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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Nostalgic but exciting, Setouchi tour '21.Dec.①

さて、今週は、予告通り年末の瀬戸内出張の出掛けの駄賃とばかりに撮ってきた、これまた初訪問の広島、岡山の旧跡を含めた旅写真を二週に分けてご紹介する初回となります。
要は、昨年末の沖縄から伊勢市、そして今回の広島しかり、やたら奉公先での出張が週末絡みで多く入り、結果として、せっかくだから、出張先の周囲、或いは帰路途上に位置する名所旧跡を撮り歩いてきたという話です。
まずは今回の簡単な行程いきます。
12/23(木)の朝10時半前の新幹線で一路広島入りし、駅からは路面電車と徒歩で20分程のお城近くのリーガロイヤルホテルにチェッキンし、荷物を置くと、何はなくともまずはお城の調査とばかり広島城址公園に向かい、夕方までお城を堪能、しかるのち、18:30に同行者とホテルロビーで待ち合わせだったため、寸暇を惜しみ、ホテル近くのカフェでテータイム楽しみ、合流し、空港までゲストをお迎えに行ってのち、豪華、一行で広島焼ディナー。翌12/24(金)の朝は8時発で近隣の客先へ向かい、夕刻までお仕事、しかるのち、夕刻解散となったので、当日は、もっと安いアパ系のホテルに移動し、広島泊、翌朝12/25(土)は厳島神社見学し、お昼過ぎに在来線で岡山まで移動し、途中、尾道にて途中下車して千光寺の山まで一気に駆け登り、辺りの景色など撮ってから駅に舞い戻り18時過ぎにまた在来線で岡山へ移動、駅から徒歩10分程度のホテルに投泊した、というのが前半の行程。
では、さっそく二日間の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による全コマ開放、絞り優先AE撮影となります。

Setouchi22_001.jpg
まず一枚目のカットですが、アプグレードということで、オーシャンビューとなっていた宿の部屋からは、反対方向に位置するお城の位置は確認出来ず、宿を出てからも、他の城郭のように大きな道を歩いていけば、そのうちに小高い丘ないし山の上の天守閣が見えてきて、それを目指して行けば、おのずと城郭に辿り着く、という簡単な道のりではなさそうだったので、スマホン地図と街頭の観光案内板を頼りに何とかお濠端まで辿り着き、平成の御世になってから復刻されたという、漆喰の白い総塗籠壁も眩しい太鼓櫓の雄姿をお濠越しに捉えてみたもの。

Setouchi22_002.jpg
二枚目のカットですが、何故道を歩いていても、天守閣の姿が見えなかったかと云えば、ここ、広島城は、変則輪郭式曲輪という、要は濠で囲まれた曲輪の一番奥の小高い丘の上なので、反対方向から見ると木立に遮られて、その姿が見えない、ということなのですが、復元された表門の多門櫓門を潜り、二の丸から中御門、を経て護国神社辺りまで来るとやっと、その黒っぽい下見板張り再現の外観が目に入り、明治天皇の御座所跡を通り過ぎ、やっと天守閣への石段が視界に入り、逸る心を抑えつつ、近づき過ぎると全景が入らないので、程良いところで足を止め、RC造ながら、漆喰塗り+下見板張りの偉容を撮ってみたもの。

Setouchi22_003.jpg
三枚目のカットですが、翌朝は9時半過ぎにホテルをチェッカウトし、14時過ぎに引き取る旨伝え、荷物を預かって貰って、これまた人生初の厳島神社参拝すべく、電車とフェリーを乗り継ぎ、廿日市の宮島へ移動し、ターミナルから神社へ歩いて行く途上、今まで全然意識したこともなかったものの、ここも、奈良の春日大社周辺の如く、鹿が大量に棲息していたことに気付かされ、おっかなびっくり記念撮影している小姐各位ごと一枚戴いてみたもの。

Setouchi22_004.jpg
四枚目のカットですが、初めて行ってみて気付いたのですが、唯一の内地との往来ルートである、フェリーの対岸のJRや市電駅のある宮島口から到着するターミナルは、神社の正規参拝口からはかなり離れた場所に位置しており、ターミナル⇔神社の参拝口間の参道はところ狭しと飲食店、土産物屋が軒を並べ、商魂逞しく、一人でも多くの客を呼び込み、1円でも多くの売り上げを立てようとの物々しい雰囲気だったので、アーケードを抜け少し緊張が緩んだ辺りで一枚撮ってみたもの。

Setouchi22_005.jpg
五枚目のカットですが、神社に向かって歩いていくと、途中、アーケードが架けられているエリアがあったり、それを抜けるとまた青空商店街みたいになっていたり、なかなか飽きなくて良いのですが、何故か、小姐観光客で賑わっていた一角があったので、足を止めて、薄暗いアーケードの中で煌々とスポットライトで照らされた店先が賑わう様子を一枚撮ってみたもの。

Setouchi22_006.jpg
六枚目のカットですが、参道沿いの商店街を歩いていると、全くと云っていいほど意識しませんが、ここ宮島は、正式名を厳島といい、ほぼ中心部に位置する、標高535mの弥山を中心として、その殆どが山地となっており、この厳島神社周辺以外には或る程度まとまった平地が殆どなく、まさに海山の様相を呈しているのが、ふと商店街の路地越しに見えた青々とした山並みを見て思い出され、路地の古めかしい佇まいごと一枚撮ってみたもの。

Setouchi22_007.jpg
七枚目のカットですが、フェリーターミナルから、適当に撮りながら参道をそぞろ歩きすること20分弱ほどで、やっと世界遺産・国宝の厳島神社の参拝口に辿り着き、参拝料金を支払って、拝殿へ続く回廊に足を踏み入れようとした瞬間、晴天の海面からの照り返しを受け、薄暗い屋根の下の朱塗りの木部構造が妖艶に輝いている様子に心動かされ、足を留めて一枚撮ってみたもの。

Setouchi22_008.jpg
八枚目のカットですが、またしても観光で来たのか、はたまた仕事で来たのか、本人も良く判らなくなってしまいましたが、スマホンで細部の固定金物の形状やら、錆びて朽ち果てようとしている金属製装飾品の様子を周囲の観光客に半ば気味悪がられながらも撮り歩き、参拝完了、続いて、船着き場からも良く見えた神社とは反対側の小高い丘の上に建つ、朱塗りが目にも鮮やかな五重塔を間近で観察すべく、案内板に従い、商店街の間に有る、丘の中腹へと続く階段を登って行ったら、ちょうど五重塔の真下で全景が見上げられる位置を見つけたので、これ幸いにと一枚撮ってみたもの。

Setouchi22_009.jpg
九枚目のカットですが、ここ宮島に来るまでは、まったくその存在さえも知らなかったのですが、厳島神社を見おろす小高い丘の中腹に、豊臣秀吉公を祀った豊国神社千畳閣が建てられていて、先に前を通った五重塔共々、国の重文に指定され、厳島神社の末社扱いとなっていることから、ここも同様に世界遺産の構成要素なっているとのことだったので、何とか、両方をいっぺんに収められる場所を発見してツーショットで一枚撮ってみたもの。

Setouchi22_010.jpg
十枚目のカットですが、来る時は、ちょうど時間的に太陽の位置、高さの関係上、海面の照り返しで、干潮に近い厳島神社の全景をフェリー上から捉えることは出来なかったのですが、お昼過ぎになって、太陽が西に移動してくれたおかげで、甲板からも、かろうじて大鳥居に伸びる桟橋状の海上構築物をはじめ、檜皮葺きの屋根も清々しい神社の全景を認められたので、何とか一枚撮ってみたもの。

Setouchi22_011.jpg
十一枚目のカットですが、厳島で穴子飯を戴いてからフェリー、鉄道経由、広島駅に戻り、宿で荷物を受け取ってから、在来線に乗りましたが、東京駅のJR東海の窓口の説明によれば、広島→東京間では乗り降り自由とのことだったので、まだ日暮れまで時間ありそうだったので、尾道にしようか、福山経由鞆の浦にしようか逡巡しましたが、岡山からは近くにある福山方面は明日の備中松山城見学の後でも良いと考え、尾道で途中下車し、駅のコインロッカーに旅装を預け、駅北の斜面の探検に出て直後の路地にあった渋い色合いのトタン外壁の民家を撮ってみたもの。

Setouchi22_012.jpg
十二枚目のカットですが、実は永年、慣れ親しんだ尾道城という、トンデモ模擬天守が取り壊され、駅から見上げる峰の上がすっきりしてしまっていたので、その跡がどうなっているのか確かめたい気持ちで一杯だったので、西展望台ルートに見当つけて、斜面の石段、コンクリの通路を親の仇とばかり勢いよく踏みつけ登り詰め、頂上付近の茶店脇に何故かモノホンのミニクーパーが夕暮れ間際の冬の陽光を受けて佇んでいたので、思わず一枚戴いたもの。

Setouchi22_013.jpg
十三枚目のカットですが、実は千光寺の位置する駅裏側の山々は千光寺の境内より西には来たことがなく、見るもの全て新鮮で、やれ、謎のロケットみたいな灯台の遺構が山の裏側斜面に生えているのを見つけて、ネットで由来など調べてから全景撮るとか、海を一望する高台の巨石の由来を案内板から読み取る、とかやっていたのですが、ちょうど巨石の全貌を撮ろうとした時、後からカポーがやって来て、失礼シマースとかおっかなびっくり岩の上で度胸試しを撮りっこしだしたので有難く一枚戴いてみたもの。

Setouchi22_014.jpg
十四枚目のカットですが、尾道で風景写真といえば、尾道海峡の全景と並んで横綱クラスなのが、千光寺の境内から見おろせる天寧寺の三重塔の海をバックにしたカットなのですが、これも当然のことながら撮るには撮りましたが、あまりにも毎回載せるのも憚れるので、その横の、海がかすかに顔を覗かせる斜面の道をいたいけな小姐二名組が息を弾ませながら登ってくる夕暮れ風景の方を採用したもの。

Setouchi22_015.jpg
十五枚目のカットですが、千光寺の山の斜面を下り、線路を挟んだ海沿いの歩道に出た時には、既に冬の太陽は瀬戸内の島々の間に殆ど沈んでしまっており、かろうじて残光がオレンジから紫のグラデーションを作り出すことで、短い冬の昼時間を惜しんでいるかの様子でしたが、沈みゆく太陽の方向、即ち西方面に位置する駅へ向かいながら、途中の渡船場で人待ち顔でスマホンを弄ぶ小姐の様子を撮ってみたもの。

さて、次回は瀬戸内の旅後編、鞆の浦と倉敷編行きます、乞うご期待!!
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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