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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Going back to eternal ancient city~Kyoto Photographic Tour’21 Feb.④~

さて、今宵の更新ですが、予告通り、個人的GOTOキャンペンである京都旅行から四回に亘ってお送りするうちの最終回、滞在四日目の出発前までの画をアップ致します。

まずは恒例の当日の行程のあらましから。
滞在四日目も9時過ぎに起床、身支度してから、荷物を預けて宿をチェックアウト、駅地下の商店街で朝飯を戴き、しかるのち、今回の行程で何処かに入れこ込まねばと計画していた「石塀横丁」界隈と「ねねの道」そして、渋沢栄一の盟友、大倉喜八郎が京の東山の地に金閣、銀閣に次ぐ、歴史的モニュメントを、との想いで建てた「銅閣」の偉容を間近に見たかったので、市バスに乗って、東山安井のバス停で降り、なかなか判りずらい小さな看板を目印に角を曲がるとほどなく石畳に木塀の小路が現れ、そこを30分ほど撮ってから、角ひとつ隔てた「ねねの道」をまた30分程度撮りながら、銅板で覆われた祇園祭りの鉾のような形状の「銅閣」の周りを散策し、祇園経由、四条河原町からバスに乗って駅に戻るべく、六道珍皇寺、六波羅蜜寺を経て、花見通り奥、建仁寺の南側を四条通りと平行に東西に走る裏通りを河原町方面に歩きながら撮影して行ったもの。
では、当日の行程に沿って、実写結果を逐一眺めて参りましょう。
カメラはLeicaM(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による全コマ開放、絞り優先AE撮影となります。
Kyoto21Feb_046.jpg
まず一枚目のカットですが、表通りである下河原通りからは本当に小さな看板しかなく、まさに千客万来、しかし、一見さんと冷やかしはお断り、という京のお茶屋商売の象徴のような判りづらい通りなのですが、入ってしまえば、お店の閉まっている午前中は観光客はおろか、地元民各位の往来も殆どなく、たまにすれ違う人達に挨拶しながら撮るのは心地良い作業で、角を曲がって通りに入ってすぐのメインストレッチの石畳の小径の落ち着いた佇まいを撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_047.jpg
二枚目のカットですが、幾ら午前中はお店は閉まっているとは云え、やはり形式を重んじる、京都は景観地区の中のお店ですから、やはり、掃き清められ、打ち水が為された、店先には、晒しの木綿に墨で屋号とその象徴的図形をあしらった清潔な暖簾が提げられ、ここは第一線の商売屋の建ち並ぶエリアなのだと感じさせられ、凛とした風情の店先の佇まいを一枚戴いてみたもの。

Kyoto21Feb_048.jpg
三枚目のカットですが、ところどころに口を開けてはいますが、迷路のような木塀に囲まれたクランク状の小路を歩いていたら、ちょうど、マカオの旧市街、台湾の鹿港や上海淮海東路辺りに在る老街、そして北京の胡同の中を彷徨っているかの如き、既視感を覚え、迷路の入口の陽光や風月に晒され、毛羽立った木目板にピンを合わせて小路の佇まいをアウトフォーカスで撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、石塀小路のどん詰まり、東側を下河原通りや東大路通りと平行して南北に走るのが、「ねねの道」でここは、かつて高台寺の参道の一部だったのが、電柱地中化をきっかけにアスファルト舗装を石畳に張替え、この地で19年間の余生を過ごした北政所こと「ねね」の名を冠した通りに生まれ変わったとのことで、前回の12月中旬の訪問の際は時間無かったので入口から眺めただけだったのを、今回は散策して撮影しようと、石塀小路から出てすぐのところでまず一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、「ねねの道」の北のどん詰まりは大倉喜八郎の建てた「銅閣」こと「祇園閣」の建つ「大雲院」でとりあえず、「銅閣」を間近で見たかったので、北に向かって歩いてみることとし、或る程度歩いて、両側の屋敷の木陰に入った辺りまで来たところで振り返って、石畳の通りの全貌を撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、「ねねの道」の北のどん詰まり、正確には右手に折れ、そしてまた左手に折れて、八坂神社方面へと続いてはいるのですが、「大雲閣」より先はそれほど面白そうな風景でもないので、関心は前回、二年坂へ上る途中、遠目で見て、物凄くインパクトを覚えた「銅閣」の建物の造形なのですが、実はここ「大雲院」は普段非公開で、中に入ったり、ましてや登ったりは出来ないので、仕方なく、或る程度離れて全景が入る位置から「銅閣」の偉容を撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、「大雲院」の周囲を歩き回り、「銅閣」の良く見える位置を探していたら、「ねねの道」が「大雲院」の東を回り込んで再び北へ上る角を東、即ち高台寺方面への繋がる道があって、そこに目を向けたら、何と「西行庵」と「芭蕉堂」という時空を超えた二人の歌聖ゆかりの遺構が在って、特に深川と縁の深い「芭蕉」の庵には感じ入るものがあったので、「西行」さんの庭に入って一枚撮らせて戴いたもの。

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八枚目のカットですが、ここ京の都でも、工房の在るお江戸は深川のあちこちに痕跡を残す松尾芭蕉翁の暮らしの跡を見つけて何故か嬉しくなり、また元来た「ねねの道」を戻りながら、道の東側に建つ、キレイにリノベされた土蔵を含む商家の造りの和食レストランの前を、胸を張って大股で通り過ぎていく親子連れがやってきたので、急遽、通行人として登場して貰ったもの。

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九枚目のカットですが、そろそろ、法眼寺の五重塔界隈をもう一度撮ってから、東大路通りを挟んで反対側に位置する、六道珍皇寺、六波羅密寺経由、祇園方面へ移動しようと思い、「ねねの道」の石畳を南へ下りかけたら、傍らを無人で身軽な人力車が颯爽と通り過ぎて行ったので小走りに追い縋って、法眼寺の五重塔がかろうじて入る辺りで後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、「ねねの道」から下河原通りを経て法眼寺の真下の石畳のちょっとした広場に昼前に到着してみれば、何と、天気も良く、大安吉日でもあったのか、このCOVID19蔓延下では絶滅危惧種となりつつあった、純白のウェディングドレスに身を包んだ花嫁が、タキシード姿の花婿と黒服のウエディングプランナーの小姐に手を取られて坂を下って行こうとしていたので、祝福がてら、有難く一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、天気の良い休日に晴れがましい花嫁ご一行様を目の当たりにして、何となく自分も幸せなキブンになって、そうそう、お昼前の祇園の塔の全景も撮らなきゃね、ということで、花嫁ご一行を見送ってから塔下の広場から八坂通りを下っていって、特徴ある塔下の建物の漆喰壁を入れて、陽光に照らされた塔の重厚な全景を撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、法眼寺の五重塔をおまけ付きで無事撮り終え、そのまま八坂通りの坂を下り、東大路通りを渡って、一本下った松原通沿いの六道珍皇寺、六波羅密寺と巡って、建仁寺の南側のエリアを通り過ぎ、幾つか路地を通って一本上った八坂通りへ合流する途中で、二日目に訪れた「紺屋の図子」みたいな雰囲気の路地があったので、そこを探索がてら、佇まいを撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、ここも八坂通りに合流する一本手前のお茶屋さんが建ち並ぶ、花見小路とか、祇園新橋がもう少し地味になったカンジの石畳の通りで、何となく、昨年数回訪問した金沢のひがし茶屋街に似た雰囲気でもあったので、或るお茶屋さんの軒先で季節外れの萩が色づいていたので、それをモチーフに通りの佇まいを一枚撮ってみたもの。

Kyoto21Feb_059.jpg
十四枚目のカットですが、ホント、金沢のひがし茶屋街に良く似た通りだなぁ、しかもこちらは観光客少なくて落ち着いたカンジだし・・・とか感慨に耽って散策していたら、ケタケタとよく笑う、和装のいたいけな小姐二名組が通り過ぎて行ったので、声掛けて撮って、後で送って、じゃアドレス教えるね、が面倒くさかったので、通り過ぎ様に後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、路地裏探検も鴨川と並行して走る大通りが見えてきた辺りまでやってきて、最後に京風というか、関西風というべき、石畳こそ敷き詰められているものの、その両側は雑多な飲み屋、小料理屋の類いが軒を並べる路地があって、その通りをさてどうやって撮ろうかいな?とか逡巡していたら、後に人の気配がしたので振り返ったら、通って良いものか否か、いたいけな和装の小姐二名が立ち尽くしていたので、通しておいて後から一枚頂いたもの。

今回の感想ですが、さすが緊急事態宣言下なので、京都にありがちな和装の観光客も極めて少なく、たまに見掛けても、とにかく、知らない人間にパーソナルエリアに踏み込んで欲しくないという雰囲気を放っていたので、なかなか声をかけるまでには至らなかったですが、街の佇まいはもちろん不変なので、今回は風景中心になってしまいましたが、また平穏な世の中に戻ったら、着物コンテストが出来るくらい、いたいけな小姐に声かけまくって撮りたいものです(笑)

さて、次回は或る篤志家から拝借した超弩級レンズのテスト行くか、それとも工房製お手軽レンズの試写行くか、お天気次第ということで・・・乞うご期待!!
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  1. 2021/03/21(日) 17:48:29|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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