FC2ブログ

深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Little head great wit~Som Bertiot 50mmf2.8 mod. M coupled processed by F.G.W.G.

SB_5cmf28.jpg
さて、今宵のご紹介は予告通り、泣く子も黙る?おフランスの希少レンズメーカーSom Bertiot社製の型番無し50mmf2.8を当工房で距離計連動型に改造したものです。
このレンズ、他に紹介もないし、売った本人が良く判らんが良さげなレンズなので試してくれ、とのことで出自、用途が全然判りませんが、絞りが付いていないことで、おそらくは70年台以降の産業用の複写とかラインセンサー用とかそんな用途ではないかと思います。また、構成は反射面が明るいもの6か所につき、この明るさでは異例のトリプレットではないかと思います。尤も、このコーティングは希土類を使った新種ガラスに用いられるアンバー系なのでそこはそれ、ムリの無い設計とは思いますが・・・
ではさっそく晩秋の深大寺での実写結果でその性能を見て参りましょう。
カメラはLeica M8によるAE撮影となります。

SB5cm_001.jpg
まず一枚目のカットですが、本堂エリア裏のペットセメタリー横にある木造建屋の蕎麦屋のうち一軒で軽く昼飯を済ませたのち、本堂のある境内に戻り、被写体を探していたら、ちょうど手水場にいたいけな童子同伴の家族連れがやって来たので、通常の物見遊山の観光客を装い、横から手水を使うところを一枚戴いてみたもの。

SB5cm_002.jpg
二枚目のカットですが、今回のメインの目的はまだ残って咲いているか否か気がかりでない曼殊沙華の花々の消息を訪ねることであり、気も急いていたので、本堂にお参りして早々に山門から土産物屋が立ち並ぶ参道に降り、目的地まで歩きながら撮ろうと
したら、ちょうど可愛いラブ連れの中年夫妻がやってきて、その横をいたいけな小々姐連れのオモニがせっかちに追い越そうとしていたので、テイクオーバーの瞬間を狙ってシャッター切ったもの。

SB5cm_003.jpg
三枚目のカットですが、某国営放送局の朝ドラが信楽を舞台にしていて、狸が準主役だからというわけでもないですが、ここ深大寺の山門前にはだいぶ昔から、楽焼の絵付け体験とかお手軽陶芸体験をやらせてくれる「深大寺窯」というお店があって、そのマスコットキャラクターが信楽焼きの狸なので、距離計の最短域での精度をみるためもあり、至近距離で一枚戴いてみたもの。

SB5cm_004.jpg
四枚目のカットですが、ここ深大寺の山門前の土産物屋通りと云えば、浅草は仲見世の「美人茶屋あづま」さんと並ぶ美人茶屋「八起」さんがあるので、さっそく、店頭で、串に刺した団子の実演販売を行っている、いたいけな学生バイトと思われる小姐店員さんの精勤ぶりを傍らから一枚戴いてみたもの。

SB5cm_005.jpg
五枚目のカットですが、同じく山門前の土産物屋通りの「八起」さんの店舗より東側にある店内飲食コーナーとその横に開けたちょっとした庭園があるのですが、そこに、あろうことか、柵を乗り越えて闖入しようとするいたいけなガキンチョの姿を認めたので、注意するでなく、犯行現場を写真で押さえてみたもの。

SB5cm_006.jpg
六枚目のカットですが、同じく「八起」さんの店内飲食コーナーの入り口に建てられたメヌー板をソフトなんか舐めながらじっと眺め、品定めしている極小姐と、やれやれまだ何か食べるのかぃ?とか半ばあきれ顔で後ろから見守る、孫には大甘の爺ちゃん婆ちゃんの姿がとても微笑ましく見えたので、傍らから一枚戴いてみたもの。

SB5cm_007.jpg
七枚目のカットですが、山門前の土産物屋通りでの撮影はいったん早々に切り上げ、可憐ながら艶やかな曼殊沙華の花々が待っているはずの深大寺城址及び水棲植物園に足を速め、早々に小高い丘の上に広がる城址公園の入り口までやって来たら、ちょうど秋そばの花が満開だったので、望外の歓迎を嬉しく思い、その可憐な姿を一枚戴いてみたもの。

SB5cm_009.jpg
八枚目のカットですが、蕎麦の花々の望外の歓迎に気を良くして、城址公園内の秘密の曼珠沙華畑に足を運びましたが、なんと、時期も10月最終週と遅かったためか、昨年は目が痛いほど地面を覆い尽くしていた鮮やかな赤い花々は申し訳程度に何株か残っていただけでしたが、それでも、来るのを待っていてくれたようでとても嬉しく、至近距離で一枚戴いてみたもの。

SB5cm_010.jpg
九枚目のカットですが、そもそも高台で水はけ良く、陽当たりも良いという曼殊沙華の花々には少々過酷な環境の城址公園に多くの花々を期待するのはどだい無理な話でもあるので、全国でも珍しい白のアルビノ株がそこここに咲き残っている、水棲植物園の湿地に降りることにして、曼殊沙華の花々が一番好む、田の畔に結構な数が群生していたので、嬉しくなって、一枚戴いてみたもの。

SB5cm_011.jpg
十枚目のカットですが、同じく水棲植物園の陽当たりの良い田んぼの畔で、この時期には珍しく満開の群生を見つけたので、既に刈り取られた後の稲の株跡が黒々と点在する田んぼの水面をバックに一枚撮ってみたもの。

SB5cm_012.jpg
十一枚目のカットですが、ここ神代植物園附設水棲植物園には人工湿地を核として池、田んぼといった水辺の植物やそこに住まう魚類、昆虫類などを楽しめるコンセプトでレイアウトが設計されているのですが、中央にはウッドデッキの遊歩道が設けられていて、その上を散策出来るようになっていて、土手の上の曼殊沙華の花を撮っていたら、ちょうど親子連れがその上を歩いてきたので、有難く出演頂いたもの。

SB5cm_013.jpg
十二枚目のカットですが、ここ水棲植物園の湿地土手には結構な数の曼殊沙華の花々が咲き残っていたにはいたのですが、お目当ての純白のアルビノの株でシャンとしているのはなかなか少なく、やっと見つけ出した小群生の中には既に花が萎れてしまっていたものもあり、勝手に取り除いてしまうわけにもいかず、土手の上の柵超しに群生ごと撮ってみたもの。

SB5cm_014.jpg
十三枚目のカットですが、ちょうど陽も暮れかけてきて、水棲植物園の湿地中央をクランク状に曲がりながら南北に貫通するウッドデッキを入れた風景がなかなか風情があるので、北側の端から南方向に向かって一枚撮ってみたもの。

SB5cm_015.jpg
十四枚目のカットですが、そろそろ土産物屋通りの店舗が店頭販売の店仕舞いが近づいてきたので、あと何枚か撮ろうと思い、水棲植物園を後にして、再び土産物屋通りに足を運ぶことにして歩き出したら、中国人と思しきカメラを下げた清楚な小姐が傍らを通り過ぎていったので、すぐさまその後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

SB5cm_016.jpg
十五枚目のカットですが、そういえば、「八起」さんの庭園入り口に立てられた赤い番傘の写真を撮っていなかったことに気づき、ちょうどくずきり、くず餅の幟が傍らに掲げられてたのでこれも一緒に物販コーナーに群がる観光客各位をバックに一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、まさにトランプ様々・・・中国を経済的に締め付けてくれているおかげで、電子湾での爆買いも小康状態、2~3年前ではとても買えなかったような希少レンズやレンズヘッドがリーズナブルな価格で再び買えるようになったため、こういう贅沢な遊びが出来るようになりました・・・実はまだ未改造の希少レンズヘッドが5本。

さて、次回は田舎に帰省するので一週スキップ、その次は今年最後の更新で、何が出るかはお楽しみ、乞うご期待!!
関連記事
  1. 2019/12/08(日) 19:59:42|
  2. Mマウント改造レンズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Gracefull second life of an optics serving in industries~Hugo Meyer KinonII 50mmf1.8 mod. M coupled by F.G.W.G~ | ホーム | Exciting, Nostalgic, Freindly, and more~Shanghai Photographic Tour ’19 autumn②~>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/632-7bf048f9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる