fc2ブログ

深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Adventure to unexperienced island ~Ehime Historic tour'22.Mar.③~

さて、今週は、予告通り、満を持して訪問した四国お城巡りツアー第二弾、3泊4日の愛媛への旅のクライマックス、午前の今治城、午後の松山城+αお送り致します。
まず簡単な行程ですが、3月20日は、前日の片道約100km、1時間半弱近くの鉄道旅を繰り広げた前日とは異なり、ちょうど半分の距離でしかも途中下車する目的地もないですからお城を見物してから街でランチを食べる前提で朝10時過ぎの急行でもって今治に移動し、そこでバスで今治城まで移動し、1時間半程度、見学し撮影、しかるのち、駅までの途中でランチを食べようと思い、駅まで20分程度の道のりを歩いたものの、アーケード街にはそもそも食堂の類いは見当たらず、仕方なく、駅の立ち食い蕎麦スタンドみたいな食堂で今治風鯛めし定食を食べて、これが安くて旨くて大当たり、気分良くしてまた電車に乗って松山まで戻り、午後は松山城を徹底的に踏破したというのが、今回のあらまし。
では、当日の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。

Ehime22Apr_031.jpg
まず一枚目のカットですが、駅からの市内巡回バスは10分ほどでお城の濠端というか海沿いの路上のバス停に停車し、そこからは、海水を引き込んでいて、水面も澄んだ広いお濠越しに高い石垣上に設けられた漆喰壁越しに天守閣も見えるのですが、あえて南東方向のお濠に青空、雲、そしてお城の石垣が映し出された景色を選んでみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarl Zeiss Tessar35mmf3.5mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_032.jpg
二枚目のカットですが、ここ今治城のお濠は海から水路経由、海水を引き込んでいて、常に循環させているので、お濠の生物は基本的に海水の魚類や甲殻類、そしてクラゲ達なのですが、非常に興味深いことに地下の水脈の為せる奇跡なのか、高石垣の真下で湧水が出るところが何か所かあって、そこには絶滅危惧種のメダカが棲息しているというのですが、そんなことも知らずに入門前に北西の高石垣の上の再建された武具櫓を撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarl Zeiss Tessar35mmf3.5mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_033.jpg
三枚目のカットですが、お濠にかかる橋を渡り切ると、千代田のお城の桜田門から彦根城、姫路城、高知城・・・それこそ現存、復元を問わず、大きなお城には必ず付きものの桝形虎口の入口になる、大手門、ここでは鉄御門という名称の復元遺構なのですが、石垣を切り欠いて作られた通路の上に櫓という長い建物を載せ、そこを門としての攻撃施設として活用する設計となっていたのですが、挨拶代わりに一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarl Zeiss Tessar35mmf3.5mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_034.jpg
四枚目のカットですが、鉄御門をくぐって暫く歩くと、木立の間から層塔型6重6階のRC造の模擬天守閣の偉容が目に飛び込み、しかも、いかにも修学旅行のいたいけな生徒さん各位が記念撮影し、帰ってからの作文書きの便宜を図ったかの如く、天守閣の前の広場の見通しが良い地点に、高い石垣状の台座の上に騎馬姿の藤堂高虎公の銅像が建てられており、これは画としても判り易くて良いなぁとか思い、その前で自撮り後に一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarl Zeiss Tessar35mmf3.5mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_035.jpg
五枚目のカットですが、お城の内部見学前に真下からの全景カットを撮ろうと、天守閣の向かいの神社の手水場の柱に背中を預けてカメラを向けたら、何と、背が高過ぎてその位置からだと収まり切れない・・・ということで、急遽、選手交代、近くに居たご近所のカメラ好きのご老人に、兄さんイイレンズ使ってるねぇ、とかおだて上げられながら、交換した超広角でギリギリ収めたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_037.jpg
六枚目のカットですが、場内は展望台を除いて撮影禁止というルールだったので、レンズを交換したばかりのカメラはいったんカバンに収め、文学歴史から、はたまた生物、地学といった自然科学の範疇まで広く網羅して判り易く展示してある館内を興味深く見学し、階段で6階の展望室まで登り詰め、眼下に広がる瀬戸内の晴れ渡った景色に心躍らせ、遠くに瀬戸大橋も顔を覗かせ、ここが模擬天守閣の最上階であることが良く判るよう、頭上の屋根の下部構造である垂木や、桟、そして北方面に設けられた、丸みを帯びた唐破風の形状も見てとれるよう工夫して撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_037_202204242301067c0.jpg
七枚目のカットですが、天守閣から降りて、食事の時間と松山城の見学の時間を考えると、郭内の再建櫓内部の博物館の展示を眺めている時間は全く無かったので、後ろ髪引かれる思いでまた来た道を辿って、橋を渡り、お濠の外に出たのですが、バスで来たルートを辿って駅方面へ歩き出して、ちょうど、お濠の北西角まで来た辺りで、勢いよく瀬戸内海の水がお濠に流れ込む辺りから、石垣、漆喰塀、櫓、そして天守が重なって見える地点を見つけたので足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_038.jpg
八枚目のカットですが、今治駅前で至福のランチタイムを愉しんで、午後の予讃線の特急列車で松山に戻り、到着初日に雨の中、リハーサルをしておいた二の丸遺構経由の登城ルートである黒門登城口から天守閣の建つ本丸へアクセスすることとし、前回とは異なり、天気も良好、時間も午後の早い時間だったので、撮りながら歩く登城に気分も上々、このカメラでは初の組み合わせとなった超広角本来の描写を楽しむべく、まず目の前に現れた二の丸再建櫓門を下から撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_039.jpg
九枚目のカットですが、二の丸遺構手前では、庭園へ入る道とそのまま天守方面へと進む道が別れており、庭園は前回、お金払って、結構念入りに見学したので今回はパスし、そのまま石垣に沿って、現存天守群や再建櫓が建ち並ぶ山頂広場の本丸を目指し歩くと、攻城の典型的トリックである、折り返し通路の手前の緩い石垣の坂に出たので、石垣の上の黒い下見張りの再建櫓を入れて辺りの様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_040.jpg
十枚目のカットですが、これが折り返し通路を登り詰めた上にある、謎の「扉無門」なのですが、そもそも、門などというものは、普段は扉を設けておいて、一朝こと有れば、即座に閉めて、来襲した敵を締め出すという役割なのに、これが無い、しかも、木材の調査結果によれば、創建当時から扉装着の金具を打った痕跡すらない、という不可思議な門から、いたいけな童子が奇声を上げて駆け出てきたのに、そのままカメラを構えていたら、アカンベーをして通り過ぎる瞬間を捉えていたもの。

Ehime22Apr_041.jpg
十一枚目のカットですが、数々のトリックをくぐり抜けて、本丸の位置する山頂広場に出ると、一気に視界が開け、まだちらほらと咲き始めた桜の木立の向こう側には、現存天守では、ここと姫路城しかない、高石垣の上の大天守と小天守、櫓を屋根付き渡廊下で結んだ、連立式という、かなり大規模な城郭の構造が見てとれるので、いたいけなカポーを引き付けておいてから一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_042.jpg
十二枚目のカットですが、天守群への入場料を支払い、トールゲート裏の石垣沿いの坂道を登っていくと、ここでも折り返しの繰り返しで天守群への登城口へと向かって行くのですが、渡廊下と櫓の窪んだところに大天守の裏側が丸見えなるも、三方を銃眼だらけの廊下に囲まれた門を潜らないとそこには辿り着けないという、まさに築城の創意工夫が見てとれ、他の観光客同様、間近で大天守の全景が撮れるので、足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_043.jpg
十三枚目のカットですが、狭い登城口から大天守の内部に入ると、ここもご多聞に漏れず、内部は資料館状態になっていて、一般受けしそうな、お城由来の刀剣、甲冑、掛軸、そして城郭全体と城下町の縮尺模型などが、古めかしいガラスケースに収められていて、こんなものは外に資料館でも建てて、そこに仕舞っとけよ、とか毒づきながらもついつい見入ってしまいながら、天守内の様子を撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_044.jpg
十四枚目のカットですが、他の現存天守と異なり、ここ松山城は、かなり建物内の照明を明るくしており、天井部の構造材や床面の和釘の使用状況の調査も格段にやり易かったのですが、おそらくは木材の色加減からして、近年の補修を経たものとは思われますが、建物コーナー部の「石落とし」と「狭間」の複合設備がかなり明るく見易い状態だったので、有難く一枚戴いてみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Ehime22Apr_045.jpg
十五枚目のカットですが、城内もくまなく見尽くして、そろそろ閉城時間でもあるし、晩飯までにホテルのそばのショッピングモール内のローカルカフェでお茶もしたかったので、初日に見当を付けておいた、本丸隅の茶店兼土産物屋さんに寄って、職場のよゐこ各位にキャラクターグッズなどを買い求め、外に出たら、何と、何処に隠れていたのか、関東から東海エリアのお城によく出没する「おもてなし隊」の面々が、自ら観光客に声をかけて記念撮影を展開していたので、卒爾ながら、と声掛けて一枚戴いてみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

今回の感想ですが、やはり温厚な瀬戸内の、海運、製塩などで経済的にも繁栄していた伊予の国のお城ですから、宇和島にしても、大洲にしても、今治にしても、ここ松山にしても、建物はきちんとメンテナンスされてキレイな状態で旅人を迎えてくれますし、街の人々も、おらがお城、という意識でそれぞれの街にお城があることを誇りに思っていて、日本全国、それが現存であろうと、復元、復興、模擬であろうと、お城は街の人々の心の拠り所であり、コミュニティの統合の象徴なのだと改めて思い至った次第。

さて、次回はGWで二週スキップ、GW明けにこの翌週に出張絡みで出掛けた中京地区のお城巡りをお送り致します、乞うご期待!!
関連記事
  1. 2022/04/24(日) 22:01:47|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<My tiny adventure to explore castles never experienced in central Japan. | ホーム | Adventure to unexperienced island ~Ehime Historic tour'22.Mar②~>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/724-f3c1fadb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる