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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A travel to explore ancient ruins of caste located around Osaka-pref. from 20th.May to 21st.May '23.

て今回のご紹介は、予告通り、今年のGW明け、大阪での出張後に2泊3日でお城巡りした様子をレポート致します。
まず簡単な行程ですが、今年5月の17~19日とインテック大阪で見本市があり、何故か広島支店の人間がお店番することになっていたのですが、手が足りないということで、応援で出張、金曜夕刻に業務終了次第、心斎橋近くに宿を移し、そこから、お城巡りモードに入り、翌20日が丸一日かけて丹波篠山の篠山城、翌日が午前中からお昼過ぎまで池田市のお城出掛け、午後は大阪城回って、夕方帰京というコースでした。
ではさっそく、当日の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。
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まず一枚目のカットですが、前回は京都から福知山経由回ろうとして、最寄、といっても6Kmは離れているJR福知山線篠山口駅前から市内に向かうバスが30分以上も遅れたため、せっかくお城に辿り着いても、見学受付時間を過ぎてしまう可能性極大だったため、泣く泣くギブアップしたのですが、今回は、10時前に大阪駅を出たので、お昼前にお城に着くことが出来、嬉しいキブンで、表玄関である鉄門跡の厳めしい石垣を撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.Mによる絞り開放AE撮影となります。

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二枚目のカットですが、鉄門跡の両側に聳え立つ、今でも威圧感山盛りの石垣の通路を通り抜けると目の前には、昭和19年に惜しくも消失してしまったものの、市民の熱い願いと少なからぬ浄財によって、平成の御世も12年になっての桜の季節4月に木造再建された、かつての偉容を今に伝える大書院が視界に入り、現存御殿4棟も木造再建2棟も訪問済みながら、前回が目の前まで到達しながら、涙を吞んで断念した経緯もこれあり、登城前にその玄関廻りの佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.Mによる絞り開放AE撮影となります。

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三枚目のカットですが、入場料400円也を受付で支払い、中に足を踏み入れると、名古屋城二の丸御殿や、掛川城二の丸御殿にも似通った、武家屋敷のうち、高位のお侍が職住一体で使用していた書院造りという、寺社とも共通する構造なるも、座敷や廊下の絢爛豪華な装飾や凝った建具の造りに目を奪われ、特に上段の間と言われるお殿様のお出ましに使われる最上級の大座敷は、現存、復元の各御殿とも似通った造り、装飾となっており、感心したため、スマホンのみならず、キチンとしたレンズでも一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.Mによる絞り開放AE撮影となります。

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四枚目のカットですが、大書院とは云っても、面積的には、現存では一番小振りなの川越城本丸御殿と比らべても6割程度の面積しかないため、全部丹念に見て回っても、滞在時間はせいぜい30分強程度、そこから先は、大書院の外観を含めた、かつての政務の中心である二の丸跡広場と、天守台跡がある、隣接した本丸跡を見学することになるため、裏側から見た大書院の全景を撮るべく歩いていたら、親子連れが歩いてきたので、有難く一枚頂いてみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_005-01.jpg
五枚目のカットですが、大書院の全景とかつての二の丸御殿があった広場の様子を併せて撮ろうと、相当、広場の後ろ、即ち南の方角に下がってカメラを構えていたら、先ほどの、いたいけな小姐を隊長としたかの如き、あまりお城には関心ないんだけど、娘がさぁ・・・系のご両親を引き連れたご一行が、大手を振って、こちらの方向にやって来たので、またしてもエクストラ出演願ったもの。
カメラはSONY7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.Mによる絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_006-01.jpg
六枚目のカットですが、満足いく全景を望外のおまけ付きで撮れたことに気を良くして、かの城好き小姐ご一行様に先回りして南側の埋門(石垣の中を潜る形式の門)跡に続く階段の辺りで待ち伏せしていたら、へぃらっしゃい!と言いたいキブンになりたいくらいの絶妙なタイミングで小姐が、「お父さん、なんかおっきな階段有るよ、行ってみよ!!」とか聞えよがしに叫んで視界に入ってきたので、有難く一枚頂いてみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.Mによる絞り開放AE撮影となります。

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七枚目のカットですが、お城の隅々、廃城後も遺された郭外遺構である、東・南二か所の巨大な角馬出遺構も存分に検分し、そろそろ、次なる目的地である池田城へ移動したかったので、時計を眺めつつ、来た道からは一本西に位置する、旧家臣達が居住していたという武家屋敷通りを通って、バス停まで向かい、途中で、名物の猪肉料理でも頂こうとお城をあとに歩き出してすぐに目に留まった、極めて保存状態の良い武家屋敷跡の特徴的な門と塀を撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはTT Artisan21mmf1.5asph.Mによる絞り開放AE撮影となります。

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八枚目のカットですが、本当はお昼を食べてから、再びバスに乗って、篠山口駅から福知山線から宝塚線に乗り入れる列車に乗って、池田駅に移動、観光案内所で聞いた道のりで山の方面にある「池田城公園」を目指して歩き、最初の登山口の入口付近で、降りてきた老夫妻から、こっち閉まってるよ、と言われ、いったん下り、山の麓をぐるっと東へ回って正門に相当するゲートに来てみれば、なんと「薪能」の開催日で閉鎖、仕方なく、翌朝、ちょい早起きして心斎橋から出てきて、入城前に遺恨の正門の写真を撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_009-01.jpg
九枚目のカットですが、そうこうして、五月にしては汗ばむ陽気の中、入場料無料というのが嬉しい、城跡をモチーフに整備された小高い山の中腹の公園の中を進んでいくと、有りました、有りました、「怪しい天守べスト100+α」という日本全国津々浦々に点在する、ツッコミどころ満載の復興天守や模擬天守、天守状建造物を紹介したマニア向け単行本で、やはりけちょんけちょんにいじられていた、一見、戦国時代のお城に見えなくもないものの、その実、空想の産物でしかない木造シンボルタワーの偉容を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_010-01.jpg
十枚目のカットですが、ここ池田城址公園は、一見、天守閣のプロトタイプみたいな、アヤシゲなシンボルタワーの元になるような二階建て以上の櫓のような建物など存在していなくて、発掘に基づいた考古学的には平屋建て木造のお屋敷と、せいぜい、井楼(せいろう)と呼ばれる蒸籠のような格好のオール木製の物見台くらいしか建っていなかったと考えられますが、屋敷の間取りを偲ばせる礎石の位置を再現した置石が並べられた芝生の広場の様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_011-01.jpg
十一枚目のカットですが、至近距離に歩み寄って、「怪しい天守」の名誉あるタイトルを与えられた、古風ながら現代に建てられた木造建造物を仔細に検分にしてみると、釘やらボルト・ナット、補強金物が鉄製なのは目を瞑るとして、相当、建築様式、いや木材の加工からして、相当なオーパーツの集合体で、屋根の下の垂木が真四角な木材なのも、廻縁風の展望台の構造も現代風の真四角な製材を用いたトラス構造で支えられており、瓦だけが、江戸期以前の建物に使われていることの多い本瓦葺きの屋根とのアンマッチが、さもありなんと思ったもの。
カメラはSONY7c、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_012-01.jpg
十二枚目のカットですが、久々の、鉄筋コンクリート造の模擬天守よりもツッコミどころ満載の脱力系木造建造物との出会いに胸を高鳴らせ、さっそく、中に足を踏み入れてみると、いやはや、この外観にして、この内装あり、と云った趣きで、戦国時代末期の建物であれば、内部の柱に精緻に製材された四角断面の柱を贅沢に使うことは、大藩の天守閣でもあるまいし、まずないですし、ましてや天井の梁であれば、自然木を最小限の加工で使うのがセオリーで、まっすぐな角材はほぼ100%有り得ないですので、まさに「間違い探し」みたいな建物の企画を嬉しいと思い、一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_013-01.jpg
十三枚目のカットですが、マニア向けマイナー書籍の尻馬に乗っかって、ケチばかりつけていても時間のムダなので、さっそく内部を精査し、一階を見終えて、それらしい造りの階段を登って二回に上がってみれば、かなり開放的なざっと八畳くらいの板の間和室があり、その外部には、凡そ戦国期の砦に毛が生えたような櫓ないし天守状建築には似つかわしくない、広々とした廻縁の如き展望スペースが設けられており、北側はマウンテンビュー、南から西にかけては、大阪の衛星都市でカップラーメン発祥の地、池田の街を一望出来そうな見晴らしで、一応は戦国っぽい、蔀戸(しとみど)という上から蝶番で吊る形式の窓を見つけて、嬉しくなって一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、無事、池田城公園を見学し、おなかも空いていたのですが、あいにく池田駅周辺には、好みのランチを出してくれそうなお店はなく、駅前のコンビニでカップラーメン買って食べるのも、また土地柄、一興ではあったのですが、やはり大阪来たら、ベタベタ粉もん食べないとお江戸には戻れないので、大阪駅まで戻り、昨夕、見当付けていた明石焼きと大阪風お好焼を出す地下街のお店で粉もん尽くしのランチを頂き、JR経由、最寄の駅に到着、極楽橋経由、本丸跡広場に入る直前に記念撮影していたタイ人小姐二人組が居たので、石垣からちょこんと顔出した天守をバックに一枚頂いてみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

Osaka2305_015-01.jpg
十五枚目のカットですが、実は、この日、新幹線の便を夕刻にまで遅らせたのは、大阪城に寄って、二種類発売されているというメタル製のピンバッジを買い求めて帰りたかったからなのですが、あいにく、お目当てのピンバッジは天守前の元師団建物内の土産物屋ではソルドアウト、お店の忍者店員さん曰く、中にも売店二軒ありますんで、入場料は掛かりますけど、たぶん買えるんとちゃいますか?と凡そ忍者の言葉遣いとはかけ離れた船場の丁稚上がりみたいなけったいな日本語で教えてくれたので、ほなおおきに!と天守に向かってみたものの、元寇よろしく、大勢の南蛮人、色目人の類いが行列していて、目測で1時間は掛かりそうなので、潔くギブアップ、見返り美人宜しく、庭で記念撮影していた、ダイエットに失敗したチアガールみたいなドイツ人小姐を巻き添えに天守の偉容を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY7c、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

今回の感想ですが、うーん、TTArtisan21mmf1.5は旅先、しかもスナップに持ち出すにはやはり不必要に大きく、そして重く、なまじっか開放が明るい分、コントラストも低い画になってしまい、やはりf2.8くらいのコンパクトでシャープ、そしてコントラスト高めの21mmが欲しいなぁ・・・と思った次第。

さて、来週jはXマスイブは関係ないとして、年賀状書き、プレ大掃除等々、やりたいことは幾つもありますが、気が向いたら、今年最後の更新をしたいと思います、乞うご期待!!
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  1. 2023/12/17(日) 17:42:07|
  2. 旅写真
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  4. | コメント:2
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コメント

大口径21㎜f1,5あれこれ

気に成っていた海外製の21㎜f1,5でしたが、割合とコンパクトに見えてもそうでもないようですね。城の中での撮影では、とても適切な選択だと思いました。開放での日中野外ではソフトという事でしたが、国産の21㎜f1.4でも開放はソフトで芯の無い雰囲気はあるものの、絞れば周辺まで微細な文字が読める様になります。恐らく、この海外性も同様でしょうね。じつは、わたしは21㎜f1.4を入手して間もなく、同社の21㎜f3.5を入手してしまいました。考える事はだいたいおなじなのですね。
  1. 2023/12/20(水) 10:54:24 |
  2. URL |
  3. trezieme ordre #-
  4. [ 編集]

trezieme ordreさま
有り難うございます。
そうですね、もはやデジタル一択の機材選択、ましてや旅装は1カラットでも軽い方が得策な旅行時のレンズは無理して明るいのを選ぶ必要もなく、建物をメインに撮りたいという明確な意志が有るので、屋内での撮影も考慮すれば、トライエルマーの16-18-21mmf4くらいがちょうど良いのですが、今回のボウナスが家のローンにかて加え、実家の膨大な固定資産税、更にはマンションの湯沸し器が壊れて交換したので、丸々揮発してしまい、夏まで待つしかなくなってしまいました(薄泣)とまぁ、泣き言はさておき、現実的な線では、例の中華レンズの異端児「Laowa」から12-24mmf5.6という、メカニズム的にも興味深々のMマウントズームが半年ばかりランチをカップラーメンにすれば、買えない額ではないレベルで出てるので、誰か信頼出来る人柱さまが出たら検討しても面白いかな、とも思っています。
  1. 2023/12/23(土) 11:02:21 |
  2. URL |
  3. Charley944 #r7U36FAc
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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