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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Adventure for ancient castles in west Japan①

さて、今宵の更新ですが、本来、首里城行きの後は平穏な週末を迎えられる見通しだったのが、突然、また18日から怒涛の出張&週末旅行が割り込み、二週のスキップとなってしまいました。
実は、那覇では、完全お仕事モードでプライベートの割り込む余地皆無だったので、ライカも富士も持参せず、スマホンとパナソのコンパクトLX5だけなので、ここで公開するのは趣旨が違うのでスキップ、その翌週18日からの出張&週末旅行での業務撮影に使う前提でライカも富士も持参したので、それらで撮った写真を二週に渡ってご紹介したいと思います。
まずは簡単な行程のご紹介ですが、18日はお仕事の動画撮影等のため、三重県某所に夕刻移動、そこで一泊し、19日は午前中に用足しをしてから、奉公先の上役と近鉄で名古屋に移動、ランチを摂ってから、名古屋城視察、駅まで戻って、一行解散、夕方に大阪まで移動し、そこで一泊、20日は朝早めに宿を発って、新幹線で岡山駅まで移動、そこから伯備線に乗り換え、松江にお昼過ぎに入り、駅でランチ戴いてから、宿に荷物預け、松江城見学、その日は松江泊、翌21日は、早めの松江駅発、倉吉経由、在来線で姫路に入り、お昼過ぎから姫路城見学、その日は姫路泊、22日は早ランチを駅前で戴き、お昼過ぎの新快速で大阪入りし、宿にチェッキンし、雨の中、宿からのルート確認も兼ねて大阪城の外観のみ見学、大阪泊、最終日23日はお昼過ぎまで大阪城内部を見学し、13時台はじめの京都線新快速、東海道線経由、名古屋に移動し、そこから新幹線でお江戸まで戻った、という道のりです。
では、さっそく最初の二日間の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。

伊勢参り’21_001
まず一枚目のカットですが、三重県某所で無事?お仕事を終え、初の業務での動画撮影はまずまずながら、帰ってからの編集作業が頭が痛いとか思いながらも、半分仕事で半分趣味のようなお城調査ということで、名古屋城城郭内の視察ということで、おそらく30年以上ぶりに名古屋城址に足を踏み入れ、実際に中に入れる唯一の建造物である本丸御殿へ向かう道すがら、貴重な現存遺構である辰巳櫓を目にしたので、足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラは富士フX-Pro2、レンズはCooke Speedpanchro28mmf2.0mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_002
二枚目のカットですが、辰巳櫓を右手に見ながら、本丸に繋がる表二之門に向かう途中、左手には巨大な石垣に囲まれた空堀が横たわっていて、ちょうど遅い午後の夕陽が木立の合間から斜めに射し込み、あたかもスタジオジブリの作品に出て来そうなちょい幻想的な光景を見せていたので、ここでも一旦停止し、一枚撮ってみたもの。
カメラは富士フX-Pro2、レンズはCooke Speedpanchro28mmf2.0mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_003
三枚目のカットですが、またしても石垣ですが、本丸を囲む内堀に掛った木橋を渡り、表二之門から中に入る前に、木橋の上から、見事な石垣に見とれ、また自撮りなどをする人々も多かったので、ここでも足を止め、だいぶ西に傾きかけた陽を浴びた打込接も見事な石垣越しに空堀を一枚撮ってみたもの。
カメラは富士フX-Pro2、レンズはCooke Speedpanchro28mmf2.0mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_004
四枚目のカットですが、太平洋戦争での空襲を受け、天守閣とともに焼け落ちた本丸御殿は平成になってから、オリヂナル通り、木造で完全復元され、同様の建造物である、京都の二条城二の丸御殿や埼玉は川越城本丸御殿の幾星霜を経た重厚な外観と比して、まだ新築の佇まいを残しており、特に入母屋屋根破風部の金仕上げの金物などは、まさに絢爛豪華な、元禄時代の名古屋は徳川宗春公の心意気を今に伝えるような気がして、入場前に一枚撮ってみたもの。
カメラは富士フX-Pro2、レンズはCooke Speedpanchro28mmf2.0mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_005
五枚目のカットですが、お仕事でもあったので、本丸御殿の内部を隅から隅までずずずぃっと検分してから、天守閣の至近距離まで行ってみようじゃまいか、ということになって、歩き出したら、週末ということもあり、サービス精神旺盛な地元ボランティアによる時代コスプレ集団「おもてなし隊」の面々が様々な時代劇衣装で本丸広場に現れたので、失恋マヌカンの悩み事を聞いている、自称井伊直政殿に声をかけて一枚撮らせて戴いたもの。
カメラは富士フX-Pro2、レンズはCooke Speedpanchro28mmf2.0mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_006
六枚目のカットですが、翌20日、朝早く宿を出て、大阪駅の窓口を訪れたにも関わらず、三連休初日ということもあって、大阪から岡山の新幹線も岡山から松江までの特急も指定席は取れず、いちかばちかの自由席綱渡りで移動しようと決めたら、岡山までは何とか二列席通路際に座れ、岡山駅からダッシュで在来線に乗り換えようとしたら、10時過ぎの伯備線特急の自由席待ちは物凄い長蛇の列、やはり座れず、備中高梁まで立ち見で、そこからやっと座って2時間弱かけて、着いた松江の街を宿に荷物預け、お城に向かう途中にインスタで相互フォローしている「国輝酒造」さんを偶然発見したので、寄る前に外観を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_007
七枚目のカットですが、国輝酒造さんで、ご厚意に甘えて、4本分の清酒を一口ずつ試飲させて戴き、またお城に向かって歩き出し、大きな道に突き当たって、右手を望むと、川を隔てた小高い丘の上に、松本城と同じ風合いながら、明らかに構えの違う古城が佇んでおり、足早に麓まで移動し、まずはかつての馬溜りから太鼓櫓跡と石垣を見上げて撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_008
八枚目のカットですが、お目当ての天守閣に巡り合うためには、馬溜りから太鼓櫓跡の下の石垣横の階段を登り、三ノ門跡の石垣の合間を通って、戌亥櫓をくぐり抜けて本の丸広場へと歩かねばならないのですが、いたいけな地元カポーが少し先をお手々繋いで仲睦まじく歩いていたので、重厚な石垣との対比が面白く、後方から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_009
九枚目のカットですが、もう天守閣が400年近く待っていてくれた本の丸まで目と鼻の先、という辺りまできたところで、またしても、見過ごす訳にはいかないものが視界に入ってきてしまいまして、それは天守閣の次くらいに好きな建造物である擬洋風建築で、興雲閣という明治36年に建てられた市の建物とのことで、色と云い、形と云い、まさに心の琴線を叩き斬らんばかりに触れてしまったので、天守閣よ、待たせてスマン!と心の中で詫びながら一枚戴いてみたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_010
十枚目のカットですが、目の前の突き当りを左に曲がれば、いよいよ、天守閣のそびえ立つ本丸広場、という辺りまで到達した時にふと、前方至近距離に、紅葉した楓の枝がアイレベルまで垂れさがっていたのが目に留まり、前方の古式ゆかしい戌亥櫓の下見板張りの佇まいをボカして入れたら面白そう、と閃き、足を留めて一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_011
十一枚目のカットですが、戌亥櫓で入場券を買い求め、本丸広場に足を踏み入れたら、午後の遅い時刻ではあったものの、初冬の晴れ上がった空の下、陽光を浴びた漆黒、木造下見張りの重厚な佇まいの天守は、漆黒の色調や下見板張りという外観は共通するものの、望楼型から層塔型に移行途上の松本城のスリムな外観とは全く異なる印象で、松本城が女性的な美であるとすれば、松江城はまさにがっしりした古武士のような佇まい、と思いながらシャッター切ったもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_012
十二枚目のカットですが、逸る心を抑えつつ、待ちに待った国宝5天守最後の訪問地、松江城天守閣には南側の附櫓から石垣経由、天守一階へと登って行くのですが、なんと、ここ松江城は、非常時の戦闘指令室であるはずの天守閣の近いにかなり深い井戸を設け、生活を可能としていたのですが、その山村貞子さえ転落事故を恐れて近寄らないような井戸の上に生首を差し出して記念撮影している中国人親子が居たので、有難くご出演願ったもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります

伊勢参り21_013
十三枚目のカットですが、石垣内の地階から4階までは、細い縦格子窓経由しか、外界とは遮断されたまさに戦のための鎧に身を固めたような武骨な建造物という印象だったのですが、それが、最上階の5階に上がると状況一変、何と、360度周囲に開け放たれた、ちょうど、松本城で云えば、戦乱の世が過ぎ去った寛永年間に増築された開放的な月見櫓と同様の構造であり、とても不可思議な空間の中で夕陽を受けながら記念撮影しているいたいけな小姐グループがいたので、横から一枚おすそ分けして戴いたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_014
十四枚目のカットですが、地階から最上階までたっぷりと現存天守閣かつ国宝の醍醐味を堪能させて戴き、そろそろ、お茶して宿に戻りたい時刻にもなってきたので、天守閣を後にし、同じ道を辿っても写真は撮れないので、搦め手から小泉八雲邸を含む、武家屋敷の痕跡が残る北部エリアに抜けることとし、天守裏側に差しかかったら、紅葉が見事だったことから、天守をバックに紅葉の艶やかな姿を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

伊勢参り21_015
十五枚目のカットですが、お濠北側に広がる武家屋敷跡エリアを散策し、宿方面へ戻ろうと松江歴史館の手前のお濠というか、宍道湖へ繋がる水路に掛けられた歩行者専用の橋に差しかかり、ちょうど水面の照り返しと漆黒の擬宝珠の艶、そして背景には歴史館の時代がかった甍の波が素晴らしい夕暮れ風景に見えたので、ここでも足を留めて一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TUPO240)、レンズはVoiktlaender35mmf1.4VMによる絞り開放AE撮影となります。

さて次回は三日目、四日目の姫路、大阪での撮影結果をレポート致します、乞うご期待。

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  1. 2021/11/28(日) 20:10:05|
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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