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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Escape from desolate days of self restraint in own chamber~Kanazawa Photographic Tour'20 July②~

さて、今宵のご紹介ですが、予告通り、7/22からの3泊4日の金沢旅行から前後編に分けてレポートするうちの後編をお送りしたいと思います。

まずは恒例の簡単な行程紹介ですが、現地滞在三日目の朝は、どういう風の吹き回しか、前の日にバスの中でポスターを見かけ、その日の晩にローカル局のCMでもやっていた、金沢骨董市というのに行ってみたいキブンになり、当日10時過ぎに宿を出て、駅近くのガストで朝飯食べてから、駅の観光案内の小姐に石川県の産業展示館へのバスでの行き方を教えて貰い、結果、12時40分までバスがないとのことで、雨宿りも兼ね、駅周辺をフラフラしてから金沢済生会病院行のバスに乗って、最寄りのバス停である運動公園前で下車、5分少々歩いて、一昔前の体育館みたいな造りの展示館に着くと、いきなり体温測定と連絡先の記入、手指のアルコール消毒を求められ、一連の手続きを終えて、中に入ってみたら、さぁ大変・・・
普通、というか昔、名古屋に居た頃通った北陸の骨董市では靑手九谷やら伊万里の結構良さげなものがそこそこの値段で出ていて、眺めるだけでも楽しかったのですが、何じゃこりゃ!?というカンジのガラクタ、贋物、まがい物満載の品ぞろえで、正直、栃木市の裏通りの骨董市の方がまだマシなものがあるくらいの体たらくで、30分と居らずに退出、バスはちょうど運動公園の敷地の対角線のスーパー銭湯前の方が良く通るとのことで、そこまで歩いていって、約30分ほど待って乗車、再び金沢駅まで戻り、バスの一日乗車券を買い求め、小雨降る中、そういえば、まだ前田利家侯にご挨拶もしていなかったことを思い出し、市内中心部の尾山神社前で下車し、お参りしてから、城跡を通り、ひがし茶屋街を皮切りに日暮れまで、ひたすらスナップ。そして最終日滞在四日目も親切な宿の女将に荷物を預かって貰い、駅まで出てからバスの一日乗車券を買い求め、その日の最優先課題である「ポール・ボキューズ金沢」でのランチを中心に動いて、香林坊そばの長町武家屋敷跡、雨の上がったひがし茶屋街周辺を中心にスナップを繰り広げ、16時台はじめの新幹線で帰京したというのが後編のあらまし。
では、それぞれの行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。

Kanazawa20_Jul_016.jpg
まずは一枚目のカットですが、尾山神社前のバス停で降りた時は雨は収まっていたので、特徴有る石造り+銅葺き屋根の門を撮りながら、周辺に視線を走らせると、門に続く階段手前に左右に横切る側道があり、その左手側には、乗降客の多い駅近くの一本裏手に入った辺りによくある、ちょっとしたスナック街みたいなエリアが在って、ちょうどその雨上がりの湿った路上を好奇心に溢れた観光客が散策していたので、その様子を後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはCanon L50mmf1.2による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_017.jpg
二枚目のカットですが、尾山神社へのお参りも無事済ませ、さてこれからどうすっぺか?と自問自答していたら、ふと、頭の中で「ささ、奥へ参られよ」という言葉がよぎり、そのまま本殿奥へ足を踏み入れたら、今まで気づかなかった立派な回水式庭園が有り、その池の浮島との間に掛かった、煉瓦積みのアーチ橋が年代を纏い苔むしていて、得も言われぬ雰囲気を醸し出していたので、一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはCanon L50mmf1.2による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_018.jpg
三枚目のカットですが、尾山神社裏から新しく出来た多門櫓へと渡る橋を通って、同櫓から、これも近年出来たという、兼六園プロトとも云うべき玉泉院丸庭園を眺めてから広坂に下り、そこでバスに乗って、ひがし茶屋街最寄りのバス停まで移動し、まずはバス停から徒歩0分の主計町茶屋街を撮ろうと、降り立ったところ、また小雨がパラつき出し、前を行くカポーが傘をさし肩寄せ合って歩き始めたのでその姿を後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはCanon L50mmf1.2による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_019.jpg
四枚目のカットですが、前田候へのご挨拶の御利益なのか、主計町茶屋街屈指の撮影スポットである"なんちゃって尾道"階段の付近でいたいけな地元の小姐二名組が何に使うのか、小型ミラーレスでお互いに撮りっこをしていたので、声掛けたら、二つ返事でモデルさんになってくれ、お礼に彼らのカメラで撮って上げたら、大喜びされた時のもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはCanon L50mmf1.2による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_020.jpg
五枚目のカットですが雨が降り出すと退避場所が殆ど無い主計町茶屋街での撮影は早々に切り上げ、メインのひがし茶屋街まで歩いて移動し、霧雨が降り続くメインストリートまでやってくると、これはこれで、石畳もしっとりと湿っている上に、普段は乾き切って、やや冷たいカンジの周囲の木造建築物の壁面も心なしか艶やかに見え、悪くはないな・・・と思っていたら、ちょうど前にイイ雰囲気の相合傘の母娘が入ってきたので、有難く一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはCanon L50mmf1.2による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_021.jpg
六枚目のカットですが、前回3月に来た時も、滞在、1日目、2日目に来た時も、それほど人出は多くはなかったのですが、既に緊急事態宣言が解除されて久しい上、GoToキャンペンまで発令されている期間の有名観光地の週末ですから、それはそれは結構な人出で、雨にも関わらず、名物のかき氷屋のお店んの前にはいたいけな若者各位が行列を成し、ちょうど「氷」の看板の下に小姐3名組が陣取っていたので、声掛けてモデルさんになって貰おうとしたら、一名逃亡、二名が快く引き受けてくれ、ではお礼にと彼らのカメラで撮って上げる時には何故かまた三名になっていたという不可思議な現象を経験し、一方、撮っている間に見ず知らずの若者がずっと傘をさしかけてくれていたという、感動的な思い出の詰まった一枚。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはCanon L50mmf1.2による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_022.jpg
七枚目のカットですが、傘をさしかけてくれていた若者は、実は、工房主のカメラがライカデジタルで、しかもキャノンの50mmf1.2などをつけていたので、興味深々、話をしたかったとのことで、屋根の下で、撮影結果を何枚か見せて上げて、ではあの軒下の風鈴なんか、明暗差大きいし、どう写るか試してみようね、というデモンストレーションを兼ねて撮ってみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはCanon L50mmf1.2による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_023.jpg
八枚目のカットですが、翌日は滞在4日目、当日の新幹線で江戸表に戻らねばならないので、陽が有るうちに撮れるだけ撮って、しかも前日、見つけた広坂は憲政記念館内の「ポール・ボキューズ金沢」でランチを摂らねばならないですから、結構慌ただしく、まずは今回スルーしていた近江町市場でバスを下車し、何を撮ろうか思案していた目の前に現れた目にも鮮やかな蟹の山を店主の女性に断って一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_024.jpg
九枚目のカットですが、近江町市場に着いたのは11時過ぎでしたが、12時を挟んで14時くらいまでは、前回の3月ですら、お食事処は長蛇の列に見舞われるため、早メシを済ませ、しかるのち、観光に没頭しようと考える合理的な思考の持ち主の人種も居てしかり、鮮魚商が店舗に併設した魚介料理を食べさせるコーナーでがっつり煮魚系の料理を平らげるいたいけな小姐の姿が目に留まったので、かなり接近気味に一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_025.jpg
十枚目のカットですが、気を付けて探せば、結構、シャッターチャンス有りそうと思い、自分のランチタイムと憲政記念館までの移動時間も念頭に置いて、被写体を探していたら、居ました、居ました、またしても早メシガッツリ系の小姐が・・・ということで、鮮魚店店頭の角テーブルに身を寄せて、マスクなんかずらしてお昼前から丼メシを豪快にかき込むいたいけな小姐の姿が目に留まったので、斜め後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_026.jpg
十一枚目のカットですが、市場内で一通り撮れたので、再びバスに乗って、香林坊にて下車、そこから徒歩で長町武家屋敷跡へと向かったのですが、この頃には雨も殆ど上がって、青空が顔を見せ、蝉時雨も耳に届くようになり、長い土塀に寄り添って流れる用水路伝いに歩いていたら、ちょうどその前を、如何にも金沢美人、という風情の小姐が優雅に歩んでいたので、有難く一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_027.jpg
十二枚目のカットですが、ここ長町武家屋敷跡も他の歴史的景観保存地域同様、ただの民家が軒を閉ざして不愛想に建ち並んでいるワケではなく、かなりの頻度で飲食、物販、或いは体験提供型の店舗施設に転用されており、それぞれの店先では観光客の目を少しでも惹こうと趣向を凝らしているのすが、ひとつ心に残ったのが白磁のシンプルなデザインの風鈴の短冊に「ありがとう」と書かれていたのが目に留まったので、これは是非とも残したいと思い、最短距離で一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_028.jpg
十三枚目のカットですが、長町武家屋敷跡の長い街並みもどん詰まりは元の香林坊の東急ハンズが入っているビル裏の用水路が流れる道路へと合流するのですが、その手前300mくらの石畳の小径は両側のお屋敷の木々の枝も高く鬱蒼としていて、なかなか風情の有る通りで、ちょうどそこに差しかかった時、白のお揃いのニットの小姐二名組が前を歩いていたので、有難く一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_029.jpg
十四枚目のカットですが、豪華なフレンチのランチを挟み、午後の撮影はバスで移動したひがし茶屋街エリアから開始、この時点では雨が上がってから、かなりの時間が経っていたこともあり、茶屋街の石畳はすっかり水気も飛んで、また不愛想な無機質の顔に戻ってはいたのですが、前回発見したカボチャ風のレトロなデザインの水槽と鉢の組み合わせをメインに、通りを行き交う人々の姿を背景として写し込んでみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Jul_030.jpg
十五枚目のカットですが、暫しのお別れのつもりで、ひがし茶屋街のメインストリートに足を運んでみると、ちょうど入り口辺りのところで、二人組の浴衣姿の小姐がカメラを持って、シャッター押してくれそうな人が通り掛かるのを待っていて、わざとらしく横に立って、スマホンの露出計で測ってみたら、「あのぉ、カメラとかお詳しいんですか?」と声掛けてきたので、それ来た!と彼女達のα7IIIで撮って上げたお礼にモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による開放での絞り優先AE撮影となります。

今回の感想ですが、いやはや、行って良かった、行けて良かった。金沢はだいぶ都会化したとはいえ、まだまだ古き佳き、日本の心が残っている気がしました。人々は親切だし、人を疑うことをしない・・・
当面、海外へは行けそうにないので、たまには魂の洗濯にでも新幹線乗って出かけましょうか。

さて、来週は一週遅れのお盆休みということでスキップ、その翌週は何が飛び出すか、乞うご期待!!
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  1. 2020/08/16(日) 19:59:27|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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