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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Tokaido Castle Tour '21 Dec.

さて、本来であれば予告通り、年内にもう一本更新したいところだったのですが、クリスマスイブの早朝から、人生未踏の地のひとつであった広島でお仕事が入ったため、金曜日ということもあって、そのまま現地滞在し、広島~岡山にかけての名所旧跡を撮り歩き、27日の夕刻に戻ってきて、28日は慌ただしく出社して年内の奉公先のあれやこれやを片付け、夕方早く帰ってきてから、大掃除モードに入り、30日のお昼過ぎに完了し、都内の神社仏閣にお礼参りののち、上州へ帰省してしまったため、更新している時間皆無だったという次第。
そこで今年一発めのアップですが、予告通り、12月上旬に出掛けた東海道沿いの名城巡りの旅からお送り致します。
簡単な行程を申し述べますと、12月3日にフレックスタイムを使い、夕刻の「ぷらっとこだま」使い、浜松に入り、そこで一泊し、翌朝、ホテルから徒歩10分少々の浜松城を見学、しかるのち、名物浜松餃子を戴いてから、在来線で掛川まで移動、駅前の宿に荷物預かって貰い、そのまま、掛川城見学、その晩は掛川泊、そして翌朝は少々早起きし、静岡まで在来線で移動し、駅のロッカに
荷物預けて、徒歩で駿府城まで移動し、新幹線の時刻まで駿府城遺構を見学、こんなカンジです。
では、二日間の行程に沿って実写結果を眺めて参りましょう。

Suruga_Tour22Dec_001.jpg
まず一枚目のカットですが12月4日の土曜日の朝、ハイパー晴れ男の神通力ぶりを遺憾なく発揮し、当日は快晴、宿のフロントの若い女性スタッフから聞いた道順を辿ると、程なく、役所と並んだ、小高い丘の上に天守門と模擬天守閣の雄姿が視界に入り、否が応でもテンション上がり、途中で足を留め、当日のサブ機に望遠レンズを付けて、麓からその佇まいを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoiktlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_002.jpg
二枚目のカットですが、案内板に従って、丘の斜面に設けられたアプローチ路を登っていくと、やはり天気の良い休日だけあって、結構な数の家族連れやら、カポーなどがやってきていて、あちこちにたむろして記念撮影なんかしていたり、微笑ましい光景でしたが、天守門とその周囲のワイルドな野面積の石垣を撮ろうと階段斜面で立ち止まっていたら、ちょうど親子連れがお手々つないで登ってきたので、後ろ姿で出演して戴いたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_003.jpg
三枚目のカットですが、石段を登り詰め、天守曲輪へと繋がる天守門を潜り抜けると視界には、白亜の天守門とは正反対、漆黒下見板張りの外観を持つ、古風な望楼型の天守閣が写り込むのですが、これがちと変、天守台のサイズにしては、天守閣が一回り以上小さく、違和感あるので、経済的な理由による妥協の産物たる、その不自然な様子がひと目で判るよう、曲輪前面から全体を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_004.jpg
四枚目のカットですが、天守閣内部のなかなか面白い、徳川家康主役の展示を見学し、前月の豊臣主役の大阪城との違いを楽しんでから下城し、ランチまではまだ少し時間有るので、天守閣北西側の庭園などを見学することとし、紅葉も色鮮やかな庭園内を歩いていたら、中南米からと思しきVLOGカポーが大胆に動画撮影しながら園内を徘徊していたので、ひと休みしてる時を見計らって、スペイン語で話し掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoiktlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_005.jpg
五枚目のカットですが、無事、浜松城の見学を終え、宿で荷物を受け取り、駅へ移動する途中、勘で見つけたお店で浜松餃子定食などを戴いてみたら、結構、満足度高く、そのまま在来線に乗って、30分も乗らない距離の掛川に移動し、浜松から比べると、外人が多いという共通点以外は、ずいぶんと閑散とした駅前に佇む宿に荷物預かって貰い、徒歩で10分ほど移動して小高い山の頂上に建ち、木造復元天守閣第一号の称号を持つ掛川城の全景を券売所前から撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoiktlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_006.jpg
六枚目のカットですが、入場券を買い求め、初の木造復元天守閣の見学にワクワクしながら、天守閣の建つ本丸へと続く細長い石段を登っていくと、ちょうど、券売所からは塀と木立に遮られて、全貌が掴み切れなかった、市指定文化財である現存太鼓櫓の姿がくっきりと見えたので足を留めて、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoiktlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_007.jpg
七枚目のカットですが、天守閣内部に入る前に天守曲輪の周囲を眺めて見ると、有りました、有りました、日本で有数の天守付属の深井戸が・・・深さ45mとのことで、姫路城の井戸もこんなに深かったかなとか、横で考え込んでいたら、中を覗きたそうな城郭女子の小姐二名がじっと待って居たので、失礼失礼と場所を譲り、その代わりに覗き込むところを一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_008.jpg
八枚目のカットですが、総塗籠様式の分厚い漆喰もまだ新しげな天守への入場口から中に入ると、下足場の先にお約束の一間ほどの高さの階段があり、そこを登ると一階の広間、更に木製の梯子なのか階段なのか見分けが付かないような急で狭い木製昇降具を登ると二階の見晴らしがやや良い板の間に出て、ここなら、薄暗い一階とは異なり外光が十分なので、オール木造の内部の様子を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_009.jpg
九枚目のカットですが、てっぺんまで登ってしまうと、後はまた来た道を辿って降りるだけで、何ということはないのが、お城の天守閣内部見学のお定まりなのですが、ここは嬉しいことに、平成生まれの復元天守閣とは異なり、奇遇なことに、明治の廃城令で真っ先に取り壊されるのが常だった二の丸御殿が、手つかず丸々残っており、ここも全部公開しているので、お仕事も兼ねて見学しようと、まずは入口付近から一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_010.jpg
十枚目のカットですが、御殿というのは、高知城(本の丸)、川越城(本の丸)、二条城(二の丸)、そしてここ掛川城(二の丸)しか現存しておらず、その数はなんと現存天守閣の12棟よりも希少なので、有難く、釘の種類とか、釘隠しの形・材質、耐震補強金具の有無などアラ探しも含め、小一時間、じっくり内部拝見しながら、書院造りの座敷の様子を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_011.jpg
十一枚目のカットですが、翌日は掛川駅から9時台前半の在来線に乗って、静岡市まで移動、東京へ戻る新幹線が14時台半ばだったので、10時半過ぎから駿府城の探訪をしようと、徒歩で市の中心部にある巨大な城郭遺構に赴いたのですが、ここも平成の地域起しブームにあやかってでしょうか、櫓が二棟、門が一棟、木造復元されており、駅からの道筋で真っ先に目にした平成元年産まれの巽櫓の美しい白亜の雄姿を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_012.jpg
十二枚目のカットですが、巽櫓を左手に見て50mも北に進むとお濠を渡った先にやはり平成の御世に木造復元され、建物内部を公開している東御門に繋がる漆喰塀に開けられた木造復元高麗門が視界に入り、木橋を渡って、そこを潜ると右手に桝形虎口があり、かつての輪郭式城郭であった、駿府城公園に足を踏み入れることになるのですが、まずは高麗門の雄姿を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_013.jpg
十三枚目のカットですが、お濠に架かる木橋を渡った先に設けられた木造復元の高麗門の中から見た東御門に繋がる桝形虎口内側の様子で、建物下部の石垣も櫓門壁面のまだ真新しく見える漆喰の白亜の照り返しも、そして虎口の上に広がる静岡の青空がとても美しかったので、思わず足を留めて、桝形虎口内部の様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_014.jpg
十四枚目のカットですが、ここ駿府城跡の見どころは、平成以降に木造復元された南東、南西の二階櫓や櫓門もさることながら、現存では最大と云われる江戸城跡の天守台よりもまだ一回り以上巨大とされる駿府城の天守台の発掘現場を殆ど全て公開、見学可としていることだと考えていたので、真っ先に発掘現場の見学コースを奥まで踏破し、北西から南東に向け水面に映る青空を入れて現場を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Suruga_Tour22Dec_015.jpg
十五枚目のカットですが、これが平成26年竣工、即ち築七年という、まだ新築の木の香りも新鮮な、城の南西角に建てられた、昔の方角表記で云う坤(ひつじさる)櫓の、総塗籠造りと云われる、外壁を全てぶ厚い漆喰でベタ塗りした木造復元二階櫓を入口方向から撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

今回の感想ですが、いつもは新幹線で通過していただけの静岡エリア、そしていつも、京都や姫路城に逢いに行く時、新幹線の窓から一瞬だけ姿を見せていた掛川城に、意を決して訪問し、内部を隅々まで検分出来たのはとても新鮮で、かつ、何故今まで来なかったのだろうと、軽い後悔さえ感じたものでした。いやはや、まだまだ日本もまだまだ広い、COVID19による鎖国はまだ1年やそこらは続きそうですから、海外に出られないうちに国内の佳きものを見ておきたいという気持ちがまたいっそう強くなった次第。
さて、来週は、年末の瀬戸内出張の出掛けの駄賃とばかりに撮ってきた、これまた初訪問の広島、岡山の旧跡を含めた旅写真行きます、乞うご期待!!
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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