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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

加油、台湾!! ~Taipei Photographic Tour’20 Jan. ①~

さて、今宵のご紹介ですが、予告通り、本年初の海外遠征、台北ツアー'20Jan.から二週に亘ってハイライトをお送り致したいと思います。
まずは恒例の行程紹介ですが、出発は1月10日の金曜日、お昼前のScootにて、台湾桃園空港まで約3時間のフライト、着いてから、いつもはすぐに空港捷速こと桃園MRTで常宿そばの北門駅まで直行なのですが、今回は出発前に日本で台湾高鐡の海外ゲスト専用割引フリーキップを到着日起算で買っていたため、さっそく元を取らなくちゃ♪ということで、空港捷速を台北市内と反対の桃園駅方向に乗り、MRTから新幹線駅に乗り換え、20分の旅を楽しんだのでした。
そして駅で軽く遅い昼飯摂って17時半過ぎに宿に着いてから、今回は久々に故宮博物館でも観に行こうと思い立ち、MRTとバスを乗り継ぎ、故宮博物館に到着、閉館時間ギリギリまで楽しんでから市内に戻り、長春街にある、馴染みの台南料理屋「好記坦仔麺」こと「阿美飯店」で晩飯を戴き、南京通り沿いのモスでお茶&スィーツ楽しんでから宿に戻ってお休み、翌日はちょい早起きして10時過ぎの新幹線で台南へと移動し、まずは名物で腹ごしらえとばかり、タクシーで蝦飯屋へと移動、蝦飯と浅蜊スープを堪能し、それから、前回気になっていた米国供与の駆逐艦が退役後、国防教育用のテーマパークと化した「徳陽艦」公園で艦内部を探検しつつ、現地の若い親子連れと交歓し、それから鄭成功の籠城拠点となった安平城そばの安平老街へ徒歩移動、暫く撮ってから、台南観光のメインテーマ、神農街へはバスで移動し、夕暮れまで撮って、また新幹線で台北駅まで戻って来た、というのが今回二日目までの行程。
では、さっそく当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

Taipei20Jan_002.jpg
まず一枚目のカットですが、名物料理を堪能後、タクシーで徳陽艦前につけてもらい、さっそく埠頭に接岸された巨大な駆逐艦の入場券売り場に足を運ぶと、地元の若い親御さん数組が一緒にハイキングに来ており、艦をバックにいたいけな童子達の合同記念撮影しようとしていたので、声掛けて仲間に入れて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_003.jpg
二枚目のカットですが、50台湾元の入場料を支払って艦内に入ってみれば、かつて、横須賀港の一角に安置されていた三笠記念艦のスカスカ感やハリボテ感は全くなく、無効化されているとはいえ、主砲、ミサイルランチャ類はオリヂナルのものが艤装されたまま展示されていますし、操舵室、暗号無電室も当時の機器類を可能な限りそのまま残して展示しているので、軍艦の迫力、緊張感がそこはかとなく伝わってくるのですが、見学者には、女性同士のペア、一人はストリート系男装、もう一人はカワイイ系ファッションで艦内をお手々繋いで楽しそうに散策しているので、場違い感甚だしく、面白いと思ったので、ネイハオ!とすれ違いざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_004.jpg
三枚目のカットですが、退役しているとはいえ、戦のために産まれ、海の上を何十年も航行してきた船ですから、そこここに往時の究極の機能美が宿っており、ふと見上げた艦橋上部の鋼構造製マストの望楼兼レーダーアンテナを、抜けるような青空をバックにセミシルエットで眺めたら、ふと、港の一角で余生を送る幸せな鋼製の戦士の魂を垣間見た気がしたので、一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_005.jpg
四枚目のカットですが、艦内の見学を一通り終え、出口から厠を備えた土産物センター方向に歩く際、直立、敬礼をしてその場を離れた後、艦橋からは対岸に見えた安平老街へ向かうため、かつてここを発見した際のバスのルートを思い出し、港をぐるっと回って移動しようと安平地区に渡る橋の手前のガジュマルが立ち並ぶ公園まで来たら、凧揚げやら、シャボンで遊ぶ家族連れが複数いたので、手っ取り早く手近な家族連れに声掛けて、いたいけな小姐に実演して貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_006.jpg
五枚目のカットですが、公園一角の芝生の上では、所狭しと色とりどりの洋凧が風になびいて展示されており、どうやら、凧を持ってこない家族向けに販売している業者さんが複数出ているようだったので、いかにも人の良さそうなヲヂサンにこのドラエモンみたいなのキレイだよね、とか適当に話し掛け、陽光を浴びて風にそよぐ海賊凧?の群れを撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_007.jpg
六枚目のカットですが、ヲヤヂさんとカメラの話をしていたら、千客万来とばかり、着いたばかと思しき、いが栗頭の童子連れの親子がさっそく一枚買い求め、近くで揚げだしたので、ちょいと失礼とばかり、ヲヤヂさんとの会話を切り上げ、偽日立の樹?をバックに楽しい凧揚げの様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_008.jpg
七枚目のカットですが、帰りの新幹線の時間と台北での晩飯を考えると、あまり予定外の道草も食ってられないので、再び安平エリアを目指して公園から歩き出した矢先、巨大なシャボン玉が風に乗って流れてきたので、振り返ってみれば、ポニーテールのいたいけな小々姐が大きな器具を回して渾身のシャボン玉造りに勤しんでいたので、声掛けて、その雄姿を一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_009.jpg
八枚目のカットですが、そろそろ安平エリアへ渡る橋が見えてきた辺りの沿岸公園の一角に巨大なクジラを模した鋼構造の展望台的なオブヂェが設置されており、そこに登ったり、或いはそのオブヂェの造形に興味を持ったかして背景として記念撮影をするヂモテーグループが居たりと結構な人気ぶりだったので、全景が入る辺りまで下がって一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_010.jpg
九枚目のカットですが、港の両岸を繋ぐ橋を渡り切って、目印の安平古鎮の望楼塔を目印に老街へ歩いて行ったら、まず入り口付近で、とても人懐こい、老ボルゾイ犬を連れたヂモテーのヲヤヂさんと遭遇し、犬がしきりに頭を撫でてくれと近寄ってくるので、撫でて上げてから、一枚記念に撮らせて、と頼みツーショットでの撮影となったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_011.jpg
十枚目のカットですが、ここ安平老街に限らず、夜市、繁華街には所せましと露店、屋台の類いが軒を並べて、また台湾人もアジアの庶民のご多聞にもれず、路上での買い食いが無類に大好きなので、お昼時はとうに過ぎて、晩飯にはまだずいぶんと早い半端な時刻にも拘わらず、火に滴る脂が焦げて香ばしい煙を上げる烤香腸、即ち腸詰のグリル焼き屋台には老若男女が列をなし、順番がくるのを固唾を呑んで待つ、という情景だったので、その様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_012.jpg
十一枚目のカットですが、こういった老街の歩行者天国みたいなところでは、飲食、物販のみならず、ゲーム機を据え付けた露店も数多く、一億総スマホン中毒と化した21世紀ではゲーセンなんかに血道を上げる物好きは絶滅危惧種と化しましたが、ここ台湾では、英才教育の一環なのか、いたいけな極小姐が露店のボードゲームみないなのに熱中し、楽しそうにはしゃいでいたので、傍らの親御さんに話し掛け、一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_013.jpg
十二枚目のカットですが、ボードゲームのような景品目当ての射幸心をそそるゲーム系も現地の童子達には人気ですが、片や、DIY系のお店、自分で買うものを自分で拵える、しかもそれが家や学校などでは出来ない非日常系のものだと、結構、いたいけな童子達は熱中するもので、日本では目にすることがなくなった、カルメ焼きを自分で作らせて持ち帰らせるといった趣旨の屋台には、順番を待って、現地の良い子達がチャレンジしていたので、見栄えが良さそうな小々姐の番になった時、傍らでスマホン撮影しようとしていた若いヲヤヂさんに声掛けて一緒に撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_014.jpg
十三枚目のカットですが、またしても路上ゲーム、しかも日本では山奥の温泉地とか、日本ではいまだに丁髷武士と島田結いのゲイシャガールが木と紙の家の建ち並ぶ街並みで仲良く暮らしていると信じているような海外の田舎者がノコノコやってくるという江ノ島のスパナ通りのお店くらいしか置いてないような、どアナログの象徴であるスマートボール盤に熱中していた童子の姿が目に留まったので、傍らのヲヤヂさんに声掛けて、一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_015.jpg
十四枚目のカットですが、安平老街でも一通り撮り終えたので、バスで次なる目的地、今回の台南のメインである神農街へ移動することとし、「好行公車」という観光地巡りのバスで最寄りの停留所まで乗って、そこから歩くこととし、程なく、夕暮れ間近の神農街の入り口に到着、路地の入り口に掲げられた赤提灯を撮ろうと近寄ったら、コスプレ撮影の先客が居たので、ごっつぁんです、とばかりにそのまま撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_016.jpg
十五枚目のカットですが、コスプレ撮影組に礼を言って、神農街の奥の名前の由来の廟を目指して撮りながら歩いていたら、廟手前で可愛い黒のトイプードルを抱いた、如何にも気の良さそうなヲヂイサンがライカを目ざとく見つけて、かなり上手い日本語で話しかけてきたので、少々、思い出話に付き合ってから、別れ際に一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_017.jpg
十六枚目のカットですが、廟の右手方向にはまだ路地が続いていそうだったので、行けるところまで撮りながら歩いて行って、廟前まで戻って来たら、ちょうど日暮れからオープンすることにでもなっているのか、髪の毛をとうもろこしの髭みたいな色に脱色したチャキチャキ系の小姐が開店準備してたので、その様子を傍らから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

Taipei20Jan_018.jpg
十七枚目のカットですが、台南市駅から台鉄在来線、そして高鐡台南駅から新幹線乗って台北に戻り、さて、晩飯は長春街で撮ろうと思い、台北駅からそのまま淡水線のMRTに乗って中山駅で降りてみたら、そのすぐ真上の公園スペースみたいなところで、LEDを使ったイルミネーションを行っていたので、あまりのキレイさに一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.での絞り開放AE撮影となります。

さて次回は滞在三日目、再び新幹線に乗って移動し、高鉄台中駅経由、鹿港古鎮老街での路地探検からハイライトをお送り致します、乞うご期待!!
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  1. 2020/02/02(日) 23:35:40|
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コメント

こんばんは!

最近旧エルマーの写りに感激して以来
エルマーにはまりつつあります。
広角も欲しいですけど
高い!
お財布に余裕がないので我慢します。

  1. 2020/02/08(土) 02:46:15 |
  2. URL |
  3. けふお #-
  4. [ 編集]

けふおさま
コメントありがとうございます。
そうですね、広角はここ10年間、値上りの一途を辿り、ライカもツアィスもボウナスの時でもなければ、なかなか手に入れようという気も失せてしまいますね。
かといって、中華製のキワモノまで手を出す決意はなかなか・・・汗
  1. 2020/02/09(日) 13:28:52 |
  2. URL |
  3. charley944 #zdvXpt9s
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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