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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

An enigmatic optic found in a back street in Metropolis, Tokyo~Yashica28mmf2.8~

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さて、今宵の更新ですが、予告通り、買ったばかりの謎の広角レンズの試写をお花畑で行ってきた結果をアップ致します。
このレンズ、新宿西口の某チェーン店の風変わりな店長がやっている中古メインのお店の陳列棚の片隅で、新品同様のピカピカのレンズが数千円という信じられないお値段で並べられており、説明はヤシカ-コンタックスマウントの用途不明、放送関係機関からの放出品という説明だったので、イメージサークルもフランジバックも判らないまま、ただ手に取った時の状態の良さと、ヤシコン製ディスタゴン後期のMMJタイプと同じ深緑色の低反射のコーティングを信じて買い求めてきたものです。
構成は6群7枚、おそらくは和製ディスタゴンと呼ばれたヤシカMLレンズと同系統の中身と思われますが、謎があって、仮に監視カメラとか局でのテスト撮影用だとすると、レンズ最後端に3ミリくらいの丸い棒が突き出していて、一眼レフには装着出来ないようにしてあるとのことなのですが、全くそんな痕跡はなかったし、では、一眼レフ用のML刻印漏れか?と問えば、オート絞り機構が元から付いていないので、さにあらず、「A」で始まるシリアルナンバーを持つことから、富岡製の謎のヤシカ銘レンズ、としか言いようがないのです。
で、ロケ地ですが、例年、夏になると厚木から昭和記念公園、成田、熊谷に至るまであちこちでひまわり畑が出現し、撮影に行くのもよりどりみどり、休日の天気、或いは起床時間で何処に出向くのか当日の朝に決められたのですが、今年はそうはいかず、今までノーマークだった、交通の不便な武蔵村山の「ひまわりガーデン」へ向かうこととしたのです。
当日は、ランチを最寄りの都会である立川で摂り、しかるのち、バスで会場最寄りのバス停まで移動しました。会場を外から眺めると、かなり盛りを過ぎた感ありありで、だいぶ首無しひまわりも多かったのですが、面積がかなりあったので、中に入りゃ、ま、何とかなるさと楽観的に入場料無料の会場に足を踏み入れ、1時間近く炎天下、撮影してきたもの。
では、当日のテスト結果を逐次眺めて参りましょう
カメラはα7RⅡ、全コマ絞り開放によるAE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、炎天下の休耕田?をひまわり畑に転用しているだけあって、周囲に陽射しを避けたり、涼をとれるような施設など皆無なので、来訪客の熱中症対策でもあるのでしょうか、入り口に程近い辺りに、つる植物のへちまを張りめぐらせた緑のシェルターが設置されており、いたいけな小姐グループが中で記念撮影なんかしていたので、まずは有難く封切に一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、園内をざっと眺め、ところどころに残る、花の密度が比較的高そうなエリアを目指して歩いていたら、一輪の大ぶりなひまわりの花のおしべだかめしべだかを目当てに、一匹のニホンミツバチが健気にも花粉を集めにタッチアンドゴーを繰り返していたので、至近距離に近寄り、その様子を一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、園内は来訪客が歩いて見て回る利便性を考慮し、車が通れるくらいの大きな通路とそこから花畑に足を踏み入れられるような人の子一人がやっとのけもの道のような小径からなっており、花畑のブロックの大きな区切りにもなっている中央東西通路の角に咲いていた何輪かを撮ろうと足を運んでみたら、曲がった先でモデル撮影会みたいなことをやってるグループが居たので、借景させて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、先ほどから、一人で園内を巡って、スマホンで身だしなみ確かめてから、腕を目いっぱい伸ばして自撮りやってる外国人の小姐がこちらをチラチラ見ているのは気付いていたのですが、声かけたら、おー!COVID19ノーサンキューとか脱兎の如く逃げられても気分悪いので、こちらからは見ないようにしていたのですが、角を曲がって、撮影会グループの後に比較的、花が揃っていた辺りで撮り始めたら、たどたどしい日本語で、スイマセンとか話しながら、ソーシャルディスタンスを踏み越え接近し、モバイルホンのシャッター押してくれませんか?とかお願いモードになってきたので、撮って上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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五枚目のカットですが、横田基地の従業員という小姐にメールアドレスを教えてからその場で別れ、再び会場内を徘徊していたら、抜けるような夏の青空に浮かぶ入道雲を背景に、来訪客による切り取り次第の首狩りの被害にまだ遭っていない背の高い花が隣の花のようにうなだれもせず気高く一輪咲いていたので、いかにも夏らしい風景を一枚撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、会場には場内を一望出来る展望台、といっても、工事現場で使う足場用の鉄パイプと足場板を組み合わせた、せいぜい大人の背丈かそこらの急ごしらえのお立ち台なのですが、何とかと煙は高いところに・・・のたとえ通り、工房主も高いところがあれば、天守閣であろうと展望タワーであろうと登る習性あるので、さっそく上に上がり、場内の様子を一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、実はここ「ひまわりガーデン」はどういう理由なのか聞き洩らしましたが、フェンスに囲われた会場が大きく二つに別れていて、最初にバスから降りて足を踏み入れた西側の長方形のブロックが第一会場、そしていったん会場の外に出て、南西側のフェンスの切れ目に設けられた入り口から入るのが東側の第二会場とのことで、入ってすぐの辺りに、まだ首狩りに遭っていない植生があったので、至近距離から一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、第一会場では気付かなかったのか、或いは珍しいので、早々に来訪客によるフリー首狩りに遭ってしまったのか、見かけた記憶のなかった中が赤茶色のグラデーションになっている花が、比較的花弁も揃った健全な姿で咲いていたので、足を止めて夏の青空をバックに一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、まだまだ暑いし、そろそろ、午後のお茶もしたいので帰ろうかと思い、再び第一会場に戻り、花の密度の高そうなエリアに戻ってみたら、ちょうど、イイ形の夏の雲が空に浮かんでいたので、それを背景に撮ろうと思い、かなり苦心惨憺してけもの道経由、花々の下に辿り着き、だいぶ見上げる格好でそっくり返って撮った一枚。

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十枚目のカットですが、来た時とは違う、西側フェンス沿いの道を歩いて出口に向かっていたら、これぞ、ひまわり!といったイメージの真ん中の種の出来る丸い部分が極端に大きく、回りの黄色い花弁が小さい、ちょうど、ジェットエンジンのタービンディスクみたいなバランスの大輪の花が健気にも炎天下で一輪咲いていたので、これも何とか真下に辿り着き、最短距離から一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、この写りで一万円もしないというのは、まさに宝探しの妙に尽きると思いました。オート絞り機構が無いとはいえ、そもそもコンタックスやら、ヤシカFR系列のボディで使わない限り、無用の長物でしかない機能ですから、ホント、イイお買い物をしたと、我ながら恵比寿顔になってしまいました。

さて次回は、またしてもお城探訪、湖東地区から西三河までの9つの天守閣を4日間で制覇した、もうゲップも出そうな城巡りツアー2回構成の前編にお付き合い戴きます、乞うご期待!!
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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