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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Exciting, Nostalgic, Freindly, and more~Shanghai Photographic Tour ’19 autumn①~

さて、今宵のご紹介は予告通り、二週に亘ってお送りする、今月初に久々に訪問した上海、及びその近郊への旅で撮ってきたカットから厳選集?をお送りしたいと思います。
まずは恒例の行程紹介ですが、まずは11/1の成田空港午後13時発の中国東方航空便で一路上海を目指し、上海には時差も1時間あるため、15時ちょい前にランディンし、巨大空港であるため、ターミナル間の移動と入国審査に時間を取られ、両替後、リニアに乗れたのが小一時間も経ってのことで、まずは第二ターミナル駅からリニアで時速300kmで浦東と市内の中間地点の駅まで移動、そこから上海の地下鉄網を乗り継ぎ、外灘の北に位置するホテルに着いたのは18時前になっていました。
その日は、翌日からのハードスケジュールに備え、新天地界隈でちょっと撮ってから食事だけして宿に戻る前提で、宿の英語が全然わからない従業員一同を前に七転八倒の上、チェッキンし、そのまま部屋に荷物を置いて、カメラだけ持って地下鉄経由、新天地へ出掛けて、ハイスピードレンズの威力を遺憾なく発揮し、撮るだけ撮ってからお目当てのお店に向かったら、なんと撤退していたので、仕方なく、日本出る前に調べていた海鮮料理の名店まで徒歩で移動し、名物のシャコを頼んだら、シーズン終わっちゃったので置いてなく、代品を頼んだら、オーダー入っておらず、仕方なく、お粥と青菜の蒸し炒めしたものの二品だけたべ、130元、日本円にして1700円近くも払って宿に戻ったというしょっぱい一日となり、滞在二日目は日本で既に新幹線のキップを予約していたので、虹橋駅に1時間半ほど早く着き、窓口でキップを受け取ってから客家料理と小籠包のセットを戴いてから無事新幹線に乗って、そこから一時間の快適な旅で杭州に移動、そこで12時過ぎから18時過ぎ迄ランチををはさみ、撮りに撮った、という次第。
ではさっそく、当日の行程に沿って実写結果を逐次眺めて参りましょう。

Shanghai19_001.jpg
まず一枚目のカットですが、外灘北地区にある宿から地下鉄を乗り継ぎ、新天地には30分以上かかりましたが、地上に上がってみれば、辺りはとっぷりと暮れて、石造りの古めかしい重厚な建造物群は仄かな人工光に浮かび上がり、まさに不夜城の名を欲しいままにする上海中心部の観光スポットだけあって、昼間にも増して人撮りも多く、そんな街角で、一心不乱にスマホンをいじって人待ちの小姐が居たので、声をかけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_002.jpg
二枚目のカットですが、ここ上海に着いたのが金曜日の晩であったため、ここ新天地の飲食店では、テラス席、或いは、窓際のオープンエアの席は、11月に入り、季節的にはもう冬の入り口に差し掛かっているというのに大入り満員で、陽気に乾杯なんかで盛り上がっていた白人のグループが目に留まったので、その様子をお店の外から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_003.jpg
三枚目のカットですが、いつも寄っていたシンガポール系の広東料理店は新天地奥の商業ビルの二階に位置しているので、撮りながら移動することとして、今までの経験と勘で声かけたら撮らせてくれそうな相手を探しながら歩いていたら、美しいヂモティの銀行員という二人組の小姐が目に留まったので、声掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_004.jpg
四枚目のカットですが、夜の上海、しかもその歓楽街の代表選手のような新天地は、日没以降はすっかり大人の世界・・・と思いきや、どっこい、いたいけな童子達も親に連れられ、親が友人達と乾杯タイムの時は、別々の行動で盛り上がっているようで、近くのちょっとしたベンチやらで大げさなゼスチャ込みで盛り上がっていたので声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_005.jpg
五枚目のカットですが、ここ新天地のロードサイド店では、テラス席にはあえて明るい灯火を点さず、机の上のキャンドルだけで、ゲストには楽しいひとときを過ごして貰おうと云う心遣いのお店もそこそこあって、その中のひとつで、なかなか楽しそうに盛り上がっていた豪州からというカポーに声掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_006.jpg
六枚目のカットですが、ここ新天地は、いまや田子坊と並ぶ、上海いおける租界をイメージした商業エリアの代表地ですが、表通りのみならず、その路地もなかなか上手く風情溢れるリノベが施されており、そんな裏通りの宵の街並みを撮ろうかいなと思ってカメラを構えたら、大声で歌なんか歌いながら、ヂモティの小姐一個分隊がやって来たので、有難く出演して頂いたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_007.jpg
七枚目のカットですが、新天地の観光客で賑わう一帯を抜け、本来なら大規模複合商業施設の二階に、シンガポール発の広東料理チェィン「翡翠小籠包・麺店」が営業している筈だったのですが、その前まで来てみて、ガーン!! なんとその商業モールは大規模リノベ中、従ってそのお目当てのお店も営業していようはずもなく、仕方なく近隣で別のお店を探そうと、まずは座って調べられるベンチを探していたら、巨大看板の前を自転車のヂモティオモニがとぼとぼと通り過ぎていく様子が何ともイイ雰囲気だったので、とっさに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_008.jpg
八枚目のカットですが、翌朝、宿を8時ちょい前に出て、最寄りの地下鉄駅へ移動途上にある、マクドで軽く豪勢な朝メシなど頂き、そこから小一時間かけてほぼ市内中心部の反対に位置する新幹線の虹橋駅へ移動し、そこから1時間乗って東杭州駅に着き、まずは一仕事とばかり、銭塘江傍の再開発地区に建つ、チタン製巨大建造ブツの写真なんか撮ってから、まず第一目的地の「清河坊」へと地下鉄で移動し、駅から10分弱ほど歩いてエリアに入ってすぐの店舗でアクセサリなんか真剣な眼差しで物色する小々姐の姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_009.jpg
九枚目のカットですが、歴史保全地区だけあって、中国の宋代の衣装を身に着けた若者を、かなりの頻度で見かけたのですが、たまたま通りのど真ん中で、ご自慢の器量よしの娘さん二人に着付けをしている、若夫婦とその両親のグループが目に留まったので、通じるかどうかイチかバチかで北京語で話し掛けて趣旨を説明したら、うん、良く判るよ、ライカで撮ってくれるの?イイね!と快諾して戴き、いたいけな小々姐二名にモデルさんになるよう指示してくれたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_010.jpg
十枚目のカットですが、とても鷹揚なジモティ一家にお礼を述べて撮影結果をご覧戴いてから、次なる獲物を探して清河坊の表通りを歩いていたら、上海市内では珍しい街頭の似顔絵描きの露店が何軒か軒を並べていて、そのひとつに、なかなかお転婆なカンジの小姐が、描いて貰ったばかりの自分の似顔絵の仕上げが待ち遠しくて、立ち上がって画家の方をじっと凝視している様子を傍らから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_011.jpg
十一枚目のカットですが、ここ清河坊は観光地になったからそうなのか、或いは宋の時代からの習わしなのか判りませんが、メインストリートのど真ん中に布袋様だの龍だのの金属製の巨大な像みたいなものが、アクセサリーなどを商う小店舗の合間にドカンと鎮座ましましていて、それをまた信心深い中国の人々、殊、老人層が行き当たり次第、深々と頭を下げて手なんか合わせるもんですから、お散歩につき合わされる、いたいけな童子達は好奇心むき出しで、あれ何、これ何、なんで頭下げたり手を合わせたりするの?とか聞きたがって、苦笑する老婆が、昔からそういうものなの・・・とか苦しまぎれに説明しているようなシーンに出くわしたので、物陰から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_012.jpg
十二枚目のカットですが、清河坊は交通の便が極めて良く、かつ世界屈指の大都市、上海から160km程度上流に位置するため、市の中心部は元より都市化が進んでいたのですが、新幹線の開通後にその動きが加速し、古い建物は駅周辺やオフィス街近傍ではすっかり姿を消してしまったようですが、この清河坊は築うん百年といった佇まいの木造の店舗兼住宅が至る所に建ち並び、それがリノベによって、活気にあふれた商業・観光地になっているため、人通りが極めて多いという不思議な風景になっているので、その様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_013.jpg
十三枚目のカットですが、清河坊のメインストリート自体は1kmもなく、せいぜい、5~600mといったところですが、その至る所に日本、或いは韓国や他のアジアの国々、こと中国文化の影響を受けた地域でもまず見られないような面白い景色があって、今回、地味ながら面白いと思ったのが、漆喰張りの土蔵の壁面全前面に巨大な漢字が描かれていたことで、どうすればその迫力が伝わるか逡巡の上、撮った一枚。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_014.jpg
十四枚目のカットですが、漢字の記された巨大な薬種問屋の旧居を過ぎたらすぐに、街並みの前でシャッター押して欲しいと、香港からやって来たと云うOLさんから声掛けられ、感心なことに自撮り棒みたいな無粋なものを持ち歩かずに、写真撮りたくなったら、自分の腕か、誰かに頼めばイイや、ということでやってきたということで、見事、白羽の矢が立った記念に一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_015.jpg
十五枚目のカットですが、メインストリートのどん詰まり手前に山手に登っていく道があり、公衆厠所もそちらにあるとのことで、脇にそれて少し歩きながら撮っていたら、地元の大学生という二人組が、「それ、ライカちゃう?二人仲良く撮ってくんない?」との軽いノリと中学生以下の英語で話しかけて来たので、まず、どうやって写真送ってくれる?とか撮る前にしっかり入手方法を確認し、約束してから撮らせて貰った一枚。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

Shanghai19_016.jpg
十六枚目のカットですが、そろそろ帰りの新幹線の時刻を気にしながら西湖の畔も撮らにゃならんので、後ろ髪惹かれる思いで清河坊を後にし、徒歩で20分くらいかけて、西湖の畔に辿り着いたら、ちょうど、陽が対岸の遥か向こうの山並みのスカイラインに沈みかけていたので、湖上にせり出した中華風のあずま屋みたいな建物とそこに集う人々をセミシルエットで捉えてみたもの。

Shanghai19_017.jpg
十七枚目のカットですが、西湖の畔でも日没前にあと何人かは人物を撮りたいと思い、ちょうど良いモデルさんを探していたのですが、なかなか若くて写真写りの良さそうな小姐とsの愉快な仲間達に遭遇せず、その中で、日本製のα7シリーズに薄めのレンズ付けてた上海からの観光客という小姐がライカの写りには興味ある、ということで夕陽の中のシルエットでモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

さて、次回は滞在三日目の水郷「朱家角」と、上海市内で人気急上昇中のリノベ観光スポット「田子坊」からの厳選カットをお送りいたします、乞うご期待!!

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  1. 2019/11/24(日) 18:29:23|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

こんばんは。
ノクトン良いですよね!
一本でシッカリキッチリという安心してまかせられる感じは限られた環境では頼りになりそうですし。
開放でのボケ方が思っていたより強かったので
改めて色々楽しめそうなレンズなのだと思いました。
Lマウントでこの感じというとニッコールとかになるのでしょうか?
  1. 2019/11/25(月) 01:46:16 |
  2. URL |
  3. けふお #-
  4. [ 編集]

けふおさま
ありがとうございます。
そうですね、非球面でWガウス型を更に高度化させた収差補正の設計で、球面収差、コマ収差を抑えた上で、おそらくはセミアポクロマート級の色収差も補正しているのではないかと思います。
やはりツァイスのOEMを行うようになって、飛躍的に実力が上がったのではないかと思います。
で、Lマウントでは何が近いかと云うと、キャノンのL50mmf1.2が元々の開発のベンチマークという話もあり、これが一番近いかも知れません。
  1. 2019/11/26(火) 23:32:23 |
  2. URL |
  3. charley944 #zdvXpt9s
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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