深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

臨時更新、友誼電站協賛的企画~Cine-Xenon50mmf2 五号機@佐原

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ホントは来週の日曜日に秘宝館から佐原に持ち出した超絶描写ラテン玉のレポートを載せようと思ったのですが、某友誼電站にて面白そうな企画が始まったので、便乗。

今回の佐原には、秘宝館の新入りラテンレンズと、工房製の来週紹介のSマウント秋の新作と、すっかり忘れていたArriflex Speedpanchro32mmT2.3、そして今回臨時登場のAffiflex-Cine-Xenon50mmf2 五号機の4本で撮り捲りました。
ホントはカバンの中にはまだその倍以上の数のレンズが隠匿されていたのですが、あんまりレンズ交換ばっかりやってても、どれがどれだか判んなくなっちゃうし、移動が結構多かったので、テスト用3本と、伴走機としてのSpeedpanchro32mmT2.3の組み合わせとしたワケです。
万が一、テストしたレンズがおしゃかだったら、楽しく、お金も掛かった小旅行の思い出がパァになってしまうんで、手堅い線も狙ったってことです。

で、今回のCine-Xenon50mmf2は今まで5本ほど改造した、いわば、工房でのベストセラーですが、どうやら、51mm超の実焦点距離を持つ壱号機と違い、48mmそこそこしか実焦点距離がないらしく、無限から5mまでは問題なく合焦するのですが、近場になるとレンズの繰出し量と、後付けの距離計連動カムの標準繰出し量とが合わなくなって、2~3mではかなりアヤシくなります。
しかも、このレンズは直進カムなんで、工房の自家薬籠中のテクニック、傾斜カムも使えません。
まぁ、いずれは、キャノンのLマウントかなんかのマウントパーツに移植の上、傾斜カム切って、無限から最短までばっちり決まるよう再改造するのでしょうが、まぁ、この程度のスナップなら実用範囲でしょう(汗)
さて、作例ですが、一枚目は、お昼に極上のフレンチを戴き、遣い手のシェフに店から送り出され、感動と満腹感で頭がぼぉぉっとしている時に小野川沿いで撮った女衆の粋な後姿。
それから二枚目は、潮来巡りの船旅から艱難辛苦の挙句戻って、日暮れ前に寸暇を惜しんで撮り捲った木下旅館前の女衆の活気あるやりとりの場、そして最後が伸縮自在と判った山車の上のハリボテの調整を行う若衆の勇ましい姿を戴きました。
どれも開放なので、このレンズのクセなどが良く判るのではないでしょうか。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2008/10/22(水) 22:59:12|
  2. Cine-Xenon50mm
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

こんばんは。
お忙しい中、イレギュラーのアップ、愉しませていただきました。
このレンズ、まずボケの好さに目が奪われます。
うるさくならない程度の2線ボケは大好きです。
単にシャープなだけでない物体を浮かび上がらせるような描写力と、肌やはっぴの生地などの質感描写が素晴らしいと思います。
光量が足りない影響もあるのでしょうが、地味で渋い発色も気に入りました。

今度、栃木でもお祭りがあるようです。
佐原ですっかり目覚めたので、行けたら行ってみたいと考えています。
あっ、ただいま調整中ですが、もちろん土曜も参加を予定しています(レスポンス悪く申し訳ありません)。
  1. 2008/10/23(木) 01:30:54 |
  2. URL |
  3. 中将姫光学 #sKWz4NQw
  4. [ 編集]

おはようございます。
早速のレス有難うございます。
シャープネスでこそ、Apo-Rodagonには一歩譲りますが、何か写りが重厚なカンジがします。
ボケは賛否あるところですが、それほど悪くはないですね。
土曜日の件、承りました。
まだ未公開のSc.社製Cノン、So社製Fラの写りも当日一挙公開しますので、どうぞお楽しみに。
また、工房製秋の新作発表もあります。
あっと驚くような異種交配による垂涎?レンズのお披露目です。
  1. 2008/10/23(木) 10:37:53 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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