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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Going back to eternal ancient city~Kyoto Photographic Tour’21 Feb.②~

さて、今宵の更新ですが、予告通り、個人的GOTOキャンペンである京都旅行から四回に亘ってお送りするうちの二回目、滞在二日目をアップ致します。
まずは簡単な行程からご説明致しますと、2/21の朝10時過ぎに京都タワー東側に位置するアパホテル京都駅東を出て、途中、駅地下ポルタのドトォールコーヒーで熱い紅茶とレタスドッグを朝食に戴き、しかるのち、駅反対の八条口側の近鉄に乗って出掛けたのが、まだ行ったことのない伏見エリア、そこでお昼前まで撮影し、今度は近鉄と並行する京阪電車に乗って、清水五条まで移動、そこから徒歩で数分の「五条楽園」と呼ばれる江戸で云う「墨東奇譚」の東向島の世界がそのまま残っているような旧赤線地帯を撮影し、駅に市バスで戻ってから遅めのランチを戴き、日暮れまでのラストスパートとばかり、金閣寺へ移動し、日暮れまで撮影し、途中駅地下でお茶してから、宿に戻った、というのが京都滞在二日目の行動。
では、さっそく当日の行程に沿って、実写結果を眺めて参りましょう。
全カットとも、カメラはSONYα7RⅡ、レンズはLeitz Vario-Elmar21-35mmf3.3-4.5asph.による全コマ絞り開放AE撮影となります。

Kyoto21Feb_016.jpg
まず一枚目のカットですが、近鉄電車で20分もかからない伏見エリアは、駅から降りたら、まさに未開ゾーンにつき、駅前の観光案内板を頼りに周遊ルートを考えねばなりませんが、寺田屋の先の船着き場まで行って、往復どちらかで月桂冠やら黄桜などの名だたる酒蔵を周り、あわよくばタダ酒の一杯でもありつこうとの魂胆で、極力、アーケードや商店街は避け、京町通りという通りを南下することとし、程なく発見した築昭和初期と思しきモルタル造の事務所を一枚撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_017.jpg
二枚目のカットですが、同じく天気の良い伏見の街をカメラ下げた旅人と認めると、通りすがりのご老人などが挨拶してきますし、よほど暇なのか、話し掛けてくる方も居て、写真撮るなら寺田屋は絶対外すなとか、酒蔵の辺りは江戸では撮れない面白い写真が撮れるから寄ってみろ、とか住民皆ガイド状態で、ここも、少し先に古い屋敷をきれいに手入れしたレストラン有るから寄って見ていけ、とのアドバイスに従い、撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_018.jpg
三枚目のカットですが、駅で貰ってきた、周遊ルートを辿るべく、寺田屋へ出る前に酒蔵が建ち並ぶ、まさに神戸の灘か、京都の伏見かと云われた古き良き時代からの大手酒造メーカーが、工房主が幼い頃を過ごした上州の田舎の造り酒屋の、それこそ何千倍もの規模で経営していたので感銘を受け、エリア入り口の月桂冠工場の塀の様子を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、まさにここが、近年は宝酒造、白鶴酒造に抜かれたとはいえ、長年、世界最大の清酒メーカーとして君臨してきた月桂冠の醸造所の裏口、伏見でも、外から、無機質なステンレス製の巨大な醸造タンクやらカラー亜鉛鉄板外装の巨大な工場建屋が丸見えの風情の無い醸造メーカーもちらほら目に付きましたが、江戸時代からの古き良き佇まいを残す、伏見の銘酒メーカーに敬意を表し、周囲を一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、月桂冠をはじめとした醸造所が建ち並ぶエリアを後にして、お目当ての寺田屋、そして舟遊びをする屋形船の船着き場が位置するエリアを目指し歩き出してすぐ、宇治川の支流である濠川の土手の上の道に出ましたが、当日は天気もすこぶる良くて、土手に咲く椿越しに光る水面、遠くの酒蔵がとても美しく見えたので、思わず足を止めて一枚撮ってみたもの

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六枚目のカットですが、伏見のもう一方の雄、カッパでお馴染みの黄桜酒造は、月桂冠酒造より、もう少し西の寺田屋に近いエリアに、これまたレストランや売店、ミニ資料館付の広大な敷地を構えており、ここも月桂冠と負けず劣らず、景観を重要視した街づくりの中核となる通りをなしていたので、外観を一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、まさに今が旬の幕末のヒーロー中のヒーロー、知名度では同時代の渋沢栄一、吉田松陰を遥かに超え、徳川家康、聖徳太子をも抑え、歴代一位、今なお、その生きざまが老若男女の心を打つ、坂本竜馬の常宿であり、伏見奉行所の襲撃を受け、からくもお龍さんの機転と度胸で九死に一生を得た場所、吉田屋、そんな生々しい歴史の舞台を目の当たりにすることが出来、感慨を込め一枚戴いてみたもの。

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八枚目カットですが、結局、どんづまりの船着き場までは辿り着いたのですが、季節外れで水位も低く川底の土砂や乾いた水草が丸見えの状態で、川船の遊覧船など運行していよう筈もなく、ビニールシートで被覆された痛々しい姿の遊覧船の姿を見て興覚めし、次なる目標のある京都市内へ向かうべく、先ほど来た道とは異なる大手町通りなる通りを遡上し、京阪電車の駅を目指す途中で見かけた、小洒落たカフェレストの店先の様子を一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、伏見桃山駅から京阪電車に乗ること20分で市内ど真ん中、鴨川の畔の清水五条駅に着きますが、ここから徒歩で5分も歩くと、近年の治安当局の取り締まり強化により、実質的に壊滅、一昨年までは、インバウンドの外国人観光客目当ての風情ある"Ryokan"とか"Hatago-inn"に模様替えして、息を吹き替えしたかのようでしたが、これも昨今のCOVID19蔓延により、まさに"007は二度死ぬ"状態となってしまっていたので、宣伝の意味も込め撮り歩くこととし、手始めに入り口付近の元茶屋を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、奇跡的なことに当時のまま営業しているサウナが在るよ、と犬を連れた親切な老夫婦が道順を教えてくれたので、さっそく、辺りをキョロキョロしながら辿り着いてみると、なるほど、同じ関西でも雄琴とか福原などの個室サウナとは異なり、色街でもごく普通の銭湯がスチームサウナ併設を売り物に営業を続けていたようで、昼から人の出入りがあったので、嬉しくなって一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、もう目ぼしい通りは探索し終え、そろそろ、京都駅に戻ってランチにしないと、何せ、一切の外食が20時閉店、早い店だと19時オーダーストップだなどと無情なことを店先に掲げて、何の罪咎もない旅人を晩飯抜きの刑に処してくれちゃったりしますから、烏丸通りからバスに乗って駅前に戻る途中の路地で見つけたハラショーな壁画を撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここも昼なお異界の如き五条楽園エリアから、まごうことなき現世の京都である烏丸通に歩いて移動する途中、高瀬川の畔で見つけた、人の暮らしている気配は感じられなかったものの、二階窓全てから、今の姿を恥じ入るかの如く、季節外れの簾が掛けられた、おそらくは大正時代築の旧遊郭の風情ある建物の全景図を撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_028.jpg
十三枚目のカットですが、京都駅で色々考えた挙句、結局、前回も寄った駅ビル11階食堂街の京料理屋で栃尾の油揚げを玉子とじにした「衣笠丼」を戴き、ご飯は少な目とか云っておきながら、お替り自由のおばんざいプレートを三回もお替りし、満腹のため、意識が朦朧としながら、次なる目的地、西陣エリアにあるという「紺屋の図子」を訪問することとし、バスで最寄りの停留所から交番で聞いた道筋に沿って辿り着き、発見した路地の目印、志野風大壺を撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_029.jpg
十四枚目のカットですが、入り口から石を投げれば奥の建屋のガラス戸経由、茶の間を突き抜け、主人の寝床の尿瓶まで砕いてしまいそうなほど狭い路地ですが、どんづまりまで歩いて行って、入って来た方の、午後の太陽が燦々と輝く表通りの方に向き直ると、まさに祇園や北野界隈の裏通りにも共通して見られる、軒が迫り出していることにより昼なお暗い裏通りの佇まいだったので、嬉しくて一枚撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_030.jpg

十五枚目のカットですが、さて、幾つか路地裏探検しようと思っていたのに、発見出来たのが、三上家路地しかなかったので、仕方なく、時計を見たら、もう一か所くらい見物して、軽く撮影出来るくらいの時間はあったので、前回は仮設を外す二、三日前に訪問して非常に悔しい思いをした金閣寺を再訪することとし、
四条通でバスに乗り、金閣寺前で下車、徒歩で3分ほどの入口で拝観料400円を支払い、期待に胸踊らせて、池の畔に出て見れば、待った甲斐あって、新品となった舎利殿の優美な姿が目に飛び込んできたので、観光客っぽく、畔から、水面に写る逆さ舎利殿込みで撮ってみたもの。

さて次回は、これまた京都では初体験の貴船神社から鞍馬寺、そして、祇園新橋の古風ゆかしい佇まいに至るまで、同じく旅人目線での驚きの数々をご紹介したいと思います、乞うご期待!!
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  1. 2021/03/06(土) 23:06:55|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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