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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

May happiness prevail on holidays in new year~Kawagoe Photographic tour’21.Jan.~

さて、今宵の更新ですが、予告通り、恒例の新春川越初撮りツアーからハイライトをお送り致します。
このCOVID19の自粛下のご時世、果たして、埼玉、いや北関東屈指の観光地である川越にも、果たして人出は有るのか?毎年恒例の初撮りツアーに今年は一人で、第二週の週末に出掛けて来ました。
まずは簡単に当日の行程をレヴュー致しますと、木場駅から12時過ぎの地下鉄に乗って、池袋経由、東上線を乗り継ぎ、東上線の川越市駅に着いたのが13時半前、この時間だとランチを食べられるお店は限られてきますから、撮りながらも速足で蔵の街エリアに移動、時の鐘の下にある、頼みの鳥料理屋さんは13時でランチ切り上げ、仕方なく、これまで入ったことがない魚料理屋さんで、賄い料理である鮪そぼろ丼を戴き、望外の満足感で向かった先は氷川神社、そこでお賽銭上げてから小一時間撮って、お茶の時間を逆算して、蔵の街経由、駄菓子屋横丁と撮り進み、最後に駅へ向かう途中の側道、スーパー銭湯横の「あかり屋」さんで、至極の粟ぜんざいを戴き、また東上線川越駅からお江戸の先、深川へ戻ったのでありました。

では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。
カメラはSONYα7RⅡ、レンズはCANON NFD20-35mmf3.5Lによる全コマ開放での絞り優先AE撮影となります。

Kawagoe20_Jan_001.jpg
まず一枚目のカットですが、蔵造り通り入ってすぐのランドマークである、登録有形文化財、第八五銀行本店(埼玉りそな銀行川越支店)の銅葺きドームを頂いた豪奢なルネッサンス様式のビルが目に留まりますが、実は、これまでAPS-Cフォルマット機メインで超広角の領域でこの地を撮ったことがなかったので、試してはみなかったのですが、この建物敷地の北側道路沿いにこれまたレトロな日本郵便の鋳鉄製郵便ポストが建てられているので、初のツーショット撮影を試みてみたもの。

Kawagoe20_Jan_002.jpg
二枚目のカットですが、時間が時間だけに毎年お邪魔していた「幸寿司」さんはギブアップすることとし、大急ぎの移動の甲斐も有って、時の鐘の真下には二時ちょい前には着いたものの、残念ながら、お目当ての鳥料理屋さんの合鴨つくね定食にはありつけず、仕方なく、通りのどんづまりまで行って、何か他の飯屋がないか探索しがてら、スケベ心起こして、たまに掘り出し物に遭遇するカメラ屋さんを覗いてから、また蔵造通り方面へ戻る途中で前を仲睦まじく歩いている和装のカポー越しに遠景の時の鐘を撮ってみたもの。

Kawagoe20_Jan_003.jpg
三枚目のカットですが、結局、それほど並んでおらず、またうどん一杯になんだかんだで1000円以上も取るような観光地価格のこの界隈で、比較的まともな値付けだったので、最初の鳥料理さんの並びの魚料理屋さんに入って腹ごしらえしてから、次なる目的地である氷川神社へ移動する道すがら撮った鐘楼の全景。

Kawagoe20_Jan_004.jpg
四枚目のカットですが、蔵造通りから氷川神社までは幾つかルートがあるのですが、札ノ辻までは表通りである蔵造通りを通ることとし、当然のことながら、歩きながらも、、道行く人々、沿線の建物の軒先には最大限の注意を払い、「幸寿司」さんのある路地の表に建ち、金笛醤油製の製品を広く商っている店舗の、土蔵をリノベした店先まで来た時、ちょうど目の前に手頃なカポーが歩いていたので、後ろ姿でエキストラ出演願ったもの。

Kawagoe20_Jan_005.jpg
五枚目のカットですが、「幸寿司」さんへの路地の入り口の醤油などを商う店舗の側面はなかなか面白い造作になっていて、それは路地側の建物の壁が黒い光沢有りのモルタルで塗られているのですが、その真ん中に子供なら手を繋いで通り抜けられるくらいの大きな丸いガラス窓を設けてあり、これが黒壁ともども路地の奥からの光を跳ね返し、なかなかイイ景色となっているので、何事かと傍らで見守る観光客各位の目もものかわ、一枚撮ってみたもの。

Kawagoe20_Jan_006.jpg
六枚目のカットですが、札ノ辻から、半ば廃墟と化した青線地帯?を通り抜け、裁判所の前を通り、概ね20分程度で氷川神社の境内へと到着したのですが、こちらは、蔵造通り、時の鐘の真下の賑わいが例年とそれほど変わらない程度まで盛り返していたのに比べ、若干寂しいカンジで体を斜めにして人の輪から頭と腕を出して苦心惨憺、縁起物の鯛の細工物を釣り上げていた催しもかなりスカスカで各桶に多くて4~5組み、本殿下では親子連れが一組だけ楽しんでいたので、撮らせて貰いますよ、と声掛けて、密にならない程度の距離から小姐の太公望ぶりを一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、本殿に向かって南西角に建つ神楽殿みたいな建物の前で、バレーボールチームの必勝祈願という和装の小姐のグループが総勢でお御籤を結わえ木に結ぼうとしていたので、慌てて駆け寄って出演交渉、あとで本殿の前で記念撮影して上げることを条件にみんな一緒に結んでいるところを撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、次なる定番撮影スポットは、氷川神社境内最大の見せ場、本殿西側に設けられている絵馬回廊の入り口付近に立ち、人通りが途絶える間合いを見計らって、奥手方向を狙って、思い思いの願いが書き記された絵馬が所せましとびっしり陳列された通りの全貌を捉えてみたもの。

Kawagoe20_Jan_009.jpg
九枚目のカットですが、絵馬回廊を通り抜けると次なる定点観測スポットはご神木巡りで、本殿裏に立つ樹齢600年とも云われるケヤキの巨木の根元に設けられた足場板の回廊をコケずに、踏み外さずに回れば、縁結び等の有難い御利益が得られるとのことで、老若男女が時折試していましたが、説明文を読んでいたら、後から来た小姐二名組が、あのぉ、先に入っちゃってイイですか?と奇特にも声かけてくれたので、健気な後ろ姿を見送りがてら一枚戴いてみたもの。

Kawagoe20_Jan_010.jpg
十枚目のカットですが、結局、ご神木巡りはパスして、信徒会館で厠を拝借してから、駄菓子屋横丁へ向かうこととし、本殿東側の回廊出口から出ようとした時、彫金透かし彫りの灯篭から漏れる、電灯色のLEDの色合いが何とも、昼なお薄暗い本殿横の回廊の佇まいとマッチしていたので、ふと立ち止まって一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、そうこうしているうちに15時半もだいぶ過ぎてしまったので、陽当たりがあまり良くない駄菓子屋横丁で日が暮れてしまうと、そもそも店が閉まり始め、閑散とした通りにぽつねんと立って、時すでに遅し、と後悔するのも不本意なので、早々に移動することとして、元来た道を戻って、本殿前の門から退出しようとしたところ、金襴緞子の花嫁衣裳か、花魁ショーのリハーサルかという派手ないで立ちの小姐ご一行お二人様が祈願申込用紙の記入なんか始めたので、入口からそのセミシルエットを有難く一枚戴いてみたもの。

Kawagoe20_Jan_012.jpg
十二枚目のカットですが、駄菓子屋横へは蔵造通りに面した東側の道路からアプローチすることとし、表通りからの道がいったん行き止まりになる城下町共通の阿弥陀くじ型の道路配置に従って設置された寺院の山門前に植えられている、これも樹齢300年は下らないイチョウの巨木を太陽が傾きつつある西側に向けセミシルエットで一枚撮ってみたもの。

Kawagoe20_Jan_013.jpg
十三枚目のカットですが、駄菓子屋横丁に着いた頃には16時もとっくに回っていましたから、幾つかのお店は店仕舞いの用意をはじめ、人通りも引潮の如く時を追うごとに減って行ったのですが、それでも翌日が成人式ということもあるのか、何組かは和装の集団、ないし、親御さん同伴の大きな七五三参りの帰りみたいな組が目に付いたので、しかるべき店頭に佇んでいる金襴緞子の帯締めた小姐の姿を一枚戴いてみたもの。

Kawagoe20_Jan_014.jpg
十四枚目のカットですが、そろそろ陽も沈みかけ、相当遅いティータイムになってしまったことから、時折街並みなど撮りながら、蔵造通りを速足で本川越駅方面に向かって歩いていたら、ドームの下辺り、ちょうど、レトロ長屋でも撮ろうかと思った矢先に道の向こうからチョロチョロとこちらを見ていた小姐二名組が信号変わるや否や走ってきて、すいませ~ん、すいませ~ん!と近づいてきたので、何事かと足を止めてみれば、「アタシ達撮って欲しいんですけど。通りを見回してもなかなか頼めそうな人が見当たらなくって」とのことで、即席カメラマン任命でレトロ長屋の前でポーズ付けたり、果ては飛び上がっているところを撮ったりして、そのお礼替わりにモデルさんになって貰ったもの。

Kawagoe20_Jan_015.jpg
十五枚目のカットですが、大満足?の小姐二名と別れてから、再び蔵造通りを歩いていたら、ここだけはいつもと同じ人気店で行列が堪えない、東松山式やきとり(江戸表でいうやきとん)のお店まできたので、熱心に次から次へと串焼きを焼いている親方とそのお嬢さんにすいません、一枚撮らせて貰ってイイですか?と声かけたら、はぃどうぞ!とのことなので、有難く一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、前日にフジヤカメラで調達したFD→Eマウントアダプタの性能試験も兼ねて、川越での初撮りに臨みましたが、同じ広角ズームでもフルサイズで使うと、こんなにもダイナミックに街撮りがで来るのか!?と改めて驚かされました。SONYのα7Cの改良版、EVFが7RⅡ並みになり、ローパスレスになったものが出たら、レンズマウントの制約も無いことから、世界中を旅してスナップを行うかけがえない友となりそうな気がしました。

さて次回は再び工房製品のご紹介をしたいと思います、乞うご期待!!
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  1. 2021/02/07(日) 19:49:01|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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