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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

キャプテン交代~Cooke Kinetal 50mmF1.8~

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今宵のご紹介は一大事、今、某国営放送局で幕末の大政奉還に関する物語を放映していて、佳境に入っていますが、当工房でも、高性能でスタイルもバツグンながら、長らくキャプテンを輩出出来なかった、Rank Tayler Hobbson社製Cookeレンズ一族の悲願が叶い、遂に実力でCarl Zeiss社製のCine-Planarから、深川精密工房シネレンズ改造レンズチームのキャプテンの地位を譲り受けたのです。

このレンズ、外観は、同じくCookeブランドのSpeedpanchro兄弟と酷似していますが、まず開放値がSpeedpanchroの同じく50mmのものと比して、f2に対しf1.8と心持ち明るくなっています。

そして、何よりも、Speedpanchroシリーズは元々、RankTayler Hobbson社のオーピック型変形対照型レンズの古くからのタイプであったのに対し、このKinetalは、同社が、引伸用レンズなら、Ental、イメージオルシコン等撮像管用ならIvotal、と専用設計レンズには~talという名称を与えたようにまさに、”Kine"(映画)用に専用設計したスペシャルレンズなのです。

尤も、だいぶ前にご紹介したEntalにしてもIvotalにしても、フィルム、或いはCCDでの撮影でも、並みの写真用レンズよりは遥かに優れた描写をしますから、このArriflex用交換レンズシステムにおけるZeissのPrimeシリーズへの刺客であるKinetalの写りはさぞや素晴らしいものだと、電子湾での夜釣りで釣り上げた時にはもう想像が付いていました。

しかも、今回は新しいカメラの導入も計画されていたので、それに合わせた入念な改造を行いました。
例えば、距離計連動カムの装着には、通常はレンズ後端の掴み易い場所に合わせてパーツを削り込み、圧入してビス留めですが、今回はレンズの後端で目に見えるところには、同社の習慣でそれは見事な彫り物がしてあったので、カムを付けてしまえば隠れて見えなくなってはしまいますが、ビスで傷跡が残るのもイヤですし、カム自体の剛性も今まで以上に稼ぎたかったので、もっと深い奥の方を掴めるよう1㎝厚の真鍮丸インゴットからカム固定用ブロックを削り出し、それをレンズの奥の方に圧入、ビス留めして、それを介してジュラルミンの距離計連動カムを装着、傾斜カム加工を行うこととし、加工には、休日だけとは言え、3週間ほどかかりました。

そして、深大寺でのシェイクダウンテストを経て、またカムの停止位置、無限近くのプロファイルを少々いじって完成、先週、新たな工房のメイン機LeicaM8白、愛称"白魔"とのコンビで浅草へと出掛けました。

で、下がその時の試写結果の一部です。

まず、一枚目、これは、同行したお仲間と伝法院裏の赤提灯通りを歩いていた時、トイレを借りたいのか、しきりに店舗を物色していた、美しい欧米の女性の横顔を一枚頂戴したものです。
桃色の肌の柔らかな感触、亜麻色のしなやかな髪のふわっとした風合いが良く判ると思います。
勿論、ISOオートモード開放です。

そして二枚目、これは、伝法院通りの商店に灯りが点った頃、やはり思い思いのシーンを撮りながら歩き、伍長ドノが形見の時計をオーバーホウルしたいとのことで、ちょいと道草してたら日が暮れてしまったので、或る商店から出てきた、雰囲気有る大人のカップルをシルエットで狙ったものです。
これも開放です。

それから最後の三枚目、これは仲見世通りで話題の「沢尻エリカ」と「黒木メイサ」を足して二で割ったような美女がきび団子を作ってくれるということで、コアなマニアはいざ知らず、外国人からお登りサンまで、カメラを構えた人が居ない時を見つけるのが難しいくらいのお店の前で撮ったものです。
今回は沢尻メイサ嬢は居らず、同行の方々もがっくしきちゃったようですが、そこはそれ割り切って、一枚戴き。
一枚目とは打って変わって、純和風の衣装と大和なでしこ然とした威勢のいいお姐さんの掛け声が聞こえてきそうな臨場感有る写りとなっています。

いずれにせよ、シャープでコントラスト高いクリアなレンズが好みの工房主人はこのレンズの卓越した性能を認めざるを得ず、キャプテン交代を申し渡したのでありました。

きっと、今度はCarlZeiss側から、捲土重来、キャプテンの座を取り戻すため、Primeシリーズの入手が待たれるところです。

しかし、今までキャプテンの地位を得ていたCine-Planar50mmT2.3は今回の降格をいつまでも根に持って、挽回のチャンスを待っているのでしょう・・・名づけてZeiss遺恨。お後が宜しいようで。
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テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2008/11/30(日) 21:12:43|
  2. Arri改造レンズ群
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:18
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コメント

ZeissのほうもM8で写して比較しないと、可愛そう。

M8の解像力とRD-1sの比較になってしまいそうでは。
  1. 2008/11/30(日) 21:34:50 |
  2. URL |
  3. netdandy #B7IDXB7Q
  4. [ 編集]

netdandyさん
コメント有難うございます。
まぁ、確かにその通りかも・・・
ぢゃ、今週土曜日にクロスチェックやってみましょうか。
R-D1SにKinetal、M8にCine-Planarってことで。

へへへ、そして、昨日、遂に改造3大難関レンズのうち一個を遂に技術的ブレークスルー発見して、無事改造完了しちゃったんですねぇ・・・これも凄まじい写りなんですねぇ。

そいつも入れて、まさに三つ巴のキャプテン争いです。

っつか、全部、M8でテストしないと、どれが一番なのか、良く判らない気も・・・
  1. 2008/11/30(日) 22:48:45 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

そうそう、テストベッドをひとつに決めないと何を比較してるのかわからなくなります。
その意味でクロスチェックというのは必要ないのでは。
新基準で3つ試されてはいかが?
比較的答えは簡単にでそうですね。
  1. 2008/12/01(月) 00:09:18 |
  2. URL |
  3. netdandy #B7IDXB7Q
  4. [ 編集]

netdandyさん
レス深謝。
しかしながら、テストするM8が一台だと、ソフトの異常とか、持ち主の撮り方のクセ、そして思い込みが排除できませんから、もう一名以上別のM8の個体を持ったテスターが必要です。
さぁ、netdandyさん 出番です>_<\☆★バキッ
  1. 2008/12/01(月) 00:13:53 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

ようし、宝くじ当たったら行こう(笑)

新兵器を仕入れたので金欠です。
  1. 2008/12/01(月) 21:51:38 |
  2. URL |
  3. netdandy #B7IDXB7Q
  4. [ 編集]

netdandyさん
レス有難うございます。
らしいですね~。
で、何を買われたんで?
まさかDヒトケタの3代目とか、或いはそれと同じCCDサイズの普及品ですかな?

っつうか、要らないレンズ、時計を処分しちまえば、M8どころか、M8.2の新ノクチ付きくらいまで逝っちゃうかも知れませんぜ(笑)
  1. 2008/12/01(月) 22:31:58 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

すみません、割り込み失礼します。
このサイズで見てあらためてすごいと興奮しています。
が、すごいのは、レンズ? カメラ? やはり、どちらか分かりません。
いずれにしても、行き着くところまで行き着いた感ありです。
  1. 2008/12/02(火) 00:21:16 |
  2. URL |
  3. 中将姫光学 #sKWz4NQw
  4. [ 編集]

中将姫光学さん
コメント有難うございます。

レンズとボディとの相性も問題もあるのでしょうが、明らかに前の週の深大寺でR-D1Sでテストしたものに対し、鮮鋭度や明暗に対するダイナミックレンジが飛躍的に上がっている気がします。

実は、年末までに登場予定の某コダック社製改造レンズをまたR-D1Sで浅草にて実写テストして同じような環境で撮りましたが、感覚的な問題もあるのでしょうが、"白魔"で撮ったものに対し、何かヴェールが掛かっているというか、キレが今一の感有りですね。

"白魔"でのテストは今週末の忘年会前のミニ撮影会で行なおうと思っていますが、コダック製の撮像素子ユニットとコダック製シネレンズの組み合わせが、どのような画を紡ぎだすのか、未知のものへの好奇心で気持ちは昂ぶっています。
  1. 2008/12/02(火) 10:55:04 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

なんか
写りが、カラーネガのサービス版で焼いたものと
リバーサルでダイレクトプリントしたもののような
違いがある気がします。

1枚目の写真が
なんかライカっぽくて良いですね・・・笑

そういえばD3X出ちゃいましたね。
90万っていう定価はすごいですが
同じ画素数のソニーが30万だと思うと
いまいち魅力の無いかめらのような気がします。

早く
フルサイズのRFデジカメでないかなぁ~~~笑
  1. 2008/12/02(火) 13:20:29 |
  2. URL |
  3. 山形 #-
  4. [ 編集]

山形さん
コメント有難うございます。
"白魔"はたった1030万画素ながら、その描写性能には目を見張るものがあり、構造上はローパスフィルタがなく、IRカットフィルタが極めて薄く、ファームver.2.0以降はシアンドリフト、マゼンタかぶりについては外光ダイレクト測光と比較してソフト的に補整しているということらしいですが、その絵作りは、とてもナチュラルでちょっと見た目には、エクタクロームでドンピシャに露出が来たものをビュワーで見ているような錯覚を覚える写りだと思います。

ところで、遅ればせながら、D3Xの記事を色々追いましたが、概して評判は芳しくないようです。

実売価格が90万円と聞いたとたん、70万円前後で買える1Ds MarkIIIに走りたくなりますし、もっと、我々の仲間内の価値観に即して述べるのであれば、それこそ、D3の程度の良い中古とM8黒の程度の良い中古の計2台が買えてしまいます。

或いは、M8黒の中古と旧ノクチ50mmf1.0二代目、或いはドイツ製の(目の)毒キノコ50mmf2.7が買えるかもしれませんね。

それともM8.2の新品買って、その差額でもって銀座でぱぁっ~と逝きましょうか(笑)
  1. 2008/12/02(火) 16:32:28 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

Blackペイントが似合いそうなレンズですね。いかにも英国風の描写で、ピント部分もぴたっと来そうでちょっとはぐらかすみたいなところを普段感じています。このレンズはSupersixほどの滲みはないようですが私にはなんとなく共通する味わいを感じます。Cookeのレンズは数千円で買ったivotal f1.4がG1をCマウントにしたおかげで改造なしで自由自在に活躍してくれ始めました。まだ画像は上げていませんが、こちらも立体感など、このレンズに負けずに頑張ってくれそうです。
  1. 2008/12/02(火) 19:15:45 |
  2. URL |
  3. kinoplasmat #lpavF/Xw
  4. [ 編集]

 他サイトでいきなりの登場、失礼いたしました。ホームにかえったつもりでゆきます。         今回、色彩の色度が上がったようで、それは油絵のような画質ですが、m8の影響であるような気がしています。複雑な灯火の影響で、色合いもぱっとしませんが、「英国調」といえば、そのような曇り日で映える色調だと同感します。どことなく、今までと違った《おしやれ》な調子は、カメラのセッティングかレンズのおかげか、m8とは言いながらまだ判断しかねます。 

 なんといっても、今回は佳境に入った製作過程の記述で、微に入り悦に入りこの内容に酔いしれるマニアも多いはず。(改造界のバロックを突き抜けて、「マニエリスト944」が走り出す、そんな恐怖な場面すら想像・・・しません!) 
 やはり、機械工学から素材まで幅広い知識があってのもの。仕事に還元できる趣味であって、ほんとうにうらやましい!
  1. 2008/12/02(火) 21:23:40 |
  2. URL |
  3. Treizieme Ordre #-
  4. [ 編集]

kinoplasmat さん
コメント有難うございます。

そーですね、英国風のレンズの味・・・確かにRank Tayler Hobbsonの写りを見ても、RossのResoluxの写りを見ても、何となく温かみのある優しげで優雅な描写で、解像力はかなり高いのに、カリカリではなく、線、明暗、色彩を総合した情報量で魅せようというカンジがします。

ドイツ風っていうのがないのに、少なくとも、英国レンズが似通った文法の描写をするのは、興味深いことですね。

貴サイトでのIvotalのG1による写り心待ちにしております。

実はおとといもまた新しい改造レンズの仲間が生まれました。
出自はなんと、憧れのDallmeyerの古いブラックペイントの50mmf4.5です。

年末までに登場しますので、どうかお楽しみに。
  1. 2008/12/02(火) 22:13:38 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

Treizieme Ordre さん
コメント有難うございます。
実は、まだ全レンズを"白魔"、R-D1Sの両方で撮り較べたワケではないので、この作った当人が誰よりも一番気に入っている画が英国製の優美なレンズによるものなのか、或いは、まさに"白魔"の魔力によるものなのかは判りません。

しかし、確実に言えることは、"白魔"は魔法を掛けて駄玉を銘玉に替えてしまうのではなく、今までデジタルでは暴き切れなかったレンズの味とか、クセみたいなものまでを余すことなく白日のもとに晒すことで、持ち主を魅了してしまう・・・まさにこの性こそがこの機体の魔力そのものだと思っています。

正直申し上げて、今回は、工房ではレンズ改造の工期みたいなものを一応設定しているのですが、それを度外視し、一切妥協せず、工作機械の加工精度の限界、材質の限界、そして加工者の知恵と忍耐の限界にチャレンジして、またひとつの壁を越え、その成功体験と加工上のノウハウが、次の難改造材の加工への成功に繋がったのです。

そのコダック製の魔玉はコダック製の撮像ユニットとタグを組んで土曜日のミニ撮影会ででもお目にかかることでしょう。
  1. 2008/12/02(火) 22:26:37 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

こんばんは。先のコメントでは失礼いたしました。
カメラかレンズかではなく、マウント改造技術か撮影技術によるものなのかと疑問を呈するべきでした。
とにかく、カメラ、レンズ、撮影者のすべてがひとつになって結ばれた果実です。
これだけのレンズを入手すれば、これ以上のものはないものと自身のための改造は終了し、あとは「外販、委託加工等は受付けておりません」の看板を下ろして他人向けの改造を開始するのでしょうか?
はたまた、ライカは卒業して中判、大判への道に向かうのでしょうか?
  1. 2008/12/03(水) 22:45:56 |
  2. URL |
  3. 中将姫光学 #sKWz4NQw
  4. [ 編集]

中将姫光学さん
再びコメント有難うございます。

>これだけのレンズを入手すれば、これ以上のものはないものと自身のための改造は終了し、あ>とは「外販、委託加工等は受付けておりません」の看板を下ろして他人向けの改造を開始する>のでしょうか?

いぇいぇ、今になって、ずっと理想のレンズとして追いかけている、大口径ではノクチ50mmf1.2の225万台、小口径ではSマイクロニッコール5cmf3.5の背中がやっと見えてきたかどうかというところで、逆に、これだけの素材を使って、考えられうる技術とサラリーマンの趣味としては有り得ない手間と時間をかけて作ったレンズでもまだ肩を並べるに至っていないということから余計に、それら2本の物凄さを痛感する次第です。
従って、所定の目標達成が覚束ない以上、お金を貰って他人様のレンズを改造するなど大それたことは考えも及びません。

>はたまた、ライカは卒業して中判、大判への道に向かうのでしょうか?

元より、カメラとしての形状や、撮り方のスタイルからして大中判とは趣味として相容れないものがありますから、仮に35mmのライカ判に飽きることがあったら、写真からは遠ざかって、もう一方の趣味の陶芸で旋盤の代わりにろくろでも回してレンズの代わりに茶碗でも作って個展でもやります(笑)
  1. 2008/12/04(木) 00:17:55 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

とうとうこのレンズがお目見えしたのですね。
一度使ってみたいレンズの1つですね。
今度は広角のクックの高速レンズを、吊り上げて連動させてください。(笑)

最近ノンライツの奥の深さをさらに実感してきました。すす・・・凄いです。
あまりネットではお話が出来ないので、次回お会いした時にでも色々お話を致しますね。
  1. 2008/12/05(金) 00:39:25 |
  2. URL |
  3. ジオグラフィック #JalddpaA
  4. [ 編集]

ジオグラフィックさん
コメント有難うございます。

確かにこのKinetalは、ライカ判を極めようと志すものにとっては、頂上ではないにせよ、目指すべき高い峰のひとつなのかもしれませんね。

今度、お越しの際は、是非、このレンズの写りに、そして、作りに触れてやって下さい。
そしてまた、色々と語らい合いましょう、もし、時間が合えば、市川編集長殿にも声をお掛けして。

ところで、自分で言うのもなんですが、この写りを見る限りでは、Kinetalは、今まで加工したシネレンズ中、最高にして最良のものと思っています。

しかし、netdandyさんも言われるようにM8エフェクトなのか、レンズの地の性能なのか現時点では断定出来ないので、先週完成し、R-D1Sで実写終わっているコダック製某シネレンズも含め、他のレンズも早急にこのシビアなテストベッドで試してみたいと思っています。
  1. 2008/12/05(金) 22:12:07 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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