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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A comfortable trip with Leica's optics to west Kyushu Nov.'22.

さて、今回の更新は、またしても予定変更、急遽帰省したために21mmf1.4の撮り下ろし出来ず、仕方なく、滞っていた、昨年下期の旅日記から挙げることと致します。
旅行先は佐賀から熊本、この旅行は、月曜日からの熊本市内への出張の前乗りで近隣県である佐賀市の駅前のホテルに土曜夜から宿をとって、到着日は市内の佐賀城、その翌日は、前回の’22GWの日本縦断お城巡りのスタート地点、佐世保からのアクセスが予想以上に悪く、結局、行きそびれてしまった「名護屋城址」を訪問し、出がけの駄賃に唐津城寄って、大当たりの下馬評も高い唐津駅前の焼き物ガチャやって、佐賀市内に戻り、翌日、熊本に入って、午後からの仕事の前に熊本城を訪問してきたという、かなり奉公先の出張に寄生した感無きにしも非ずの旅でしたが、それでも、荷物の関係上、1台のみ持ち出した小型軽量のボディα7cとタグを組んで、大活躍してくれたライカのレンズ2本の仕事ぶりを眺めてみたいと思います。

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まず一枚目のカットですが、当日は、午前中の羽田発の便で福岡は板付飛行場に入り、そこから、高速バスで佐賀駅前を目指し、駅から徒歩10分弱のホテrにチェッキンし荷物を置いてから、また駅前に戻り、嬉しいことにこの週末はタダで乗り放題という市バスに乗って佐賀城址最寄のバス停まで移動、しかるのち、徒歩でお濠に囲まれた本丸を目指し、立派な天守台跡石垣の手前まで来たら、いたいけな地元の童子達が無為に遊んでいたので、遠慮なくモデルさんになって貰ったもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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二枚目のカットですが、正面から、最初の目的地である佐賀城本丸歴史舘こと、日本で一番最初という木造復元の本丸御殿を目指すべく、石垣の南側に開けた本丸への通路を辿り、先ほど遠目に眺めた天守台跡の立派な石垣の横を通ろうとしたら、よほどこちらの童子達は部活とか塾、習い事の類いが嫌いなのか、東京近郊では見かけないくらい集団で外遊びしており、自転車を近くに止めて、石垣の下のベンチにぎっちりと座り、健全な男女交際の在り方の見本みたいな姿勢だったので有難く一枚戴いてみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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三枚目のカットですが、本当はこの江戸時代から現存する由緒ある建造物、しかも佐賀の乱で賊徒との交戦で受けたスペンサー銃だったかの弾痕が複数個所残っている、歴史の生き証人とも云える「鯱の門」を潜った方が近道だったのですが、ぐるっと大回りして門の中に出るルートを辿り、天守台にもつながった、かなり立派な切込接の石垣の上に建てられた櫓門である「鯱の門」の雄姿を大きさが判るよう、子連れの若いおとっつあんが通りがかった瞬間狙ってシャッター切ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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四枚目のカットですが、「鯱の門」の建つ広場を過ぎると、広々とした本丸広場の一角に忽然と総木造の復元本丸御殿の偉容がいやでも視界に入り、当日は、天気もまぁまぁ佳かったこともあり、青空に浮かぶ雲と甍の波の対比もすこぶる判り易い構図だったので、一刻も早く、入場料無料の建物内部に入りたいと逸る気持ちを抑え、足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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五枚目のカットですが、さすがお城の御殿、色々な役割の部屋やゾーンがたこ足のように生えていて、一般住宅や並みの神社仏閣とは比べ物にならないほど、間取りが複雑怪奇になっているため、外からは、中の広さは想像もつきませんでしたが、現存の御殿4件やこの後に復元された名古屋城本丸御殿同様、長くて高い天井の廊下、そして多くの部屋が襖で仕切られているという基本構造は変わらず、平成16年竣工ですから、築19年目にしてはまだ白木の面影残る内装を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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六枚目のカットですが、翌日は、佐賀駅前の宿を9時過ぎに出て、電車とバスを乗り継ぎ、唐津市のお隣り、鎮西町にある、まさに文字通り、太閤秀吉の夢のまた夢、兵どもが夢の跡とも云える、文禄・慶長の役の日本側の発進基地となっていた「名護屋城址」に辿り着き、天気にも恵まれ、晴天の下、玄界灘に浮かぶ島々をバックに、当時は大坂城に次ぐ規模だったというこの巨大城郭の心臓部、天守閣跡に登り、数少ない痕跡である史跡の碑を撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

Saga2210_007-01.jpg
七枚目のカットですが、天守閣の跡のある、史跡一番の高台から眼下を眺めると、当然のことながら、豊臣政権の終焉を待たずして、木造建造物は跡形もなく破却ないし、近隣の城郭へ移築されてしまったのですが、城郭建築史のイロハのイの通り、上の木組は簡単に壊したり、移したり出来ますが、その下の石垣、土塁の類いは重量もあるし、建造物と違い、再組み立ての難易度が比べ物にならないので、そのまま放置され、経年変化はあるものの、比較的容易に復元出来るので、石垣と土塁は曲輪内に再整備されていて、往年の姿を偲せていたので、上から一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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八枚目のカットですが、暫し、天守台跡で東シナ海を渡る心地よい風に身を任せていたのですが、そろそろランチタイムを考えると、博物館経由、新鮮なイカを食べさせてくれるという道の駅に入る時間に間に合わなくなってしまうので、太閤秀吉の夢の跡に後髪引かれる思いはありましたが、天守閣跡を発って、二の丸跡経由博物館への道を歩み始め、
名残惜しい気持ちで、玄界灘をバックに佇む夢の跡の象徴、天守閣跡の全景図を撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

Saga2210_009-01.jpg
九枚目のカットですが、博物館への道すがら、二の丸跡の広場を通ったら、おそらくは侵攻軍の兵卒の宿舎、ないし礎石の無い掘っ建て小屋であることから築城の際の人夫の長屋とも言われていたかなり大きめの木造建造物の柱の跡を示す太い丸太がセメントブロックのつなぎ目のところどころに打ち込まれて、往時の建物の規模感をイメージさせていて面白いと思い一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

Saga2210_010-01.jpg
十枚目のカットですが、名護屋城のメインエリアを出て、道路を跨ぐ橋を渡って、反対側の丘陵の上に建つ、名護屋城博物館へ足を運び、この下の道の駅の生け簀で待っていてくれているはずの新鮮な呼子のイカの売り切れが頭をちらつきながらの見学となったのですが、中でもあちこちで見かける秀吉のアイコンのひとつである「黄金茶室」が暗い部屋の中で燦然と輝いていたので、撮影可能な旨確認の上、一枚戴いてみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十一枚目のカットですが、博物館をの見学をひと通り終え、期待に胸膨らませ、足取りも軽く、呼子のバスターミナル内の観光案内所の妙齢の女性職員に教えて頂いた、この辺りでもピカイチという、道の駅内の「桃山亭海舟」で最後の一杯となったアオリイカの活作りを有難く堪能し、またバスと電車で唐津市内に戻り、まだ時間があったので、駅舎内の観光案内前の焼き物ガチャを楽しんでから、テクテク歩いて、唐津城に登って、麓から模擬天守の全景を撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

Saga2210_012-01.jpg
十二枚目のカットですが、二回目の訪問とは言え、天守の麓まで登ってきて上がらないという選択肢はなく、入口で木戸銭を払い、土産のメダルの有無など確認ののち、RC造の建物内部に設けられた階段を登り、各階の展示テーマに沿った展示品など眺めながら、だいたいは景色の良いところに建つ天守の中でも屈指の絶景である最上階からの玄界灘の眺めを堪能し、某国営放送でも取り上げていた、虹の松原を上から撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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十三枚目のカットですが、到着三日目、月曜日の朝、佐賀の駅を出て、お昼前に熊本到着後、まず宿舎のホテルに荷物を預けたのち、ほど近い熊本城まで徒歩で移動し、集合時間まで二回目の城内見学を楽しもうと復興期間中限定という鋼製の特別見学ルート上のデッキの上から、「二様の石垣」、即ち加藤清正、細川忠利それぞれの設けた微妙にカーブの異なる本丸の石垣越しに天守閣の偉容を撮ってみたもの。
メラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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十四枚目のカットですが、ここ熊本城は、実戦で生き残るための仕掛け満載のまさに、西の要塞で、西南の役では、攻めの西郷軍が「おいは新政府に負けたんではなか、じゃっどん清正公に負けたのでごわす」と言わしめた戦のためのマシーンそのものなのですが、特に本丸への進入ルートが御殿の下の地下通路を通り抜けねばならないという、攻城側からしたら、まさに闇討ちのリスク満載の恐るべき仕掛けがこの「闇り通路」というわけで、全体像を一枚撮ってみたもの。
メラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

Saga2210_015-01.jpg
十五枚目のカットですが、ここ熊本城で数少ない江戸初期からの現存建造物「宇土櫓」が22年秋から完全解体に入り、二年かけて解体ののち、入念な学術調査を経て、次に耐震補強等の保存修理工事を終え、また元の場所に姿を表すのが早くて10年後ということですから、或る意味、一定以上の年齢の人間にとっては、今の解体前のひと時の「宇土櫓」の姿を目にすることが今生の別れと言えなくもないので、大天守最上階の展望台からその年老いた野武士のような凛とした佇まいを目に焼き付けるとともに一枚撮ってみたもの。
メラはSONYα7c、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

今回の感想ですが、やはりライカのレンズは味だけではなく、描写性能も信頼性もやはり優秀です。これまでボディはR-D1sからM8、X-Pro1,2、そしてM(TIPO240)と色々使いましたが、どのボディでも、レンズの個性を主張し、しっかり旅先の思い出を持ち帰ってくる、とても頼もしい相棒だと改めて感じ入りました。

さて、次回は、撮りに行けたら21mmf1.5の試写結果、ムリだったら、22年11月に出かけた北陸ツアーからの撮影結果をお送り致します、乞うご期待!!
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  1. 2023/05/14(日) 17:14:53|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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