fc2ブログ

深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A trip to towns where castles existed in Hokuriku district in Japan①

さて、今回の更新は、やっぱり、それ見たことかの21mmf1.5の試写が間に合わず、代わりに22年11月に出かけた北陸ツアーからの撮影結果をお送り致します。
まず簡単な行程ですが、11/3(木)の文化の日から、11/4(金)を有休取って日曜までの4日間ぶち抜きで北陸へ出かけて、いずれもお城のある富山~金沢、そして芦原温泉からバスで出かけた記録をお送り致します。
全カットとも、カメラはSONYα7c、レンズはCanon28mmf2.8Lによる絞り開放AE撮影となります。

北陸’2211_001
まず一枚目のカットですが、出発当日は北陸新幹線で富山まで移動し、そこで至極の海鮮丼など頂いてからお城を見て、夕方までに投宿する金沢まで移動する予定だったのですが、往きの新幹線内のJR西日本の無料ガイド本に面白げな港町があるのでそこに寄って行こうと思い、まずは富山城へ徒歩で移動し、まず門を潜ってすぐの天守閣風建物を富山城模擬天守閣と思い込んで裏側から撮ってみたもの。

北陸2211_002
二枚目のカットですが、天守閣風の建物を撮ってはみたものの、何となく、記憶していた建物の高さ、奥行とだいぶ違うので、まず正面からじっくり観察しようと思い、建物向かって左方向に歩いてみたら、あった、あった、ホンモノのちょっと 何でもかんでもくっ付けちゃった感満載の模擬天守閣が広場の向こうに聳え立っていたのですが、その前に、木造復元と思しき門が立派だったので、いったん外に出て、正面から逆光もものかわ、EVF越しに弾けるフレアを入れたまま、門の全体像を撮ってみたもの。

北陸2211_003
三枚目のカットですが、門から改めて、「登城」ルートを辿って、広場を通り抜けていくと、今まで見たことがないような、とにかく、日本人の持つお城のイメージ、即ち、天守閣の廻りの櫓や櫓門を全部寄せ詰めてぎゅっと凝縮したような佇まいの不可思議なRC造の建物なのですが、一応、石垣と漆喰壁と瓦屋根というお城の文法は忠実に踏襲しているので、史実を無視との誹りは受けても、写真写りは悪くないので、足を止めて全貌を一枚撮ってみたもの。

北陸2211_004
四枚目のカットですが、なんと、訪問当日は、すっかり休日の名目など忘れて久しい今日この頃、「文化の日」にちなんで、市民、県民に限らず、なんと、国籍を問わず、入場料無料ということで、佐々成正を中心とした、このお城の歴史に関わる、物品やパネル、そして映像再生による、見せる博物館になっていたので、翌月初には城郭検定準一級の試験が控えていたため、気合い入れて展示を見学し、帰り際に、表の作り物っぽい外観とは裏腹に、高石垣の上の白亜の天守が季節の紅葉越しにお濠の水面に映っていたので、足を止めて一枚撮ってみたもの。

北陸2211_005
五枚目のカットですが、富山城の後は駅前経由、市電で北前船の栄華を今に伝える岩瀬の集落に回ったのですが、そこでのカットは全て「Pentac2"f2.9」二号機のご紹介で昨年アップしてしまっているので省くこととし、翌日に芦原温泉の駅前からのバスで訪問した丸岡城下のバスターミナルから上がってきてすぐの、古風ながら小ぶりでどこか愛くるしい天守の全景図を撮ってみたもの。

北陸2211_006
六枚目のカットですが、二層三階建ての建物全体の大きさに比してかなり高めの野面積みの石垣に設けられた石の階段を登りつめると、正面向かって右側に控えめに設けられた天守内部への入口があり、ここで登る時に買い求めてきた、錦織の付箋の付いた入場券を提示して中に入ってすぐの入母屋造りの一階内部廊下側の様子を一枚撮ってみたもの。

北陸2211_007
七枚目のカットですが、外観写真からだと判りずらいのですが、巨大な三角形の入母屋破風が一階屋根の上の四方に設けられているのですが、ここが、実は或る意味、極めて巧妙に設けられた銃眼となっており、当時敵対していた北陸一向宗の一揆軍が押し寄せてきたら、ここから火縄銃で撃ちまくっていたのでしょうが、この平和な令和の御世にこの窓から眺める街の景色は長閑そのもので、視界下方には現存12天守唯一の石瓦、笏谷石削り出しの瓦屋根が見えます。

北陸2211_008
八枚目のカットですが、窓越しの景色から一転して内部に目を転じ、天守最上階の三階望楼部へ上がろうと二階内部隅の階段に向かって歩いて行きましたが、この日は幸いなことに上り下りする人間はもちろんのこととして、階段付近に人っ子一人居なかったので、このお城の幾つかある特徴のひとつ、壁際の極めて狭いスペースから登る、梯子並みに急で狭い階段、をひと目で判るように工夫して一枚撮ってみたもの。

北陸2211_009
九枚目のカットですが、八枚目のカットに写る、現代の木造建築では有り得ないような狭くて急な、それこそ何人かで登っている時に一番上の人間が何らかの拍子でコケでもしたら、文字通り将棋倒しで阿鼻叫喚の修羅場が引き起こされそうな恐怖の階段を登り切って到達した最上階望楼部の20トンもの石瓦を支えているという木組み構造に興味を持って一枚撮ってみたもの。

北陸2211_010
十枚目のカットですが、こんなちっちゃくて可愛い三階建ての天守閣ですが、ことのほか、最上階の望楼は、四方に開け放たれた窓が大きく、格子こそははめられていましたが、屋外に降り注ぐ陽光を取り入れるには十分な高さ、幅で、逆に考えれば、外から火縄銃で狙撃されたら、最上階の兵員は常に伏せていないと、まさに降り注ぐ鉛玉の雨により、蜂の巣になってしまうのではないかと心配してしまうほど明るくて開放的な空間だったため、人が大勢上がってきた頃合いを見計らって一枚撮ってみたもの。

北陸2211_011
十一枚目のカットですが、お城巡りの常として、最上階へ登ってしまえば、後は元来た道を辿って降り、下城するだけの話ですから、今回l、二度目の登城ということもあり、バスの時間を睨み、ほどほどの時間で退出しようと再び急峻極まりない階段に向かったところ、ちょうど、後世に安全確保の観点から付加されたナイロンロープを掴んで降りようとするご婦人の後姿が目に入ったので、慌てて一枚撮ってみたもの。

北陸2211_012
十二枚目のカットですが、再び一階の書院造りの広間を通って、出入口から天守の外に出て、高い石段を慎重に下って、お城のそびえる本丸の地面に降り立ち、晩秋の澄んだ空をバックに聳える天守の偉容を撮ろうと、横位置でカメラを構えたところ、ちょうど家族連れがおっかなびっくりの呈で降りてきたので、有難く一枚戴いてみたもの。

北陸2211_013
十三枚目のカットですが、前月に訪問した福知山城で、転用石(石塔や墓石などを持ってきて石垣に使ったもの)を大量に発見したので、同じような野面積みの石垣を持つここ丸岡城でも、同様の例がないか、丹念に探してみたい気持ちになり時計回りに天守台の石垣の廻りを回ろうとした時、井戸の横の桜の木の葉が紅葉していてイイ案配だったので、足を止めて荒々しい石垣とのツーショットを一枚撮ってみたもの。

北陸2211_014
十四枚目のカットですが、裏手に回ってみると、ひと目で見て、墓石の台座をひっくり返して石垣にはめ込んだと判るものが、画面向かって左手、窓の右下、ちょうど紅葉した葉を生やした三又の枝の真ん中が石垣上の転用石を指し示すような構図に写っており、これはしたり!と大発見キブンで撮ってから、宿に戻ってから調べてみれば、物凄く有名だったということが判り、とても地味なキブンになった一枚。

北陸2211_015
十五枚目のカットですが、前回は時間不足もあって、見落としも多かったですが、今回は十分にお城を堪能し、しかも、前回は往復約4kmの道を殆ど徒歩で移動したのに、今回は丁度お城の聳え立つ小山の裏側に位置する、かなり大規模な、売店・食堂付きバスターミナル経由、往復、バスでの楽ちん移動ですから気も楽で、ターミナル向かいの、なんちゃって城郭建築こと「一筆啓上 日本一短い手紙の舘」の外観を撮ってみたもの。

次回は後編、金沢での英国製クラシックレンズ大暴れの様子をレポート致します、乞うご期待!!
関連記事
  1. 2023/05/28(日) 23:54:03|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<A trip to towns where castles existed in Hokuriku district in Japan② | ホーム | A comfortable trip with Leica's optics to west Kyushu Nov.'22.>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/759-da8f8868
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる