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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Going back to eternal ancient city~Kyoto Photographic Tour’21 Feb.③~

さて、今宵の更新ですが、予告通り、個人的GOTOキャンペンである京都旅行から四回に亘ってお送りするうちの三回目、滞在三日目をアップ致します。

まずは恒例の当日の行程のあらましから。
滞在三日目も9時過ぎに起床、身支度してから宿を出て、駅地下の商店街で朝飯を戴き、しかるのち、前日調べた通り、バスで貴船神社へアプローチしようと思い立ち、これまで通り、市バス一日乗車券を買い求め、途中までルートが共通する大原行きのバスに乗って、発車前、運転手さんに「出町柳から叡山電鉄乗れますよね?」と聞いたら「ハイ、でもそこから何処行かはられるんで?」と聞かれ「貴船神社どす」と答えたら、「ほなら、地下鉄一本で行かれる国際会館行った方がよろしゅうおます、そこのターミナルから本数出とりますさかい。」と云い終わるか終わらないうちに地下鉄烏丸線の乗り場へダッシュ、しかし、バス一日乗車券では乗れないので、地下鉄、バス共通券に換えて貰おうとしたら、京女の係員さんが「ほんまは、あかんのんですけど、お客さん、江戸から云うんで、今回は返金しますさかい、自分で買うておくれやす」とのことで、大急ぎで買ってホームに降りたら、ちょうど発車のベルが鳴っていて、滑り込みセーフ、ほどなく終点国際会館駅につき、そこから10分も経たないうちに貴船口行の市バスに乗り、貴船口で鞍馬温泉行きのマイクロバスに乗り換え、貴船神社へ辿り着いたのが11時過ぎ。
本殿、奥の院とお参りしてから、貴船川を挟んで反対側の山域にある、鞍馬寺西参道、とは名ばかりの、かなりハードな登山道を汗をかきかき登り、奥の院、本堂、仁王門、そして麓の叡山電鉄鞍馬駅へと朝からきつめの軽登山こなし、鞍馬寺のバス停からバスに乗って、まずは駅ビルで名古屋ラーメンの腹ごしらえ、しかるのち、観光案内所もよく判らなかった東西本願寺に挟まれた「珠数屋町」へバスで移動、小一時間ほど撮ってから、またバスで、祇園新橋へと移動し、夕暮れまで撮りに撮った、というのが当日の行程。

では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を逐一眺めて参りましょう。
カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8三代目による全コマ絞り開放によるAE撮影となります。

Kyoto21Feb_031.jpg
まず一枚目のカットですが、最寄りのバス停から貴船神社への境内へは渓流からの心地良い涼風に吹かれながら、舗装された細い道を15分ほど歩くのですが、その道の両側には、今こそCOVID19蔓延下のため、訪れる人もなく、文字通り、お茶挽いている料理屋が軒を並べ、それでも、仲居さんや若女将各位が店の前で早いお昼を!と呼び込みしているのですが、後に登山控えているので、揚げ物や汁物を含んだ重めのランチは自殺行為につき遠慮し、無事お参りを終え、鞍馬寺登山道へ向かう途中の清流の中に設けられた赤い番傘と毛氈ひいた腰掛けを撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_032.jpg
二枚目のカットですが、貴船神社最寄りバス停への途上、渓流を挟んで反対側の山域の麓に設けられた関所の通用門のような料金所付木戸を通り、軽い気持ちで歩き出したら、優に30分以上、山道を登り辿り着いたのが、尾根のてっぺん近く、鞍馬山のご本尊「サナートクマラ」が金星から降り立った地と云われる奥の院、そこから本堂へ向かう下り道で見つけた、苔むした巨木の切り株が木漏れ日浴びて神々しかったので、思わず足を止め、一枚戴いてみたもの。

Kyoto21Feb_033.jpg
三枚目のカットですが、初見参ながら、貴船神社、鞍馬寺という今日びの地元高校生の体力増進目的のハイキングでもない限り、普通チャレンジしない荒行を終え、満足感に包まれながら、再び、バス、地下鉄を乗り継ぎ、京都駅に戻って、駅ビル10階ラーメン店街でランチを戴き、しかるのち、駅ビル二階まで降りて、東西通路沿いにある観光案内所で「珠数屋町へ行きとうおますがこの地図のどこいらへんでっしゃろか?」と聞いてみれば、東西本願寺のそばにそれらしきエリアがありますねん、とのことで、再び市バスで出動、バスから降りて、それと思しき通りを徘徊しながら撮っていたら、突如現れた東京駅とどっかの銀行のあいのこみたいな無国籍風建物をシルエットで撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、案内サイトで見かけた街並みとはどうやら違うぞ、と気付き始めたものの、これはこれでそこそこ面白い風景がないわけではないので、キョロキョロしながら、時折やってくる地元民各位と挨拶したり、世間話、私的観光情報を伺ったりしていたら、面白い喫茶店あるから、とのことで一本北の通りに移動したら、確かに!ということで、有難く一枚戴いてみたもの。

Kyoto21Feb_035.jpg
五枚目のカットですが、どうやら、この西本願寺と堀川通りを挟んで東側、ちょうど、東本願寺との緩衝地帯のようなゾーンは、浄土真宗大谷派関連の施設が点在しているらしく、大学やらイベントホール等々が時折につき、表通りにも面白い造りの花屋があるから行ってみれば、と、犬の散歩途上の老夫妻から教わって、いったん堀川通りに出て、丸く抜いたガラス窓に竹矢来を組んだ花屋さんがあったので、店の前から一枚戴いてみたもの。

Kyoto21Feb_036.jpg
六枚目のカットですが、そろそろこの界隈での散策切り上げ、バスに乗って、次なる目的地である「祇園新橋」へと移動しなければならないので、堀川通り沿いの歩道を歩いていたら、交差する小路の遥か彼方にさきほど裏から見た無国籍風の煉瓦造りの建物が、軒の低い仏具屋さんの通り越しに見えて、これはこれで京らしい風景やないか、と思い、足を止めて一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、バスに乗って、四条京阪停留所で降り、またしても、旅の恥はかき捨てとばかり、すぐ近くの市営駐車場の整理員の年配の男性に「ぎおんしんばしはどの辺りで?」と聞いたら、「は?ぎおんしんはしね、しんばしはお江戸のSL広場のある飲み屋街やないですか・・・」ということで、親切に10m単位で道を教えて戴き、ほどなく到着し、金沢のひがし茶屋街を更に大きく、川のせせらぎ付で、ここ京都の花見小路から喧騒と車の往来を引き算したかの如き静謐な佇まいに感動して、入り口付近で一枚撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_038.jpg
八枚目のカットですが、ここ祇園新橋界隈でも、鴨川の支流である白川のせせらぎの畔に植えられた花々が質素な美を競っているかのようで、冬の椿、春の白梅があちこちで目に留まり、なかでも、せせらぎに掛けられた橋を渡ってお店に入る構造になっているため、橋の上から風情ある佇まいのお茶屋さんを背景に白梅の枝を撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_039.jpg
九枚目のカットですが、このCOVID19蔓延下でも、訪れる人は居るようで、日暮れから始まる夜の営業に備え、由緒正しいお茶屋が軒を並べる石畳の通りは打ち水が行われ、そして店の入り口にさりげなく置かれた店名が記された雪洞がLED光源とは云え、暖かな仄かな光を放っていたので、ノーファインダーライブビューモードの超ローアングルで撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、同じく、新橋通りの鴨川に近い辺りのお茶屋さんの店先というか、軒先の低い黒塗り木柵と同じく黒塗りの木枠格子窓の間の僅かなすき間に植えられた紅梅が今を盛りとばかりに満開になっていたので、その仄かな甘酸っぱい香に足を留めがてら、可憐な花越しに風情ある夕暮れの街並みを撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_041.jpg
十一枚目のカットですが、雰囲気のある、開店前のお茶屋の建ち並ぶ通りを散策していたら、お江戸でも、いや世界中でお馴染みの「ハードロックカフェ」が古いお茶屋の建物の中にきっちりと収まっており、これは面白い、と軒先に灯が点ったのをきっかけに店の前で一枚撮ろうと構えたら、よっぽど撮って欲しかったのか、奇声を上げた小学生くらいの極小姐がご丁寧に店の前を走って通り抜けたのをすかさず捉えてみたもの。

Kyoto21Feb_042.jpg
十二枚目のカットですが、京都ではよくありがちな、細い小路の奥のお店や住宅という街並みが、ここ祇園新橋界隈でも例外ではなく、メインストリートである石畳の新橋通りを歩きながら、注意深く建物と建物の間に口を開けた小路を覗きながら歩いていたら「ザ・路地」的な風景が目に留まったので、有難く一枚戴いてみたもの。

Kyoto21Feb_043.jpg
十三枚目のカットですが、時期的に陽が伸びたとはいえ、この時刻にはだいぶ西に傾いてきて、やや南向き東西に貫いた新橋通りの側道に当たる小路は、もともと京都の街並みの特徴の、家々の軒同士の距離が狭く、昼なお暗いため、表通りとの陽当たり加減の差は歴然、そんな小路を出勤途上の年配小姐が哀愁を漂わせながら歩いていったので、その後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

Kyoto21Feb_044.jpg
十四枚目のカットですが、このまま今日も、旅の記念の人物撮影をしないで終わっちゃうのか?とか少々残念なキブンで、もう一回りして帰ろうかと思った矢先、今はやりのジンバルなる金物にGoProみたいな動画カメラをつけて、YOUTUBEのコンテンツみたいなのをロシア語で撮ってた小姐二名組が居たので、わざとスペイン語で話し掛けたら、首を傾げ、両手のひらを天にひろげるポーズやってくれたので、これはノリがイイと判断し、英語で拙者は江戸から来た芸術的なブロガーにつき、一枚、クラシックレンズで撮らせて頂戴と拙サイトをお見せして、モデルさんになって貰ったもの。

Kyoto21Feb_045.jpg
十五枚目のカットですが、何せ20時ですべての飲食店は店仕舞い、実質的に19時半にはオーダーストップとなって、夕食を食いっぱぐれる虞れがあるため、お茶の時間も考慮し、そろそろ仕舞いの時刻と見当つけ、バスは四条烏丸辺りから乗ろうと思い、白川沿いの石畳の道を西に向かって歩いていく途中になかなか素敵な路地をみつけたので、お茶屋さんの軒下から、夕暮れの通りの佇まいを撮ってみたもの。

さて、次回は京都滞在四日目、午後遅くの新幹線でお江戸に下る直前まで、やはり今回が初訪問となった、「石塀横丁」、「ねねの道」界隈を撮りに撮った中から選りすぐったものをご紹介したいと思います、乞うご期待!!
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  1. 2021/03/14(日) 20:52:08|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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