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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Wonderful travel to the west edge of Japan~Sasebo Photographic Tour ’20~①

て、今宵のご紹介ですが、予定通り、一週お休みしての更新、ご紹介するのは、10月末の連休を利用し、文字通りGOTOトラベル便乗ツアーで長崎県へ旅行した4泊5日からのダイヂェストシーン4日分の初回となります。
まず恒例の行程レヴューですが、10月30日の朝10時00分発の日航機で長崎空港までひとっ飛び、12時過ぎに到着し、そのまま連絡バスで佐世保駅前まで移動、20年ぶりに訪れた「佐世保ターミナルホテル」に荷物を預かって貰い、昔懐かしい「いけす割烹博多」でうちわ海老天とじ丼のランチを戴き、しかるのち、港周りを撮りながら翌日の予定を立てるべく駅の観光関係のチラシ等を物色、四日町アーケードを往きつ戻りつしながらスナップして、晩飯は駅敷地内の「とんかつ浜勝」でこれまた超久しぶりのオランダかつ定食など頂き宿に戻って、はぃお仕舞い、というのが初日の行動です。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8 3rd.付けっ放しの全コマ絞り開放AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、久しぶりの「うちわ海老天とじ丼」などというお江戸では目にすることもない、異国のご馳走を、しかも税込1000円ぽつきりという嬉しいお値段で戴き、とても良いキブンで駅を抜けると目の前は海で、駅出口と海の近さから云えば、まさに尾道のそれに近いですが、あちらとの違いは目の前の海が大川並みに狭い水道ではなく、そこそこ広い内湾ってことで、雄大な景色が広がっていて、ふと視線を走らすと、左手に1200トン程度の小ぶりながら端正な外観の護衛艦が停まっていたので、至近距離に近寄って湾周囲の山並みを背景に艦再後端で潮風にはためく日章旗を撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、港はそこそこ歩道が整備されているようで、天気も抜群のコンディションだったため、左手奥の海上自衛隊基地の手前付近、行けるところまで歩いてみようと思い、護衛艦「あまくさ」の横を通り過ぎ、目の前に見える高速双胴船「Nachan World号」の方向に歩いて行ってみたら、ちょうどフェンスで仕切られたエリアに突き当たったので、そこからまた来た道を引き返し、船で巡るツアーでまた来ることとし、進行方向13時の方向から見た「あまくさ」を佐世保の港をバックに一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、港周りをひと通り撮り終えたので、市中心部のメインストリートである四日町アーケードで進駐軍関係者でも狙ってスナップでもしようと駅前の国道を歩いていたら、その直前の側道に、何と釜山港の周囲で見かけたような大正から昭和初期の船具を扱う問屋の商店の造りそのままの建物がそのまま営業していたので、嬉しくなって、28mmを付けていたのを幸いに間口の全景を捉えてみたもの。

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四枚目のカットですが、四日町アーケードの中に入ってしまうと、日中は人工光が少なく、撮影コンディションとしては、満足な状態とは言えないため、まずは手前のちょっとした公園のようなところの出前に佇み、声かけ易そうな、進駐軍関係者がやってくるのを張っていたら、来ました、来ました、ちょうどハイスクールの授業が午後早い時間に終わったという基地関係者の子女二名が手なんか繋ぎながらルンルン気分(死語www)でやってきたので、声掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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五枚目のカットですが、ビューティフル♪、ワンダフル!という撮影結果に関する感想を伺い、お礼を述べた上で、二人組の小姐と別れ、幸先良いスタートに気を良くして、アーケードの屋根が途切れた付近で撮れば、ライティング的には満足行くものが撮れるだろうと見当付けながら、次なる獲物を物色して歩いていたら、居ました居ました、面白背文字のトレーナー着込んだ兄ちゃんと小姐のカポーが・・・ということで小走りに近寄って、面白い文字のトレーナ着てるね、写真撮らしてよ、と声掛けたら、何故か小姐が先にYes.OK!と返事して、何故か男性を一人残して、さっと被写界から対比して、薄笑いしながら、さあやって!とばかりアゴをしゃくったので、遠慮なく一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ここ佐世保には昔、来た時には必ず寄って、有田の柿右衛門とか今右衛門の窯元に紹介状を書いて貰っていた「鼎寿司」という超有名な寿司店が在って、今回、寄るかどうかはともなく、場所だけは再確認しておこうと思い、アーケードからはちょっと離れて、塩浜界隈を散策していたら、ちょうど午後の傾きかけた陽光に向かって手を繋いで歩道を歩いて行く親子連れのシルエットが見事だったので、後ろから一枚、ノーファインダで戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、またアーケードに戻り、一番どん詰まりまで辿り着いてしまったので、また戻りがてら、市内で陸から港の米軍艦が見えるところはないかと無料の観光案内地図を片手に歩いていたら、どうやら港に沿った幹線道路を跨ぎ、川を超えた辺りが米軍基地に近い公園緑地であることが判り、まずは往来の激しい幹線道路を渡ってから、川に掛かる橋に来てみたら、なかなか面白いデザインであるので、渡り切ってから、雲が浮かぶ青空とのコントラストが見事な市街地方面に向けて撮ろうとしていたら、イイですか?と断って渡る奇特な小姐が居たため、有難く後ろ姿で出演願ったもの。

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八枚目のカットですが、結局、港が見えるところは米軍が運動公園として押さえてしまっていて、陸からは不可能と判ったので、早々に退散することとし、次なる目的地である防空壕跡市場を目指すべく、また川を渡り、幹線道路を渡り、アーケード方面を目指したのですが、アーケードと川の間の店舗兼住宅が密集したエリアでは、結構な数の古い住宅、アパートの類いが残されていて、お江戸で云えば、曳舟とか東向島の趣きだったので、嬉しくなって、足を止めて一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、また何か面白いものはないかと被写体探しながら、とぼとぼ歩いて塩浜エリアまで来たら、もうすぐ歩くとやがて「鼎寿司」の前に出る手前の通り沿いに、これまた面白い造作に奇抜な色使いの小さなカフェレストランの建物を発見したので、道路の真ん中で、全景が入るように調整しながら、車が来ない合間を縫ってその姿を一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、久々の「鼎寿司」の姿を確認し、なんだか嬉しくなって、今回の旅程で寄れたら良いなとか、金沢で「宝生寿司」の前で思ったのと同じこと考えながら、まずは陽があるうち、商店が開いているうちに、防空壕跡市場の中でもいちばん防空壕の佇まいを残しながら上手く使っている蒲鉾屋さんに頼んで中を撮らせて貰おうと思い、再度、アーケードに戻ったら、鼻歌歌いながら、両腕拡げて踊るように歩いている奇特な小姐が前に居たので、後ろから一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、アーケードと平行する国道を渡れば、防空壕跡市場こと「戸尾市場」にほどなく到着し、さぁてと、お目当ての蒲鉾屋さんは今でも営業しているだろうか、或いは改装して、防空壕の痕跡を消し去ってしまってはいないだろうかとかネガティブな思いも浮かんでは消えながら、市場に少し入った辺りから、通りの様子を一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、歩道から各店舗の中を覗いてみると、20年前と比較出来るほど明確に覚えてはいませんが、殆どの店舗が店の奥の洞窟部分を埋めたか、或いはコンパネみたいなもので塞いでしまっていて、それらしい痕跡すら窺えないようなこぎれいな小店の建ち並ぶ通りに見えるのですが、その探索の途上、足元でニャー♪と啼く声がしたので目線を走らせれば、ベンチの下で居眠りしていた老猫が寝ぼけて啼いたようで、向かいのメリヤス屋の老小姐と立ち話していた同僚も撮ったって!とのことなので、お言葉に甘え、ローアングルで一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、市場を奥まで行って、また戻り、やっと辿り着いた防空壕利用店舗の真打ち、まさにあと何年かしたら、産業遺産辺りにノミネートされてもおかしくはないような、佇まいの蒲鉾屋さんの店頭で、ヒマに任せて歓談していた女将さんと近所の老小姐に挨拶し、かくかくしかじか20年前にも寄って、中を撮らせて貰ったのだが、また見せて貰えますか?と頼み、快諾して貰って店の奥の荒々しい防空壕そのままの姿を撮らせて頂いたもの。

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十四枚目のカットですが、そろそろホテルにチェッキンしてひと休みしてから、晩飯がてらコンビニに買い物に出ようと思い、四日町アーケード経由、駅方面に歩いていたら、アーケードの入り口に鎮座まします佐世保バーガーの店舗の店先で、まだ若いのにチョビ髭生やした、ちょっとチャップリンっぽい兄ちゃん水兵さんとその同僚が、あろうことか、いつもは女子高生がたむろする丸テーブルを囲んで、楽しげに談笑しながら、ハンバーガーなんか頬張っていたので、声掛けて、シチュエーションを説明の上、看板の前で食べてるところを撮らせて貰うよ、と因果を含めてモデルさんになって貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、駅に向かって、国道沿いの歩道を歩いていたら、交差する側道にこれまた昭和初期の木造モルタル造建築に後付けで張り出し部を付けた、ちょうどスタジオジブリで出て来そうな不可思議な佇まいの建物が目に留まり、その二軒の屋根の背景には白雲が浮かぶ青空が広がっていたので、つい、ジブリ映画のシーンで、プロコルハルムの「蒼い影」が流れてくるような不可思議な既視感に囚われ、一枚撮ってみたもの。

さて次回は、滞在二日目、「軍港佐世保クルーズ」で船上から見た港町佐世保の魅力と、午後に電車で出掛けた隣町、有田の街並み、そして、夜の佐世保ハロウィンで次々、声掛けたり、掛けられたりで撮ったコスプレの若者達・・・何が出るかはお楽しみ、乞うご期待!!
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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