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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Back to nostalgic street in Hanoi '23 Spring ①

さて今回のご紹介は、予告通り、GWに久々にハノイに出掛けましたので、現地滞在四日間を前編、後編に分け、その前編をお送りしたいと思います。
まず、今回の旅の簡単な行程をご説明致しますと、4/30の夕方の日航便でハノイには23時前に到着し、その日はハノイの宿に泊まり、翌朝、まずは現地の天気を見てから、5/3に行こうと決め、まずは、久々の旧市街を街撮りしながら徘徊後、戦争博物館を見学してから、その近隣でランチ、しかるのち、ハイフォン往復の電車切符を旧市街北端に位置するロンビエン駅まで買いに行って、いったん宿に引っ込んでから、また夕方、ホアンキエム湖の周りで街撮りしておしまい、その翌日は、朝から、旧市街地周辺を街撮りしながら移動し、ランチ後、旧王宮博物館を見学し、日暮れとともに宿に戻り、旧市街はホアンキエム湖北部の郷土料理のレストランでディナーしておしまい、といった次第です。
では、前半二日間の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。

Hnoi23001.jpg
まず一枚目のカットですが、5月1日の朝、身支度ののち、宿から歩き出し、とにかく、朝飯をこれでもか!?というボリュームで出してくるため、或る程度、腹ごなしの運動しないと、せっかくの美食の都のランチも美味しくはなくなってしまうので、とにかく、以前の記憶を頼りに、あちこち道草しながら撮っちゃ歩いていたのですが、或る路地の入口付近が古めかしい看板やら何やらでなかなか佳き雰囲気だったため、足を留め、一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはSOM BERTIOT50mmf2.8mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23002.jpg
二枚目のカットですが、同じく、宿近隣のホアンキエム湖に面した旧市街地の中のとある路地裏の風景で、この5月1日という日は、日本人には漫然としたGW連休のうちの1日としか認識されてはいませんが、ここ、正当なレーニン主義を継承した社会主義国である、ベトナムではメーデーとして建国記念日と並ぶ重要な祝日で、こんな路地裏にも真新しい国旗が掲げられていたので、敬意を表し、一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはSOM BERTIOT50mmf2.8mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23003.jpg
三枚目のカットですが、これも旧市街地の中で、お昼過ぎに見物しようと考えていた、旧市街地からは2kmほど離れた西南に位置する戦争博物館を目指して、あっちをきょろきょろ、こっちをじろじろと、不審人物未満のお上りさん然とした様子でで撮り歩いていたら、ちょうど、目の前の、何が書いているかは判らないものの、なかなかのセンスで文字表記されていた看板の横に若い頃は、ぶぃぶぃ言わせていたと思しき、小ぎれいな横縞のポロシャツを着こなした爺さまが、バイクに跨り、今にも走りださんと後ろからを振り返ろうとしたところを一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはSOM BERTIOT50mmf2.8mod.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23004.jpg
四枚目のカットですが、戦争博物館に到着し、まずは入口入ってすぐの、北ベトナム軍のエースパイロットが乗っていたというミグ19を前から撮ろうとしたら、50mmでは当然収まり切ろうはずもなく、では35mm、いや28mm?と思案した挙句、実質デビュー戦で持ち出した七名匠の21mmf1.5を試してみようと思い換装、展示場の真正面から撮ったら、なかなかイイ雰囲気で翼の両端まで入ったので、前々からどういう撮り方が良いか考えていたここのシンボルの、旧王宮の一部という煉瓦造りの国旗掲揚塔を真下から撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23005.jpg
五枚目のカットですが、久々の戦争博物館、隅々まで堪能し、次いで向かった先が、旧市街地エリアを通り抜けて最北部に位置する郊外列車の実質的始発駅であるロンビエン駅で、ここの駅よりも、むしろずっと有名なのが、その東側の紅(ホン)河に架かったロンビエン鉄橋で、これは1902年にフランスが建設して以降、ベトナム戦争で何度も破壊されながらその都度修復され今に至ったため、戦勝や不屈の精神の象徴として国内外に名高いということで、その雄姿を入口から一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23006.jpg
六枚目のカットですが、切符も無事買い求めたので、また旧市街地を通って、宿にそのまま戻るか、湖の周辺にあるカフェでイブニングティでもしてから戻ろうと思い、ロンビエン駅からホアンキエム湖へのルート途上にある、オープンエアマーケットであるロンビエンマーケット街の辺りでボケを活かした写真を撮ろうと思い、今度はコシナ製50mmf1.2に換装、さっそく、果物を商うお店の店頭で、店番のやや高齢の小姐に声かけてから謎の赤い果物の山を至近距離から一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはVoiktlaender Nokton12mmf1.2asph.による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23007.jpg
七枚目のカットですが、同じくロンビエンマーケットのはずれ、あと数百メートルで伝統的工芸品の製造販売を行う36街というエリアとの境目辺りで色とりどりのキャンディと思しき菓子を透明なプラスチック製の筒に収めて店頭に飾っていたお店があって、それがとても綺麗でそのまま通り過ぎるのも勿体ないカンジがしたので、足を留めて、ほぼ最短距離から一枚撮ってみたもの。
カメラはSONYα7c、レンズはVoiktlaender Nokton12mmf1.2asph.による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23008.jpg
八枚目のカットですが、翌5月2日はベトナムのローカル天気予報では、ハイフォンにかけて降雨の確率高かったため、市内観光に費やすこととし、まずは、いつも地味ながら、民族衣装を来た地元大学生やらいたいけな童子連れ家族やら佳き写真が撮れることから、ハノイに行ったら必ず時間作って訪問するようにしている旧王宮のタンロン遺構へ向かうこととし、その道すがら、旧市街の路地でハローキティのシート?で覆った露店があったので、地元民各位が通り過ぎる瞬間を狙って一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23009.jpg
九枚目のカットですが、同じく、宿からタンロン遺構へ向かおうと歩き出して、昼なお薄暗い旧市街の路地裏を徘徊している途中、ふと気まぐれに入ってみた小路の途中で、なかなか洒脱な構図と、大胆な色使いを施した壁画が描かれた民家を見つけたので、足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23010.jpg
十枚目のカットですが、歩きながら、そういえば、まだロンビエン駅に到着した列車の写真を撮っていなかったことに気付き、翌朝の乗り場の位置、ルールなども以前と変わっていないか再確認の目的もこれあり、ちょっとロンビエン駅方面に寄り道することとし、翌朝の出発時間よりちょい前に駅に到着してみたら、明日乗るのと同時刻発のロンビエン始発の列車がちょうどやって来る頃合いで、橋を渡り入線してくる先頭車両が目に留まったので、神速で撮った一枚。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23011.jpg
十一枚目のカットですが、実は、タンロン遺構は昨日の戦争博物館の北側に位置して、結局、宿から行こうとすると、必然的に、その間にある国防省等の広大な敷地を避けて進まねばならず、南下してから北上するルートを取ることとなるため、旧市街北端のロンビエン駅を起点に西を目指して幹線道路伝いに歩き、国防省の建物を過ぎたら南下しても同じことなので、西に移動する途上で初めて正確な位置を知った、旧給水塔「ハンダウタワー」の全景を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23012.jpg
十二枚目のカットですが、ぶらぶら歩きながら撮っていたら、宿を出た時間もそれほど早くなかったため、ランチタイムにかかってしまい、社会主義国家は博物館、美術館の類いといえど、労働者の正当な権利を守るため、昼休みとし、入場は出来なくなってしまうことから、仕方なく、西門前の何軒か並ぶローカルレストランで一番無難げな空心菜炒めとシーフード炒飯ななど頼んでみたのですが、量は相当気前が佳かったのですが、味が今2レベルにつき完食は断念、さっそくゲートで木戸銭払って中に入って、季節の飾り付けを施された建物テラス廊下周りを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23013.jpg
十三枚目のカットですが、ここタンロン遺構内部には、旧王朝時代の建物に加え、フランス占領後に作られた建物、或いは独立後に博物館として利用すべく新たに建設された建物群が混在しており、中には空気清浄機付きの防空壕が地下に設けられた建物等もあったりしたのですが、そのうちのタンロン遺構のシンボルカラー金色の龍をイメージしたと思しきフランス風の建物のテラスで恋を囁き合ういたいけなローカル男女の後姿が目に留まったので、有難く一枚頂いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23014.jpg
十四枚目のカットですが、同じくタンロン遺構内のフランス植民地時代に建てられた建物、地下に防空壕のある建物は屋上に登って、遺構の敷地内を俯瞰することが出来るのですが、それよりも、むしろ、隣接する、工事用のスチール板塀に覆われた建物の三階テラス廊下がそれこそ手を伸ばせば届くくらいの位置にあり、彼方にある反対側の開口部がそれこそ絵画のイロハの遠近法の消失点にピッタリはまっていたので、感心して一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

Hnoi23015.jpg
十五枚目のカットですが、遺構内の建物もくまなく見て回ったので、そろそろ旧市街地の湖北部のカフェでも寄って、お茶してから、ホテルに戻ってシャワーでも浴びたいと思い、敷地内で一番高い、旧王朝の宮殿の一部の基壇と言われる部位の最上段まで登って、敷地内を眺めてから下におりてみたら、ちょうど、課外授業か何かで来ていた、いたいけな学生さん達が建物表側に集まっていたのが、双龍の尻尾模様の透かしの金物付きの石造りのアーチ越しに見えたので、なかなか佳き構図と思い、一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはErnst Leitz Summaron35mmf3.5による絞り開放AE撮影となります。

さて次回は、法事で帰省のため、一週スキップ、翌々週にGWハノイ滞在の三日目、四日目から厳選してハイライトをお送りします、乞うご期待!!
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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