fc2ブログ

深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A travel to explore ancient ruins of caste located in Kakegawa-city on April '23.

さて今回のご紹介は、日帰りで、昨年末に修復も終わってきれいになった掛川城を訪問したレポートをお送りしたいと思います。
まず簡単な行程からご説明すると、今を去ること、約半年前の4月8日の土曜日、たまたま早起きしたので、何処か日帰りでお城でも見に行こうかと思い立ち、いつもの常套手段である、非対称系乗り鉄、即ち、お城を見学するためには、そこそこ早く現地入りしなければならないが、帰りは終電あれば何時でも、という手が休前日は使えますから、この日も、9時台のスマートEXを使い、乗り換えなしの新幹線で掛川まで移動、駅前でランチを頂いてから、日暮れまで存分にお城見学を堪能し、しかるのち、帰りは熱海まで東海道本線の各駅停車、熱海から途中、お茶しに途中下車した小田原経由、快速アーバンで東京駅まで戻った、というのが当日の行程となります。
では、さっそく、行程に沿って実写結果を逐次眺めて参りましょう。。

Kakegawa2304_001.jpg
まず一枚目のカットですが、駅から15分弱も歩けば、掛川城の建てられていた小高い山の麓まで到着するのですが、実は今回は三回目の訪問でもあり、改修前の一回目には西側の結構遠回りな坂道経由、天守の全貌が見える本丸の広場に到達しましたが、今回は公道のすぐ上に建つ四脚門経由、お気軽に登城しようと思い、門の中に天守が見えるアングルを狙って一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_002.jpg
二枚目のカットですが、本丸広場のチケット売り場前に立つと、梅雨前の春の青空をバックに、樹々の緑も鮮やかな小高い丘の頂上部に聳える、古式ゆかしい外観で、山内一豊が建てた天守を復元したという、高知城の兄弟にも当たる白亜の天守の全景が見えるので、チケットを買う気もそぞろに、昨年10月にリニュアルを終え、新築時の漆喰の白さを取り戻した天守の偉容を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_003.jpg
三枚目のカットですが、先の画面でも登場していたように登城口の階段前には、インスタ映えを狙ってのことなのでしょうか、桜の枝の造花がこれ見よがしに立てられていたのですが、その周囲の桜の木には、葉桜に移行しつつも、かろうじてまだ花が残っていたので、登城前にチケット売場横のベンチで伴走機に望遠をつけ、白亜の天守をバックにその可憐な桜花の名残を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarlZeiss Sonnar135mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_004.jpg
四枚目のカットですが、天守下の本丸広場の隅で健気に咲き残っていた桜花の姿も収め、いよいよ、漆喰塀沿いの階段を登り、日本最古の木造復元の天守、しかも、おそらくは本格的な保存修理が入ったのも日本初なのではないかと思われる、建物の中身も美しい白亜の姿を取り戻した外観同様に関心あるので、逸る気持ちで階段を登る直前に撮った、青空を背景にした天守の偉容。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_005.jpg
五枚目のカットですが、後から登って来た、小学生の子供連れの親子が階段途上で太鼓櫓を眺めていた工房主を追い越し、先に天守曲輪との境界に建てられていた冠木門を復元したものを目指して階段を登っていたので、ちょうど良い頃合いを見計らって、門を潜る辺りで後姿出演頂いたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_006.jpg
六枚目のカットですが、これも、移設ではありますが、二の丸御殿同様、現存建造物である太鼓櫓で、元は三の丸という現在地からは結構離れた位置に幕末に建てられていたものを、荒和目櫓という物見櫓が建てられていた現在地に移設したということですが、同じ現存とは言え、複数回の移設を経て、昭和30年に本来の位置とは無関係の現在地に、おそらくは観光目的で建てられたことから、市指定文化財でしかなく、修繕費にも事欠くとのことで、何とかして上げたいという思いもこめ、その満身創痍の姿を上から一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarlZeiss Sonnar135mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_007.jpg
七枚目のカットですが、天守曲輪に登り切ると、眼下に、国指定重文であり、全国に四棟しか現存しておらず、二の丸御殿はそのうち、京都二条城と掛川だけ、という貴重な建物なのですが、実はグランドレベルでは御殿の敷地というか庭に樹木が生い茂っていて、なかなか全景が撮れないこともあり、今回用意してきた望遠で天守曲輪の上から全景を収めることに成功したもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarlZeiss Sonnar135mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_008.jpg
八枚目のカットですが、二の丸御殿の全景も無事撮影し、いよいよ、リニュアルから間もない木造復元天守内部へと足を踏み入れようとして、そうそう、この天守の、兄弟である高知城と共通の装備、「忍び返し」の特徴的な姿を忘れずに撮っておかねばと思い、意外と低く、またでこぼこの自然石をそのまま積んだ野面積石垣の欠点を補うべく、敵の侵入を防ぐ目的で、一層目の窓の有る部位底部に設けられた、禍々しいまでの鋼の突起物群と美しい漆喰の城の対比を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_009.jpg
九枚目のカットですが、付櫓に設けられた天守入口の係員の方に、チケット売り場で買い求めた券を見せてから、靴を脱いでスリッパに履き替えて櫓からの入口より一階分弱高い位置に設けられた天守一階に足を踏み入れ、内部に置かれた展示品を眺めながら、上の階に登っていくというお作法は木造でもRC造でも基本的には同じなのですが、何せ、ここは江戸初期の天守の内部構造を忠実に再現していると謳っているだけあって、上の階に行くほど、階段も梯子並みに狭くて急角度になっており、学識者の説明によれば、登ろうとする敵兵を上から蹴倒すため、ということですが、それが良く判るアングルから一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_010.jpg
十枚目のカットですが、最上階四階は小振りな天守にしては、結構な広さの板敷の間となっており、果たして銃撃にあった場合、どうするのか?とかあらぬ心配までしてしまいそうなほどに窓は広く開放的で、しかも豊臣時代の大阪城天守に倣い、廻縁まで付けてあって、それも高知城同様、黒い漆塗りで擬宝珠まで付いているという念の入れようで、当日は、結構な人ででしたが、最上階の間の様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_011.jpg
十一枚目のカットですが、当日は在来線で帰る上、東海道本線はそれほど本数も多くなく、熱海までの区間は連絡も悪いので、予め決めておいたスケジュールから10分でも遅れると、小田原に寄っている時間が無くなるばかりか、都内に入るのがことによると1時間程度は遅れてしまうため、時折、時計と睨めっこしながら城内を見学して回ったのですが、次なる見学箇所である、現存の二の丸御殿に移動する途上にある、算盤堀越しに太鼓櫓を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_012.jpg
十二枚目のカットですが、前回は天守が工事中なので、掛川には泊まるだけ泊まって、吉田城からの帰りのお城見学はパスして三島まで移動し、山中城址見学に赴いてしまったため、その時にも見学可能であった、御殿は寄らずしまいだったため、今回が二度目の見学となりますが、相も変わらず正面の門を入ってから玄関までの距離が短い上、木が鬱蒼と生い茂っていたため、何とか工夫して、28mmの画角でも玄関廻りの様子が判るよう撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_013.jpg
十三枚目のカットですが、二の丸御殿のかなり広い平屋建て木造建造物の隅々まで駆け足で見て回り、少々時間にゆとりが出来たので、前回、前々回と存在すら気付いていなかった、これまた木造復元ながら、設置位置を大幅にずらして建てられた大手門を見学しようと、本丸、二の丸が位置する小山から南東に数百メートル離れた大手門までやってきて、お約束の真正面からの全景図を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_014.jpg
十四枚目のカットですが、大手門とそれに付随する現存とは言いながら、同様に現在地に解体移設された大手門番所を見学してから、大手門周辺からは予想以上に見通しが良いため、兼ねてから撮りたいと思っていた、天守工事中は、一生懸命ライトアップまでして代役を務めていた太鼓櫓と天守のツーショットを撮りたいと思い、望遠でギリギリ収まる距離、アングルから一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarlZeiss Sonnar135mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Kakegawa2304_015.jpg
十五枚目のカットですが、実は、天守最上階に居られた係員の方から、今回、望遠レンズ使えば天守曲輪の全景がきれいに収まるカットが撮れる位置を教えて頂き、その場所が運良く大手門から駅に向かう途中の、しかも、屋上へのアクセスフリーの公共建築、市営駐車場ビルだったので、さっそく、歩いて行って、屋上に上がって、一番きれいに撮れる北西の隅から、午後遅い陽光に輝く掛川城の雄姿を撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはCarlZeiss Sonnar135mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

今回の感想ですが、いやはや、古めかしい現存の城郭建築も良いですが、出来た当初の面影を感じさせる、漆喰の輝きも目に眩しい、改修上がりの建物もとても魅力的でしかもそれが、これから増えつつある木造復元の建物のはしりだということに深い感銘を覚えました。それにしても、ライツ、ツアイスの長短レンズ、どちらもいい仕事してくれました。

さて、次回は、GWに久々にハノイに出掛けましたので、現地滞在四日間を前編、後編に分け、その前編をお送りしたいと思います、乞うご期待!!
関連記事
  1. 2023/10/29(日) 13:47:44|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Back to nostalgic street in Hanoi '23 Spring ① | ホーム | Great Journey to explore ruins of ancient castles and fort in North Japan in GW ’23>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/772-a3788f06
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる