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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Back to the past~Kanazawa Photographic Tour’20.Sept.①~

さて、今宵のご紹介ですが、予告通り、一週スキップの後は、久々の遠出、大学時代からの友人との加賀の国への旅から3日間の撮影内容からダイジェストを3週に亘ってお送りしたいと思います。
まずは、恒例の簡単な行程紹介ですが、日程は9/18から9/22の5日間で、最初の一泊目は加賀温泉郷のうち、最も風光明媚とされる湖畔のいで湯、片山津温泉に投泊したのですが、あいにく駅に着いた時点から翌朝まで大雨で、とてもまともなカメラに貴重なレンズを付けてスナップしようなどという気にはなれず、専ら、インスタ用にGALAXY S9で撮ったのみ、翌9/20の午前中に移動した金沢からが実質的な撮影ツア-の始まりとなりました。そして20日から現地発の22日までは好天に恵まれ、かなり枚数が伸びました。
なお、今回の旅の大きな特徴は、初め検査用として導入したSONYα7RIIがその精勤ぶりを認められ、何かと
不便なAPS-C機であるX-Pro2に代わり、Leica Mの初の相棒の大役を務めたということです。
では、さっそく金沢初日の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。
カメラはSONYα7RII、レンズはLeicaのVario Elmar21-35mmf3.5-4.5asph.による全コマ開放絞り優先AE撮影となります。

Kanazawa20_Sep_001.jpg
まず一枚目のカットですが、加賀温泉駅から各駅停車の電車に揺られること45分、金沢駅に到着すると、昨日の荒天とは打って変わって、抜けるような青空が頭の上に広がる好天で、気温もそれほど高くはなく、まさに秋の撮影シーズン到来、ということで、加賀棒茶にあやかってでしょうか?駅前広場の隅の目立たないところに鎮座ましまし、あたかも渋谷のハチ公像の如く、いたいけなジモティー若者各位の待ち合わせ目印ないし、無聊を託つ人々のたむろする場となっている巨大やかんの全体像を撮ってみたもの。

Kanazawa20_Sep_002.jpg
二枚目のカットですが、滞在中はいつも「市内バス1日乗車券」を買い求めて、それを使い、市内の名所旧跡を回るのですが、今回は旅の安全とシャッターチャンス邂逅祈願も兼ねて、前回、最終日に訪問した「尾山神社」に参拝してから回ろうと、バスを降りて、特徴的な唐金造りの山門に向かう途中、このご時世というのに、遠足ないし修学旅行のいたいけな女学生グループが前を横切っていったので、有難く登場願ったもの。

Kanazawa20_Sep_003.jpg
三枚目のカットですが、前回は最終日、結構な雨になるつつあったので、配色からしても雨天の暗い空では映えず、そもそも雨の中、貴重なレンズを付けたカメラを出すのに抵抗あり、スマホンでしか撮影しなかった竣工したての「鼠多門櫓」とその手前の木造風架橋ですが、今回は背後に夏空の名残の如き、青空と白い雲が広がっていたので、フルサイズ機の威力発揮で21mm端で全景を捉えてみたもの。

Kanazawa20_Sep_004.jpg
四枚目のカットですが、ここ「玉泉院庭園」も前回、初めて訪問しましたが、雨がかなりきつくなってきていて、カメラでの撮影は断念し、GALAXY S9での静止画と動画撮影のみ行った庭園全景を広角ズームを活かし、色々な構図で切り取ってから帰り間際、このご時世では宇宙人並みに稀有な存在と化した外国人観光客の小姐二名がすれ違っていったので、視界一杯に広がる見事な庭園に対峙し、ワンダホゥ!とか感嘆しながら撮影開始する様を後ろから一枚戴いてみたもの。

Kanazawa20_Sep_005.jpg
五枚目のカットですが、玉泉院庭園を見物した後は、次なる目的地への途上にも有り、前回もかなり満足度の高かった「Cafe Paul Bocuse Kanazawa」で至極のランチを堪能し、同行の友人ともまったりした気分で、徒歩でも5分以内の距離にある「21世紀美術館」へと向かい、金沢市内の美術館の入場料金としては破格の1200円の入場料もさることながら、入場待ちの十重二十重の人民各位の行列に、端から中に入ろうと云う気も起らず、専ら入場無料の庭園の撮影を行うこととし、巨大なカラーフィルターが渦巻状に配置され、位置により透過する姿が変わる通称「RGBの森」の様子を捉えてみたもの。

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六枚目のカットですが、ここも「21世紀美術館」での入場無料の庭園屈指のインスタ映えスポットである、磨き上げられたステンレス製の泡、ないし葡萄の房を象徴的に象った巨大な半球の集合体のオブジェですが、この日の素晴らしい青空を映し出す涼し気な佇まいに惹かれる、いたいけな若者各位はひきも切らず、傍らで暫し様子を伺い、可愛げな小姐二名組が首を傾げ、肩を寄せ合って自撮りした瞬間を逃さず、斜め横から一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、同じく「21世紀美術館」の庭園の至る所に建ち、アルミ製のラッパ状の金物に何か声を掛ければ、庭園の何処かのラッパから聞こえて、見知らぬ誰かと、偶然の産物である地中の管越しの会話が楽しめるという企画なのですが、どうやら、ここのラッパとあそこのラッパが繋がっているようだ、という法則みたいなものが、ジモティーの来訪者には、まさに文字通り筒抜けらしく、若いオモニが連れて来たラッパの前で、いたいけな極小姐が「パパ着きましたよ♪」なんて、予定調和説的な遊びをしているところをオモニに声掛けて撮らせて貰ったもの。

Kanazawa20_Sep_008.jpg
八枚目のカットですが、この21世紀美術館は庭園のあちこちに散りばめられた金属製のオブジェも見どころあるのですが、扁平な円柱状の形状を持つ、ガラスカーテンウォール構造の建物自体もかなり優美な佇まいを見せており、それが最も引き立つのが、陽も西に傾きかけてきた黄昏時分なのですが、この日は、行程上まだお昼過ぎの訪問となってしまったので、ガラス張り建物のスカイラインの美しさと芝生の対比を撮ろううと思っていたら、傘を差した小姐二名組が追い越していたったので、急遽出演願ったもの。

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九枚目のカットですが、当日は日中がまだまだ暑くなってきたので、陽が傾くまで、エアコンの効いた美術館みたいなとこを見学して涼もう、とかイイ年こいたヲッサン達の考え出しそうなことをどちらともなく云いだし、では1億円近くする古九谷の大皿でも話の種に見物しようかね、ということで、石川県立美術館へ徒歩で移動する途上に鎮座まします、金沢一の古社「石浦神社」にお参りがてら、掲題のインスタスポットである鳥居回廊横の風鈴通りの入口の涼し気な風鈴を至近距離から35mm端で撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、石川県立美術館で、入場料をケチって常設展のみ観たら、展示してある筈の古九谷大皿ご一行様が忽然と姿を消し、同行者から、皿は何処に有るんだぃ?とか切実な表情で聞かれ、受付付近のイベント告知を読んでみれば、何と、刀剣をはじめとした加賀百万石の伝統工芸品の特別展の方へ全部持ってってしまっているとのことで、失望し、ほうぼうの呈で最寄りのバス停からバスに乗って訪問した、主計町(かずえちょう)茶屋街中央付近の弁柄壁に囲まれた路地を撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、同じくひがし茶屋街に行く前に寄った、前菜程度の扱いのつもりだった主計町茶屋街ですが、今年に入って三回目の今回の金沢訪問では、前回比10倍近くの人出があり、これまでは閑散とした裏通りの店並みがどこか物悲しい佇まいを見せていたのが、打って変わったように路地にも人が出入りし、お店のオーナーと思しき男性も、妙に饒舌にお客に近傍の観光案内から、ライバルの筈の東西茶屋街へも是非、とか調子イイこと言ってたので、町会看板越しにそんな雰囲気も撮ってみたもの。

Kanazawa20_Sep_012.jpg
十二枚目のカットですが、まだ時間の早い主計町茶屋街を後にし、金沢随一の観光ランドマークと云っても過言ではない、ひがし茶屋街へと足を踏み入れた途端、何じゃ、ここは浅草の仲見世通りか、それとも原宿の竹下通りか、はたまた台湾の九份の基山街か、と見まがうほどの人出だったのですが、そうなるとこれまでメインストリートで思う存分、晴れ着姿の撮影を楽しめた観光客の小姐各位は、側道、裏通りでひっそりとやるしかなく、地べたにスマホン置いて二人で撮ろうとしていた小姐各位に声掛け、何ポーズか撮って上げたお礼にとモデルさんになって貰ったもの。

Kanazawa20_Sep_013.jpg
十三枚目のカットですが、金沢に現存する三か所の茶屋街のうち、ここ、ひがし茶屋街が最大かつ、周辺のエリアも含めれば、北陸では人出も最も多い観光地なのですが、メインストリートのどん詰まりの更にその奥には、かの北大路魯山人がこよなく愛した「山の尾」という超高級料亭が小高い山の中腹に建っており、そこへ続く道への曲がり角がなかなか佳き風情なので、いたいけなカポーが通りがかった頃合いを見計らってシャッター切ってみたもの。

Kanazawa20_Sep_014.jpg
十四枚目のカットですが、ここも、ひがし茶屋街を訪問すると、毎回、夕暮れ時分を見計らって、ギヤマン製のカボチャとそれを保持する錆びた鉄枠が妙に通りの風情と似合う鉢を撮るのですが、これまでここ、ひがし茶屋街といえども、人出が殆どなく、背景に人、しかもそれなりに優美な衣装の小姐を入れて撮ることなど予想だに出来なかったのが、数メートル背後で楽しげに歓談などしていたので、有難くエキストラ出演願って撮ってみたもの。

Kanazawa20_Sep_015.jpg
十五枚目のカットですが、同じくひがし茶屋街ですが、先ほどよりはだいぶ、メインストリートの人出が減ったようだったので、わざと目立つように中間付近の石畳の道の真ん中付近にしゃがみ込み、写り込むのを憚ってか、立ち止まっている観光客各位の息遣いなど感じながら、「山の尾」の聳え立つ小高い山の方向を目がけて21mm端で通りの全景を撮ってみたもの。

さて、次回は金沢滞在二日目、銘玉と共に武家屋敷巡りから始まる古都の旅のレポートをお送り致します、乞うご期待。
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  1. 2020/09/27(日) 20:00:00|
  2. 旅写真
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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