橋のたもとの説明板によれば、この鋼製橋は深川一のランドマークである永代橋のデザインを借り受け、1929年に出来たということで、一番、永代橋っぽい特徴をしたアーチ端部から撮ってみた一枚。

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十一枚目のカットですが、ここ日本橋川の河口付近、即ち柳橋より上流方向は、工房近くの調練橋の掘割とか芝の浜松町辺りの運河のように屋形船の桟橋が設けられており、所せましと屋形船が堤防に敷設された木製桟橋に係留されているのですが、その桟橋というか船宿の入り口の戸に素敵なカラスウリか何か冬らしい蔓草系植物のオブジェが飾られていたので、足を止め、至近距離から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、柳橋から日本橋川沿いの道路を柳原通りまで歩き通し、国道6号が日本橋川を跨ぐ橋の歩道上から、台風19号の翌日で、普段ふだんの群青っぽい沈んだ色合いの川面と異なり、泥の色そのままの茶色く濁った川面に浮かび、出番をくじかれ、係留されたままになっている屋形船の群れを捉えてみたもの。

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十三枚目のカットですが、最寄りの都営線駅である浅草橋駅から乗って、東日本橋で新宿線に乗り換え、向かった先は岩本町駅、つまり秋葉原で、お茶&スィーツするお店がふんだんにある上、ここでラグビー観戦のため滞在している外国人が遊びに出て来ているのを捕まえて、モデルさんに仕立ててしまおうという魂胆で向かったのですが、運よく、駅の東側から西に移動する途上、歩道のガードール上に座っていたブロンド嬢と目が合ったので、声かけてみたら、ライカか、面白そう、オレ、アタイも入れてけろ、ということで、集合写真的になってしまったもの。

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十四枚目のカットですが、そういえば、スマホン写真ではアキバの人混みを撮ることはままあったのですが、真面目に広角レンズつけて、交差点を行き来する大勢の人々と、その周囲の建物、看板を撮ったことはなかったことを思い出し、かつて学生時代にバイトしていた西川無線付近から、歩行者用信号が青になったとたん、住不の雑居ビル方向目がけて撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、この日は色々とお店候補はあったのですが、タピオカ系を食べてみたいキブンだったので、神田明神方面への途中の交差点に建つCOCO'Sに向かうこととし、ヲタクの総合デパートみたいな建物の前を通り過ぎてすぐの小さなショップ前でポーズ撮っては仲間と記念撮影して盛り上がっていた、ベッカムっぽい白人カポーが居たので、声かけて、モデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、お茶をしているうちに、すっかり陽も暮れかけてきたので、総武線の昌平橋通り鉄橋を撮りたいと思い、お茶をして早々にお店を出たのですが、あいにく、お目当ての鉄橋はネットをかけられ補修中、仕方なく、ピッグカメラで洋酒でも買って帰ろうかと思って裏通りを歩いていたら、くだんの鉄橋に繋がるコンクリート製アーチが夕暮れの電器街上空にきれいに浮かび上がっていたので、こちらを一枚撮ってみたもの。

Fukasan19au_017.jpg
十七枚目のカットですが、ここも前々から、是非とも、スマホンだけではなく、きちんとしたカメラにきちんとした広角レンズをつけて撮りたいと思っていた神田界随一のランドマークである旧万世橋駅、現エキュ-トの煉瓦造りの荘厳な佇まいで、神田川にかかる万世橋歩道の上から何枚か試したうちのベストショット。

今回の感想ですが、いやはや、佐原には辿りつけませんでしたが、それでもめげずに与えられた時間とアクセス可能なリソーズを可能な限り活用して楽しむ・・・この経験がまさか、その次の週で本格的に役に立つとは・・・

さて、海外遠征のため、翌週はスキップ、再来週となる次回は、いよいよ奇跡の距離計連動式50mmf1.8のペッツバールタイプレンズがベールを脱ぎます、乞うご期待!!
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  1. 2019/10/27(日) 19:20:14|
  2. 街撮り写真
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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