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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Back to a paradise on southern ocean~Taiwan Tour’23.July~②

さて今回のご紹介は、台湾旅行三日目、台湾新幹線こと、高速鉄道で台中まで出掛け、そこから更にまたバスで小一時間かけて辿り着いた、ここも九份、淡水と並ぶ大人気の観光地、鹿港にシャコ料理を食べに出掛け、その帰りに余勢を駆って、台北駅を通り越し、隣の松山駅近くで毎夜開かれている夜市でのスナップをご覧頂きましょう。

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まず一枚目のカットですが、ここ鹿港は投宿地の台北からはまず台湾高鐵で高鐵台中駅に移動、そこから路線バスに乗って、便のルートにもよるものの、だいたい45分から1時間10分くらいで観光の中心、老街最寄のバス停に着き、そこからは徒歩で、清の時代からの細長い迷路の如き路地が入り組んだ老街エリアへ足を踏み入れるのですが、入口付近の露天ゲーセンで無邪気に遊ぶいたいけな童子達を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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二枚目のカットですが、休みともなれば、国内外から観光客でごった返す、ここ鹿港の老街ですが、着いたのが、ちょうど、ランチタイムの始まった時刻だったこともあり、皆、老街奥のシーフードレストランにしけ込み、名物のシャコを揚げたものや、虫眼鏡で見なければそれとは気付かない牡蠣のお好焼、そして運が良ければありつけるマテ貝のガーリックバター炒めみたいなものを堪能しているらしく、容易に人のいない街並みを撮れたので古民家を改造した物販店のカラフルな佇まいを一枚頂いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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三枚目のカットですが、ここ鹿港は、清の時代の港町の街並みが残っていることで、国内外からの観光客、特にクラシックな街並みに強い関心を持つ層、そして、とにかく人と違うバックグランドでインスタ映えする写真を撮りたいという手合いが集まってくるのですが、中でも、高いレンガの壁や塀に囲まれた路地は安定的な人気で、街もそれを見越してか、ただ単に古くて、小汚い路地は写真映りが良くないばかりか、行ってみたらがっかりした観光地!という非情な烙印を押されかねないので、雰囲気は最大限遺しながらも、明るく清潔感溢れる路地裏にリノベしたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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四枚目のカットですが、実は何回か通っていたにも関わらず、今回、改めて気付いたことがあり、ここ鹿港老街の表通りながら狭い道は、単に狭くて、場所によっては高い塀や壁に囲まれているのですが、この近傍もそうなのですが、19世紀初頭はいかな清の統治下にあるという建前でも、治安は悪く、裕福な街には流しの野党団が来襲したりしたらしく、容易に街の奥へと侵入出来ないように鍵の手のような曲がり角を敢えててあちこちに設けていた、ということで、これは戦国時代の城郭の「虎口」の防禦に通じる通路設計と思い、感心して一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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五枚目のカットですが、通りのかなり奥まったエリア、道教のかなり大きな祠の在る辺りで、面白いもの、つまり、時代がかった、板金加工製のお玉の首みたいなのを水仙の茎みたいな金物で、高さを変え、それをスパイラル状に高さ順に並べて、上から涼しげに水を流す、という他愛もないオブジェなのですが、なにぶん、真夏の台湾、しかも北回帰線直下の街なので、とても魅力的に見えて、つい、足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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六枚目のカットですが、そろそろ名物のシャコ料理とアサリの澄まし汁、それにシーフード炒飯なんかで豪華なランチもしたくなってきていたので、路地裏探訪もピッチを上げ、シーフード料理屋が軒を並べる中山路に向かって歩いていたら、如何にも清の時代の裕福な商家、という佇まいの、木のぬくもりも感じられるようなお宅が目にとまったので、ランチそっちのけで、足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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七枚目のカットですが、ここ鹿港老街の奥のそのまた奥に位置する永安宮という、立派な道教寺院の門前に開けたちょっとした街のようになっているエリアの中山路沿いに、お目当てのシーフード料理屋街が位置するのですが、何も毎回同じお店で食べなくとも良いわけで、今回も散策しながら、店の造り、並べてある食材、そして可愛い小姐の給仕さんの有無などを冷やかし半分に眺めてお店を選んでいる途中に撮った風船行商おばさんの哀愁帯びた後姿。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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八枚目のカットですが、無事、お目当てのシャコの姿揚げ、アサリの澄まし汁、そしてシーフード炒飯に計2300円近くも払って、まぁまぁ満足行くランチを終え、帰ると決めたバスの時刻迄、ここ鹿港での定点観測スポットを周って撮り尽くそうと考え、真っ先に鹿港で最も有名で、旅行雑誌、サイト等にも紹介されている「摺乳巷」に向かい、南側の出入口を張っていて、誰か面白そうなのが来たらシャッター切ろうと考えたら、絶叫系童子が駆けってきたので、ブレもものかわ、とにかく置きピンで撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5による絞り開放、AE撮影となります。

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九枚目のカットですが、無事、老街南部に位置する「摺乳巷」、続いて台湾島でも特にユニークな路地で構成された「九曲巷」も見物、撮影を終え、運動場前のバス会社の営業所兼発着所から高鐵台中行きバスに乗り、高鐵台中駅からは台北行高鐵に乗って1時間の旅で、まだまだ気力・体力には余裕有ったので、松山駅から程近い饒河観光夜市でスナップしようと在来線に乗り換え、松山駅から出た目の前の風景を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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十枚目のカットですが、松山駅から、夜に向かって、観光客が集まりつつある、饒河観光夜市に向かって歩いていくと、通りのどん詰まり真正面に位置するのが、如何にも人気爆発でござる、と満艦飾のイルミで以て自己主張する、そのままジブリのアニメに出てきても何ら違和感ない、道教寺院の佇まいを一枚有難く頂いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

台北2307026
十一枚目のカットですが、松山駅に着いた頃から既に薄暮の時間に差し掛かっていましたが、数百メートル先の饒河観光夜市のメインゲートを潜る頃には、陽もとっぷりと暮れ、それとの交代を待っていたかの如く、露店や屋台、或いはマーケット両側の路面店の灯りが存在感を一段と増し、よぅやく、日中は精彩を欠くこの通りも、ようやく本領発揮とばかりにあちこちに光を跳ね散らかし、それに群がる国内外からの観光客で活況を呈してきて、さっそく、屋台の脇で注文した料理が上がるのを凝視しながら待ってる家族を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります

台北2307027
十二枚目のカットですが、ここ台湾の夜市では、日本や韓国とは違い、むしろ、宵っ張りの傾向が強い国民性を持つ、東南アジア諸国、例えば、よく行くベトナムとか、かつて暮らしていたタイなどに近い雰囲気で、昼間は何処に居たのか?と思うくらい、日が暮れてくるとあちこちから人が集まり、夜が更けるのも、一向に意に介せず、まさに「メメントモリ」の精神、命は有限、ならば楽しく唄い踊って暮らそうとばかり、大人も子供も、時を忘れて楽しく遊んでいるのですが、如何にも日本からの文化の継承である金魚すくいに夢中になっている阿佐ヶ谷姉妹みたいな格好の姉妹が居たので、有難く一枚頂いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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十三枚目のカットですが、ここ饒河観光夜市には大小数百の露店、屋台の類いが軒を並べていますが、その飾り付けというか店構えは千差万別、扱う商材によっても、主人の性格によっても異なっていて、それこそ、不夜城みたいに発電機で地球温暖化ガスを盛大に発散しながら、マイクロ歌舞伎町みたいに電飾を煌々と放つお店もあれば、うちはひたすら味で勝負だ!とばかり、まるで色気も飾り気も無いお店もあって、そんな地味なお店でも常連なのか、或いは何処かで評判を聞きつけたのか、珍しいスィーツを求めて、いたいけな童子が店先でいっぱしに好みを述べて注文していたようなので、その様子を一枚頂いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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十四枚目のカットですが、通り側からだと、品物を物色したり、注文したり、受け取ったりするお客さんの様子しか観察したり、撮ることしか出来ないので、店と店の間が、通路兼、テーブル・椅子を置いた飲食スペースになっているところからそこに面している店の裏側に回り込み、ちょうど店番していたと思しき、刈り上げ頭に、清潔な白いTシャツが如何にも商人の子で、店番もきちんと出来ますよ、と物語っている、いたいけな童子の清々しくもある斜め後ろ姿を一枚頂いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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十五枚目のカットですが、同じく煌びやかで賑やかなこの観光夜市において、照明控えめ、地味な店構えながら、確実に売上げを上げているお店も結構あるもので、通りをずっと進んだ、反対側の出入口の方が近い辺りに出ていた、黒タピオカをミルクで淹れた中国茶に浮かべた、如何にも南国台湾というテイストの屋台で、如何にも気の強そうな女性主導のおデートの一環として食べ歩き用のスィーツを買い求める風情だったので、横から一枚頂いてみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

さて、次回は再来週、台北リブートツアー最終日の様子をリポート致します、乞うご期待!!
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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