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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Great discovery of an unique optic from New Continent~GSC50mmf2.0 mod. M uncoupled by F.G..W.G.~

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まずは、遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、今年一発目のご紹介ですが、正体不明のレンズながら、その希少性、及び人気のヲーレンザック製ないし、コダック製レンズの影響により、電子湾では高騰の一途を辿る、GSC(General Scientific Corop.)製の巨大なギア付のおそらくはパナヴィジョンマウントの特殊レンズと思しきレンズが入手出来ていたので、これを昨年末、工房最終加工品として製造したものをアップしたいと思います。
まずはこのレンズの氏素性ですが、正直、全く判らないので、推定で書かざるを得ないのですが、レンズに付いていた巨大なアルミ製のギアに擦れ跡が全く無かったこと、そしてレンズ自体も前後のリングの状態から判断すれば、製造以降一回も開けられたことがないスペア品か何かで、それが故、電子湾で「マウント、用途一切不明、質問にも答えられない」という地雷的な出品だったのですが、Arrifex用たアイモ用、そしてカメフレックスのレンズは何度も改造したことがあるので、その旨、売主に連絡し、何度かやりとりし、やっと信用して貰って、Best Offerを受けて貰って購入したものです。構成は普通の4群6枚のプラナータイプで、絞りは付いていませんでした。モノコートのコーティングと硝材から推定するに、ヲーレンザックではなく、コダックのものとも似ても似つかないので、おそらくは、米国ゲルツがスナイデルの傘下に入る前のOEMでGSC社に出したものではないかと考えます。
では、さっそく実写結果を逐次見て参りましょう。
カメラは富士フのX-E1、ロケ地は浅草界隈です。もちろん、絞り機構ないので、全コマ開放撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、曇天の午後遅くでの撮影のため、空の写り込む方角によっては暗めのカットになってしまうのですが、ちょうど、浅草の国際通りを、近所に新たにオープンしたという図書館みたいな個室ラーメン屋さんの宣伝のために回っているというちんどん屋さん一行に遭遇したため、暫し足を止め、一行のパホーマンスぶりを一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、国際通りの歩道上で、ちんどん屋さん一行に会釈して見送った後、言問通りの手前辺りで、いたいけな着物姿の小姐二名を乗せた人力車がやって来たので、或る建物の前で止めて説明しているところに、ちょっと失礼と割り込み、横から一枚、お二方のお姿を一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、言問通りから雷5656(ゴロゴロ)会館横を北に1ブロック入ったところにある変わり蕎麦の名店「弁天そば」さんで季節の名物「あさりせいろ」を戴いてから、やっと人心地着いたので、落ち着いて試写しようと思い、まずは、飲み屋街である「ホッピー通り」花やしき前に通じるルートを流していたら、前面の電光板が相変わらず派手な画像を流すのを尻目に寒空の下、コートの裾を颯爽と翻し、黒髪の美小姐が通り過ぎていったので、後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、花やしきの通りから西参道方面に流していると、普段は見かけないお店なども目に入り、この日は、寒かったこともあり、お店の中で火を使って、大学芋やら、揚げ煎餅の類いを実演販売している店から漏れる暖色系の灯りに心惹かれるものがあったので、お店の様子を店頭から一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、ほどなく奥山方面から浅草寺境内に入り、まずは手水を使ったのち、本堂に軽くお参りして撮影続行、ということで、定点観測スポットで多少暗くなってもライティングが簡単なことから、お御籤売り場へと足を運べば、「ふーたりのため~世界は有るの♪」とばかり一心不乱に肩寄せ合って、難解な御籤の文面読解に勤しむカポーが居たので、通りざまに一枚、幸せそうなお姿を一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、次なる定点観測スポットである手漕ぎポンプは、さすが寒空の下ということもあり、人っ子一人近寄らず、仕方なくパス、そして宝蔵門前広場に目を転じてみれば、季節の如何に関わらず、日本の民族衣装の普及に力を貸して戴いている
アジアの同胞各位の姿が目に留まり、ラメ模様の自撮り棒が目立っていた、中国は珠海からという小姐二名組にモデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、冬の陽は鶴瓶落としという格言も有る通り、あまりひとところでたむろしていると、光線状況は刻々と悪化しますから、仲見世通りを撮り歩いて、或る程度撮れたら、雷門前デニーズでお茶とスィーツを楽しもう、という不純なモチベーションを胸に抱いて、再スタート、すると伝法院通りとの交差点付近、店内に灯りが点った土産屋さんの店頭で、北京語も姦しく土産物の物色に余念がない大陸からの着物姿のお二方の姿が目に留まったので、有難く出演頂いたもの。

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八枚目のカットですが、雷門を目指し、もでるさんを物色しながら、仲見世通りをそぞろ歩きしていたら、来ました、来ました、台北からという明らかに大陸からの小姐よりはだいぶファッション的にも垢抜けているというか洗練されている小姐とすれ違ったので、すぐさま追い縋って出演交渉、後で送って上げるのを条件として快諾を得たもの。

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九枚目のカットですが、道すがら、早田カメラも覗いて行きたかったので、伝法院通りを東に曲がり、この近傍での定点観測スポットである洋食屋さんの壁面というか飾り窓の鏡面ガラス状に白いチョーク状の筆記具で書き記されたメニューと写り込んだ通行人の姿を一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、この伝法院通り東側の辺りは観光人力車銀座とも言うべき、各社のドル箱コースに当たっていて、ひっきりなしに止まって説明したり、スカイツリーをバックに幸せそうなカポーの愛車上のツーショット写真を撮って上げたりと、担当車夫さんもサービス精神旺盛なので、その様子をスカイツリーをバックに一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、普段の浅草での試写ルートであれば、ほぼ最初の方で登場するであろう、界隈の定点観測スポット、「美人茶屋あづま」さん店頭で、新入り?のエキゾチックな顔立ちの小姐が、甘酒を大鍋から小鍋に移したり黍団子を取り分けたりと実演販売において八面六臂の活躍ぶりだったので、北側通路から一枚撮戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここもいつもなら、間違いなく3番以内には登場してくるであろう、仲見世通り西側の側道とあづまさん北側通路との交差点北西角に位置する扇屋さん店頭の大和絵団扇のデスプレイのうち、今回は風神の目にピンを合わせて撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、雷門前のデニーズでお茶とスィーツを楽しんだ後、今回は田原町から銀座線に乗ろうと思い、再び、あづまさん北側から浅草公会堂方面へと陽もとっぷり暮れた通りを歩き出したら、オレンジロードとの交差点手前辺りで、小学校低学年と思しき極小姐が、将来を見据えて、なでしこジャパンにでも入りたいのか、かけ声だけはいっちょ前に、若いヲヤヂさんと路上サッカー教室なんかやっていたので、そのほのぼのとした様子を一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、伝法院南門前のいわゆるオレンジロードまで辿り着いたら、ちょうど暮も押し迫っていた頃合いでもあったので、かなり盛大にLEDによるイルミネィションなんかやってて、その通りに面した店頭にマフラーやらちゃんちゃんこを着込んだ冬支度の小姐二名がやってきたので、有難く出演頂いたもの。

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十五枚目のカットですが、途中、ホッピー通りもそれぞれのお店にも灯りが点り、昼間とは全く別の街の表情を作り出していたので、どうせ急ぎの旅でなし、何枚か夜のシーンもテストしよか?と思っていたところ、目の前で店の物色なんかしながらそぞろ歩きする初々しいカポーが追い抜いていったので、有難く出演頂いたもの。

今回の感想ですが、いやぁ、良く写ります、このところ、なんかペツバールタイプのレンズばかり改造いていたので、ムンクの叫びとか、エルマグリット、シャガール、マチス、ピカソみたいなデフォルメの画が普通に思えてきちゃっていたので、こういうシャープでまともなレンズを使うと、一気に社会復帰した気がします・・・とかいってフーゴメイヤの三号機、四号機の製造にしっかり取り掛かってはいるのですが(笑)

さて、来週は帰省のため、またしても一週スキップ、その翌週から二週連続で先般の台湾の旅の様子をお送り致します、乞うご期待!!

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  1. 2020/01/19(日) 19:56:16|
  2. Mマウント改造レンズ
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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